(アイキャッチ・当画像:釣りフェスティバル公式サイト)
2022年に開催された「釣りフェスティバル2022」。
コロナ禍の影響でネット上での開催となり、シマノやダイワの新製品の発表は当イベントで初お披露目になりました。
ということでワクワクしながら観覧させてもらいましたので、気になったアイテムや感想などを書いていきます。
>>「釣りフェスティバル2022」公式サイトはこちら(2022年2月末まで)
もくじ
【気になる新製品】2022年の釣りフェスティバルを見て思ったこと
2022年の釣りフェスティバルを観覧させてもらいました。
個人的に気になった新製品は、以下のとおりです。
●シマノ「エクスプライド」
●シマノ「バンタム」
●シマノ「SLX DC XT」
●シマノ「アルデバラン」
●シマノ「ワールドジャーク」
●ダイワ「タトゥーラTW80」
●メガバス「WILDERNESS JACKET」&「LIVE-X LBO」
シマノ「エクスプライド」
(画像:シマノ公式「エクスプライド」)
シマノの人気シリーズ「エクスプライド」がリニューアル!
ついにエクスプライドにも『カーボンモノコックグリップ』が搭載されました。
なんだかパッと見は、シマノフラッグシップモデルのような印象です。高級感あり。
(画像:シマノ公式「エクスプライド」)
同社の人気シリーズ”ゾディアス”にもカーボンモノコックが採用されているので、使い心地の違いが気になります。
ゾディアスにはラウンド形状のカーボンモノコックが採用されていますが、新エクスプライドには”エッジタイプ”が使われています。
エッジタイプは中・上位モデルに搭載されていた機構でしたが、ついにエクスプライドにも採用されました。
(画像:シマノ公式「エクスプライド」)
コスメにもいろいろと変更点があるようです。
番手の見やすさ、ブランクスのマットフィニッシュ化…などなど、使い勝手とビジュアル面が見事に両立されているのがわかります。
これは”買い”でしょ!
シマノ「バンタム」
(画像:シマノ公式「バンタム」)
シマノの人気ベイトリール「バンタム」の新モデルが発表されました。
35mmスプール搭載ということで、ストロングバーサイタイル機な印象もありますが、個人的に気になるところが…。
シマノ公式サイトの解説文に”興味深いフレーズ”が書かれているんですよね。
以下、シマノ公式サイトより、新バンタムについての解説文の引用です↓
大きく進化したのは、従来はコンクエストのみだったインフィニティドライブの搭載。
マグナムクランク、ビッグベイト、アンブレラリグといった巻き抵抗の強いルアーでも巻きがイージーです。
ロープロファイルながら、より力強い巻きに対応できる、まさにストロングバーサタイル機ですね。またMGLスプールⅢの搭載で、より軽いルアーを投げることができることも特筆です。
7g前後、従来は主にメタニウムで使ってきたルアーももはや守備範囲。かつて僕の中では太糸で使いたい大きめのルアーを遠投するためのリールという認識がありましたが、その概念をガラリと変えてくれます。
(引用元:シマノ公式サイト「バンタム」より)
えっ、スプール径大きくなったバンタムで7g前後を投げられるの?
ここは気になるところです。
(”バンタムMGL”)
オリジナル版”バンタム”は、34mm径スプールが搭載されたバーサタイル機。
とはいえ、バンタムは10g以下のライトウエイトなルアーの扱いはお世辞にも快適とはいえませんでした。
バンタムはどちらかというとやや重いルアーに向いており、10g以下はメタニウムに…という選択になりがちだったんですよね。
新バンタムにある「メタニウムで扱うような軽いルアーを投げられる」という点はおおきな進化だといえるでしょう。
自重が215gで7gまで投げられるのなら、クランキング用タックルに合わせても良さげ。巻き用タックルとのコーディネートに良さげ?
シマノ「SLX DC XT」
(画像:シマノ公式「SLX DC XT」)
シマノの人気DCリール「SLX DC」の『XT(エクストラチューニング)』仕様が発表されました。
「スプール径33mm、自重195g、ラインキャパ16lb-80m」という作りは、バスフィッシングにピッタリなスペックですね。
これまでのDCブレーキ搭載リールは、軽量ルアーの扱いにストレスがありました。
しかし、当リールでは軽いルアーが使いやすくなったようです。
『SLX DC XT』は間違いなく売れるでしょう。バス用にあえて「SLX DC」を買う必要はなくなったかも…?
シマノ「20メタニウム シャローエディション」
人気ベイトリール「20メタニウム」の別バージョンが発表されました。
シャロースプールを搭載したモデルとのことで、より使い勝手がよくなったようです。
オリジナル”20メタニウム”にはやや深溝なスプールが搭載されているので、購入後に別売りの「夢屋 シャロースプール」を載せるアングラーは少なくありません。
そのため、シャロースプールが最初から搭載されているというのはメリットだといえるでしょう。
個人的にも、20メタを使っているときにシャロースプールへ変えたくなるときがありました。
今後、20メタを追加購入するなら”シャローエディション”一択になりそうです。
また、自重が165gとなっているのも見逃せないポイント。
オリジナル版よりもマイナス10gの軽量化が施されています。疲労軽減に役立ってくれそうです。
【関連記事】
「20メタニウムのインプレ記事」はこちらで読むことができます↓
シマノ「22 アルデバラン BFS」
(画像:シマノ公式「アルデバラン BFS」)
「アルデバランBFS」もリニューアルされました。
おもな変更点としては、「ブレーキユニットまわり」のようです。
以下、シマノ公式サイトより、新アルデバランBFSについての解説文の引用です↓
新たに採用したFTBは、ブレーキユニットの可動ストロークを長く取ることで幅広いブレーキセッティングが可能になったことに加え、磁性リングの配置を見直し、最も弱いブレーキセッティング1におけるマグネットの影響を限りなくゼロに近づけることに成功。
過剰なブレーキを抑制する新たなFTBと低慣性マグナムライトスプールⅢとの相乗効果で、アルデバランの武器である低弾道性はそのままに、着水直前まで失速しない後半の伸びを実現。
1gクラスの超軽量ルアーも、水面ギリギリを這うような弾道でストラクチャーの奥の奥へと送り込むことができます。
(引用元:シマノ公式「アルデバランBFS」)
「1gクラスのルアーも低弾道ピッチングで投げられる」というのが気になります。
ベイトフィネスの釣りにおける超軽量ルアーの使いやすさはダイワ「スティーズエア」の独壇場かと思いきや、あらたなライバルが登場でしょうか。
個人的にもアルデバランBFS愛用者のひとりなので、新バージョンの発表は気になるところです。
シマノ「ワールドジャーク115F/115S フラッシュブースト」
(画像:シマノ公式サイト「ワールドジャーク」)
シマノから新たなルアーが発表されました。
「なんだ、シマノの新作ルアーか、スルーしよ」などと侮るなかれ。
実はこのジャークベイト、『スコーピオン』の名を冠しています。
※↓再生すると「ワールドジャーク」の解説部から観ることができます↓
スコーピオンルアーの復活!ということで、胸が熱くなっております。
「スコーピオン JM-110」…復活ッッ!復活ッッッッ!
かつて、シマノ「スコーピオン JM-110」というジャークベイトがありました。
多くのアングラーに支持された名作ルアーだったのですが、今では廃盤となっており、中古釣具屋でしか入手できません。
JM110のジャークベイト、めっちゃいいんですよね。
キレのあるダートを見せつつも、アクションが大きすぎず・小さすぎず…という絶妙なバランスです。
ただ、ロストが怖すぎて投げられませんでした。
いつか復活してくれないかなぁなんて思っていましたが、ついに復活です。これはうれしいですね。
☆シマノ総評
個人的にグッと来たのは、「エクスプライド」と「SLX DC XT」でした。
どちらも人気シリーズなので、リニューアルされたのは気になるところです。
『スコーピオンルアー』の復活も熱い展開でございます。
そういえば、村田基氏が監修したリールがうんぬん〜という噂はどこにいったのでしょうか。
バスワンXTやスコーピオンMGLの新作の噂もありましたが、今年はいまのところ未発表のようです。
ダイワの新製品は、すでに2021年後半に発表されていました。
ということで、釣りフェスティバルでの新作発表は控えめな印象。
2021年に「ジリオン」や「スティーズ」の新作が発表されたので、本年はインパクトのある発表はなかったように思います。
ダイワ「タトゥーラTW80」
(画像:ダイワ公式サイト「タトゥーラTW 80」)
「タフ・ストレスフリー・バーサタイル」が魅力のタトゥーラですが、コンパクトサイズが発表されました。
スプールはφ32mm、糸巻き量が14lb-85m…と、バーサタイルな作り。
また、「ハイパードライブデザイン」が組み込まれているとのことで、巻き心地がスムーズになり、全体的によりタフな作りになったようです。
ハイパードライブデザインは中・上位モデルのジリオンやスティーズなどに採用されていた技術。
新機構の採用は、タトゥーラユーザーにとってうれしいポイントになりそうですね。
メガバス「WILDERNESS JACKET」&「LIVE-X LBO」
(画像:メガバス公式サイト「WILDERNESS JACKET」)
個人的に、以前からメガバスのアパレルが気になっています。
元メガバスオタクということもあり。「鬼手仏心」の印字に惹かれています(笑)
「LIVE-X LBO」も少し気になる…。
ライブXは、メガバスルアーの原点ともいえる伝説的なルアー。
30年の時を経てリニューアル!とのことで、トキメキを感じます( ^ω^ )
【関連記事】
メガバスルアーに関する記事はこちらで読むことができます↓
2022年、釣り具の新製品を見た感想|まとめ
2022年に開催された、「釣りフェスティバル 2022」を観た感想を書いてみました。
毎年、毎年、「さすがにもうネタがないんじゃないの」と思っているのですが、気になるアイテムがたくさんあり、ワクワクしています。
2021年、2022年とコロナ禍が続いています。
各企業はコロナに苦しみながらのアイテム作りだったと思いますが、厳しいなかでも新作発表をおこなえるのは流石!の一言です。
メーカー様、ありがとうございます。ありがたや。