チャターベイト(ブレーデッドジグ)を使用しているときにつきものなのが、”根がかり”。
個人的にも、チャターの根がかりには頭を抱えていたことがありますが、ノリーズ「フラチャット」と出会うことで悩みを解決することができました。
ということで、当記事ではノリーズ「フラチャット」のインプレを紹介します。
もくじ
- 1 【インプレ】世界一根がかりしにくいチャターベイト?ノリーズ「フラチャット」
- 2 「フラチャット」とは
- 3 下方ヘッドが根がかりガードの役割になっている
- 4 ノリーズ「フラチャット」スペック
- 5 ノリーズ「フラチャット」外観、デザインのインプレ
- 6 全体の印象
- 7 ヘッド部
- 8 ブレード部
- 9 ヘッドのステンレス部
- 10 フック部
- 11 【インプレ】実際にノリーズ「フラチャット」を使い込んでみた感想・体験談
- 12 1:根がかりしにくい
- 13 2:タフコンディションで活躍する
- 14 さまざまなフィールドで使いやすい汎用性・アピール力
- 15 3:バーサタイルタックルに合わせやすい
- 16 【インプレ】世界イチ根がかりしにくいチャターベイト、ノリーズ「フラチャット」|まとめ
【インプレ】世界一根がかりしにくいチャターベイト?ノリーズ「フラチャット」
「フラチャット」とは
「フラチャット」は、ノリーズから発売されているブレーデッドジグ(チャターベイト)です。
ノーズ部がやや下方向に向いているのが特徴で、ヘッドが障害物をかわすガードのような役割になり、根がかりしにくいルアーです。
一般的なチャターベイトは根がかりに悩まされがちですが、フラチャットは根がかり回避能力が高め。
また、価格的にも¥1,000程度とややリーズナブルでありながら、専用のトレーラーワームが2本ついています。コスパ◎
下方ヘッドが根がかりガードの役割になっている
チャターベイトは、スピナーベイトのように根掛かりを回避してくれる役割となるアームのようなものが存在しないため、障害物に当たったときに根掛かりしやすいのが難点。
僕自身もチャターベイトの根がかりの多さには困っていたのですが、今回インプレするノリーズ「フラチャット」を使うようになってからは、根がかりに頭を悩ませることが激減しました。
監修者でありノリーズ代表・田辺哲男氏は、フラチャットについて「世界一、根がかりしないチャターベイト」といっておられますが、実際、根がかりに強い!
ノリーズ「フラチャット」スペック
ウエイトラインナップ:7g/10g/14g/18g
価格:¥1,100
●嬉しいトレーラー付き
ノリーズ「フラチャット」には、専用トレーラーワーム「フラバグ」が2本セットになっています。
地味にうれしいポイント。
ノリーズ「フラチャット」外観、デザインのインプレ
この項目では、ノリーズ「フラチャット」のデザイン・外観をインプレします。
全体の印象
全体の雰囲気はこんな感じ。
いかにも「チャターベイト(ブレーデッドジグ)」然とした印象ですが、ヘッド部が前傾になっているのが特徴です。
ヘッド部
「フラチャット」は鼻っ面がやや下方向に向いている作り。
そのため、ヘッド部がいい具合に根がかりを回避してくれるようになっています。。
ライトカバー程度ならスルスルと抜けてきてくれるため、オカッパリの釣りでも使いやすいチャターベイトですね。
ブレード部
ブレード部はこんな感じ。
垂直に立つブレードのおかげで、リトーブ中にボディーが水平姿勢を保ってくれます。
ブレードの平面が正面に向いているので、水を押す力もチャターベイトとしてはそこそこ強い。
ヘッドのステンレス部
ヘッド部に設けられているステンレス製のプレード。
リトリーブ中に水の抵抗を受けたブレードが左右に振れ、ブレードがプレート部に当たった際に”カチカチ”と音が鳴る仕組みになっています。
クラッカーサウンドは、クランクやバイブレーション等に内蔵されているラトル音の代わりになってくれるため、アピール力も十分。
フック部
やや太めのシングルフックが搭載されています。
MHクラスのロッドじゃないとフッキングしにくいかと言われると、答えはNO!です。
1/4~1/2ozくらいまでならミディアムパワーでもしっかりフッキングできるので(ノリーズ『ロードランナー』使用の場合)、汎用性が高いチャターベイトだと感じます。
1/2ozより上ならMHパワーは欲しい、というような印象。
【インプレ】実際にノリーズ「フラチャット」を使い込んでみた感想・体験談
この項目では、ノリーズ「フラチャット」を数年ほどかけて使い込んだインプレを紹介します。
実際に4年以上かけてフラチャットを使い込んでみた印象は、以下のようなものです。
1:根がかりしにくい
2:タフコンディションで活躍する
3:バーサタイルタックルに合わせやすい
1:根がかりしにくい
前述しましたが、ノリーズ「フラチャット」はとにかく根がかりがしにくいと感じます。
さすがに「スピナーベイト並!」とまではいきませんが、チャターベイトの中では非常に根がかりしにくい部類だと感じます。
一般的なチャターベイトなら根がかってしまうようなカバーに対しても、ヘッド部が上手にカバーをかわしてくれるのがありがたい。
写真上から、ディスタイル「Dブレード」、デプス「Bカスタムチャター」、ノリーズ「フラチャット」。
こうして比較してみると、フラチャットのノーズ部がかなり下部にあることがわかります。
フラチャットはカバー回避能力が高いため、オカッパリの釣りでも安心して攻めることが出来るので重宝しています。
2:タフコンディションで活躍する
フラチャットはアピール力が絶妙な設定になっているため、バスの食いが渋い状況でもバイトに持ち込む力があると感じます。
チャターベイトのアピール力に関しては諸説ありますが…(北大介氏やキムケン氏は、チャターベイトを”強いルアー”だと解釈していたり、田辺哲男氏は”弱い部類のルアー”だと意見していたりと様々です)。
さまざまなフィールドで使いやすい汎用性・アピール力
「フラチャット」はブリブリと水を強く押すようなルアーではないため、ハイプレッシャーな状況でも使いやすいですね。
たとえば、常に人的プレッシャーがかかっている小規模の野池やクリーク、霞ヶ浦やレンタルボートレイクなどでも投入するシーンが多め。
「スピナベやクランクじゃアピール過多すぎるかな」といったタフコン時に投入すると、良い思いをすることができました(^^)
ヘッド部に備わっているステンレス製プレートから発するカチカチ音に加え、ブレードの水押しが作る波動の大きさが絶妙なバランスです。
強すぎず、かといって弱すぎないような印象があるため使いやすいです。
クリアレイクなんかでもいい感じに使えます。
クリアなフィールドで風が吹いているようなシーンだと、フラチャットは威力を発揮します。
僕にとっての”フラチャット”というルアーは、「スピナベやクランクじゃ食わないけど、シャッドやワームだとアピール力不足…」といったどっちつかずの”間”を埋めるような存在、とも言えます。
そのため、どのようなフィールドでも出番が多いルアーです。
3:バーサタイルタックルに合わせやすい
ノリーズ「フラチャット」にはやや太めのフックが備わっています。
一見すると、MHパワーくらいのロッドじゃないとしっかりフッキング出来ないんじゃないかという印象ですが、一般的なM(ミディアム)パワーロッドでも問題なくフッキングできるようです。
大体1/4~1/2ozくらいまではM、1/2~5/8ozくらいはMH…といった感じで使い分けるイメージです。
僕の場合は1/2ozまではミディアムパワー1本でやっちゃうこともありますが、フッキング出来ていなかったり、バラシが多かったりといったトラブルは今のところありません。
バーサタイルなタックルに合わせやすい作りになっているので、オカッパリ・レンタルボートともにストレスなく扱えるチャターベイトだと感じています。
【インプレ】世界イチ根がかりしにくいチャターベイト、ノリーズ「フラチャット」|まとめ
ノリーズ「フラチャット」のインプレを紹介しました。
フラチャットは多少の障害物ならかわしてくれるので、カバーが多い場所でチャターベイトを巻きたいという人におすすめのアイテムです。
「釣れる&根がかりしにくいチャターベイトを探している!」という人はチェックしてみてはいかがでしょうか。