インプレ|ハヤブサ「ジョインテッド シューティングボールヘッド」。もっと早く買っておけばよかったかも…。

ハヤブサ「ジョインテッド シューティングボールヘッド」。

”底モノ”好きアングラーとしては見逃せないアイテムですが、今更ながら購入してみました。

もっと早く買っておけばよかったかも…。

「ジョイント式 フットボールヘッド」とは

「フットボールヘッド」は、もともとはアメリカが発祥だといわれています。

ワームをボトムカバーにあえて引っ掛けて、ハングオフ(外した)ときにリアクションで食わせる!なんていうメソッドがあっちで流行っているそうです。

ここ日本でも、リューギ「フットボールヘッド」が流行ったのは記憶にもあたらしいです。

「フットボールヘッド」は、アメリカのトップトーナメンターであるトミー・ビッフルという選手が活用していることでも知られます。

●元祖はコレらしいっす↓ジーン ラルー「ビッフル ハードヘッド」

ジーン ラルー「ビッフル ハードヘッド」
created by Rinker

ここ日本でもなぜか流行り、追って、さまざまなメーカーから模倣品・インスパイア品がリリースされました。

ハヤブサ「ジョインテッド シューティングボールヘッド」もそのうちの一つだと思いますが、撃ち・底モノ好きアングラーの僕としては見逃せません。

ということで、いまさら購入してみたのですが、すげぇ良かったです。

ちなみに、まだ魚は掛けていません。おもに「使ってみた感想インプレ」になります。まぁいつものことですわ…(^o^;)

【インプレ】ハヤブサ「ジョインテッド シューティングボールヘッド」、なかなか”良い”ぞ。今後メインで使える

さまざまなウエイトを試してみた

まずは、1/4oz・3/8oz・1/2ozの3つの重さを購入し、同じシチュエーション・同じタックルで使ってました。

使用タックルデータや環境は、以下のとおりです。

使用タックルデータ

ロッド:Gルーミス「E6X MBR843(7フィート/MHパワー/ファーストテーパー)」

リール:シマノ「07メタニウム」

ライン:フロロカーボン15ポンド

環境:ややカバーが多い野池のオカッパリ(水深~2mのシャロー野池)/ディスタンス-30m以内

1/4oz(7g)

1/4oz(7g)の場合、ほどよいスタック感を残しつつ、濃いめのボトムカバーでもスルスルと抜けることができました。

テキサスリグを投入したくなるようなボトムにあるミッド・ヘビーカバーへ投げ込んでも、根がかりせずにハングオン・ハングオフが可能。

3/8oz(10g)

3/8oz(10g)もだいたい同じような印象ですが、ウエイトが重くなるぶん、スタック感はあがります。

ボトムカバーからハングオフさせるときに、1/4ozのときよりもやや強くシェイクしなければ抜けられなくなったものの、リグが食い込んで根掛かってしまうようなトラブルは起きず。

1/2oz(14g)

1/2oz(14g)も投入してみました。
さすがに1/2ozだとスタックしすぎるのでは…と思いきや、意外なことにスルっと抜けてくれます。

ウエイトが上がるごとにヘッドのシルエットが大きくなるので、そのぶん根がかり率があがるはずなのですが、しっかりとシェイクして外してあげればスルスル抜けてくれる。

ボトムカバーを乗り越えるには、3/8ozよりも強めのシェイクもとめられましたが、しっかり抜けるんですよね。これは面白い。

ウエイトを重くすればワームをクイックに操作できるので、1/2ozも手札として入れても良さげでした。

セッティングがすげぇ楽…

ハヤブサ「ジョインテッド シューティングボールヘッド」は、ワンタッチでオフセットフックを着脱できるのが◎

ヘッドにライン結んで、オフセットフックを通すだけ…というセッティング。
これがすげぇ楽なんですよね。ズボラな僕としてはありがたい仕様です。

テキサスリグやリーダーレスダウンショットリグに比べ、セットが楽チンで助かります。

(画像:テキサスリグ)

テキサスリグは「ストッパー装着・シンカー挿入・ライン結ぶ」というわずらわしい工程がネックです。

リーダーレスダウンショットリグの場合は、事前にシンカー・スイベル・リングをセットしておけば現場では楽チンですが、フックサイズやワームを変えたいときは、ペンチを取りだしてリングからフックを外す…という手間があってメンドクサイ。

「ジョインテッド シューティングボールヘッド」は、テキサスリグやリーダーレスダウンショットリグのセットの煩わしさが解消されつつ、フリーリグよりもスピード感がある操作感。

フットボールヘッド、かなり良いっす。もっと早く買っておけばよかったなぁ。

根がかりしにくいぞ

インプレ|ハヤブサ「ジョインテッド シューティングボールヘッド」は、ヘッド形状がフットボール型になっています。
ということもあり、使用前は根がかりしやすい(スタックしすぎる?)のではと不安でした。

しかし、実際に使ってみると、思いのほかスルスルとカバーを回避してくれるではありませんか。これはなかなかイケています。

カバーを上から撃ち抜いていくには向かない

ただ、カバーへ”上”から撃ち込んでいくような釣りには向かないようです。
回収するときにヘッドが引っかかってしまい、お世辞にも快適だとはいえません。

しかし、ボトムカバーへ使っていくときは、スタックはするもののスルリと抜ける。
あくまで体感ですが、同ウエイトのフットボールジグよりもすり抜け感はすぐれているかなと。

あれ?コレ、メインウエポンとして使えるぞ。
オープン〜ライトカバー、ボトムカバー撃ちのメイン武器として”アリ”やんけ…というのが個人的な感想です。

●あくまで主戦場は「ボトムカバー」

ヘビーカバーを上から撃つこむような釣りをすると、抜けるときは引っかかってしまいやすい。
しかし、オープン〜ライトカバーくらいなら問題なく使えました。

ボトムカバーを狙うなら最高に使いやすかったです。
ボトム系カバーなら濃いめカバーにもイケるので、津久井湖などのカバー少なめのフィールドや、ボトムカバー狙いをするときにピッタリな印象。

重いウエイトでもシェイクさせればスルっと抜けてくれるため、すり抜け性能はかなり良いかと思います。

垂直にフォールさせやすい

ハヤブサ「ジョインテッド シューティングボールヘッド」は、その名のとおり『フットボールヘッド』を搭載しています。
そのため、ワームを垂直に落としやすいのがGOODですね。

テキサスリグと比較した場合、フォールの角度はメリットになるかなと。

たとえば、立木や垂直岩盤などの”縦スト”をテキサスリグで狙うと、リグが手前に寄りやすいのがネックです。
ですが、フットボールヘッドなら縦ストにたいして垂直にフォールさせることが可能。

ただ、垂直フォールのさせやすさは、リーダーレスダウンショットリグ(直リグ)やフリーリグにも同じことがいえます。

【インプレ】ハヤブサ「ジョインテッド シューティングボールヘッド」、なかなか”良い”ぞ。今後メインで使える|まとめ

ハヤブサ「ジョインテッド シューティングボールヘッド」を使ったので、インプレを紹介しました。

適度なスタック感がありつつも、シェイクすることでスルっと・シュパっと抜けられるので、反射的な誘いにも良さげなアイテムかなと思います。

なにより、セッティングの楽チンさが本当にありがたい。メインウエポンとして使い込みたくなるアイテムでした。

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