バス釣りのカバー撃ちにおすすめなラインを挙げていきます。
僕が実際に使ってみて「これは良い!」と感じた体験談に基づいたインプレを書いてみます。
もくじ
バス釣りのカバー撃ちにおすすめのライン(フロロ・ナイロン・PE)
フロロカーボン
クレハ「フロロマイスター」
「安い、強い、スタンダード」の三拍子が揃った名作フロロライン。
プロのルアーテスター・プロスタッフなどにも密かに愛用される優秀なラインです。
よく釣具店などの下段に安売りされている光景を見ますが、「安かろう・悪かろう」と思っていると(良い意味で)痛い目に合うライン。
高感度で伸びにくく、そこそこしなやかでありながら、根ズレにも強いです。
12lbを使って50オーバーをカバーに宙ずり状態にしていても、ラインブレイクしない…という体験談も。
しなやかさでは高級ラインに劣るものの、フロロラインの基本的な要素はしっかりと兼ね備えているため、コスパを重視したいアングラーにおすすめしたいラインです。
●フロロライン初心者の人
●ラインの巻き替え頻度が高い人
●「コスパ重視だけど、ちゃんとした品を使いたい!」という人
シーガー「R18 フロロリミテッド」
多くのメディアアングラーが愛用する高級ライン。
田辺哲男、伊藤巧、金森隆志、平岩孝典、吉田撃、吉田遊などが愛用するラインとして有名です。
フロロカーボンでありながらゴワつきにくく、しなやかでソフトな作りになっているのが特徴。
やや癖がつきにくいため意外と物持ちが良く、巻き替え頻度が少ないアングラーでも満足できるかと思います。
表面がツルっとしているのでキャストしやすく、それでいて感度も良いため、「フロロって硬くて使いにくいから嫌い!」と感じる人にもおすすめですね。
「予算は問わない。絶対的に信頼できるフロロカーボンラインを教えてくれ」と言われたら、まずコレをおすすめしたいです。
●バス釣り中・上級者の人
●ラインの質にはこだわりたいエキスパートアングラー
●「予算は問わないから最高のフロロ使いたい」という人
サンライン「FCスナイパー」
「世界基準」をモットーに開発された、日米問わず多くのアングラーに愛用される名作ライン。
大森貴洋氏や清水盛三氏、並木敏成氏などが愛用することでも知られます。
耐摩耗性と感度に優れているのはもちろんのこと、FCスナイパーはlb別に原系・糸質を変えて作っているため、ポンド数(用途)に応じた釣りを行いやすくなっているのも特徴です。
細いポンド数ではややハードで伸びにくく、太いポンド数ではややソフト…というように、目的に応じた仕様になっており、どちらかというと中・上級者向けのラインという印象。
ただ、「何にでも使える系」というコンセプトで開発されているため、カバー撃ちからハードルアーまで幅広く使いたい人にもおすすめです。
やや高いのが欠点ですが(300m-¥4,000台)、バスフィッシングをこよなく愛するプロフェッショナルなアングラーにおすすめしたい名作ラインです。
●中・上級者の人
●ポンド別に応じてタックルを使い分けるエキスパートアングラー
●「世界基準」なハイクオリティラインを使いたい人
クレハ「シーガーでは、ありません!」
「品質を追求する製造メーカーとしては、面白くない商品です。」
こんなフレーズがパッケージ裏に記載されている、やや異質とも言えるライン。
だいたい¥500くらいで販売されているため、価格重視でラインを選びたい人におすすめ。
『シーガーでは、ありません!』は、「とにかく安いラインがいい!」「フロロカーボンを使ってみたい!」という人におすすめのハイコスパラインです。
「伸びにくい・直線的な感度に優れる・比重が高くて沈む」というフロロラインの基本を学びたい人にもおすすめです。
ただ、やや硬くてゴワつきやすく、癖がつきやすいラインです。20lb辺りになると非常に扱いにくくなるため、カバー撃ちに使うなら16lbくらいまでが良さげ。
耐摩耗性もそれほど優れていない印象なので、練習用・お試し用と割り切って使うことをおすすめします。
「コスパ重視!フロロってどんな感じなのかお試しで使ってみたい!」という人に!
●バス釣り初心者
●コスパ重視の人
●リーダー用として持っておきたい人
ナイロンライン
ユニチカ「シルバースレッド S.A.R」
「ナイロンラインでおすすめのヤツない?」と聞かれたら真っ先のコレを勧めます。
シルバースレッドは、しなやかで耐摩耗性に優れた名作ナイロンラインで、ヒロ内藤氏が愛用することでも知られます。
しなやかながらも耐摩耗性に優れており、カバー撃ちから巻物まで幅広く使いやすいです。
300mで¥1,000台で購入できるため、コスパに優れる点もおすすめポイント。
バス釣りのカバー撃ちに使うナイロンラインで迷ったら、まずコレをおすすめしたいです。
●スタンダード・失敗しないナイロンラインを探している人
●コスパに優れた優秀ナイロンラインを探している人
●巻物から撃ち物まで幅広く使えるナイロンを使いたい人
サンヨーナイロン「GT-R ULTRA」
プロデモンストレーターの村田基氏が監修したナイロンライン。
「フロロを遥かに凌ぐ耐摩耗性」を目的として開発されており、とにかく強いラインですね。
同じ径・ポンド数だと他のラインより圧倒的に強いです。
ナイロンラインではあるが直線的感度に優れ、伸びも少ないためカバー撃ちにも使いやすいです。
18lbがラインナップされているのも嬉しいポイント。
表面がツルッとしてるコーティングが施されているのも特徴の1つ。
ナイロンラインは数回使うとゴワつきやすく、ピッチング時に距離が出にくくなる…といったデメリットもありますが、GTRウルトラはナイロン特有のデメリットを感じにくいラインです。
●村田基氏によるGT-R ULTRAのデモ動画
●耐摩耗性に優れたナイロンラインを使いたい人
●滑らか・感度が良い・ゴワつきにくいナイロンを使いたい人
●村田基ファンの人
バスプロショップ「エクセル」
アメリカのバスプロショップ製ライン。
¥1,000台で1,000mという破格のコストパフォーマンスなのが最大の特徴です。
ただ単に安いラインは数多く存在しますが、エクセルのように「安くて強いライン」はそう多くなく、控えめに言って『お値段以上』なナイロンラインです。
感度がそれほど良くないのがデメリットですが、普通に使う分なら特に気になるレベルではありません。
カバー撃ちに慣れた中・上級者で、20ポンド以上の太糸を使ったフリッピングをする人にもおすすめのラインですね。
バックラッシュなどのトラブルが怖いバス釣り初心者の人にもおすすめ!
●ハイコスパなナイロンラインを探している人
●ブランドを気にしない合理的なアングラー
●海外製品に抵抗がない人(日本製品に飽きた熟練アングラー)
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peライン
サンライン(SUNLINE) PEライン シューター ステューター
伊豫部健氏(イヨケン)や大森貴洋氏が愛用していることでも知られるPEライン。
結び目が強く、リーダーとの結束力も高い優秀なPEラインです。
根ズレに強く、カバーにリグを引っ掛けて誘う「ちょうちん、中層シェイク」などでも糸鳴りしにくいため、カバー撃ちに最適。
目立ちにくいステルスカラーが採用されているため、カバー打ちに使いやすいラインです。
カバー撃ち用peラインに迷ったらコレ!
●世界基準のハイクオリティなPEラインを使いたい人
●PEラインを使ったフリップをしたい人
●大森貴洋・伊豫部健のファン
SUNLINE「バススーパーPEライン」
ナイロンの約3倍の直強力を持つスタンダードなPEラインで、伊豫部健(イヨケン)などが愛用していることでも知られます。
耐摩耗性に優れるため、テキサスリグやラバージグなどを使ったカバー打ち・フリッピングにおすすめ!
低伸度・高感度な作りになっており、またカムフラージュ効果として役に立つ「ディープグリーンカラー」もおすすめポイントです。
●カバー撃ちに使うスタンダードなPEラインを探している人
●イヨケンのファン
まとめ:バス釣りのカバー撃ちにおすすめのライン(フロロ・ナイロン・PE)
バス釣りのカバー撃ちをする際におすすめのラインを、僕の体験談を元にしたインプレを交えつつピックアップしてみました。
当記事で紹介しているラインは、カバー撃ちだけでなく他の釣りにも使える優秀なものばかり。
バス釣りに使うライン選びで迷った人も参考にしてみてください。
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