レイドジャパン「G.i」インプレ。使い勝手最高だがデメリットも目立つ / 持ち運びかたのコツ

レイドジャパン「G.i」。
福袋のネタになるほどの人気ルアーですが、その実力を確かめるべくフィールドで使いまくってみました。
ということで、当記事では『G.i』のインプレを書いていきます。

レイドジャパン「G.i」インプレッション

メタルリップ&エラストマー素材のビッグベイト

レイドジャパン「G.i(Gravity impact/グラビティ インパクト)」。
メタルリップとエラストマーテールが搭載されているのが特徴です。

メタルプレートリップが搭載

リップにはメタルプレートリップが搭載。
リップがウエイトの役割をはたし急速潜行が可能…というのがコンセプト。

障害物まわりにおいてのビッグベイティングやクランキングは急潜行させたくなることも多いですが、そういったシーンで使い勝手がいいです。

エラストマー素材のテール

「G.i」にはエラストマー素材でできたテールが搭載されています。

エラストマーとは、ゴム材料の総称のこと。
『elastic(弾力のある)』と『polymer(重合体)』を組み合わせた造語で、ルアー作りにおいても使われる素材のひとつです。

しなやかでよく伸びる素材であるため、近年ではおもにソフトベイト系やビッグベイトのテールなどに使われています。

レイドジャパン「G.i」の重さ

レイドジャパン「G.i」の重さは、約36g(1.1/4oz)。

ビッグベイトといってもそのサイズ感はややコンパクト。
一般的なMHバーサタイル系ロッドでも投げやすい作りですね。

実際に釣り場で「g.i」を使った感想・インプレ

実際にフィールドで「G.i」を使い込んでみました。

現場で投げてみて思った印象は、以下のとおりです。

レイドジャパン「G.i」を使った感想

●使い勝手がいい

●シチュエーション対応力◎

●収納性×

●一軍ルアーにはならないと思う

多彩なアクション!使い勝手◎

レイドジャパン「G.i」は、さまざまなシチュエーションに対応してくれる作り。

たとえば、カバー周りに投げ込んでネチネチと首振りさせたり、急潜行させてクランキングのような使い方もできます。

カバー周り、サーチ中、ピンポイント、急な濁り時…などなど、使い勝手の良さを感じさせてくれるルアーでした。

デジ巻き(トゥイッチ)

「G.i」は、ロッドワークでトゥイッチさせると首を振ってくれます。
いわゆる『デジ巻き』のような使い方にもマッチしてくれるため、アクションの幅が広めです。

※「デジ巻き」についての解説は、以下の動画が参考になります。

デッドスロー

「G.i」はデッドスローで巻くとテールの半分を水面に出しながらアクションします。
その光景はまるで映画「ジョーズ」さながら。トップウォーター系ルアーとして使っても面白そうなルアーですね。

ただ、デッドスローで使うと「絡まん棒」がアクションを妨げるような印象も。
デッドスローとスローリトリーブの中間くらいの微妙な匙加減で巻くと”ジョーズ”アクションを演出できました。

ハイシーズンのクリアレイクで『ビジュアルで騙すぞ!』なんていうときに活用できそうです。

保管・ルアー交換に気を遣う。収納性×

レイドジャパン「G.i」にはエラストマー素材が使われています。
そのため、投げやりにボックスに収納しておけず、保管に気を遣うのがネックです。
個人的に、収納性については難を感じました。

エラストマー素材のテールについて

エラストマーにする必要はあったのか、イマイチ疑問が残ります。
消費者にとって目新しさはあるものの、実用性においては微妙なのでは…というのが本音です。

ハードプラスチック素材と比較しても、アクションや効果そのものに大きな違いを感じることはできませんでした。
僕がこの手のビッグベイトを使い込んでいないということもありますが、あえてエラストマー素材を使わなくてもよかったのではないか、メタルリップだけでも十分だったのでは、と感じざるを得ません。

●ハードテールでいいんじゃないか、という本音

「エラストマーテールだから釣れる!」という印象もありません。
というかまだG.iでノーバイトなので、エラストマー素材については頭にハテナが浮かんだままです。
個人的には、テールをハード素材にしたら実用性が最高なのになぁと思っています。
別売りでハードテールが発売されたら即買いです。

そういえば、レイドジャパンの某プロのインスタに一般アングラーが「値段が高すぎます」とコメントしていました。
その回答には『エラストマー素材なので割高です』とありましたが、エラストマーを使って割高にするくらなら、いっそのことハードテールにしてもう少し安くしてほしかったです。利率か…。

レイドジャパン「G.i」持ち運びのコツ

「G.i」にはメタルリップが搭載されています。
そのため、ガイドに引っ掛けて持ち運ぶとロッドブランクを傷つけるリスクも…。

公式サイトでは、G.iの運搬について以下のような注意書きがあります。

※メタルプレートリップはボトムノックなどによって削れ、エッジが鋭くなることがあります。指などを傷つけないようご注意ください。
また、リップのエッジによってラインやロッド、リールなどを傷つける場合がございますので移動時や保管時は接触しないよう取扱いにご注意ください。

※リップのエッジでラインを傷つける可能性がございますので、デフォルトでラインアイにセットしてあるパーツにそのままラインを結んでのご使用をお勧めします。

(引用元:レイドジャパン「G.i」

持ち運びに煩わしさを感じたので、「ハンドルに引っ掛ける」というテクニックを思いつきました。
ラインはロッドブランクスにぐるぐる巻きつけておくと尚よし。
これで持ち運びのストレスから解放されました。

レイドジャパン「G.i」インプレッション|まとめ

レイドジャパン「G.i」のインプレッションを書いてみました。

ルアー交換をするときに時間がかかるし、ストレスを感じてしまったというのが本音です。
めちゃくちゃ使い勝手がいいルアーなので、エラストマーテールの存在はやや残念かなと。

僕が大雑把な性格をしているということもあって、今のところ1軍ルアーにはならないかなと思っています。
レンタルボートならデッキに放置しておけるので良さげかも?

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