比較インプレ|シマノ「20メタニウム 」とダイワ「21ジリオンSV TW」はどっちが買い?ライバル機を比較!

シマノ「20メタニウム 」とダイワ「21ジリオンSV TW」。

どちらもバーサタイル系リールとして人気があるため、購入で迷ってしまいがち。

そこで当記事では、シマノ「シマノ「20メタニウム 」とダイワ「21ジリオンSV TW」を比較していきます。

もくじ

比較インプレ|シマノ「20メタニウム 」とダイワ「21ジリオンSV TW」のスペックと大まかな傾向を比較

まずは両者の大まかなスペックと、用途の傾向を比較していきます。

シマノ「20メタニウム 」のスペックと大まかな傾向

シマノ「20メタニウム 」は、タフな作りでありながら軽量で、それでいて汎用性の高さが魅力のベイトリール。

34mm径スプールが搭載されており、さまざまなルアーに対応する万能機として人気があります。

また、フラッグシップ機に匹敵する滑らかなハンドリングや、立ちあがりにすぐれる軽量スプールなども特徴。

さらに、シマノの伝統シリーズである「メタニウム」というブランド感も人気の理由だといえるでしょう。

シマノ「20メタニウム」のスペック

20メタニウムのスペック表は、以下のとおりです。

以下、シマノ公式サイトより「20メタニウム 」のスペック引用です↓

横にスライドするとすべて見ることができます※

品番 ギア比 最大ドラグ力
(kg)
自重
(g)
スプール寸法
(径mm/幅mm)
ナイロン糸巻量
(lb-m)
最大巻上長
(cm/ハンドル1回転)
ハンドル長
(mm)
ベアリング数
BB/ローラー
本体価格
(円)
商品
コード
RIGHT 6.2 5.0 175 34/19 12-100、14-90
16-80、20-65
66 42 10/1 44,100 04112 8
LEFT 6.2 5.0 175 34/19 12-100、14-90
16-80、20-65
66 42 10/1 44,100 04113 5
HG RIGHT 7.1 5.0 175 34/19 12-100、14-90
16-80、20-65
76 42 10/1 44,100 04114 2
HG LEFT 7.1 5.0 175 34/19 12-100、14-90
16-80、20-65
76 42 10/1 44,100 04115 9
XG RIGHT 8.1 5.0 175 34/19 12-100、14-90
16-80、20-65
86 45 10/1 44,100 04116 6
XG LEFT 8.1 5.0 175 34/19 12-100、14-90
16-80、20-65
86 45 10/1 44,100 04117 3

(引用:シマノ公式 20メタニウム

●20メタニウムのおもな特徴

シマノ「20メタニウム 」のおもな特徴は、以下のとおり。

●幅広く扱いやすい34mm径スプール

●ナイロンライン16ポンドが80m

●自重が175g

シマノ「20メタニウム 」は、バーサタイルに(汎用的に)いろんな釣りにマッチするように作られています。

合わせるロッドを選ばないマルチな作りということもあり、オカッパリ・ボートとわず使い勝手◎

●20メタニウム の技術特性について

以下、シマノ公式からの解説文の引用です。

強靭コアソリッドボディ&低慣性マグナムライトスプールⅢ搭載。
強さと軽さと抜けの良さが実現するバーサタイルの新境地。

軽量で操作性が高く、守備範囲が広いテクニカル系オールラウンダーに、マグネシウム一体成型のコアソリッドボディと、軽やかな立ち上がりと抜けるような伸びの良さを実現するマグナムライトスプールⅢを搭載。

軽快な操作性とタフな釣りへの適応力をアップし、巻きも撃ちもライトリグも、テクニカルにこなせます。

さらに軽量自重はそのままに、超高強度真鍮ドライブギアを搭載し、タフさにも磨きを掛けました。

(引用:シマノ公式 20メタニウム

めちゃくちゃタフな”コアソリッドボディ”のおかげで、外部からの衝撃にも強いです。

僕は大雑把な性格なので手荒に扱うこともありますが、「故障?なにソレ美味しいの?」とでも言わんばかりに剛性が非常に高いため助かってます。

また、スプールレスポンス(反応、立ち上がりの軽快さ)が良好なので、7gくらいの軽量なルアーからビッグベイトまで幅広く扱える懐の深さもあるリールです。

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ダイワ「21ジリオンSV TW」のスペックと大まかな傾向

ダイワ「21ジリオンSV TW」は、タフ・軽量・汎用性にすぐれたバーサタイルリール。

そこそこ軽いルアーからビッグベイトまで幅広く対応するため、多くのアングラーに人気があります。

2021年後期にはグッドデザイン賞を受賞しており、デザイン性においても好評を得ています。

SVブーストスプールが搭載されているという点も見逃せないポイント。

『ノンストレス!ノントラブル!』がコンセプトとなっており、バックラッシュなどのトラブルが少ないのも強みのひとつ。

ダイワ「21ジリオンSV TW」のスペック

21ジリオンsvtwのスペックは、以下のとおりです。

以下、ダイワ公式サイトより21ジリオンSV TW」のスペック引用です↓

横にスライドするとすべて見ることができます※

品名 巻取り長さ
(cm/ハンドル
1回転)
ギア比 自重
(g)
最大
ドラグ力
(kg)
標準巻糸量
ナイロン
(lb/m)
スプール径
(mm)
ハンドル
長さ
(mm)

ベアリング
(ボール/ローラー)

メーカー
希望本体
価格(円)
JAN
コード
1000P 59 5.5 175 5.0 14/45-90
16/40-80
34

90

8/1 42,800 4550133072512
1000PL 59 5.5 175 5.0 14/45-90
16/40-80
34

90

8/1 42,800 4550133072529
1000 67 6.3 175 5.0 14/45-90
16/40-80
34

90

8/1 42,800 4550133072536
1000L 67 6.3 175 5.0 14/45-90
16/40-80
34

90

8/1 42,800 4550133072543
1000H 75 7.1 175 5.0 14/45-90
16/40-80
34

90

8/1 42,800 4550133072550
1000HL 75 7.1 175 5.0 14/45-90
16/40-80
34

90

8/1 42,800 4550133072567
1000XH 90 8.5 175 5.0 14/45-90
16/40-80
34

90

8/1 42,800 4550133072574
1000XHL 90 8.5 175 5.0 14/45-90
16/40-80
34

90

8/1 42,800 4550133072581

(引用:ダイワ公式 21ジリオンSV TW

 
●「21ジリオンSV TW」のおもな特徴

ダイワ「21ジリオンSV TW」は、以下のとおり。

●自重175g

●力強い巻き取りができる90mmハンドル

●SV(ストレスフリーバーサタイル)ブーストスプール搭載

汎用性が高く、それでいて強靭な作りが特徴。

また、パワフルな巻きとりができる90mmハンドルが搭載されているという点も魅力。

●21ジリオンSV TWの技術特性について

以下、ダイワ公式からの解説文の引用です。

次世代両軸ベイトリール HYPER DRIVEデザイン採用 タフバーサタイルリールの真打登場

HYPERDRIVEデザインによる高い基本性能が永く続くことを目指し、全ての基本性能の水準を大幅に高めた設計思想の次世代ベイトリールが登場。

HYPERDRIVE DIGIGEAR搭載で、強く滑らかな回転を実現し、HYPER ARMED HOUSING(FULL AL)でコンパクトながら、強靭なボディ剛性を実現。

タフバーサタイルリールの大本命といえるジリオンシリーズの真打ちともいえる存在。

キャストアキュラシーもスプールφ34mmSVBOOSTスプールを搭載し、軽量ルアーから重量級ルアーまでの幅広いルアーウエイトに対応することは勿論新たなBOOST機構により、より飛距離向上といったキャスト性能の向上まで図られている。

(引用:ダイワ公式 21ジリオンSV TW

ボディやギアに耐久性がいい素材が使われているため、全体的にタフな作り。

また、新型スプールである「SVブーストスプール」は、旧SVスプールよりもバックラッシュなどのトラブルが起きにくくなっています。

さらに、旧ジリオン(16ジリオンSV TW)より20gの軽量化。

疲れにくくて頑丈!といった作りで、使い勝手が良さげです。

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共通している要素は?

20メタニウムと21ジリオンSV TW、どちらも汎用性が高い万能機な作りです。

両機に共通しているところは、以下のポイントがあげられます。

●自重175g

●便利に使える34mm径スプール

●ラインキャパ14lb-90m

●剛性が高い作り

比較インプレ|シマノ「20メタニウム 」とダイワ「21ジリオンSV TW」のデザイン性・外観の違い

両機ともにバーサタイル系リールということもあり、どちらを選べばいいのか迷ってしまいがち。

そんなときは、ベイトリール選びのヒントとして「ビジュアル性(デザイン)の違い」を見ていくのが手っ取り早い手段。

この項目では、シマノ「20メタニウム 」とダイワ「21ジリオンSV TW」のデザイン・外観をインプレッションしていきます。

全体のデザイン比較

全体の雰囲気はこんな感じ。

どちらも単色カラーで統一されており、シンプルなデザイン性となっています。

パッと見は、レベルワインダーの違いと、ボディ横のブレーキダイヤルの有無に違いが見られます。

前面。レベルワインダーの形状が違う。

ボディ前面から見た姿。

20メタニウムが一般的な円形レベルワインダーであるのに対し、21ジリオンSV TWは”Tウイングシステム”が採用されています。

横(サイドプレート側)。ブレーキダイヤルの位置が違う。

ボディ横から見た姿。

ブレーキダイヤルの位置に違いが見られます。

ブレーキダイヤルの有無によって、見た目のスッキリ感に違いがあります。

横(ドラグ側)。ドラグサウンドの有無。

ドラグ側から見た姿はこんな感じです。

大きな違いは、ドラグサウンドの有無です。

詳細は後述にて!

上から見た姿。ボディ形状とクラッチが違う。

上から見た姿。

20メタニウムが卵形なボディ形状であるのに対し、21ジリオンSV TWはやや四角形な形状。

クラッチ部にも違いが見られます。

ダイワはこれまで左右対象のクラッチが採用されていましたが、21ジリオンSV TWには左右非対称のクラッチが採用されています。

左右非対称のクラッチは両者ともに同じ。

ハンドルノブの形状も似ていますね。

何が違うの?シマノ「20メタニウム 」とダイワ「21ジリオンSV TW」の違いを比較

この項目では、シマノ「20メタニウム 」と、ダイワ「21ジリオンSV TW」の大まかな違いを見ていきます。

両機の違いは、以下のとおり。

1:レベルワインダーの形状

2:ドラグサウンドの有無

3:ブレーキダイヤルの位置(デザイン性)

違いその1:レベルワインダーの形状

20メタニウムと21ジリオンSV TWの大きな違いとしてあげられるのは、「レベルワインダーの形状」です。

20メタニウムが一般的な円形状であるのに対し、21ジリオンSV TWはT字型の「Tウイングシステム」が採用されています。

●補足:「Tウイングシステム」とは

■TWS (T-WING SYSTEM)[T-ウイングシステム]

TWSは、スプール回転数が一番上がるスプール至近のラインガイドでの抵抗を大幅に削減し、バックラッシュの少ない、快適な釣りを約束する。

よく飛び、コントロール性が上がり、フォールも速く、バックラッシュが少ない。TWSはベイトリールの全ての基本性能を向上させる。

(引用:ダイワ公式 21ジリオンSV TW

「Tウイングシステム」は、ラインがレベルワインダーに接触するのを極力抑えることで、トラブル防止&飛距離向上…といったシステム。

「Tウイングシステム」の有無による違いは大きいといえるでしょう。

違いその2:ドラグサウンドの有無

「ドラグサウンドの有無」も違いの1つとしてあげられます。

20メタニウムはドラグサウンド非搭載ですが、21ジリオンSV TWには採用されています。

補足:ドラグサウンドとは

エキサイティングドラグサウンド

ドラグ音が鳴る機構。

魚がドラグを引き出しているか否かの判断がしやすく、魚とのファイトにアドバンテージをもたらします。

また、爽快に響くドラグ音がアングラーの心を魅了します。

(引用:シマノ公式

ドラグサウンドとは、魚が掛かった際にリールから「キリキリキリ…」と爽快なサウンドが鳴るシステムのこと。

ファイト中など、ラインが強く引っ張り出された際にエキサイティングなサウンドが鳴るため、魚とのやり取りをより楽しむことが可能です。

20メタニウムはドラグサウンド非搭載なので、この点は大きな違いといえます。

違いその3:ブレーキダイヤルの位置(デザイン性の違い)

デザイン上においての違いとしてあげられるのは、「ボディ横のブレーキダイヤルの有無・位置」です。

20メタニウムはボディ横にブレーキメモリが搭載されているのに対し、21ジリオンSV TWはサイドプレート下部に設けられています。

ブレーキメモリの有無によって、デザイン性が大きく変わるという要素も見逃せないポイントです。

20メタニウムと21ジリオンSV TW、どっちがおすすめ?選ぶポイントは?

シマノ「20メタニウム 」とダイワ「21ジリオンSV TW」、どちらを選ぶのが正解なのでしょうか?

購入で失敗しないためには、「共通している要素」と「違い」をしっかり把握しておくことが大事です。

シマノ「20メタニウム 」とダイワ「21ジリオンSV TW」、共通している要素まとめ

両機の共通している要素をまとめると、以下のようなものになります。

【共通している要素まとめ】

1:タフコンセプト(剛性が高い)

2:汎用性が高い作り(バーサタイル性)

3:自重175g

20メタニウム、21ジリオンSV TWどちらにも耐性にすぐれた金属素材が採用されています。

そのため剛性が高く、耐久性◎

また、両機ともに34mm径の万能スプールが搭載。

34mm径スプールは汎用性に長けているのがメリットで、「多くのルアーを幅広く扱える」という点も似ています。

さらに、どちらも自重が175g。

「用途問わず巻物から打ち物までバーサタイルに使える」という方向性も共通しています。

20メタニウムと21ジリオンSV TW、どちらも汎用性の高い万能機。

方向性が同じなので購入で迷った場合は、両機の「違い」に注目すると迷いにくいかと思います。

シマノ「20メタニウム 」とダイワ「21ジリオンSV TW」、違う点|まとめ

両機ともに「万能型。いろんなルアーを幅広く快適扱える」という特徴が見られますが、細かな部分において違いが見られます。

両機の違いをまとめると、以下のようなものになります。

【両機の違いまとめ】

1:レベルワインダーの形状

2:ドラグサウンドの有無

3:デザイン性(ブレーキダイヤルの位置など)

4:スプールコンセプトの方向性

「Tウイングシステム」の有無は大きなポイント。

個人的な体感として大きな違いがあるかというと、正直なところ微妙な違いはわかりませんが、Tウイング搭載リールはトラブルが非常に少ないということは実感できます。

ボディ形状やブレーキダイヤルの有無などにも違いが見られるため、デザイン性の違いを目安にするのもアリかと思います。

スプールの違いは決定打になるかも

これは僕個人のインプレッションですが、スプールの方向性も少し違うような印象があります。

20メタニウム が「軽量なルアー”も”扱いやすく、飛距離もアップ」という方向性に振ってあるのに対し、21ジリオンSV TWは「バックラッシュしない、トラブル起きない。より快適に!」という方向性に振ってある。

実際、20メタニウムとSVスプール搭載リールの使用感を比較した際、SVスプール搭載リールの方がバックラッシュが少ないです。

バックラッシュ・トラブルレスなリールをお求めなら、個人的には21ジリオンSV TWをおすすめします。

シマノの伝統シリーズである「メタニウム」というブランド感に惹かれたのならシマノ「20メタニウム 」。

「ノントラブル、ノンストレス」を重視するなら21ジリオンSV TW…という感じで選ぶと失敗しにくいかと思います。

ライバル機を比較!シマノ「20メタニウム 」とダイワ「21ジリオンSV TW」を比較してみる|まとめ

シマノ「20メタニウム 」とダイワ「21ジリオンSV TW」、どっちがいいのか比較してみました。

どちらも「いろんなルアーを幅広く扱える万能機」的なバーサタイルリール。

そのため、迷ってしまいがちですが、細かな部分に違いがあります。

迷ったときは当記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。

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