近年のバスロッドは、感度にすぐれていながらも軽くてシャキッ!シュパッ!としたフィーリングのロッドが多いですね。
「誰にでも使いやすいベーシックな作り!」とは言ったものの、その作りはやや硬め・シャッキリめなものが多い印象です。
僕は釣り歴だけはムダに長いオッサンアングラーなので、ロッドの嗜好性が現代とは真逆。
どちらかというと、キャストするときにムチッとしなやかに曲がり、モチッとしたフィーリングのロッドが好きなんですよね。
その嗜好に拍車をかけたのが、ノリーズ「ロードランナー」というロッドでした。
もくじ
「ロードランナー」を使って以来、高弾性・硬い・シャッキリで金属的なフィーリングのバスロッドを使う気がしなくなった…というお話
なにがキッカケだったのか忘れてしまいましたが、ロードランナーに夢中だった頃があります。
今から5年くらい前でしょうか。
ノリーズ「ロードランナー」シリーズをメインにしたところ、「軽い・硬い・高弾性・シャキッと系ロッド」を使えなくなってしまったんですよね。
ロードランナーの使い心地のよさに惚れてしまったのです。
「ロードランナーヴォイス」使っちゃったから、戻れなくなった
最初の1本目は「ロードランナー ヴォイス 680H」でした。
やや短めのヘビーロッドなのですが、ティップがややソフトで使いやすかった。
テキサスリグ縛りの修行をおこなっていたときの相棒として購入したんですよね。
当時はヴォイス680Hとテキサスリグばかり使っていました。
↑ロードランナーヴォイス6100H
生まれてはじめての50オーバーを釣ったのも、ロードランナーでした。
今はもう手元にはないのですが、手放すときはどうしようかマジで悩みました(^ ^;)
結果的に、ロードランナーのおかげでアメリカンロッドの面白さにも気づけたので、ありがたや。
ロードランナーLTT680MH×カルカッタコンクエスト100DC…というレジェンド的な組み合わせも試しました。
が、僕のカラダには合わず…。
「オレの真似はするなよ。自分に合ったタックルを使え。そういうことですよ」という声が聞こえます(笑)
ロードランナーを使い込んだおかげで、タックルバランスやセッティングなどの知識も増えていき、以下のような記事を書けるまでに成長することができた。
すべて、ロードランナー(と膨大な時間とお金の消費)のおかげです。
ロドラン使うと戻れなく
ロードランナーロッドを使うと、近年主流のハイスペックなロッドを使いにくくなってしまうんですよね。
ネックといえばネックですが、嬉しい悲鳴ともいえます。
カラダが「モチっと曲がってトルクがあるロッドじゃないと嫌!」と叫んでしまう。
たとえば、某有名メーカーの高感度な上位モデルを使っても、やっぱりモチっとしたロッドを求めてしまうのです。
ロドランを使うと、もう元のカラダには戻ることはできません。
ノースフォークコンポジットやらルーミスロッドにも通ずる話かもしれない。
とはいえ、ロードランナーロッドはやや自重があるので、好みが分かれるロッドでもあります。
「重いロッドは使いたくない」という人や、「ロッドは軽くてシャープなほうがいい」という人にはロドランは合わないでしょう。
一方、「キャスティングを楽しみたい!」という人や、「モチっとして”曲がる”ロッドが好き」「ピンポイントへルアーが吸い込まれるようなフィーリングを体感したい」という人には、ロードランナーロッドが合うはず。アメリカンロッドでもいいかもしれません。
”とあるロッド”を使って以来、高弾性・硬い・シャッキリで金属的なフィーリングのバスロッドを使えないカラダになってしまった…というお話|まとめ
ロードランナーをはじめとするモチっと・トルク系ロッドを使ってしまうと、もう元に戻れなくなった…というお話をしました。
近年はしなやかなロッドが増えてはいるものの、やはりロードランナーは”良い”んだよなぁ。
あぁ、また使いたくなってきた。1本だけでも所有しておきたいなぁ。