今から2年ほど前、僕はバス釣りの”オカッパリ”だけを行うオカ専アングラーだった。
2年ほど前からレンタルボートに乗り始め、いろいろと学んだことがある。
今回は「レンタルボートに2年間乗ってみて感じた本音や不満、喜び」について、僕の体験談を元に書いてみようと思う。
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もくじ
おかっぱりアングラーがレンタルボートに2年間乗ってみて感じた本音。不満、楽しさ。
レンタルボートはおかっぱりとは何もかも違う…というと言い過ぎかもしれないが、タックル選びやアプローチ、その他もろもろ結構違う。
レンタルボートを始める前までは「ボートに乗ったら誰だって釣れるっしょw」などと余裕ぶっこいていたが…
いざ自分が乗ってみると、あまりにも過酷な現実と向き合うこととなった。
レンタルボートの良いところ・不満なところ
実際にレンタルボートに2年ほどの乗ってみて感じたことは、以下の通り。
【レンタルボートの”不満・最高!”】
【不満なトコロ】
●機材運搬がシンドい
●お金がかかる
●操船が大変
●思ったよりも釣れない
【嬉しい・楽しいトコロ】
●上達が早くなる
●道具への愛着が増す
●戦略性・ゲーム性が高い
●「自分の力で釣った!」感を得られやすい
レンタルボートの釣りは、金もかかるし肉体疲労もハンパない。
が、金をかけた分、得られる経験も多く、達成感も得られやすいといったメリットも。
バス釣りのレンタルボートに対する不満。体験談
この項目では、僕が2年間レンタルボートに乗ってみて感じた「本音、不満」を書いてみる。
言い方を変えると”単なる愚痴”である。
機材運搬がダルい
レンタルボートは機材運搬がシンドい。マジで辛い。
マイエレキ、バッテリー、バウデッキ、タックルボックス、三脚、タックル…などなど、実に多くの荷物を運搬しなければならないため、疲労感がヤバい。
エレキやバッテリーなどもレンタルしてしまえば疲労感は少ないが、トータルコストでみると、やっぱりマイエレキを持ち込んだ方が割安になる。
そういえば、釣行後のお片付けの際、ニコニコ笑いながらゴキゲンな様子で荷物運搬をしている人を見かけたことがない。
ほとんどの人が「マジでしんどい、疲れた。釣れたけど疲れた」みたいな様子で、釣行後のボート店はわりとピリピリというか、”闇”みたいなドンヨリ感が漂っているとさえ感じることもある。
初めてレンタルボートの世界に入ったばかりの頃は、「なんて過酷な世界なんだ…もう辞めようかな」などと思ったものだ。
機材運搬があまりにも大変なので、とりあえず筋トレしたら多少はマシになった。
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とにかくお金がかかる
ボート代などがかからないオカッパリとは違い、レンタルボートはとにかくお金がかかる。
ボート代だけじゃなく、
●高速代
●食費
●タックル代(やり込むほど本数が増える。沼)
…などなど、とにかくお金がかかる。
「毎週のように高速道路に乗って、食べない魚をボートに乗って釣る」という娯楽は、お金に余裕がないとなかなか出来ない娯楽。
よほど裕福な人か、独身者か、他に趣味がない人、孤独な人には合うかもしれないが…それにしても「お金かかりすぎじゃね?」というのが正直な本音。
とてもじゃないが、金銭的にも毎週行くのとかは無理。
貧乏アングラーである僕は多くても月1~2回くらいしか行けない。
近場にレンタルボートレイクがある人ならコストはかからないが、自宅からフィールドまで距離がある人は辛み。
操船が大変なので、釣りに集中しにくい
地に足をつけて釣りをする”おかっぱり”とは違い、レンタルボートには「ボート操作(操船)」が必要。
ボートの動き・動線などを考えつつ操作しながら釣りをすることになるため、オカッパリよりも釣りに集中しにくい。
操船が手足のような感覚で行えるエキスパートなら問題ない部分だが、僕のようなボート初心者の場合、まともに釣りが出来るようになるまで半年〜1年くらいかかった。
2年経った今でもグズグズなので、一体いつになったら釣りに集中できるようなレベルになるのか見当もつかない…/(^o^)\
思ったより釣れない
「ボートに乗れば釣れる!たくさん釣れる!」
こんな風に思っているオカッパリアングラーは多いかと思う。
実際、僕もそう思っていたのだが、いざ自分がレンタルボート に乗ってみると「思ったほど釣れない。というか下手すりゃオカッパリよりも釣れない」ということに気が付いた。
もちろん、それは僕の腕が悪いだけということもあるのだが、メディアなどで多くのプロ達がボコボコに釣りまくっている光景を目にしてしまうと、やっぱり”そういうものだ”と思い込んでしまうよね。
エキスパート達は膨大な時間と金をボートフィッシングにつぎ込んでいて、たくさんの苦労を経験しているからこそ、あそこまで釣れるレベルになっているわけで。
僕のような一般人の素人がいきなりボートに釣って、「レンタルボート、マジ余裕w爆!50アップ釣れる!」みたいなことになるわけがないのだ。
ただひたすらに精進あるのみ、である。
バス釣りのレンタルボートに乗っていて「最高!」と思う部分
「辛い、しんどい、釣れない」などの不満はあるものの、メリットや得られるものが全くないのかというと、そうでもない。
レンタルボートに乗ることで、今まで見えなかった世界が見えるようになる。
上達速度が早く、得られる経験値が多い。目に見えて上達する
レンタルボートで意識できるようになったマインドは、おかっぱりにも応用できる。
ボートフィッシングでは様々なことを意識しなければ釣れないので、必然的にバス釣りがめっちゃ上達する。してしまう。
2年ほど継続してくと、
●バスを探す意識(目の前にいる魚を食わせる、ではなく)
●アプローチ
●地形の意識
●ルアーを巻くコース
…などなど、いろんなことを意識できるようになり、いろなことを意識しながら釣りができるようになった。
(「えっ…オレ、上手くなってる!?」と衝撃を受けている筆者)
再び野池のオカッパリとかに戻ると、勝手に地形変化とかレンジ、ベイトや天候といったことを無意識のうちに考えていることに気付いたり。
そんなときに「あれ?俺すげー上達してるんじゃね?」といった感じで、成長を実感したりする。
体感的に、霞ヶ浦のオカッパリを1日やるのと、レンタルボートに1日乗るのでは、得られる経験値が全然違うと感じている。
後者の方が得られる経験値は多い。
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道具を扱う喜びが増す
レンタルボートには数多くのタックルを積み込むことが可能。
そのため、気分や戦略に応じて好きなタックルをどれだけ持ち込んだって構わない。
僕は大体6本くらいタックルを持ち込むのだが、イチ「道具好きアングラー」としてはコレが最高に楽しい。
…といった感じで、「道具を使う・選ぶ」の喜びを得られる。
オカッパリだと持ち歩けるタックルに制限があるけど、レンタルボートならたくさん持っていける。
好きな道具で、好きなように楽しめる。
これはレンタルボートならではの強みだと思う。
戦略性・ゲーム性が高くて面白い
1匹の魚に出会うまでは大変だが、そこへ辿り着くまでのプロセス(過程)を楽しめるのは、レンタルボートの釣りの魅力だと思う。
オカッパリの釣りは、「釣りができるエリアに居るであろうバスを、いかに食わせるか」みたいな取り組み方になりがち。
特に野池などの場合、ほぼ管理釣り場でやっているようなものでもあるので、どうしても釣り方が「いかに食わせるか。目の前にいる魚にどうやって口を使わせるか」になることが多い。
レンタルボートの場合は、とにかくフィールドが広大だし、どんな場所でもキャスト可能だったりする。
なので、「打つべき場所、打たない場所」の選択や、水深(レンジ)の概念、地形変化やベイト…などの戦略性がないと、1匹のバスにすらたどり着けないことも。
しかし、「自分の魚」に辿り着けたときの達成感や満足感は最高。
1匹の魚にたどり着くためのゲーム性は、おかぱりよりもレンタルボートの方が高いような気がする。
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まとめ:バス釣りのレンタルボートは、お金もかかるし疲労感もヤバいけど、”喜び・成長”を感じることができる最高の趣味である。
レンタルボートはお金も体力もかかるが、得られるものもたくさんある。
僕のような素人アングラーでも、2年続けるだけでかなり上達を実感できる。
レンタルボートは、以下のような人におすすめ。
「おかっぱりやってるんだけど、上達を実感できない…」
「友人・知り合いに差をつけたい。うまくなりたい!」
「自分一人の世界に浸ってバスフィッシングを楽しみたい!」
こんな人におすすめ。
ボートフィッシングが気になっている人は、ぜひチャレンジしてみてほしい。
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