シマノ「SLX MGL」はバーサタイル性が高く、多くのアングラーに人気があります。
その反面、使い勝手のよさがアダとなり、どんなロッドに載せればいいのか迷ってしまう人も少なくないはず…。
そこで今回は、シマノ「SLX MGL」に合うロッドを考察しつつ、おすすめロッドを紹介します。
「リール自重が190~195gのバーサタイル機にマッチするロッド選びのコツ」としても読むことができるので、タックルえらびのお役に立つとうれしいです。
もくじ
- 1 シマノ「SLX MGL」に合うロッドの選びかたのコツと、人気のおすすめロッド
- 2 slx mglに合う人気・定番のロッドはコレ！
- 3 自重190gのリールなら、”よほど”のことがないかぎり失敗しにくい
- 4 slx mglに合うロッドは「シマノロッド」。安定の選択
- 5 ●slx mglに合うロッド選びで失敗するパターン
- 6 自重190gのバーサタイル機における、タックルバランス設定
- 7 タックルバランスを決めるときのわかりやすいポイントは「ロッドとリールの重さ」
- 8 ワーミングに寄せるなら、タックルは軽いほうがいい
- 9 シマノ「SLX MGL」合うロッドは？リール自重190gのバーサタイル機にマッチするロッドえらびのコツ｜まとめ
シマノ「SLX MGL」に合うロッドの選びかたのコツと、人気のおすすめロッド
自重190g（HG/XGは195g）、32mmの小口径スプール搭載の、軽いルアーからそこそこ重いルアーまで幅ひろく使えるリールです。
そのバーサタイル性もあって、どんなロッドをえらべばいいのか迷うアングラーは少なくないでしょう。
おおまかな考えかたとしては、「やや軽いリール（slx mgl）」には、『軽いロッド〜やや軽いロッド』がマッチしやすい…というものがあります。
やや軽め〜中間くらいのバーサタイルロッドが合いやすい。
具体的には、「【おすすめ13選】バス釣りのオカッパリで何でも使えるベイトロッドまとめ！万能の1本の探し方。」で紹介しているロッドたちになります。
slx mglに合う人気・定番のロッドはコレ！
SLX MGLはそこまで自重があるわけではないので、「〇〇専用ロッド！」などの尖った作りのものでなければ失敗しにくいです。
たとえば、以下のようなロッドなら気持ちよくキャストできます。
●シマノ「ゾディアス」
●シマノ「エクスプライド」
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●シマノ「ポイズンアドレナ」
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●ダイワ「ブレイゾン」
●ダイワ「ブラックレーベルSG/LG」
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●アブガルシア「ホーネットスティンガープラス」
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●ノリーズ「ロードランナーヴォイスLTT」
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●レイドジャパン「グラディエーターアンチ」
アングラーのレベル別におすすめするなら、以下のような感じです。
ビギナー：ゾディアス、ブレイゾン、ホーネットスティンガープラス
脱ビギナー〜中級者：ゾディアス、エクスプライド、ポイズンアドレナ、ブレイゾン、ブラックレーベル
推しメーカー・推しプロがいる場合：ロードランナーLTT、グラディエーターアンチなど
全体的に、軽くて振りぬけがいいロッドが多いですね。
ちなみに、ノリーズ「ロードランナーLTT」はやや重いロッドですが、ロッドエンドにバランサーが搭載されているため、軽量リールをセットしてもOKな作りです。
とはいえ、やはりロードランナーヴォイス（オリジナル）よりも、LTTやストラクチャーシリーズなどの軽いロッドが合いやすかったです。
もちろん、アメリカンロッドのように、もちっとした弾力のあるものもマッチしやすいです。
最近のアメリカンロッドは軽くてしなやかなので、SLX MGLがめっちゃ合います。キスラー、ルーミス、ファルコン…などと合わせると、タックルバランスが非常によく、それでいてアメリカンなムードに浸ることもできます（笑）
シマノ「SLX MGL」はとても器用なリールです。
ただ、載せるロッドをえらばないという点は、いいかえるならば『合わせるロッドがわかりにくい』ともとれます。
自重190gのリールなら、”よほど”のことがないかぎり失敗しにくい
汎用性（バーサタイル性）は、アングラーの力量（レベル）によってはデメリットとしても働きやすい。
といっても、SLX MGLならだいたいどんなロッドに乗せても失敗しにくいので、”よほど”のことがないかぎりは、そこまで心配しなくてもよかったりします。
ここでいう「よほど」とは、たとえば以下のようなことを指します。
●べらぼうに軽すぎるキンキンのロッド（スティーズとか）を選ぶ
●ベイトフィネス専用の超繊細なロッド
●XXHのビッグベイト用ロッド
●超ヘビーカバー撃ち専用のフリッピングロッド
上記のような専門的なアイテムでないかぎりは、どんなロッドに乗せてもマッチします。
slx mglは万能リールではあるものの、さすがにベイトフィネスロッドやビッグベイト用ロッド、超ヘビーカバー用ロッドには合いにくい。
slx mglに合うロッドは「シマノロッド」。安定の選択
絶対に失敗したくない！というのであれば、シマノ社から発売されているロッドを選ぶのがベストです。
シマノリールはシマノロッドに合わせて作られている（と思う）ので、よくわらかないときはシマノロッドを選ぶと失敗しにくいです。
「シマノのリールにはシマノのロッド」というえらびかたは、ある意味では失敗しないロッドえらびともいえますね。
ものすごく乱暴な言いかたをすると、「シマノのロッドをえらんでおけば失敗しないよ」になります。
●slx mglに合うロッド選びで失敗するパターン
ゾディアスやエクスプライドをえらんで失敗した！というときは、以下のことが原因かと思います。
●使うルアーが間違っている（ロッドパワーに合わないルアーを使っている、など）
●ベイトフィネスやビッグベイト用ロッドを選んでしまっている
●アングラー自体の力量が低い（キャストの基礎ができていない、タックルバランス・セッティングの基本と見極めができていない、など）
上記が失敗する原因になりやすいです。
いずれにせよ、シマノ「SLX MGL」はロッドを選ばないすぐれた汎用機なので、よほどのことがないかぎりはロッド選びで失敗しないはずです。
SLX MGLに合うロッドは以下の記事でも紹介してるので、お役立てください↓↓
自重190gのバーサタイル機における、タックルバランス設定
シマノ「SLX MGL」をはじめとする、自重190gのバーサタイル機。
なんでも投げられる器用さがウリですが、ある意味では「中途半端」な自重とも感じさせます。
そのため、タックルバランスを決めるのがややシビアだったりするんですよね。どっちつかずになりやすい。
では、slx mglなどの自重190gのバーサタイル機を使うときは、どんなタックルバランスをとればいいのか。
タックルバランスを決めるときのわかりやすいポイントは「ロッドとリールの重さ」
失敗しないタックルセレクトをするためには、タックルバランスの取り方のコツを知っておく必要があります。
タックルバランスを決めるときの大まかなイメージは、ノリーズ代表・田辺哲男氏がわかりやすく紹介してくれています。
ノリーズの代表・田辺哲男氏は、ロッドとリールのバランス取りについて以下のように語っています↓
【ロッド＆リール〜バスロッドにおけるバランスセッティングの重要性〜】
「ロッドのバランスってリールとのセッティングが重要なんだよ。
もっと言えば、リールを付けてルアーを結んで振ってみないと本当のバランスはわからない。
軽いサオに重いリールをつけてもダメだし、重いサオに軽いリールをつけてもバランスが悪い」
「重いリール×軽いロッド」だとバランスが悪い。
「軽いリール×重いロッド」でもバランスが悪い。
たとえば、重いロッドに「軽いリール」をセットした場合、キャストするときにロッドが曲がりにくくなってしまう。
ロッドをスイングするときに手元がブレやすくて安定せず、リトリーブするときも不安定になりやすい。
また、軽いロッドに「重いリール」をセットした場合でも、今度はロッドのスイングスピードが出にくかったりして、キャストが安定しにくい。
もしいま手持ちに軽いロッドや重いリールがあるなら、さまざまな組み合わせで試してもらうと一発でわかるはずです。
タックルバランスを選ぶときは、ロッド・リールの自重がどちらかに偏りすぎるとよろしくないのです。
ワーミングに寄せるなら、タックルは軽いほうがいい
テキサスリグやラバージグ、ヘビーダウンショットやベイトネコといったワーミングを中心に使うなら、タックルは全体的に軽いほうが疲れにくくい。
ワーミングではピッチングなどを数多く刻むことになるし、ロッドを上に構えて釣りをする時間が長くなります。
そのため、リールとロッドともに軽いほうがストレスが少ないのです。
シマノ「SLX MGL」でワーミング用タックルを組むなら、たとえば以下のようなロッドがマッチします。
●シマノ「エクスプライド」
●ダイワ「ブラックレーベル」
ゾディアスやブレイゾンでもいいですが、エクスプライドのほうがややシャッキリ＆高感度な作りなので、ワーミング主体ならエクスプライドが気持ちいい。
とはいえ、ロッドえらびには趣味性・嗜好性がありますので、タックルバランスを決めるときは合理性の面だけでなく、所有感やキモチよさなども考えていくといいでしょう。
シマノ「SLX MGL」合うロッドは？リール自重190gのバーサタイル機にマッチするロッドえらびのコツ｜まとめ
シマノ「SLX MGL」に合うリールについて、さまざまなロッドを合わせてみた体験談をもとにしつつ紹介しました。
slx mglはとても優秀なバーサタイルリールですが、その反面、ビギナーにとっては合わせるロッド選びで迷ってしまいやすいアイテムともいえるでしょう。
合わせるロッドで悩んだときは、
●人気・売れ筋のロッドをえらぶ
●同メーカーの汎用モデルをえらぶ
●他メーカーの汎用性・バーサタイル系ロッドをえらぶ
●〇〇専用ロッド！などの特化型ロッドはやめる
上記のポイントさえキッチリおさえておけば、大きな失敗はしないはず…！
slx mglに合わせるロッドは「【17選】オカッパリの1本！便利に使えるおすすめ6.10フィート・M（ミディアム）ロッドまとめ」でも紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。
↓↓バス釣りのオカッパリに人気のロッドまとめ記事はこちら↓↓
