「ストロングな釣りを押し通すだけでは、スレた魚にルアーを食わせきれなくて辛い」
「ダウンショットリグで、タフでスレッスレな魚を釣れるようになりたい…」
「冬場のダウンショット専用タックルを組みたい」
そんな動機の元で購入したゾディアスのスピニングロッド『ゾディアス 264ul-s』。
実際に1年ほど使ってみたので、「ゾディアス264ul-s」のインプレをしてみる。
もくじ
- 1 【1年使用インプレ】超軽量ルアーの扱いが超快適!シマノ「ゾディアス 264UL-S」はライトリグが下手くそな僕の味方だ。
- 2 安くてタフな、シマノのスピニングロッド『ゾディアス 264ul-s』の大まかな特徴
- 3 シマノ「ゾディアス264UL-S」の良いところ、微妙なところ
- 4 シマノ「ゾディアス264UL-S」 スペック
- 5 シマノ「ゾディアス264ul-s」の外観インプレ
- 6 スピニングリール『ストラディック』シリーズと合わせてみる
- 7 【体験談】ゾディアス264ul-sを実際に1年間使ってみたインプレ
- 8 高い剛性感、タフネス具合が最高
- 9 ダウンショットリグがかなり使いやすい
- 10 食い込み抜群のソリッドティップは、「ボウズ逃れ」を可能にする
- 11 根がかりの少ない、絶妙な張り加減のソリッドティップ
- 12 とにかく食い込みが良い。驚異のフックアップ率
- 13 感度は”並”だが、必要十分
- 14 ガイドの違いによる感度の差は、全くわかりません
- 15 実際に使ってみて、快適に感じたルアー
- 16 ゾディアス264ULと264UL-Sの使い分け
- 17 【1年使用インプレ】超軽量ルアーの扱いが超快適!シマノ「ゾディアス 264UL-S」はライトリグが下手くそな僕の味方だ|まとめ
【1年使用インプレ】超軽量ルアーの扱いが超快適!シマノ「ゾディアス 264UL-S」はライトリグが下手くそな僕の味方だ。
この項目では、ゾディアス264UL-Sの傾向や特徴、使用感などについて大まかに書いていく。
安くてタフな、シマノのスピニングロッド『ゾディアス 264ul-s』の大まかな特徴
これが今回インプレする、シマノの『ゾディアス264ul-s』。
安くて頑丈でありながらも、ソリッドティップ、ハイパワーX、CI4+のグリップなど、価格的に見ても十分な機能を持っている良ロッドだ。
シマノ「ゾディアス264UL-S」の良いところ、微妙なところ
ゾディアス264UL-Sの特徴をざっと挙げると、以下のような感じ。
・安い。
・軽くて疲れにくい。
・頑丈。
・専門性が高い(ほぼダウンショット専用機)
・所有感が薄い
「安くてタフ」というゾディアスシリーズの特徴に加え、ダウンショットリグの繊細な操作を可能にする”ソリッドティップ”が最も大きなポイント。
ゾディアスシリーズというと、「安い、コスパに長けたロッド」という印象がある人もいるかもしれない。
しかし、実際に使ってみると非常に使いやすく、ライトリグが下手な僕でもたくさんの魚を釣らせてくれる優秀なロッドだ。
シマノ「ゾディアス264UL-S」 スペック
『ゾディアス 264ul-s』
全長(m) :1.93
自重(g):90
先径(mm):0.8
適合ルアーウェイト(g):2〜6
適合ライン(ナイロン・フロロ)Ib:3〜5
グリップ長(mm) :203
テーパー: FF(ソリッドティップ)
カーボン含有率(%):91.5
本体価格(円):17,300
ソリッドティップ仕様なので、ダウンショットリグなどの食わせのライトリグに向いている。
ソリッドティップとは『中身が詰まっている穂先』のこと。穂先が中空のもは”チューブラーティップ”と呼ぶ。
ソリッドティップのメリットとしては「食い込みのよさ・繊細な操作がしやすい」などがある。
デメリットは「感度が低い・食い込みが良すぎて根掛かりが増える」など。
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●お得な情報
価格的には17,300円だが、アマゾンでは12,000円ちょいで買える。
アマゾンはちょこちょこ価格が変わるのでこまめにチェックしておきたい。運がいいと思わぬ激安時に買えることもある。
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シマノ「ゾディアス264ul-s」の外観インプレ
●グリップ周り
握りやすく、長時間握っていても疲れにくい『CI4+』素材のグリップ。
ライトリグを長い時間シェイクし続けても、手首への負担が少なくて非常に楽。
従来の樹脂よりも軽量で高い強度を持つ、シマノ独自の素材『CI4』を更に進化させたもの。
リールシートにCI4+を使用することで、軽量化・感度アップ・操作性アップに繋がる。
●ガイド
アルコナイトのガイド。
コストダウン優先のためなのか、ガイドにはアルコナイトが使われている。
アルコナイトガイドは、Sicガイドとハードガイドの中間に位置するようなガイド。
日本のロッドはSicガイドが採用されいているものが多いが、バスフィッシングの本場アメリカではアルコナイトはポピュラーなガイドリング素材として使用されている。
トップガイドのみSicガイド。
●バットロゴ周り
バットロゴ部分。
ブランクスには、キャストのときや魚とのファイト中にブランクスがネジれてしまうのを抑える『ハイパワーX』素材が使われている。
カーボンテープをクロス状に締め上げていくロッド製法『ハイパワーX』のおかげで、キャスト精度もアップしているように感じる。
昔の一般的なバスロッドよりもシャープに振り抜くことができて、キャストのときにロッドがブレにくい。
キャストが上手くなったんじゃないかと錯覚してしまう(笑)
ダウンショットリグをシュパっと振り抜いて、ピンポイントにズバズバ入れていく…みたいなキャストも楽しめるゾ!
スピニングリール『ストラディック』シリーズと合わせてみる
ストラディック C2000SHGと。
ストラディックCI4+ 2500HGSと。
ストラディックシリーズとゾディアスのコーデはこんな感じ。
どのようなタイプのスピニングリールとも、違和感なくハマる。
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【体験談】ゾディアス264ul-sを実際に1年間使ってみたインプレ
高い剛性感、タフネス具合が最高
実際に1年ほど使ってみて気になったのは、「安くて頑丈だから、気軽に使える」という部分。
僕は釣りの最中はつい夢中になり、道具の扱いがラフになりがち。
タックルチェンジの際にはガチャガチャと荒く扱ったりするタイプなのだが、ゾディアス264ul-sはまるで折れる気配がないため、高い剛性感にかなり助けられている。
購入前は「ソリッドティップだから丁寧に扱わなきゃな」と心がけていたのだが、手荒く扱ってもビクともしない剛性感に驚かされた。
ダウンショットリグがかなり使いやすい
剛性感がありつつも、ダウンショットリグなどのライトリグ系ルアーの操作性が高いのもお気に入りポイント。
ゾディアス264UL-Sは”ソリッドティップ”搭載ということで、購入当初は「障害物周りで引っかかって食い込んじゃって、根がかりが多いんじゃないか」と心配していた。
しかし、実際に使ってみると根がかりが多いどころか、むしろカバー周りにおいて非常に使いやすいロッドだと思わされたのだ。
食い込み抜群のソリッドティップは、「ボウズ逃れ」を可能にする
何度も前述しているが、ゾディアス264UL-Sには”ソリッドティップ”が搭載されている。
このティップが絶妙な張り加減なので、ダウンショットなどのライトリグがとても使いやすい。
根がかりの少ない、絶妙な張り加減のソリッドティップ
オダや立木など、そこそこな水中カバーにリグを絡めていっても、ティップが食い込みすぎることなく、フワっとルアーを外してくれる。
ボトムにある障害物にダウンショットシンカーを適度にスタックさせてシェイク…といった操作はかなり快適に行える。
ティップに適度な張りも持たされているため、必要以上に食い込まず、かといって外れすぎず…といった繊細な操作を可能にしてくれるロッドだ。
ダウンショットリグの王道的な使い方ともいえる、「ダウンショットのシンカーを”意図的”にカバーに絡めて、一点集中でシェイク」といった操作は、ほぼパーフェクトな印象。
とにかく食い込みが良い。驚異のフックアップ率
ボーッとしててもオートマチックに魚の口にフッキングしてしまうような食い込みの良さもある。
小バスだろうがデカバスだろうが、「とりあえず食わせたら掛けちゃいますね」的な感じで、とにかくバイトを拾いやすい。
僕のようにライトリグが苦手な人でも、バスのサイズに関わらずフッキングしてくれることもあるので、「ボウズ逃れにはもってこい」と言えるロッドである(笑)
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感度は”並”だが、必要十分
ゾディアス264UL-Sは、しっかりとした感度も兼ね備えている。
さすがにフラッグシップのような金属的な超高感度とは言えないが、僕のような一般人のアングラーが必要とする感度レベルは、しっかり備えている。
例えば、
「水深4~6mくらいにあるちょっとしたオダなどのカバーに、1.8gシンカーがコツンと当たった」
「スタックをかわして、次の枝にシンカーが引っかかっている」
「あとティップを10cm上げると、枝にシンカーが引っかかるな」
などなど、これくらいのことなら余裕で感じ取れるロッド。
購入前は「ソリッドティップだから感度が低いのかなぁ」と思っていたが、そんなことはなかった。
必要十分に感度はある。
ガイドの違いによる感度の差は、全くわかりません
ゾディアス264UK-Sには、ガイドにアルコナイトが使われているが、正直僕のレベルではSicガイドとアルコナイトの違いを体感で感じることはできなかった。
ただソリッドティップのため、チューブラーティップのロッドと比べると感度は落ちる。
※追記 1年半使用後のインプレ
1年半使ってみたが、リグが着底した直後のバイトや、シェイク時のちょっとした違和感も、しっかり感知できるロッドだと痛感中。
【関連記事】1年半使用したインプレ記事は、こちらから読むことができます↓
実際に使ってみて、快適に感じたルアー
ゾディアス264UL-Sを1年ほど使ってみて、気持ちよく扱えると感じたルアーは以下の通り。
●1.3〜1.8gくらいのシンカーを使った、3インチ前後のワームのダウンショットリグ。
●小型ワームのスプリットショットリグ。
●3〜4インチワームのノーシンカーやネコリグ。
●0.9〜1.8gくらいのスモラバ。
主に「超軽量のライトリグ」と呼ばれるルアー全般を、快適にこなせるように作られている。
上記のような一般的なライトリグなら、どんなものでも気持ちよく扱える。
ソリッドティップなので汎用性に欠けるのかと思いきや、意外とマルチに使っていける。
●オカッパリの超軽量ルアーのバーサタイルロッドとしてもおすすめ
ゾディアス264UL-Sは、陸っぱりで超軽量ルアーを投げたい人にもおすすめだ。
例えば、
といった悩みがあるオカッパリアングラーにおすすめ出来る。
一般的なM(ミディアムパワー)クラスのバーサタイルロッドと組み合わせれば、2g~28gくらいまでのルアーを扱える「オカッパリ完全武装」なスタイルが組める。
ゾディアス264UL-Sは、ベイトタックルのバーサタイルロッドじゃ食わせきれない、超繊細なバイトも食い込ませられるので、実はゾディアス264UL-Sはオカッパリアングラーにもおすすめだったりする。
ゾディアス264UL-Sとバーサタイルに使用できるベイトロッドがあれば、陸っぱりで幅広い釣りが可能になる。
ゾディアス264ULと264UL-Sの使い分け
この2本のうちどちらを購入しようか迷ったが、ダウンショットリグをメインに練習したかったこともあり、ソリッドティップである264ul-sを選んだ。
264ulのほうが汎用性に長けている…と思われるかもしれないが、264ul-sもそこそこ汎用性がある。
264ul-sはダウンショットなどの超小型ワームを食い込ませる釣りや、3〜4インチくらいの小型ワームのノーシンカーなどで食わせを狙う釣りに合っているように思う。
2~3.5インチくらいまでのワームを使い、深場にいるバスをダウンショットなどで狙い撃ちするのにはもってこいなロッド。
ネコリグやスモラバ、ジグヘッドワッキー、ミドストやホバストなどをガンガン使っていきたいなら、ソリッドティップではない264ulが合うと思う。
ただ、ダウンショットリグの操作性やフッキングに関しては、やはりソリッドティップの有無は大きい。
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ゾディアス264Lと264UL-Sの比較インプレはこちらで読むことができます↓
【1年使用インプレ】超軽量ルアーの扱いが超快適!シマノ「ゾディアス 264UL-S」はライトリグが下手くそな僕の味方だ|まとめ
ライトリグ用に購入した、シマノのスピニングロッド『ゾディアス 264ul-s』を、僕個人の体験談を含めてインプレしてみた。
ゾディアス264UL-Sは、ライトリグの中でも、特にダウンショットに使いやすいソリッドティップのロッド。
価格的にはリーズナブルなお値段だが、必要最低限、あるいはそれ以上の機能・スペックは兼ね備えていると思えた良ロッドである。
シマノ「ゾディアス 264UL-S」は、下記のような人におすすめできるロッドだ。
「ライトリグやりたいんだけど、初心者だから何を使おうか迷ってる」
「スピニングの練習をガチでやり込みたい!」
「ダウンショットリグに特化したロッドを探している」
「冬に向けて、ダウンショットタックルの導入を検討している」
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