バス釣りにおける「オカッパリ用の巻物ロッドの硬さ」えらびのコツ

バス釣りではさまざまなロッドが使われます。

そのため、どんな硬さ・パワーをえらべばいいのか迷ってしまいがち。

とくに「巻物ルアー」では硬さえらびがややシビアだったりするので、余計に悩んでしまうことも…。

そこで今回は、オカッパリアングラー向け「巻物ロッドの硬さえらびのコツ」を紹介します。

バス釣り|オカッパリ用の巻物ロッドの硬さのえらびかた

バス釣りのオカッパリにおいて、「巻物ルアー」用ロッドの硬さをえらぶときは、なにを目安にすればいいのか。

一般的にもっともわかりやすい指標としては、『使うルアーから逆算する』というものがあります。

たとえば、以下のようにロッドパワーを選んでいきます。

巻物ロッドの硬さ一覧

~1/4oz(7g):L(ライト)

~3/8oz(10g):ML(ミディアムライト)

3/8~1/2oz(10~14g):M(ミディアム)

1/2~3/4oz(14~18g):MH(ミディアムヘビー)

5/8~1oz(18~28g):MH~H(ヘビー)

1~2oz(28~56g):H~XH(エクストラヘビー)

バス釣りのオカッパリでは「3/8~1/2oz」の巻物がメイン

バス釣りのオカッパリでは、ルアーの重さ3/8~1/2oz(10~14g)の使用頻度が高くなります。

巻物用ロッドの硬さをえらぶときは、3/8~1/2ozをストレスなく扱えるものをチョイスしましょう。

ルアーロッドの硬さをえらぶときには、「使うルアーの重さ」から逆算するのがセオリーです。

オカッパリでは「重い・深い」ルアーは出番が少なめ

オカッパリでは水深が1~3mくらいのシャロー攻略がメインです。

水深のあるダムなどをほかにすると、オカッパリでの巻物ゲームはシャロー戦が中心となるため、使うルアーも必然的に「軽く・浅く(ライトウエイト・シャロー用)」になっていきます。

●重いルアーは「深い・遠投しやすい」けど…

ルアーは重くなるにつれて深い水深(ミッド〜ディープレンジ)をさぐりやすくなり、また遠投性能にすぐれるなどのメリットがあります。

その一方で、ウエイトのあるルアーは浅い水深(シャロー)で使うのに向いていないというデメリットも…。

ルアーが重くなることで、深くもぐりすぎて根がかりしやすくなったり、巻きとりスピードが速くなりすぎてしまう…などのデメリットもうまれやすくなります。

オカッパリにおいては、重いルアーを使う頻度はそこまで高くありません。

フィールドの規模や水深などによって、使うべきルアーが変わる(=えらぶべきロッドの硬さが変わる)ということに注意しましょう。

オカッパリの巻物用ロッドをえらぶときは、「3/8~1/2oz(10~14g)」のルアーにあわせた硬さ選びをしましょう。

バス釣り|オカッパリ用の「巻物ロッドの硬さえらび」のコツ

この項目では、バス釣りのオカッパリにおいての「巻物用ロッドの硬さえらびのコツ」を紹介します。

よりストレスなくオカッパリで巻物ルアーを扱うには、どんなところに注意してロッドを選べばいいのでしょうか。

巻物ロッドの硬さをえらぶときは、以下の3つに注意しましょう。

巻物ロッドの硬さえらびのコツ

1:投げるルアーの重さを基準にする

2:シチュエーション(環境)を目安にする

3:ルアーフックの形を目安にする

1:「投げるルアーの重さ」を基準にする

すでにほとんど前述してしまいましたが、巻物ロッドの硬さえらびのコツとして「ルアーの重さから逆算する」というものがあります。

オカッパリにおいての巻物ルアーのメインウエイトは、だいたい3/8~1/2oz(10~14g)。

それらを快適にあつかえるのは、「M(ミディアム)パワー」です。

3/8~1/2ozを快適に扱えるロッドパワーはなにか…と逆算して硬さをえらぶことで失敗しにくくなります。

オカッパリアングラーに人気・売れ筋ルアーは3/8~1/2oz

ちなみに、オカッパリで多くのアングラーに使われる3/8~1/2ozクラスの巻物ルアーの例としては、以下のようなカンジです。

上記したルアーを快適に扱うなら、適切なロッドパワー・硬さは『M(ミディアム)パワー』になります。

多くのメーカーの人気・売れ筋ルアーが3/8~1/2ozだったりします。

バスアングラーはオカッパリ(シャローゲーム)をする人が多いので、おのずと人気ウエイトも3/8oz前後になる…というワケですな。

「もっと重いルアーを投げたい」だとか「3mよりも深いレンジを探りたい」という場合は、ロッドパワーを1ランク強くしていきます。MHとかに。

2:「シチュエーション(環境)」を目安にする

オカッパリで巻物ロッドの硬さをえらぶときは、「シチュエーション(環境)」から逆算するというテクニックもあります。

たとえば、障害物(カバー)がおおいフィールドでは、ファイト中に魚がカバーに入ってしまうなどのリスクもうまれやすいです。

「Mパワーだとバスに潜られる」というリスクを避けるためには、MHパワーを。

…というように、シチュエーションによってロッドの硬さを変えていきます。

通うフィールドの「障害物の有無」から逆算してチョイスする

霞ヶ浦のような周囲がオープンなフィールドでは、ロッドパワーはM(ミディアム)でもOKです。

しかし、根がかりしやすいカバーだらけの野池など、バスに巻かれるリスクがあるフィールドでは、もう1ランクくらい強いロッド(と太いライン)をえらんだほうがキャッチ率はあがります。

ただ、3/8ozのクランクベイトをMH(ミディアムヘビー)ロッドで投げるのは快適ではありませんし、現実的ともいえません。

そのため、ラインポンド数をあげるなどのテクニックで対処したいところです。

スピナーベイト、チャターベイト、バズベイトなど、シングルフック系ルアーであれば3/8ozをMHロッドで使っても問題ありません。

3:「ルアーフックの形」を目安にする

ルアーにはさまざまなフック形状があります。

おもな種類としては、2通りがあります。

バス用ルアー:フック形状の種類

●「3本針(トレブルフック)」
→クランクベイト、バイブレーションなどに搭載
 

●「1本針(シングルフック)」
→スピナーベイト、バズベイト、チャターベイトなどに搭載

ルアーフックの形状によって、ベストなロッドの硬さも変わってきます。

といっても難しいことでもなく、オカッパリでの巻物ゲームをするなら「M(ミディアム)パワー」クラスをえらんでおけば問題ありません。

スピナベなどのシングルフック系ルアーのみを扱うなら、MH~Hパターといった強いロッドでもOKです。

「シングルフック系の巻物」には、やや強め・硬めのロッドが合う

スピナーベイトやチャターベイトなどをはじめとする「シングルフック系ルアー」には、やや太めの1本針がセットされています。

そのため、ロッドパワーはやや強いほうがバスの上顎にしっかりフッキングしやすいのです。

シングルフック系ルアーは一度フッキングしてしまえばバラしにくいため、極端な話、3/8ozのスピナーベイトをヘビーロッドで扱ってもOKだったりします。

「トレブルフック系の巻物ルアーロッド」には、やわらかめ・ノリの良さを重視する

クランクベイトやバイブレーションをはじめとする「トレブルフック系ルアー」には、やや細めの3本針が搭載されています。

フックがやや細くそれぞれが短いため、ロッドにはフッキングパワーより”ノリの良さ”がもとめられます。

トレブルフック系ルアーはバラしが多いフックなので、ロッドの硬さ(とライン素材・太さ)はややシビアになってきます。

といっても、3/8~1/2ozクラスのトレブルフック系ルアーであるなら、ミディアムパワークラスのロッドを選んでおけばほとんど失敗しません。

バス釣りにおける「オカッパリ用の巻物ロッドの硬さえらび」のコツ|まとめ

バス釣りのオカッパリで巻物ルアーを扱うためにも、「ロッドの硬さ」はしっかりとえらびたいところです。

もっともシンプルな「使うルアーウエイト側から逆算する」というテクニックは、巻物のみならずほかの釣りにも応用できるので、覚えておいて損はありません。

巻物ロッドの硬さ一覧

~1/4oz(7g):L(ライト)

~3/8oz(10g):ML(ミディアムライト)

3/8~1/2oz(10~14g):M(ミディアム)

1/2~3/4oz(14~18g):MH(ミディアムヘビー)

5/8~1oz(18~28g):MH~H(ヘビー)

1~2oz(28~56g):H~XH(エクストラヘビー)

※オカッパリでは赤文字のウエイトがメインになりやすいです。
迷ったらココ(ミディアムパワー)に合わせましょう。

さらに、より巻物ルアーを高度にあつかうなら、以下のポイントもチェックしておきたいところ。

巻物ロッドの硬さえらびのコツ

1:投げるルアーの重さを基準にする
→オカッパリでは3/8~1/2ozがメイン。
→おすすめのロッドの硬さは「M(ミディアム)」パワー。
 

2:シチュエーション(環境)を目安にする
→障害物が多いフィールドなら、ロッドとラインは「やや強め・太め・硬め」を。
 

3:ルアーフックの形を目安にする
→シングルフック・トレブルフックでロッドの硬さを使いわける。
シングルフックなら「やや強め・硬め」を。
トレブルフックなら「ややしなやか・ノリの良さ重視」で。

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