【インプレ】これが8,000円台で買えるなんて…。巻き心地・剛性感が良い!アブガルシア「REVO X(レボX)」のコスパが最高すぎた。

●巻物用に使えるコスパが良いベイトリールを探している

●色々なギア比がラインナップされているヤツがいい!

●重量が200~230gくらいの良い感じのベイトリールないかなぁ

上記のようなことで悩んでいたときに出会った、アブガルシア「レボx」。

アブレボxは上記の要素を十分満たしているリールなのですが、何よりも購入の決め手となったのはアンダー¥10,000という格安さ。

購入以前は格安ベイトリールに対して「安かろう、悪かろう」という固定観念があったのですが、いざ実際に使ってみると…ヤバいですね、色々とブッ飛んでるリールです(笑)

ということで、当記事では格安ベイトリール「アブレボx」の体験談やインプレを紹介します。

これが8,000円台で買えるなんて…。巻き心地・剛性感が良い!アブガルシア「REVO X(レボX)」のコスパが最高すぎた。

こちらが今回インプレする、アブガルシア「レボx」

10,000円を切るコスパの良さ、巻き心地がよいブラスギア、メタルフレームのブラックボディなどなど、たくさんの魅力が詰まっているベイトリールです。

大まかなポイントを挙げると、以下のようなものになります。

■アブレボxのココが良い!

・クールなデザイン
・剛性感
・独特なキャストフィール
・重量感
・安い
■アブレボxのココが残念;

・ブレーキ設定がピーキー
・(人によっては)やや重い

巻物用タックルに合わせやすい程よい重量感と、上質な巻き心地。
さらに、大口径のギアのおかげで、巻き抵抗の強いルアーもガンガン巻いていけちゃう。

ただ、ブレーキ調整がややピーキーなので、マグチューン必須です(詳細は後述にて)。

アブガルシア「レボX」のスペック

自重(g):224g
ギア比:6.6:1
最大ライン巻取(cm):68
最大ドラグ力(Kg):8.1
ラインキャパシティ/約0.31mm/約14lb:130m
ボール/ローラーベアリング:7/1
メーカー希望本体価格(税抜):15,000円

■お得に買うなら…

メーカー希望価格は15,000円ですが、アマゾンなら8,000円台で購入できるので、買うならネット通販が断然お得です。

アマゾンはちょいちょい価格の変動がありますので、こまめに価格をチェックしておくのが安く買うコツ。

アブガルシア「レボ エックス」の付属品

付属品は取扱説明書とパーツリストと品質保証書、袋とメンテナンス用オイル。

品質保証書。

アンダー1万円のリールは、取説だけ1枚入って終わり…みたいなパターンが多いなか、レボxはアフターケアからオイルなどなど、付属品が豊富なのがうれしいですね。

アブガルシア「REVO X(レボX)」のデザイン・外観インプレ

ここからは、アブガルシア「レボx」のデザイン・外観についてインプレしていきます。

大まかな印象

レボxの全体の雰囲気はこんな感じです。

ブラックカラーで統一されているのが印象的で、シックなセンスで”大人”を演出。

どのようなロッドに合わせても違和感がないため、汎用性が高いデザインと言えます。

前面

前から見た姿。

大口径なギアが搭載されているため、ギア部が目立つ。

以下、レボXの大口径ギアについて、アブガルシア公式サイトからの引用です↓

D2ギアデザイン大口径ブラスギア

強靭な大口径ブラスギヤを搭載、耐久性と強度がアップした、

強靭なギアで安心した大物とのファイティングが行える.

(引用:アブガルシア「レボx」公式

大口径ギアのおかげで、巻き抵抗が強いディープクランクやマグナムクランク、スピナベのスローロールといった釣りでもゴリゴリ巻ける。

しかも巻き心地も良いときた。

アンダー¥10,000でこの巻き心地はなかなかヤバいっす(^ ^;)

ボディ横

アブレボxの横。

メモリがやや分かりにくいのが残念なポイント。

ルアーを交換するたびに微調整が必要なリールなので、ダイヤルメモリの視認性は残念な部分。

ロゴ部を見下ろした姿

斜め上から見下ろした姿。レボxが一番カッコ良く見えるアングルはココ(笑)

メタルフレームが採用されたメタルボディで、剛性面も安心。

手触りの良いサラサラなボディになっていて、パーミング時に心地よい触感を楽しめます。

ハンドルノブ周辺

大きめで握りやすいグリップもアブレボxの特徴。

このノブがかなりお気に入りで、めちゃくちゃ握りやすいんですよね。

「90mmハンドル+触り心地のよいやや大きめのグリップ」の組み合わせのおかげで、抵抗の強いハードルアーを1日中巻き続けていても疲労を感じにくい仕様になっています。

抵抗の強い巻物でも楽々な90mmハンドル。

90mmハンドルが標準装備されているので、巻き抵抗のあるハードルアーもパワフルに巻いていけます。

ブレーキ内部

サイドカバーを開けるとこんな感じになっています。

任意でマグネットを増やすことが可能なシステムですが、追加のマグネットは同梱されていないので注意!

カッコいいメカニカルブレーキのロゴ。

アブガルシアはスウェーデン王室御用達。

補足:王室御用達のアブガルシア

エンブレムは「スウェーデン王室御用達」のマークであり、1951年からリールをはじめとした製品に付けられており、現在では同社のロゴと同等にシンボルマークとして認知されている。

引用:wikipedia

スプール重量

PEライン下巻+フロロライン14lbで約33g。

近年の最新ベイトリールに比べると、アブレボxのスプールはラインキャパの影響もあってかなり重め。

軽量のルアーよりは、やや重めのルアーを投げるのに適しているスプールであると言えます。ルアーの投げ心地については後述します。

アブガルシア「レボx」を実際に使用してみたインプレ・体験談

ここからは、実際にアブガルシア「レボx」をフィールドで使ってみた体験談(インプレ)を述べていきます。

端的にお伝えすると、以下のようなものになります。

●握りやすいサイズ感が良い。

●巻物ルアーを快適に扱える適度な重量感が良い。

ブレーキがピーキーで扱い辛い(マグネットチューン必須)。

巻き心地が良い。

●巻き抵抗が強いルアーも力強く巻き取れる

握りやすいサイズ感が良い

ロッドに合わせた際、とても手に馴染むような印象です。

ロッドグリップの太さに関わらず、どんなロッドに合わせても違和感を感じにくい。

サイズ感としては「大きくもなく小さくもなく」という至って普通な印象ですが、力を入れてパーミングしやすいボディ形状になっているため、長時間巻いていても疲労感を感じにくいです。

パーミング感はやや小さめ

ダイワ「17タトゥーラSVTW」などに比べるとやや小さいかな?と思うサイズ感なので、思ったよりも小さめだと考えてもらっていいです。

20メタニウムよりも気持ち大きく、メタニウムDCよりは小さい。わりとコンパクトな部類のパーミング感です。

アブレボxはややコンパクト〜普通サイズなので、手の小さな人でも十分に扱えるでしょう。

巻物の釣りを気持ちよくしてくれる、適度な重量感

アブレボxの重量は224g(ライン込み、ハンドル変更後)と、近年のベイトリールとしてはやや重め。

写真はカスタム済みのものの重量ですが(90mm→80mmハンドルへ)、それでも近年発売されているベイトリールとしてはやや重ため。

アブレボxは近年の「いかに軽量化させるか?」というベイトリールの流れを逆行しているかのような重量とも言えます。

しかし僕としては、巻物の釣りにはどうしてもこの重量のリールが必要だと感じることも。

重くて長いロッドに合わせると最高のバランスになる

7フィートを超えるような、長くて重いロッドに合わせるとバランスが良いと感じます。

また、巻物専用に使うことを想定していたため、あえて224gという重さのアブレボxを選びました。

巻物のリール重量に関して、プロアングラーのレジェンド・田辺哲男氏は以下のように語っています。

”ロッドもリールも軽けりゃいいってもんじゃない。使うルアーとの相性を考えようぜ、バランスがとれたタックルを組もうよ、と。

たとえば車だ。超軽量な車がどんなときも操しやすいのか?ってことだよ。

逆に軽い車はケツを振っちゃってハンドリングが忙しい。巻き物のタックルにはそれと同じことが言えるんだよ。手もとの安定が〝巻き〞の安定にも〝投げ〞の安定にも繋がる。 ”

(引用:Basser「田辺哲男のスピナーベイト道場」より)

僕は「アンチ軽量タックル派」ではありませんが、上記のような理由もあって「巻物・長くて重いロッドにはやや重いリールが良い」と考えています。

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ブラスギアだから巻き心地が良い

レボXは、巻き心地が非常になめらかなリールです。

価格的にはアンダー1万円ですが、ちょっと前の大手メーカーのミドルクラス(中の下くらい)並みのスムーズさがあります。

「他社のミドルクラスのリールと遜色ないんじゃないか」と思ってしまうほど、価格に見合わない上品な巻き心地。

「デュラギアブラスギア」という大口径ギアが使われているからなのか、巻き抵抗が強いルアーも気持ちよく巻いてこれます。

一般的なベイトリールには、軽量化のために「ジュラルミン製ギア」が使われている場合がありますが、アブレボxには巻き心地が良いとされている「ブラスギア」が採用されています。

アブレボxはブラスギアのおかげで、とても巻き心地が良い。

「この巻き心地が格安リールで再現できるなんて…」と思ってしまう。

アンダー1万円でこの巻き心地は驚異的とも言えます。

飛距離は並みだが、不満はない。

アブレボxは飛距離は「並み」です。

…といっても、遠投が下手な僕でもだいたい40~50mくらいは飛ばせちゃうので、霞ヶ浦や野池のオカッパリでは気にならないレベルです。

3/8ozよりもやや重いルアーを使った遠投がキモチイイ。
たとえば、20~30gのスピナーベイトやスイムベイト、シャッドテールワーム、羽根モノ…など、MHパワークラスで扱うようなルアーに適正があるような印象です。

ブレーキ設定さえしっかり行えば、ディープクランクやマグナムクランクといったリップ付きルアーも遠投できます。

逆風時にはバックラッシュのリスクは増えますが、飛距離は一般的なリールと遜色ないような印象です。

キャストフィールが病みつきになる

前述しましたが、レボXはやや重めのルアーのキャスト感が気持ちいいリールです。

ダイワなどのマグネットブレーキ搭載リールは、キャスト時にブレーキが一定にかかり続けるようなフィーリングになりがち。

一方、アブレボxに搭載されたマグブレーキにはそう言った特徴は感じられず、非常に気持ち良いです。

アブレボxのマグブレーキフィーリングは、「極めてナチュラルに、そして抵抗なく伸びやかにスポットへ飛んでいく」といった印象ですね。スーっと飛んでいってくれるようなイメージ。

無重力感と言いますか、まるでブレーキがかかっていないような感覚。
でもバックラッシュはしていない…といった不思議な感覚。

どちらかというと、ダイワ系ではなくシマノ系寄り…?後半の伸びに長けているような感じです。

各ルアー重量の投げ心地は?

8gがギリギリ快適に投げれる下限で、それ以下はほぼ困難です。

上は2oz以上もイケるような感じで、ビッグベイト・マグナムベイト用リールとしても使えるような感じ。

小型クランクやコンパクトスピナーベイト、シャッドといった小さなルアーは投げにくい。

ルアー重量がだいたい15gくらいになってくると、どのようなものでも”普通に”投げることが可能です。

快適なレンジは20g前後

ルアー重量が20g前後のものになると、非常に快適にキャスティングを楽しむことができるリールです。

〜1オンスくらいのスイムベイト、スイムジグ、羽根モノなども問題なく遠投することができ、重ためのマグナムクランクの遠投&リーリングもとても快適。

こアブレボxは、「10g〜56gくらいのルアー」を扱うのに適しているリールだと感じました。

ブレーキはピーキー!マグネットチューニングは必須

すでに何度も前述していますが、レボxはブレーキ調整がかなりピーキーなリールです。

マグブレーキ設定を間違えるとバックラッシュしやすいリールです。

調子に乗ってブレーキを半分くらいの目盛りまで落とすと、余裕で大バックラッシュ。

「サミングの技術でなんとかしろ」というレベルではありません。少なくとも僕のレベルではキツいと感じる。

実質、1/3くらいのブレーキしか使用しません。マグブレーキの使用感はややピーキーであると感じました。

ブレーキ調整の難易度が高いリールです

僕の技術だと、1/3くらいの掛け方で10〜58gくらいまでのルアーを投げることができるような印象です。

58gより上のルアーは持ってないので試していませんが、多分余裕です。

また、風速5mの逆風の中でフルキャストすると、ブレーキを強めに設定しておかなければかなりの確率でバックラッシュしました。

環境とルアーの変化に弱く、ブレーキ調整も難易度が高め。

とてもじゃないですが、純正の状態ではバス釣り初心者の方にはおすすめしたくないベイトリールです。

しかし、マグネットチューンとベアリングカスタムを行うことで、使い心地がかなり改善(向上)します。

マグチューンは誰にでもすぐにできる簡単チューニングなので、ぜひ試してみてほしいです。

マグチューンをしないなら、アンダー¥5,000クラスの性能。
しかし、チューン済みなら他メーカーの¥1,2000~¥18,000クラスの性能はあります。

超簡単!レボxのマグネットチューン


前述しましたが、アブレボxはマグネットを追加する「ネオジムチューン」が必須。

チューニングはとっても簡単。アマゾンなどで安売りされているネオジム磁石を追加するだけです。

300円ちょいで追加できるので、もしアブレボxを買うなら、ネオジム磁石も同時購入するのがおすすめです。

僕は以下のマグネットを使っています。

以下の記事にマグネットチューンのやり方を書いたので、よかったらこちらも参考にしてみてください↓

アブガルシア「レボx」はどんな人におすすめのベイトリール?

アブガルシア「レボ エックス」は、以下のような人に向いているリールだと感じました。

こんな人におすすめ!

●バス釣りビギナーさん
●アンダー1万円で買えるリーズナブルなリールを探している人
●オカッパリで10~56g(3/8~2oz)のルアーを扱いたい人

●大きめのハードルアーをゴリゴリ巻けるリールを探している人
●M〜Hクラスのロッドに合わせるリールを探している人
●ほかのアングラーが使っていないリールを探している人

一方、以下のような人にはおすすめできません。

こんな人にはおすすめできないかも…

●10g以下の軽いルアーを扱いたい人
●超人気のベイトリールを使いたい人
●マグネットチューニングをするのが面倒だという人
●バックラッシュは絶対に嫌!という人

これが8,000円台で買えるなんて…。巻き心地・剛性感が良い!アブガルシア「REVO X(レボX)」のコスパが最高すぎた|まとめ

アブガルシア「REVO X(レボx)」のインプレを、僕個人の体験談を含めて書いてみました。

ブレーキのピーキーさに慣れてしまえば、ほとんどミドルクラスと変わらないような使い心地の優秀なベイトリール「レボx」。

「安かろう、悪かろう」の先入観がある人ほどぜひ使ってみてもらいたいアイテムです。

アブガルシア「レボx」が気になった人はチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

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