早春は天候が荒れる時期でもある。
強風の影響で濁りやすく、バスたちはのコンディションは日々変化しやすいため、釣果も”日並み”になりやすい。
2月下旬〜3月末くらいまでの早春にデカバスを狙うなら、「ストームDAY(悪天候)」を狙って釣りに行くのが良い。
さらに、「犬型・猫型」のバスをどう釣り分けていくのかもキモになってくる。
もくじ
【野池攻略:春】晩冬〜早春のデカバスを釣るなら「ストームDAY(悪天候時)」を狙うべし
野池攻略において「悪天候時(その前後も)」は基本
劇的にスレてる野池の基本戦略は、「天候が荒れたら釣りに行け」である。
ピーカンの日に行っても望みは薄いので、できれば低気圧が近づいた瞬間に釣りに行きたい。
週末、運悪くピーカンの日に当たってしまった場合はキツイけれど、強風が入っていたり前日に強雨が降ったならチャンスタイム。
特に、プアな地形で水が動かない野池の場合、天候の後押しがないとデカい魚が釣りにくい。
少なくとも僕のような一般アングラーの場合は、プロのような技巧的なテクニックも持ち合わせていないため、タイミングをしっかりつかんで釣りをしないとボウズになりやすい。
スレた野池ほど、「変化、人が来ないとき、誰もやらない」をキーワードに立ち回るのが基本になる。
風が吹いたら”二択”を迫れ
早春のバスは、「風が吹いたら動くタイプのバス」と、「しのぐタイプのバス」の2種類がいる。
前者は風が吹いたらフィーディングエリアに動いて入るタイプで、後者は風裏などに入って身を潜めて捕食するタイプだ。
ヒロ内藤いわく、 「ブラックバスには犬型タイプと猫型タイプの2種類の魚がいる」とのことで、まさに上記した「動くバス、身を潜めるバス」に当てはまる。
ヒロ内藤氏の「犬型・猫型」については以下のDVDでチェックできる。非常に参考になる作品なので持っておいて損はない。というか永久保存版。
「動くバス、潜むバス」のどちらを狙うか?
野池のバスの場合、動く魚といつく魚の2種類に大まかに分かれると前述した。
「回遊する・フィーディング(捕食)のために大きく動く」などのアクティブな魚は『動くバス』。
シャローにさしてくる個体や、沖でボイルしているような魚などが上記に該当する。
大きな野池ではよく見られる個体だが、小規模な野池では生息数が少なめ…?
「身を潜める、避難する、カバーで待ち構える、消費カロリーを抑えて」などの魚は『潜むバス』。
「ルアーがカバーを通過したときに食った」だとか、「カバー撃ちで食った」とか、「ボトムカバーでシェイクしてたら食った」みたいな魚は”猫型”に該当する。
カバーが多い野池や、小規模の野池などでは”猫型”が多い。
しかし、周囲にカバーが存在しない小規模な皿池の場合は、”犬型”の方が多い。
カバーなし・皿池のバスはアクティブな個体が多いので、1スポットで待ち構えてたらそのうち回ってくる。
野池バスは「猫型」が多い
野池攻略においては「動くバス、潜むバス」のどちらを狙っているのかを明確にするのが基本。
多くの場合は『猫型(居着き、カバー執着型、待ち伏せ型)』を狙うことになるため、探して・広くサーチして釣るというよりかは、ソコに居るであろう魚に口を使わせるゲームが主体となる。
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いずれにせよ、ブラックバスも僕たちと同じ生き物なのだから、どこかのタイミングで必ず餌を捕食するタイミングがあるわけで、僕たち人間はソコに合わせていくのが立ち回りの基本だと考える。
風が吹いたら、風が当たっているフィーディングエリア(ウィンディーサイド)や、風がプロテクトされる風裏…の2択を意識して立ち回る。
でかい魚は”ストーム”がきっかけでスイッチが入る
スレた野池のデカバスは、「ピーカンでいいお天気だね!釣り日和だね!」みたいな日は捕食スイッチが入りにくい。
雨や強い風が巻き起こる『ストームの日(天候が荒れた日)』は、スレた野池のバスといえども、捕食スイッチが入る。
普段ガマンして行動を抑えている分、ストームDAYに荒食い…なんてことは珍しくない。
水が動きにくいプアな野池の場合は、特に雨や風等の影響で水が動いたタイミングでバスが捕食スイッチが入りやすいため、天候は欠かさずチェックしておきたい。
●スポーン絡みの魚は神経質でセレクティブ
春のデカバスは、
…みたいなピーキーな時期でもある。
他の時期にも言えることではあるが、こと”早春”に関しては「デカい、ノロい、ハイカロリー」なルアーに反応しやすい。
食いたがってるけど、プレッシャーの影響で食うタイミングが極端に短い…的な。
「でかい魚はストームがきっかけでスイッチが入る(悪天候時)」と知っておくと、春のナイスなデカバスを釣る確率もグンと上がる。
春の「デカい、スロー、ハイカロリー」パターンに関しては、金森隆志氏が参考になるお話をしてくれているので、以下の記事からチェックしてみてほしい↓
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春のストームデイで、濁ったときの対策
春は雨が降ったり強い風が吹いたりと不安定な時期でもある。
加えて、ストームの影響で池の水が濁りやすく、アピール力が低いルアーでは太刀打ちできないことも。
春先のデカバスを狙い打つなら、「でかい、強い、ゆっくり」といった要素が含まれているルアーを選ぶのがポイントになる。
たとえば、リップつきビッグベイト、ラバージグ、スイムベイト(シャッドテール)などで、「美味そうでハイカロリーなエサが油断してますよ〜。1個食べればお腹を満たせますよ〜」みたいなアプローチで誘う。
一般的な3/8ozスピナーベイトやバイブレーションではアピール力が足りなかったり、そもそもバスが追えないこともあるので注意したい。
春先の”一発”を求めるなら「でかい、遅い、ボリューム感」を意識したルアーセレクトが大事である。
以下の記事に、野池の春バスに有効なアプローチを書いておいたので、よかったらこちらも参考にしてみて欲しい。
【関連記事】晩冬〜春の野池攻略で知っておきたいこと
まとめ:春の野池攻略において「強風・雨・低気圧」の要素は”春爆”のキーワードとなる
春の野池攻略において、「風・雨・低気圧」の要素はデカバスをゲットする重要なキーワード。
天候が荒れると人間側は釣りが行いにくくなるが、実はチャンスタイム。
次の釣行予定日に「雨・風・低気圧」が絡んでいたら、ビッグバスが釣れる確率アップ!である。
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