【レビュー・インプレ】ハーレーダビッドソンの『FXDWG ワイドグライド』。憧れ・情熱・勢いで買って大失敗!?


初めてのハーレー、憧れのハーレー…。

若い頃から憧れていたハーレーのチョッパースタイルでバイクライフを楽しみたい!

そんな気持ちでハーレーダビッドソンのディーラーに行き、1度跨ってみてビビっときた『FXDWG ワイドグライド』。

今は手放してしまったが、過去に1年ほど乗ったので記憶を思い出しながらレビュー・インプレしてみる。

【レビュー・インプレ】ハーレーダビッドソンの『FXDWG ワイドグライド』。憧れ・情熱・勢いで買って大失敗!?

ハーレーダビッドソン『FXDWG”ワイドグライド”』

これが今回インプレ・レビューする、ハーレーダビッドソン『FXDWG”ワイドグライド”』。

憧れのハーレー、夢にまで見たチョッパースタイルということで、長いフロントフォークとエイプハンドル、炎のタンクペイントが特徴。

ワイドグライドの良いとこ・悪いとこを挙げると以下のような感じ。

■ハーレーダビッドソン『ワイドグライド』のココが良かった!
・圧倒的な存在感、ブランド感。
・フレイムタンクのデザイン。
・迫力のあるサウンド。
■ハーレーダビッドソン『ワイドグライド』のココが微妙…。
・大排気量を持て余す。
・駐停車などの取り回しが辛い。
・見栄は張れない。
・フォアコンの姿勢・乗車姿勢がキツい。
・対応パーツが少ない。

デカいボディとイカしたカスタムペイント、オラオラ系のチョッパースタイルがとっても格好良い。

ただ、とにかく”デカい・重い”という性質もあって、取り回しの悪さも気になった。

ワイドグライドだけなぜかカスタムパーツが少ない…というのも不満な部分だった。

スペック

ハーレーダビッドソン FXDWG『ワイドグライド』のスペック

全長(mm):2,436
全幅(mm):918
全高(mm):1,180
ホイールベース(mm):1,740
最低地上高(mm):120
加重時シート高(mm):680
レイク(°) / トレール(mm):34/132.1
車両重量(kg):310
エンジン型式:Twin Cam 96
燃料供給方式:インジェクション
排気量(cc):1,584
ボア×ストローク(mm):95.3×111.1
圧縮比:9.2:1
最大トルク:118Nm/3,500rpm
フュエルタンク容量(L):17.8
燃費(km/L):18.18
減速比 1/2/3/4/5/6速:3.34 / 2.31 / 1.72 / 1.39 / 1.19 / 1.00
フロントタイヤ:80/90-21M/C54H
リアタイヤ:180/60B17M/C75V
フロントホイール:Lace
リアホイール:Lace
フロントブレーキ:Single
リアブレーキ:Single
主要装備:・タコメーター / 燃料計

ハーレーダビッドソン「ワイドグライド FXDWG」の全体のデザイン インプレ・感想

ワイドグライドの全体のデザインはこんな感じ。

…といってもシートとサイドバッグはカスタムしてしまったのだが、雰囲気的には「The チョッパー!」といったところで非常にカッコいい。

タンクのカッコいいフレイムペイント、大きく高いエイプバーハンドルが目立つ。

マフラーはスクリーミンイーグルに変更してある。最高の音質。

納車時にカスタムした16インチのエイプハンドル。

肩を上げっぱなしで乗るのでアクセルワークは安定せず、腕と肩の疲労感がハンパなかった。

すぐに純正バーハンドルに戻した。純正バーはすごく良い。

納車後に変更した、K&H製のカスタムシート。

ツルツル滑るから乗りにくかったので、すぐに純正のシートかリデュースリーチソロシートに変更。

メーター。新車購入の証の1m。

結局3000km乗って売却。

完全に”乗り手を選ぶ”タイプのバイク。

残念ながら僕には乗りこなすことが出来なかった。

 

ハーレーダビッドソン「ワイドグライド」の良かった点。実際に乗ってみた感想

圧倒的な存在感、ブランド感

ハーレーダビッドソンという高級バイクを所有している満足感と、走っているときに心が満たされる満足感。

「あぁ、僕はあのハーレーダビッドソンに乗っているんだ…」という高揚感は、高級バイクの魅力の1つ。

ファクトリーカスタムチョッパーのデザイン性

ファクトリーカスタムのチョッパースタイルが特徴のワイドグライド。

威圧感があってド派手なフレイムペイントと、足を前に投げ出してワイルドに運転する。

足を大きく開いてドカっと座り、チョッパースタイルの世界観に浸れるのもワイグラの魅力の1つだった。

迫力あるサウンドが最高にイカす

ハーレーダビッドソンというと迫力のあるサウンド。もちろん、ワイドグライドも良い音を奏でていた。

ノーマルマフラーは音が超ショボいので、北米マフラーやスクリーミンイーグルマフラーなどにカスタムして迫力のあるサウンドを楽しんでいた。

三拍子のアイドリングにするにはインジェクションチューニング必須。

実際にハーレーダビッドソン「ワイドグライド」に乗ってみて残念だった点、感想

大排気量を持て余す

街乗りだと完全にオーバースペック。

軽くアクセル回しただけでカッ飛んでいくから、街乗りだとストレスが溜まる。

下道をトロトロ走るのにも、アクセルワークが難しく、ややピーキーだと感じることも。

「アクセルを開けたいのに、開けるとすぐ前車に近づきすぎる」みたいなジレンマを感じることは日常茶飯事。

スポーツスターのように、下道をゆっくり流す…みたいなスタイルは難しいと感じた。

街乗りでよく使われる40〜60kmくらいの速度域が、めちゃくちゃ乗り辛い。

高速道路はかなり楽。

取り回しが辛い

ビッグツインということもあり、購入前から覚悟していたのだが…とにかく重い。

駐停車、コーナリング、転回…などなど、取り回し全般において、とにかく重い。

さらに、図体がデカいということもあって、駐停車する場所に気をつかう。

坂道で頭を下にして停車するとほぼ動かない。必ずケツからバックして駐車しなければならないのが大変だった。

狭い道などもチョッパースタイルが障害となって、小回りができない。

ストレートな道は快適なのだが、峠などを走るのにはやや不快だと感じることも。

ビッグツインのハーレー全ての車両に共通するが、近所のスーパーやホームセンターにちょっと出かけるときに駐輪場でかなり大変な思いをしたのが印象的だった。

見栄は張れない

正直なところ、今の時代は「ハーレー=高級バイク・夢」みたいな価値観は崩壊しつつある世の中になってきているため、他者から羨望の眼差しを受けるようなことは、ほぼ無い。

今の時代、ハーレーダビッドソンのバイクはそこかしこで走っているので、「わぁ!ハーレーダビッドソンだ!すげー!」みたいなことを言って頂けるのは、小さなお子様かバイクを知っているご老人くらいである。

知り合いや友人などから羨ましがられることなどない。

ハーレーは珍しい高級バイクではない、ということを痛感した。

承認欲求を満たすために買いたい人には、絶対におすすめできない。

ハーレーダビッドソンは、ハーレーダビッドソンが好きな人以外にはあまりお勧めしたくない。

乗車姿勢がキツい

大型クルーザー、アメリカンバイクは姿勢が独特。特にフットペダルがフォアードコントロールのバイクは乗車姿勢が苦しい。

僕は175cmあるが、それでもかなり足が伸びた状態の姿勢になり、背中が丸まって海老みたいな姿勢になってしんどかった。腰痛もひどくなった。

購入してからの1年間はいかにして腰痛にならない姿勢を見つけるか…ばかり考えていて苦しかった。フットペダルが前にあるから踏ん張りも効かず、悪路を走る時などに姿勢が不安定になりがち。

「デザイン性に惚れたけど姿勢がキツいから不安」という人は、納車時にミッドコンへカスタムすることをオススメする。

対応パーツが少ない

ワイドグライドは対応しているカスタムパーツがなぜか少ない。

「ただしワイドグライドは除く」みたいなパーツが非常に多くて、パーツ探しに手間がかかる。

その他、実際に1年間乗ってみて感じたこと

前車がヤマハのSR400だったこともあり、納車直後はワイドグライドの車重・車格にかなりとまどったが、車重・車格にはすぐに慣れた。

街乗りでは排気量がデカすぎて全くアクセルを回せないからストレスに感じた。

峠を攻める、ストレートで軽く回して爽快感に浸る、ちょっとしたプチツーリングを楽しむ…こういった楽しみ方には向いていないバイクだと感じた。

購入前は「気合でチョイ乗りでも乗ってやるぜ!」と意気込んでいたが、日に日にハーレーに乗ることが億劫になっていったことを今でも覚えている。

高速道路を使って遠くに行くツーリングには向いていると思った。

今思い出すのはハーレースタッフが口にしていた「高速使うならビッグツイン、街乗りならスポ」という言葉。高速使うならビッグツイン…遠くへ行くならビッグツイン…というスタッフの言葉は当たっていた。

納車直後の帰り道、姿勢・ポジションが苦しかったので購入したのを激しく後悔した。

その後1年間、乗車姿勢・ポジションを楽にすることばかり気にかけていた。

今思えばすぐにミッドコンに変更すれば悩みはほとんど解決できたと思うのだが、無理してローン組んで買ったのでお金もなかった。

乗車姿勢、排気量的にも僕がメインとしている街乗りスタイルにはまるで当てはまらなかった。よくよく考えればわかることではあるのだが、当時は舞い上がっていて冷静さに欠けた判断をしてしまった。良い勉強になった。

あと、「ハーレー乗ってるんだ!すごいね!」などという称賛の言葉を浴びたことなどはほとんどない。

今の時代はハーレーは数多くどこでも走っているので、バイクに乗らない一般の人は「ハーレー=特別なバイク」という価値観が薄れてきているように思う。

承認欲求など全く満たされなかったのが残念。「何で僕は無理してこんなバイクを買ったのだろう…」という焦燥感に苛まれていた日々…。

ハーレーならではの三拍子のアイドリングも、インジェクションだと落とせる回転数に限界があると知って落胆したのも良い思い出。

半年後くらいにスポーツスターの883Nや883Rなどに乗り換えを検討したが、「せっかく高い金払って買ったんだから、ワイグラにもっと乗らなきゃ!」と気合で乗り越えようとしたが、結局その後スポーツスターに乗り換えた。

【レビュー・インプレ】ハーレーダビッドソンの『FXDWG ワイドグライド』。憧れ・情熱・勢いで買って大失敗!?|まとめ

今回はハーレーダビッドソンの『FXDWG ワイドグライド』の思い出レビュー・インプレをしてみた。

チョッパースタイル、乗車姿勢、フォアードコントロール、ペイントなど全体的に個性の強いバイク。

心から惚れた人、弱点を愛でカバーしてあげられる人、身長が高い人、ミッドコンに変える予定のある人にはオススメできる。

が、それ以外の人には全くすすめられないバイクだと思った。試乗は絶対にしないとダメ。できれば全車種に乗ったほうが後悔しないということを学んだ経験だった。

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