「釣れるシャッドテールワーム」として人気が高い、ゲーリーヤマモト『ハートテール』。
使い始めてから5年ほど経ったので、インプレと釣れる使い方、タックルセッティングを紹介していきます。
もくじ
- 1 【インプレ】ゲーリーヤマモト「ハートテール」
- 2 超人気のシャッドテールワーム「ハートテール」とは
- 3 ゲーリーヤマモト「ハートテール」のスペック
- 4 ●ゲーリーヤマモト「ハートテール」の重さは?
- 5 ゲーリーヤマモト「ハートテール」を実際に4年ほど使ってみた感想・インプレ
- 6 ”魚がスレてる”とか関係なく食ってくる(実釣性能が高い)
- 7 消耗が激しい(コスパが悪い)
- 8 重さがあってキャスト性能が高い
- 9 ゲーリーヤマモト「ハートテール」の釣れる使い方・リグ、おすすめカラー
- 10 ノーシンカーリグの”ただ巻き”
- 11 フックサイズは#7/0が基本
- 12 ゲーリーヤマモト「ハートテール」のおすすめカラーは?
- 13 ゲーリーヤマモト「ハートテール」を使用するべき状況・ハマる状況
- 14 水質がクリア〜ステインなとき
- 15 冬・低水温期から早春
- 16 速めの巻物ルアーに食ってこないとき(ミスバイト・チェイス含む)
- 17 ゲーリーヤマモト「ハートテール」に合わせるタックル
- 18 「ハートテール」に合うロッドは、M~MHパワー
- 19 「ハートテール」に合うリール
- 20 「ハートテール」に合うライン
- 21 まとめ:ゲーリーヤマモト「ハートテール」は、コスパは悪いが実釣性能が高いハイクオリティなシャッドテールワーム
【インプレ】ゲーリーヤマモト「ハートテール」
超人気のシャッドテールワーム「ハートテール」とは
「ハートテール」は、2014年にゲーリーヤマモトから発売されたシャッドテール(パドルテール)ワームです。
JB TOP50プロである市川直之氏が監修したことでも知られ、トーナメンターから一般アングラーまで多くの人に愛される名作ルアー。
ハート型に形作られたテール部、ボディ上部のノンソルト&下部はソルトイン仕様…など、随所に”釣れる工夫”が設けられているのが特徴。
小さな野池からメジャーフィールドまでどんなフィールドでも釣れるので、シャッドテールワームを使ったことがない初心者の人にもおすすめのルアーです。
ゲーリーヤマモト「ハートテール」のスペック
1パック / 5 本入り
10 colors
(スペック引用:ゲーリーヤマモト「ハートテール」公式ページより)
●ゲーリーヤマモト「ハートテール」の重さは?
ゲーリーヤマモト「ハートテール5インチ」の重さは、約18gです。
【「ハートテール」はコチラからチェックできます】
ゲーリーヤマモト「ハートテール」を実際に4年ほど使ってみた感想・インプレ
ゲーリーヤマモト「ハートテール」を愛用し続けていますが、いつの間にか5年経っていたので、個人的な体験談をもとにしつつインプレを紹介していきます。
「ハートテール」の大まかな印象は以下の通りです。
●”魚がスレてる”とか関係なく食ってくる(実釣性能が高い)
●消耗が激しい
●キャスト性能が高い
”魚がスレてる”とか関係なく食ってくる(実釣性能が高い)
(神奈川県「相模湖」にて)
ゲーリーヤマモト「ハートテール」は、実釣性能が高いシャッドテールワームだと感じます。
小規模のハイプレッシャーな野池からメジャーフィールドの魚まで、なぜかバイト率が高い。
●バイト率が高い
「ナチュラルアクションが〜」などの要素は他のシャッドテールワームにも言えることなので省略しますが、他メーカーのシャッドテールと比べてみても、やたらバイト率が高いんですよね。
他のシャッドテールワームとバイト率を比較すると、
「ハートテール>スイングインパクトファット>フルスイング>ドライブシャッド」
みたいな感じです。
食ってくる理由は定かではありませんが、絶対的濁度(普段の水質・色)が「クリア〜ステイン」のフィールドに強いような印象があります。
また、甲殻類をメインベイトとするバスが多い釣り場よりも、どちらかというと”魚食性”が高いバスが多い釣り場だと良い結果に繋がりやすいと感じました。
●メインベイトが”魚類”
上記2つが当てはまるフィールドであれば、スレていようとも釣れちゃう…といったルアーですね。
消耗が激しい(コスパが悪い)
ゲーリーヤマモト「ハートテール」はやや素材が脆いのがデメリット。
スキッピングを繰り返したり、ジグトレーラーなどに1度だけセットしてもボロっと崩れやすい。
しかし、”弱い素材だからこそ釣れる”とも感じており、このマテリアルだからこそ獲れる魚もいるっぽい。
特に相模湖やスレスレ野池で釣れるルアーなので、コスパの悪さは仕方がない部分だと割り切っています。
重さがあってキャスト性能が高い
「ハートテール」の重さは約18g。キャスタビリティが良いのも嬉しいポイント。
18gあればMH~Hクラスのロッドでも正確なキャストを決めやすく、遠投性能もバッチリです。
スキッピングも楽々で、オーバーハングの奥の奥へのスキップも気持ちよく行えます。
木々が生い茂ったフィールドや、増水時のリザーバー、房総リザーバーなどで活躍してくれます。
スキッピングのしやすさは他のシャッドテールにも言えることですが、自重18gという重さはハートテールを選ぶメリットとも言えます。
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ゲーリーヤマモト「ハートテール」の釣れる使い方・リグ、おすすめカラー
ノーシンカーリグの”ただ巻き”
「釣れる使い方」などと言うと大袈裟ですが、基本的には「ノーシンカーリグの”ただ巻き”」をメインに使用すると良い結果に繋がりやすいです。
また、スピナーベイトやスイムジグなどのトレーラーに使っても良いカンジ。
ただ耐久性に難ありなワームなので、個人的にはやっぱりノーシンカーリグをおすすめしたいトコロ。
フックサイズは#7/0が基本
一般的に、5インチクラスのシャッドテールワームには#5/0~6/0クラスのフックが合いやすいと言われていますが、ハートテールの場合は#7/0がおすすめです。
元JBTOP50プロの青木大介氏は、ハートテールのフックサイズに関して以下のように語っています。
シャッドテールワームには#5/0~6/0クラスを使いがちだが、ハートテールはそれらのフックサイズを使用するとクルクルと不安定なスイミングになりやすい。
なので、#7/0を使用するとフックの重さとスイミングのバランスが噛み合う。
シャッドテールには#5/0~6/0クラスのフックを使用しがちだが、ハートテールに関しては#7/0がベスト…と青木氏は語っています。
以下の動画で詳細をチェックできます(再生するとハートテールのフックに関して語るシーンから観れます)
僕自身の体験においても、#5/0~6/0だとハートテールはクルクルしがち・泳がないと感じており、#7/0を使うと安定して泳ぐという印象です。
ウエイテッドフックを使用することで安定したスイミングを得ることもできるので、「表層は#7/0、それより下はウェイテッドフック」というように使い分けるのが理想的。
●青木大介プロが使用している「ハイパートルネード #7/0」はこちらからチェックできます↓
ゲーリーヤマモト「ハートテール」のおすすめカラーは?
ゲーリーヤマモト「ハートテール」のおすすめカラーは以下の3つです。
●ウォーターメロン(194JN/194)
●チャート(000N/169)
色々試しましたが、上記3つが安定している気がします。
特に「チャート」は、ローライト時・マッディウォーター時の神カラーなので、ぜひ使ってみてほしいです。雨や風などの悪天候時にも有効!
「グリーンパンプキン」は、ステイン〜マッディ時に。
「ウォーターメロン」はクリアからマッディまでどんな状況でも使いやすく、汎用性が高い神カラー。
個人的には「ウォーターメロン(194JN/194)」がおすすめ!
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ゲーリーヤマモト「ハートテール」を使用するべき状況・ハマる状況
ゲーリーヤマモト「ハートテール」を使い込んでみましたが、ハマる状況というのがわかってきました。
「ハートテール」が釣れる状況は、主に以下のようなシーンです。
●水質がクリア〜ステインなとき
●冬・低水温期から早春
●速めの巻物ルアーに食ってこないとき(ミスバイト含む)
●バスが魚類をメインベイトにしているとき
上記はあくまで僕個人の体験からきているポイントではありますが、これらの要素が重なったときにデカいのが食ってくることが多い。
水質がクリア〜ステインなとき
水質がクリアなときはハートテールの出番。
水が澄んでいるとルアーでバスを騙しにくくなるため、ハートテールのようなシャッドテールワームはバスに警戒心を与えにくい。
個人的には、ハートテールはアピール力で惹きつけるというよりも、どちらかというと「見せて食わせる」という方向性なルアーだと思ってます。
実際、相模湖や早春の野池(クリア気味)などで良く釣れるので、水質がクリア〜ステインなフィールドではハートテールの出番と言えるでしょう。
冬・低水温期から早春
ハートテールは小魚などを食べている魚食メインなバスに対して有効なルアー。
冬・低水温期などのシーズンは、バスのメインベイトが小バス、ブルーギルなどの魚類に偏るため、ハートテールが活躍するシーズンです。
特に早春は、ハートテールのようなボリューム感があるルアーをゆっくり巻いていると、デカい魚が釣れやすい。
ハートテールはオールシーズン対応なルアーですが、個人的には11~5月くらいに使用頻度が上がるルアーです。
速めの巻物ルアーに食ってこないとき(ミスバイト・チェイス含む)
上記のような状況もハートテールの出番。
ハートテールは「ボリューム感・スロー・ナチュラルアクション」の三拍子が揃ったルアーなので、食わせ能力にも長けているのが特徴です。
クランクなどの巻物ルアーに追いつけない(決定打にかける)ときなどにハートテールを投入してみると、良い思いができることもあります。
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ゲーリーヤマモト「ハートテール」に合わせるタックル
この項目では、「ハートテール」にマッチするタックルセッティングを紹介します。
「ハートテールを使ってみたいけど、どんなタックルを使えばいいかわからない」という人のお役に立つと幸いです。
「ハートテール」に合うロッドは、M~MHパワー
ハートテールに合うロッドは、「MHパワー、7フィート前後のロッド」です。
だいたいMH(ミディアムヘビー)からH(ヘビー)であれば問題なくフッキングでき、ロッドによってはM(ミディアム)クラスでも使えます。
前述しましたが、「ハートテール」に合うフックは#7/0が基本。
#7/0はかなり太い・デカいフックなので、しっかりとフッキングするにはロッドにそれ相応のパワーが必要になります。
また、デカいフックを遠くでフッキングさせるには、やや長めのロッドを選ぶのも失敗しないコツ。
●具体的な例として
たとえば、シマノ「ゾディアス1610MH」や、ノリーズ「ロードランナーLTT680MH」、レイドジャパン「グラディエーターアンチ GA-610MHC ”Baltoro”」などがおすすめです。
シマノ「ゾディアス1610M」や「ワールドシャウラ1702R」などのM(ミディアム)系ロッドでも普通に使えたりするので、まずはお持ちのMロッドで試してみて欲しいところではあります。
やや硬め・強めなMならイケます。
イヨケンさんはシマノ「バンタム170M-2と「バンタム170MH-2」を使用しているようですね。
→情報ソース:釣りビジョン「モンドリアンファイター」より
ノリーズ「ロードランナーLTT650M」のようにやや柔らかめのMパワーだとフッキングミスが多発…という体験談もあるので、『基本はMH、MでもHでも出来るっちゃ出来る』くらいの意識でロッドを選ぶと良いでしょう。
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「ハートテール」に合うリール
リールはローギアからハイギアまでお好みで…というと大雑把すぎるので、ここでは僕個人の好みを書いておきます。
ハートテールなどのシャッドテールワームを使用する際は、「巻き感の弱さ(ノー感じになりがち)」ですが、少しでも巻き抵抗を感じたいならハイギアがおすすめです。
ただ、ハイギアだとスローリトリーブや一定の速度で巻く”ステディリトリーブ”などが難しいため、ノーマルギアが最も安定していると感じます。
迷ったらノーマルギア。お好みでハイギア…というように使い分けるのが適当かと思います。
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「ハートテール」に合うライン
ハートテールに合わせるラインは、フロロカーボン16ポンドが基本。
#7/0という太いフックをフッキングさせるには、フロロ16lbくらいあったほうが安全です。
フロロ20lbでも使えますが、ラインを太くするとシャッドテールワームが浮き上がりやすくなるため、余程のことがない限りはフロロ16lbが基本になると僕は考えています。
フロロ14lbだとアワセ切れやフッキングミスなども起こりやすい。
バーサタイルなMパワータックルでハートテールを使いたい場合は、フックサイズを#5/0~6/0に落とすことで対処できるかと思います。
ただ、フックサイズを落とすことでフッキングミスなどが起こりやすいので、もしハートテールを最適な状態で使いたいのなら、やはりMHパワータックルを別途用意しておくのがおすすめです。
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まとめ:ゲーリーヤマモト「ハートテール」は、コスパは悪いが実釣性能が高いハイクオリティなシャッドテールワーム
ゲーリーヤマモト「ハートテール」を5年ほど使ってみた体験談をもとに、インプレなどを紹介してみました。
ハートテールは「ボリューム感・スロー・ナチュラルアクション」の三拍子が揃った優秀なルアーです。
ここぞというときの決定打になる系のルアーだと思うので、気になった人はチェックしてみてください。
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