釣り業界、マンネリ化してませんか。
「釣りフェスティバル 2021」をネットで観覧しました。
新製品に関しては、正直、自分の中でほぼマンネリ化といいますか、心に響くようなアイテムが少なかったと感じます。
釣り業界のマンネリ化を感じている人、僕以外にもいませんでしょうか。
バス釣りの全盛期が過ぎているので「飽き」を感じるのはしょうがないかもしれないけれど、マンネリ化が気になるところです。
もくじ
- 1 【雑記】「釣りフェスティバル2021」を観たら、釣り業界のマンネリ化を感じた話。気になる新製品チラホラ…
- 2 釣具メーカーの新製品ラッシュに、ユーザー達は飽きているのかもしれない
- 3 2021年のダイワ新製品
- 4 プロの些細な表情と感情の変化を僕は見逃さないぞ
- 5 2021年のシマノ新製品
- 6 シマノ その他の製品
- 7 雑記:「釣りフェスティバル2021」を観た感想
- 8 「少し性能が良くなりました」みたいなのは飽きちゃった
- 9 ”完全なる新製品”を出すのは難しい?
- 10 ギア比可変式のリールっていつ出るの?
- 11 【雑記】「釣りフェスティバル2021」を観た感想。釣り業界のマンネリ化を感じた話。気になる新製品チラホラ…|まとめ
【雑記】「釣りフェスティバル2021」を観たら、釣り業界のマンネリ化を感じた話。気になる新製品チラホラ…
釣具メーカーの新製品ラッシュに、ユーザー達は飽きているのかもしれない
(引用:釣りフェスティバル2021)
「釣りフェスティバル2021」で発表された新製品、あまり目新しさを感じることができませんでした。
コロナ禍の影響で気持ちが落ちてるんでしょうか。僕が老けただけでしょうか。
(引用:釣りフェスティバル2021)
気になったのは、ダイワの可愛いクランク「ふく壱・ふく零」、ノリーズ「フロントフラッパーカーリー」くらいで、その他チラホラと少気になる…程度でした。
なんというか、
●バージョンアップ
●スペック向上!より滑らかに!
●パクり、パクられ(インスパイア)
こんな感じの競争がヤバいので、なんか疲れちゃいましたね。
娯楽性が低いというか、遊び心を感じられないというか…業界自体に”余裕”がない。
当たり前か。バス業界キツいし、そもそもコロナ禍だし。
そんな状況でも新製品を作ってくれるメーカーさんに感謝しなきゃいけませんよね。
しかし、飽きたのは飽きた。申し訳ないけど、やっぱりマンネリを感じちゃう。
こればっかりはしょうがない。人間だもの。
●新商品ラッシュ。お客さんたち置いてけぼり感
そういえば昔、田辺哲男氏が以下のようなことを言っていました。
近年の釣り業界の相次ぐ新製品ラッシュに、ユーザー達は置いてけぼりを食らっている。
この言葉には首を縦に振らざるを得ません。
「とりあえず新製品出して利益上げて、売れなくなったらすぐ廃盤」みたいなルーティーンに巻き込まれてる感…。
釣りはアソビなのに、自分自身がメーカー間の競争に巻き込まれている感じがあって、なんだか辛いというか苦しいんですよね。
みなさまは新製品に対して、結構トキめいたりしているのでしょうか?
2021年のダイワ新製品
ギリギリ、ジリオンSV TWのSVブーストスプールが気になるくらいで、他に気になる商品は「ふく壱・ふく零」くらいしかありませんでした。
●可愛いクランクベイト「ふく壱・ふく零」がkawaii
(引用:ダイワ)
「ふく零」、可愛いですよね。
釣れる釣れないは別にして、コレクションとして購入してみたい。
(引用:ダイワ)
「ふく壱」も可愛い。
「コミカルなルアーで釣ったら楽しいんだろうな」という気持ちにさせてくれるので、ちょっとトキメキを感じます。
価格が¥1,000とお買い得なので、オカッパリアングラーの心強い味方になってくれそう。
●ブレイゾンにカーボンシート採用
(引用:釣りフェスティバル2021)
「ブレイゾン、やっぱりカーボンシート来たか」と思ったのですが、結局は他社のインスパイアかい…みたいな。
近年は日米問わず、カーボングリップを採用するロッドが増えてきてますね。
僕は感度を重視するアングラーではないので、デザイン性で買うことも多いのですが、ブレイゾンはカッコ良さげです。
コンセプトPVに若手アングラーを採用しているというところを見る辺り、ターゲットは~20代くらいの若年層でしょうか。
僕は30代のオッサンなので、正直あまりビビっとは来ず…です。
パッと見エクスプライドっぽい印象もありますが、興味深い番手もチラホラあるので機会があれば少し使ってみたい。
●ジリオン、アルファス、スティーズが微強化されました
2021年は、ジリオン、アルファス、スティーズがリニューアル。
旧ジリオンSV TWを使っていた身として、21ジリオンSV TWは気になるトコロではあります。
そういえば、SVブーストスプールは単体で購入できるみたいです。
SLPワークスから発売されるそうで、旧ジリオンsv twやスティーズSV TWにも搭載可能とのこと。
SVブーストだけ試したい人はスプール単体だけ購入するのもアリかと思います。
→SLPワークス RCSB 1000スプール(クリックすると公式サイトへ飛びます)
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プロの些細な表情と感情の変化を僕は見逃さないぞ
それにしてもダイワ2021年の新作リール、実際の使用感はどんなものなのでしょうか。
釣りビジョン番組「8 フラッグシップブランドを更なる高みへ」で、川村光大郎氏と並木敏成氏がテストしていたのですが、完成品に対して微妙なリアクションをしていたのが気になりました。
たぶん内心、「…あんま変わってなくね?」と感じていたのではないかと推測。
気のせいですかね。ちょっとリアクションに困っていたといいますか…気のせいですかね。気のせいだといいのですが。
プロアングラーの方々は何とかして商品をアピールしなければならいので、大変だろうとお察しします。
【過去の釣りビジョン番組はコチラからチェックできます↓】
2021年のシマノ新製品
(引用:釣りフェスティバル2021)
シマノでちょっと気になったのは「SLX BFS」でしょうか。
アルデバランBFSかスコーピオンBFSが新しくなるという噂もありましたが、まさかSLXでベイトフィネスリールとは…意表を突かれました。
たぶん売れますよね、コレ。
僕の場合は、すでにアルデバランBFSを持っているので躊躇っちゃいますね。
どうにもアルデBFSが良すぎるんで、新しいベイトフィネスリールを買う動機を見いだせない。
使い込んでるリールだし、愛着もあるし、使ってて文句ないし。かといって新製品を使わないとアクセス・集客できないし…というジレンマ(笑)
シマノ「SLX BFS」は、イチ”釣り人”としての自分と、「新製品を紹介してナンボのブロガー」である自分との葛藤を感じちゃうアイテムです。
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シマノ その他の製品
シマノの他製品に関しては、ややマンネリ化・飽きを感じちゃいます。
色々思ったりしました。
●21スコーピオンDC
(引用:釣りフェスティバル2021)
「あぁ、スコDC新しいのきたか。USシマノのトランクスの”ガワ”を使って作ったのかな」とか思ったり。
↓ USシマノ「トランクス 200」
(画像:USシマノ「Tranx 200」※タックルウェアハウス)
トランクスと似てますね。
手持ちのメタニウムDCで満足しちゃってたり、SLX DCの存在もあるし…みたいな感じで、新たに買う理由が見つからないです。
軽量ルアーに対するレスポンスが良いなら使ってみたい。
(引用:ライダー図鑑)
デザイン性に関しては、仮面ライダーブラックに登場する「シャドームーン」を彷彿とさせるデザインだと感じてしまい、ちょっと好みではありません(笑)
シャドウムーン、好きだったんだけどなぁ…。
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●21スコーピオンMD
(引用:釣りフェスティバル2021)
”MD”という言葉とデザイン性の良さにビビっと来ました、21スコーピオンMD。
…が、スペックを見て落胆。というか使いこなせそうにありません。
「スコーピオンMD…どの層に需要があるのだろう。ハイエンド層、バス釣り卒業組み、ソルト、ビッグベイター、村田ファン…?」とか思ったり。
僕はソルトとか怪魚狙いとか、マグナムベイトを使った釣りなどはあまりやらないので、300番のリールには惹かれませんでした。
デザインはめっちゃカッコいいですよね。できればこのデザイン性でバーサタイル機として発売してほしかった。
近年の村田さんは、購買層のターゲットをバスアングラーから完全に外しに行ってらっしゃいますね。
個人的にはバスに戻ってきてほしいと思ってますが、村田さんは社員を抱えてらっしゃる社長さんなので、バス業界に復帰するのは難しいのかもしれませんね。
●21アンタレスDC
(引用:釣りフェスティバル2021)
「新アンタレスDCかい。特になにも変わってなさそう?」とか思ったりしました。
あまり目新しさを感じさせません。
格ゲー用語で言うなら「ちょっとしたアッパー調整的なアップデート」みたいな印象。
僕はバス釣りに対してそれほど「飛距離」を求めないタイプなので、当機の用途を見いだせずにいます。
霞ヶ浦・野池のオカッパリ、レンタルボートでは持て余しそう。少なくともアンタレスDC MDは完全に持て余しました。
琵琶湖バサーとかには愛されそうですが、これまでのアンタレスも十分カッ飛ぶし、わざわざ新しいリールに買い替えなくてもいいのでは…と感じる人もいるのではないでしょうか。
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●ゾディアス
個人的な一番の不満は、ゾディアスに6.10Hがラインナップされていないことと、XHパワーのロッドがないことです。
6.8~7.2ftのXHパワーを作ればめっちゃ売れるのに…という想い。売れないから作らないのでしょうか。
そうそう、カーボンモノコックを採用したエクスプライドが出るかな〜と思いましたが、完全に予想が外れました。
今年は僕の予想が全て外れたので、「2021年シマノの新製品予想!」みたいな記事を書かなくて良かったなとホッとしてます(笑)
雑記:「釣りフェスティバル2021」を観た感想
なんというか、正直「今の釣り業界、マンネリ…!?」という気持ちが強いです。
コロナの影響でそれどころじゃないとは思いますが…僕の心が荒んでいるのかもしれませんね。
2021年の新製品に関して、あなたはどう思われますか?
「少し性能が良くなりました」みたいなのは飽きちゃった
しかし、なんでしょう…商品の「ちょっとしたアプデ(アップデート)」は飽きちゃってますね。
頑張ってくれているメーカーさんには感謝したいと思ってるんですけど、少々マンネリ化を感じざるを得ません。
トラブルがさらに減ります
巻き心地が向上されました
タフになりました
…みたいな方向性での商品作りはお腹いっぱい感があります。
格ゲー的に言うなら「アッパー調整はいいので、そろそろ新キャラ出してください」みたいな。なんか今回格ゲー的表現多くない?
じゃあオマエが考えろと言われるとぐうの音も出ません。
とりあえず「最新技術を使ったクローズドフェイスリールの超カッコいいやつ」が出たら間違いなく興味を持つ…というくらいには性格が捻くれています。
すでに発売されているアイテムでも高性能なのに、もっと高性能…もうお腹いっぱい。満足しちゃってる自分がいる。
バス釣り業界にマンネリ化を感じている人は、僕以外にもいらっしゃるんじゃないでしょうか。
”完全なる新製品”を出すのは難しい?
今後、スティーブ・ジョブズがi phoneを発表したときのような、ユーザーに衝撃を与えてくれる「完全に新しいアイテム」は出てこないのかもしれない。
まぁ難しいですよね、アレは革命的すぎた。
ここ最近は「すでに存在しているアイテムを少し向上させた」みたいなものしか出てきていないですよね。
これは他の業界にも言えることだとは思いますが、ほんの少しでもいいので斬新なモノを見たい…というのが本音です。
「もっと良く!もっと素晴らしく!」ではなく、「こんなんありますけど?新しいでっせ!ちょっと使ってみいひん?」みたいな刺激が欲しいところです。
要するに、スペック至上主義的な風潮には飽きてしまっているので、そろそろ「新キャラ」が欲しいというわけです。ちょっと”ハズ”したデザイン性とか…わからんけど。
デザイン性に関しては、シマノとダイワ、似たり寄ったりな感じで面白みを感じられません。こう感じてしまう僕は、そもそもシマノやダイワではなく、アブやアメリカ製品を使うべきなのかもしれませんね。
ダイワの2021年の新製品を見ると「シマノに寄せていってね?」と感じちゃいます。ダイワらしい個性が見当たらない。
ダイワらしい個性って何かと言われるとすぐに思いつきませんが、なんとなく2021年のダイワ製品には「ダイワらしさ」を感じられないのです。僕が時代の流れについて行けてないだけでしょうか。
ギア比可変式のリールっていつ出るの?
個人的には、ギア比が可変式のリールを望んでいます。
自転車のギアを変えるみたいに、ガチャっとリールのギア比を意図的に変えられるヤツ。
でも、1個でギア比が変えられるリールを作っちゃうと、リールそのものの販売台数が落ちるだろうし、たぶんメーカーはやりたがらないですよね。
多くのギア比を使い分けてもらい、多くのリールを売ったほうが利益が上がるわけだから。
「可変式リール作って、単価を上げれば済むのに」と思っちゃう僕は甘過ぎなんでしょうか。
自重が200~250gくらいで10万くらいだったら、多分買うよね。バイク一台買うより安いし、リール2・3台買うのと同じだし。
でもメーカーはやらない。売り上げ下がるし、ニーズ・風潮に抗うし、アフターサービス・修理の人件費とかなんやらかんやら…っちゅーことでやらない。
「じゃあオマエ、具体的な案として設計図とかプランとか書いてみろよ」と言われちゃうと、まぁ完全にムリなんですけど(笑)
ギア比選択が可能な可変式ベイトリールの登場を死ぬまで待ち続けたいと思います。
「常識を覆す!ついにギア比可変式ベイトリール登場!自重200g!」みたいなアイテムが出たら、間違いなくヒーローになる…ハズ。
そんでもって街の自転車屋さんみたいに、ギア比可変式リール修理屋さんが出てきたり…などという妄想をするのが生き甲斐です。
【雑記】「釣りフェスティバル2021」を観た感想。釣り業界のマンネリ化を感じた話。気になる新製品チラホラ…|まとめ
(引用:釣りフェスティバル2021)
「釣りフェスティバル2021」で発表された新製品に対してマンネリ化を感じちゃいました…というお話でした。
バスフィッシング業界自体が成長期でもなければ全盛期でもない。
むしろ衰退してきているわけだから、ある程度はしょうがないのかもしれない。
だからこそ、コロナ禍で落ちてしまった気持ちを盛り上げるという意味でも、「なんかヤベェの出てきたぞw」みたいなインパクトのある商品を見てみたいです。
業界が盛り下がったときに生まれる”ヤバい奴”が、いわゆるヒーローというものなのだと思いますが、新たなヒーローの誕生が停滞したバス釣り業界を盛り上げてくれることを願うばかりです。
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