近年は、「軽くて感度がいい!さらに食い込みを妨げずにマルチに使えるロッド」というようなバスロッドを多く見かけます。
個人的にもそういった”尖った”バスロッドを使うこともありますが、キャスト性においてはベーシックなレギュラーテーパーのロッドがいいと痛感中…。
とくに、キャストに不慣れなバス釣り初心者さんほど、レギュラーテーパーのロッドを選んだほうが間違いない。
もくじ
【バスロッド選び】バス釣りビギナーに”レギュラーテーパー”を推したいワケ
レギュラーテーパーはキャスト性◎
レギュラーテーパーの良さは、なんといってもキャストのしやすさです。
ロッドをテイクバックした(後ろに振った)ときにしっかりと曲がってくれるので、狙ったところにルアーを投げ込みやすい。
先調子(ファーストテーパー)だと、ロッドの先端付近しか曲げることができません。
レギュラーテーパーはルアーの重さをしっかりと感じながらキャストすることができるため、バス釣り初心者にピッタリというわけです。
ファーストテーパーは初心者には不向き
ファーストテーパー(先調子)は食い込みのよさや操作性がいいのがメリット。
その一方で、キャストすると曲げにくく、正確なキャストをおこなうにはスイングスピードを求められるというデメリットも。
スイングスピードを調整できる経験者ならファーストテーパーでも問題ないでしょう。
しかし、キャストに不慣れな初心者さんの場合、ロッドを振るスピードをコントロールできないため、先調子だと扱いにくさを感じがちです。
レギュラーテーパーはキャスト時にロッドが曲がってくれるため、狙ったところにルアーを落としやすいのです。
高弾性・高感度の先調子はビギナーには使いにくい
超軽量で高感度、なおかつ先調子!…というような尖ったスペックのバスロッドは、初心者にはおすすめできません。
バスロッドは弾性があがるにつれて、硬く・軽くなるという傾向があります。
ということは、ロッドを振るときにスイングスピードを上げなければならない、ということでもある。
野球でたとえるなら、キンキン高弾性の先調子ロッドは「ものすごく”芯”のストライクゾーンが狭いバット」といったところでしょうか。
バス釣り経験者ならレーシーなロッドでも使えます。
しかし、キャストに不慣れなバス釣りビギナーは、高弾性&先調子のバスロッドには手を出すべきではないといえるでしょう。
個人的におすすめの初心者向けルアーロッド
個人的におすすめしたいレギュラーテーパーのバスロッドは、以下の3本です。
●エントリーモデル
●ミドルクラス
●ハイクラス
すべて6.5フィートのレギュラーテーパーです。
ほどよく操作性にすぐれ、ほどよく遠投性にもすぐれるバスロッドたち。
狙ったところにズバズバとキャストできるので、使っていて気持ちいいロッドです。おすすめ。
【バスロッド選び】バス釣りビギナーに”レギュラーテーパー”を推したいワケ|まとめ
「バス釣りビギナーに”レギュラーテーパー”を推したいワケ」を紹介しました。
バスロッド選びにはコレといった正解がありません。
しかし、間違いなくいえるのは「バス釣り初心者さんは尖ったスペックのバスロッドに手を出すべきではない」ということです。
個人的に、バス釣りビギナーには5.8~6.5フィートのレギュラーテーパーをおすすめしたい。