【1年半使用インプレ】シマノ「ゾディアス166M」、便利すぎて手放せない。名作ロッドである理由

シマノ「ゾディアス166M」を購入してから約1年半ほど経ちました。

先日、関東の某野池で57cmを釣ったのですが、50アップにも全く動じないトルクフルなパワーを体感して以降、メインタックルとして扱うようになりました。

レンタルボートとオカッパリの両方で使い込んでみたので、改めてインプレしてみようと思います。

【インプレ】シマノ「ゾディアス166M 」が名作ロッドである理由

シマノ「ゾディアス166M」は、6.6フィートのミディアムパワーのベイトロッド。

6.6フィートという扱いやすさがありながらも、それでいて汎用性にすぐれたミディアムパワーということもあり、多くのアングラーに人気があります。

個人的には、以前はハイエンドモデルのロッドばかり使っていたのですが、ゾディアスをはじめとする¥10,000台クラスのロッドの良さを知り、166Mが手放せなくなってしまいました。

シマノ「ゾディアス 166M」の魅力

大まかにゾディアス166mの魅力を書くと、以下のような感じです。

★ゾディアス166Mの魅力

●トルクフルな作り

●ルアーを投げやすい作り

●コストパフォーマンス◎

デカバスとのファイトでも力負けしない

購入前は「まぁリーズナブル系ロッドだし、必要最低限くらいのフィーリングなんだろうな」と甘く見ていましたが…いい意味で予想を裏切られてしまいました。

50アップとのファイトでも負けることなく、ベリーからバットまで芯を感じさせる力強さ。

デカバスの急な突進にも対応してくれるバットの強さ…などなど、トルクフルな作りだと感じさせます。

しなやかで投げやすい作り

ゾディアスシリーズは、感度重視の金属的なキンキンロッドではありません。

一般的な感度重視のハイクラスロッドなどに見られる、張りがもたされた高弾性ロッドではなく、どちらかというと中弾性のもっちりとした弾力のあるロッドですね。

キャストするときにしっかり曲がってくれるため、気持ちよくルアーを投げることができる作りです。

【おかっぱりインプレ】シマノ「ゾディアス166M」を使い込んでみた感想

この項目では、オカッパリでゾディアス166Mを使ってみたインプレを紹介します。

実際に使ってみて思ったことは、以下のとおりです。

「ゾディアス 166M」をおかっぱりで使った感想

●汎用性が高い

●飛距離が出る

●やや先重り感がある

●ワームの釣りも◎

いろんなルアーに対応!汎用性が高いロッド

シマノ「ゾディアス166m 」は1本でさまざまなルアーが使えるため、おかっぱりでとても重宝しています。

とくに、ロッドワーク系ルアーにおいて威力を発揮してくれます。

同シリーズの人気番手である「ゾディアス1610M」は、トップウォータープラグやミノーなどのロッド操作を多用する釣りがニガテ。

しかし、166Mは6.6フィートという中間的な長さ。ロッドワークがメインとなるルアーの使い勝手もいいですね。

巻物、ロッドワーク系ルアー、ワームなどなど、1本でいろいろ使えてしまうのがうれしい。

シマノ「ゾディアス166M」で投げられるルアー

ゾディアス166Mは、オカッパリでよく使う9〜28gのルアーが投げやすいです。

具体的な例をあげると、以下のような感じです。

【ハードルアー】

●1/4〜1/2oz(7~14g)程度のスピナーベイト

●1/4〜1/2oz程度のクランクベイトやバイブレーション、チャターベイト、ミノー

●3/8〜1oz程度のトップ、羽モノなど
 
【ワーミング】

●3.5〜7g程度のシンカーを使ったテキサスリグ

●5~7g程度のラバージグ

●やや強めのベイトフィネス 、ワーミング(カバーベイトフィネス)

1本で「巻き・撃ち(ワーム)」まで幅広くカバーできるため、めっちゃ便利( ^ω^ )

6.6フィートだけどよく飛ぶ!飛距離も伸びるロッド

ゾディアス166Mはロッドの自重が軽めなのがうれしい。

以下、シマノ公式サイトよりゾディアス166Mスペック引用↓

  自重
ゾディアス166M(2020年モデル) 102g

(引用:シマノ「ゾディアス166Mより」

ひと昔前までは、6.6フィートクラスのロッドでも120g以上が当たり前でした。すごい進化です。

僕が愛用しているノリーズ「ロードランナーLTT 650M」は、自重が170gあります(バランサーなしで130g)。

たいして、ゾディアス166Mは102g。約70gもの違いがあることがわかります。

ゾディアスシリーズはとにかく軽い作りになっており、素早いスイングが可能。

ロッドが軽いほどシュパっと軽快に振りぬくことができるため、ルアーがよく飛んでくれます。

キャストしてても楽しい!ピンポイントにズバズバと決まるので、まるで自分が上級者にでもなったかと勘違いしてしまいます(^^)

ただ、遠投性能はさすがに7フィート前後のロングロッドには敵いません。

飛距離を出すのがメインなら、同シリーズの「ゾディアス1610M」のほうが圧倒的に有利でした。

やや強めのベイトフィネスロッドとしてもGOOD

シマノ「ゾディアス166m」は、やや強めのワーミングも行いやすいロッドです。

いわゆる『ベイトフィネス、カバーベイトフィネス、カバーネコ』といったワームの釣りにもGOODです。

たとえば、以下のようなルアーを快適にあつかえます。

●3.5~5gのライトテキサス、瞬間テキサス(瞬テキ)

●3.5〜5.5g程度のスモラバ

●5.5〜7インチ程度のワームを使ったネコリグ

●3.5〜7g程度のシンカーを使ったヘビダン

●4〜5インチ程度の高比重ストレートワームのノーシンカー

カバー周りでやや強めのベイトフィネスを使うのにもマッチするので、霞ヶ浦や野池でのおかっぱりにも使いやすいんですよね。

●ベイトフィネス専用リールを載せれば「カバーフィネスタックル」になる

ゾディアス166mにベイトフィネスリールを載せるのも面白いです。

フロロ10〜14ポンド程度を巻いたベイトフィネスリールを載せれば、カバーベイトフィネスタックルとして使うこともできます。

たとえば、以下のようなイメージで使います。

ワーミングにおけるゾディアス166Mの用途

●霞ヶ浦などで消波ブロックのなかを撃つ

●アシ・浮きゴミなどで”吊るし”の釣りをする

●ライト・ミッドカバーのなかをスモラバ・スナッグレスネコリグ・ライトテキサスで狙う

穂先(ティップ)にやや張りがありながらも、ティップからベリー(中間部)くらいまでがしやなやなので、ワーミングにも使いやすいです。

専用ロッドにくらべると繊細さには欠けるものの、バーサタイル系ロッドとして使うなら許容範囲かなと。

ゾディアス166Mは、やや強めのベイトフィネスタックルとしても使えちゃいます。

軽量ルアーにも対応するバーサタイル系リール(20タトゥーラSV TW、SLX MGLなど)と組みあわせることで、オカッパリ最強タックルが組めますw\(^o^)/

【レンタルボートインプレ】シマノ「ゾディアス 166M」をボートで使ってみた感想

シマノ「ゾディアス166M」を、関東のレンタルボートレイクで使ってみました。

レンタルボートにおける使用感をあげると、以下のとおりです。

「ゾディアス 166M」をボートで使った感想

●積むタックルを減らせるマルチな1本!

●「とりあえずの1本(保険)」として積んでおける

●疲労感が少ない

●トップ・ジャークベイトはやや苦手(細かなロッド操作は△)

購入前、レンタルボートの釣りでは166mのようなバーサタイル系ロッドの出番は少ないのでは?と考えていました。

ボートの釣りはたくさんタックルを積んでおけるため、専用タックルの出番がふえるからです。

しかし実際にボートで使用してみると、意外と出番が多かったです。

1:積むタックルを減らせる

ゾディアス166mはさまざまなルアーを扱える万能ロッド。

そのため、ボートに積むタックル数を減らすことにも貢献してくれます。

あるときには3/8~1/2ozスピナーベイト専用ロッドとして。

また、あるときにはトップウォーター専用ロッドとして。

166Mを1セット積んでおくだけで、いろんなシーンで役立ってくれるのです。

タックル本数を減らせるため、ボート上が散らばらなくて済むというのも◎

2:「とりあえず、迷ったときの1本」として

「向かうフィールドの状況がわからない」

「何を持っていくべきかわからない」

上記はレンタルボートアングラーあるある…。こんなときにゾディアス166Mは役立ってくれます。

「とりあえずゾディアス166m を積んでおけば大丈夫だよね」というふうに、自分の釣りの起点になってくれるんですよね。

コレを持っていけば大失敗することはない…という安心感を得られるため、メンタル面においても助かっています。

とりあえず・迷ったときの1本として、ゾディアス166Mはとても優秀です。

3:疲労感が少ない

ゾディアス166Mは自重が軽いので、疲労を感じにくいのがうれしい。

とくに、スピナーベイトやクランクなどをはじめとする巻物ルアーを使ったとき、メリットを体感しやすかったです。

巻物の釣りはとにかく手数(キャスト数)が多い。そのため、ロッドに重さがあると疲労を感じやすくなりがち。

疲労を感じながらの釣りは苦行でしかありませんが、ゾディアスロッドは軽量なので助かっています。

不満な点は?

個人的に気になるのが、先重り感です。

といってもロッドの自重自体がかなり軽いので、実釣にはほぼ影響はありません。

ワーミングにおいては、むしろ先重り感が役立つことすらあります。ロッドティップを水面に構える釣りにおいては、先重り感が適度にあったほうがいい。

●たまに水面を叩く

長さが6.6フィートあるので、トップ系ルアーやミノーのジャーキングなどの操作をしたとき、穂先が水面を叩きやすいです。

おかっぱりでは高い場所で釣りをすることが多いので気にならないことがほとんどですが、レンタルボートでは気になることもあります。

ただ、ロッドワーク時のデメリットは、ロッドを水平にさばいてあげるだけで解消することができます。

人によっては全く気にならないところかもしれません。

【インプレ】便利すぎて手放せない!シマノ「ゾディアス166M」が名作ロッドである理由|まとめ

シマノ「ゾディアス166M(旧型)」のインプレを書いてみました。

約1年半ほど使い込んでみましたが、オカッパリ・レンタルボートともに使いやすい便利なロッドだと感じています。

50アップにも負けないトルクフルなパワー、投げやすいブランクス、コスパの良さなどなど、多くの魅力が詰まっているゾディアス166M。

「なんでも投げられる便利なベイトロッドがほしい!」「おかっぱりでマルチに使える優秀&リーズナブルなベイトロッドを探している」という人は、チェックしてみてはいかがでしょうか。

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