ベイトリールに巻くラインの量(糸巻き量)はどのくらいがベストなのか。
バス釣りのオカッパリにおける、「糸巻き量を決めるための目安&糸巻き量の測り方」について書いていく。
もくじ
【初心者向け】バス釣りのおかっぱりで、ベイトリールの糸巻き量を決める簡単な方法
ベイトリールには「糸巻き量」というものが設定されているが、必ずしも満杯までラインを巻いておく必要はない。
糸巻き量を決めるための最も簡単な方法は、ポイントまでの距離感(どれくらい投げるのか?)を目安にするのがわかりやすい。
ベイトリールの糸巻き量は「ポイントまでの距離(最大で何mくらい投げるのか)」を目安にする
ベイトリールの糸巻き量は、釣りをする場所の規模を目安にすると迷いにくい。
これらを目安にするのが最もシンプルでわかりやすい。
例えば僕の場合、
●霞ヶ浦のオカッパリ
→40~50mくらい
●小規模の野池でのオカッパリ
→30~40mくらい
●中・大規模河川でのおかっぱり
→50~60mくらい
これくらいの糸巻き量を選ぶことが多い。
上記はあくまで僕個人の目安ではあるが、上記の糸巻き量ほどスプールに巻いておけば困るようなことはないと感じる。
ちなみに上記の目安は、ライトリグだろうが巻物だろうがビッグベイトだろうがジャイアントベイトだろうが変わらない。
遠投するなら多め。足元や近距離がメインなら少なめでオッケー
霞ヶ浦は広大なフィールドで有名だが、実際には遠投することも少なく、足下(護岸や消波ブロック、アシ、水門など)を釣るのがメインとなりがち。
なので、40~50mもあれば十分。下手すりゃ30~40mくらいでも良かったりする。
大きな川でのオカッパリなら遠投する機会が多くなるため、最低でも50mくらいは巻いておきたいところ。
キャスティングの技量によってもベイトリールの糸巻き量は変わる
バス釣り初心者の場合、キャストに不慣れなこともあって40m以上の遠投をするのが難しい。
また、糸巻き量をパンパンまで多くしてしまうと、バックラッシュなどの際に復旧困難になりやすい。
もしバス釣り初心者であるなら、40~50mも巻いておけば十分。
「スペック表に16ポンドを100mって書いてあったから、とりあえず目一杯まで巻いておいた!」というのは、あまりおすすめできない。デメリット・リスクが増えるからだ。
糸巻き量を多くすることによって生まれるデメリット
スプールにラインを目一杯巻いてしまうと、以下のようなデメリットが生まれる。
●バックラッシュした際、直しにくくなる。
●ラインが劣化した際、全て巻き替えるのはコスパが悪い。
ベイトリールのスプールに限界までガッツリと糸を巻いてしまうと、上記のようなデメリットが起こりやすい。
個人的には、スプールにラインを限界まで巻いておくのはお勧めしたくない。
キャストに不慣れな初心者であるなら尚更である。
「必要最低限の糸巻き量」に抑えておいた方がデメリットを避けられる。
ラインの糸巻き量を最低限にすると、「直せないバックラッシュが起きた時に1発で終了」…みたいになりがち。
そんなときは、以下の方法で対応したい。
●換えのスプールを持参する。
●予備のラインを用意しておく。
●気持ち多めに巻いておく(40~50mくらいがメインなら、60~70mくらいまで)
ちなみに僕の場合、釣り場にかかわらず予備のラインは必ず用意しておく。
地元の川や野池の場合は、直せないバックラッシュが起きたら諦める(笑)
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超簡単!ベイトリールの糸巻き量を測る方法
ベイトリールの糸巻き量を計測する方法は、
これを目安にするのが最もわかりやすい。
シマノ「20メタニウム」を例にした計測シュミレーション
(画像:シマノ公式。メタニウムのスペック表)
例えば、シマノ「20メタニウム HG」の場合、ハンドルを一回転させると約76cm巻き取ることができる。
巻き取り長が76cmの場合、ハンドルを60回回転させたら(76×60)、約46mスプールにラインを巻いたことになる。
こんな感じで、巻き取り長とハンドルの回転数をかけてあげれば、ラインの糸巻き量を簡単に計測できる。
僕の場合、20メタニウムにはラインを40~50mくらい巻いておくことが多い。
なので、ハンドルを60~70回ほど巻く。
糸巻き量を測るための簡単な方法は、
ラインの巻き取り量×ハンドルを回転させた回数
これがわかりやすい。
「ルアーを何メートルくらい飛ばせているのか」の計算も、
巻き取り長×ハンドル回転数
この計算でオッケー。
厳密ではないかもしれなが、大体の目安はすぐにわかるので覚えておくと便利。
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まとめ:ベイトリールのラインの糸巻き量は、「何メートルくらい投げるか」を目安にするとわかりやすい
バス釣りのおかっぱりにおける、「ベイトリールの糸巻き量の目安&計測の仕方」について解説してみた。
糸巻き量で迷ったときは、
「フィールドで遠投する機会が多いか、少ないか」
上記を基準にすれば、ベイトリールに巻いておくラインの量(糸巻き量)を決めやすくなる。