今、アメリカで流行中の釣具メーカー『13フィッシング』。
たまたまアメリカの釣具を取り扱っているネットサイトで見かけたのがキッカケで知ったのですが、デザインがめちゃくちゃカッコイイのにお手軽価格…というポイントに惹かれて購入しちゃいました。
実際に使用してみたのでインプレをしてみようと思います。
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もくじ
【ロッド インプレ】アメリカで流行中の13フィッシングの『オーメン ブラックOB2C71M』初回インプレ。
これが今回インプレする、13フィッシングのロッド『OMEN BLACK OB2C71M』。
『13フィッシング』はアメリカで2012年頃に誕生したフィッシングメーカーで、スマートなルックスの商品とリーズナブルな価格がウケ、現在アメリカで流行中。
アメリカのロッドというと、日本のロッドに見られる「シャキシャキの高弾性・高感度」な造りではなく、しなやかでモッチリ(ボヨンボヨン)としてキャストの際にロッドを曲げやすいイメージがありますが、実際に使ってみた本音をインプレを書いていきます。
13フィッシング「オーメンブラック OB2C71M 7’1″」スペック
パワー:M(ミディアム)
自重:約142g
アクション:ファースト
長さ:7フィート1インチ
適合ルアーウエイト:1/4〜5/8oz
適合ライン:10~17lb
オーメンブラック OB2C71M 7’1″のデザイン・外観インプレ
グリップ全体の雰囲気はこんな感じです。
スタイリッシュな短いEVAフォアグリップ、ブラックのグリップとコルク、ロゴ周りの文字デザイン…
アメリカンロッドにありがちにな派手なカラーでボテっとしたシルエットとは一線を画すオシャレな雰囲気のロッドです。
コルクグリップ、ブラックカラー、ショートフォアグリップ、エンドキャップが何というか…全体的にスタイリッシュ。
「いかにもアメリカンロッド!」みたいな印象は全くなく、見た目に関しては最近ノリーズから発売されたロードランナーストラクチャーNXSシリーズに似ているように思います。
新品購入時についてくるタグ。このロッドの大まかな特徴、ブランクスについて、ガイドについて書かれているタグ。
トリガー周り。力が入れやすく、握りやすいグリップ。
僕は身長175cmの日本人ですが、長時間巻物をしていても痛くなりにくい位置にトリガーが来ているので、一般的な日本の釣り人なら違和感を感じにくいと思います。
ロゴ周りのデザイン。魚を模したマークのメーカーロゴ、『OMEN』の字体と全体的なカラーリングがクール。
便利なルアーフックキーパーもついています。
フォアグリップ付近。EVA製のショートフォアグリップが今時っぽい空気感を演出。
ブランクには日本の東レ製30トンカーボンのブランクが使われています。
弾性的には中弾性あたりのブランクになりますが、振った印象はややシャープ。日本製の1万円代のリーズナブルロッドに近い印象。
オーメンOB2C71Mは適合ルアーウエイトが1/4(7g)〜5/8oz(18g)となっていますが、ハッキリ言って当てにならない表記です。表記よりも全然強い。詳細はインプレの項目にて。
ガイド素材はコスパの良いジルコニアガイド。フレームはステンレス。ガイド数は11。
10、11番ガイドはダブルフット。
1〜9番ガイドはシングルフット。
トップガイド。触ってみた印象は、”強靭”の一言。
13フィッシング「オーメンブラック OB2C71M 7’1″」の自重
自重はだいたい142gくらい。
同レングスの日本製ロッドと比べるとやや重めとも言えます。
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13フィッシング『オーメン』を実際に使ってみて。初回インプレ
かなり軽量でスッキリした印象があり、7フィートを超えているにも関わらず取り回しが良いです。
シマノのメタニウムmg7(175g)やメタニウムDC(190g)のような軽いリールを乗せると、日本のタックルと使用感はほとんど変わらない。
実際にルアーをキャストしていてやや鈍臭さ、重さを感じるかな?という程度で、ロッド重量自体はさほど気になりません。
■ミディアムだけど、ミディアムじゃない
ミディアムパワー表記ですが、日本製ロッドのMH〜Hくらいの強さがあるように思います。
例えば28g程度のスイムベイトを投げるのが快適に感じられる点や、10g前後のクランクやスピナーベイトを投げるのがやや不得意であると感じるあたり、僕個人としてこのロッドに感じるパワーは「ミディアムヘビー〜ヘビークラス」といったところでしょうか。
これはあくまで僕が日本人であり、日本製のロッドを使い慣れているからこういった表現方法になるのだと思いますが、米国人の「ミディアム」と僕のような日本人の「ミディアム」の感覚はずいぶんと違うんだなぁと痛感させられました。
ラインのポンドテストの表記に日本と米国では差があるのと同じように、ロッド表記にも日米でギャップがあるのかもしれませんね。
ノリーズロードランナー→ LTT710MH 。
ワールドシャウラ→17102.5R。
ゾディアス→171MH。
ダイワ系ロッド→710MMH/H。
投げれるルアー重量
僕個人の感覚ですが、10gくらいのルアーが下限で、上限が2オンスくらいな印象です。
ラッキークラフト『RTO1.5』やデュオの『レアリスクランク』のようなやや大きいクランクベイトから、1/2〜3/4オンスくらいのスピナーベイトやバスベイト・チャターベイト。
それに20g以上のスイムベイトやビッグトップウォータープラグもしっかり投げられます。
個人的には28gくらいのスイムベイトなど大きめのルアーの扱いが心地よく感じ、15gを切るようなルアーの扱いはやや苦痛に感じました。
ロッドブランクはしなやかでキャストフィールも良いのですが、パワーが強いので軽量ルアーの投げ感はお世辞にも良いとは言えません。
底物・ワーミングに関しては、テキサスやジグなども良さげ。ほとんどMH(ミディアムヘビー)くらいのパワー感なので、ライト〜ミッドカバーにルアーを投げるようなワーミングロッドとして使っても良さそうな雰囲気があります。
■軽めだから様々なリールと合わせやすい
前述しましたが、13フィッシング『オーメンブラック7’1』は、長さは7フィート以上とやや長いロッドですが重量がそこそこ軽いです。
ですから200g以上のやや重いリールだけでなく、190gを切るような軽量リールを載せても違和感がありません。
極端に重いリールや超軽量リールでなければどんなものでも合うので、おかっぱりの「やや重量級何でも用ロッド」としてもおすすめできるロッドだと感じました。
7フィートを超えるロングレングスなので、中〜重量級のルアーを遠投するようなスタイルに向いているロッドだと思います。
■キャストフィール
キャスト感はアメリカンロッド・中弾性ロッドらしいしなやかがあり、それでいてシュパっと振り抜ける鋭さもあります。
例えば日本のロッドで言うと、ブレイゾンやゾディアスをもう少しモチモチっとさせて、そこにエアエッジ・ワールドシャウラのような”シャキッと感”を加えたようなイメージ…と言えばいいのでしょうか。
ただ単にしなやかではなく、アメリカンロッドらしいテイストを残しながらも、現代のフィッシングシーンに要求される「感度・振り抜けの良さ・軽量化」の条件もしっかり満たしている。オーメンブラック7’1は近年のバスアングラーの要望を満たす要素がしっかりと詰まっているロッドだと思いました。
ビジュアル・性能・価格の3点を考慮した上でも、今13フィッシングがアメリカで流行していることには納得がいきます。
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【ロッド インプレ】アメリカで流行中の13フィッシングの『オーメン ブラックOB2C71M』初回インプレ|まとめ
今回は、アメリカのバサーに流行している13フィッシング『オーメンブラック OB2C71M』を紹介してみました。
まだ購入してから間もないのでざっくりしたインプレしか出来ていないのですが、少し触った感じだとかなりトルクフルでアメリカンなスタイルに向いているロッドだと思いました。
日本ではまだ馴染みのないメーカーではありますが、スタイリッシュなデザイン・しなやかなキャスト感・リーズナブルな価格が我々日本人のバサーにヒットする日が来るかもしれません。
新しいモノ好きな人、人と同じタックルを使うのが嫌な人、アメリカンスタイルが好きな人はチェックしてみてください。
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