失敗しない!ヘビーバーサタイル用リールの選び方と、おすすめベイトリール8種。

「オカッパリで重いルアーをなんでも投げられるような、便利なリールが欲しい」

ヘビーバーサタイルに向いているリールが欲しい」

上記のようなことでお悩みなら、当記事が参考になるかと思います。

この記事では、オカッパリやレンタルボートでヘビーバーサタイルに使えるリールを紹介していきます。

記事前半では、「ヘビーバーサタイルな釣りをやってみたいんだけど、そもそも”ヘビーバーサタイル”って何?」という人に向けて、予備知識や、リールを選ぶときのコツについて解説。

記事後半では、ヘビーバーサタイルなロッドに合わせるのに向いている、おすすめリール(クリックするとすぐに読むことができます)をピックアップ。

陸っぱりやボートで、ヘビーバーサタイルな釣りをするためのリールを探している人のお役に立つと幸いです。

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”ヘビーバーサタイル”についての予備知識

この項目では、「ヘビーバーサタイル」という釣りスタイルについて解説していきます。

”ヘビーバーサタイル”という釣りの大まかな特徴や方向性を知っておくと、リールの購入で失敗しにくくなるので、事前にしっかり学んでおくのがベスト。

”ヘビーバーサタイル”とは

バス釣り用語においての”バーサタイル”とは、「汎用的な・汎用性が高い、幅広く使える」といった意味合いで使われる言葉です。

バーサタイルはバーサタイルでも、「重いルアーなら一通りなんでも使える」というスタイルが、『ヘビーバーサタイル』と呼ばれます。

簡単に言ってしまえば、「重いルアーなら、どんなものでも1本で投げていくようなスタイル」といった感じ。

●”ヘビーバーサタイル”の釣りの特徴

ヘビーバーサタイルの特徴は、なんといっても「重いルアーの守備範囲の広さ」です。

例えば、2oz近くのビッグベイトだけでなく、1/2~1ozくらいのスピナーベイトやクランクベイト、トップウォータープラグ、1~2ozのスイムベイト…などなど、重い系ルアーならなんでもこなす。

また、テキサスリグやラバージグといった打ち物系ワーミングも行えるため、非常に守備範囲が広いのがヘビーバーサタイルの特徴です。

ヘビーバーサタイルな釣りスタイルは、

●20g~56gくらいのルアーを幅広く扱いたい。
→ビッグベイト、羽根モノから、カバー打ちまで対応する便利なヘビー級タックルを持ち歩きたい。

●オカッパリで1本だけ持ち歩く際、重いものを何でも投げられるタックルを使いたい。

●デカバスしか狙っていない(ストロングスタイル)。

●バスのアベレージサイズ(釣れる大きさの平均)が大きいフィールドで釣りをする人。

●M(ミディアム)パワーのバーサタイルベイトロッドじゃ扱えない、重いルアーを扱えるタックルを用意したい。

こんな人に好まれるスタイルだと言えます。

個人的にも、霞ヶ浦や野池のオカッパリやレンタルボートの釣りにおいては、1セットは用意することが多いです。

レンタルボートの釣りでは、必ずと言っていいほど持ち込みます。必需品。ヘビーバーサタイルなタックルがないとマジでやってられない(笑)

●ヘビーバーサタイルタックルは、1セットは揃えておきたい便利アイテム

ヘビーバーサタイルタックルは、オカッパリ・レンタルボート問わず、1タックル持っていると非常に便利です。

マズメ時やチャンスタイムはビッグベイトやデカ羽根モノを扱い、シブいときはカバー打ちタックルとして扱う…といった感じで、色々な釣りに使いわませる。

ヘビーバーサタイルは、ストロングな釣りにこだわる人だけでなく、便利な1タックルとして多くのアングラーに好まれるスタイルでもあります。

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ヘビーバーサタイルのウンチク

※この項目は、個人的なウンチクを語っているだけのスペースなので、特に興味が無い方は飛ばしちゃってOKです※

近年では釣り方・釣りスタイルが多様化してきているため、関東地方でもヘビーバーサタイルタックルを使う人が増えてきました。

ひと昔前までは、ヘビーバーサタイルな釣りは主に関西地方(主に琵琶湖など)で選ばれやすいスタイルでしたが、最近は霞ヶ浦や野池などのオカッパリでも使われるようになってきてる。

●タックルの進化に伴った、釣りスタイルの多様化

近年では、リールとロッドの進化により、やや軽めの3/8oz(10g)くらいのルアーから、2oz(56g)くらいまでのルアーを幅広く扱えるものも増えてきています。

下限が結構下までイケるようになってきた。ひと昔前は下限が15gくらいだったのが、最近だと7gとか、そこそこ軽いルアーにも対応できるようになってきている印象。

道具が進化してきているので、ヘビーバーサタイルの釣りに対するハードルも下がってきている感じ。

(引用:ダイワ キングバイパー公式ページ

例えば、ダイワ「キングバイパー」というロッドは、使用ルアーの下限が7g、上限が100g…といった感じで、扱えるルアーの幅がめちゃくちゃ広いのが特徴です。

普段ならM~MHクラスのロッドで扱うような、ライトテキサスやライトラバージグ、重めのネコリグといった軽量級ルアーまでもこなせちゃう。

→ダイワ公式ページで「キングバイパー」をチェックしてみる

メーカーの技術の発展に伴って、釣り人の趣味・志向もどんどん変化してきています。

ヘビーバーサタイルな釣りスタイルは、最早「ヘビー級ルアー限定のスタイル」ではなくなりつつある。

●バスの個体数減少&サイズの巨大化に伴った、アングラーの釣りスタイルの変化

ブラックバスの個体数減少に伴って、バスのサイズも大型化してきている昨今のバス釣り事情。

バスの大型化に合わせて、アングラーに好まれるルアーの大きさやスタイルも変わってきています。

以前までは10~20gくらいのルアーがよく使われていましたが、近年では1oz(28g)くらいの重たいルアーも使われるようになってきました。

レイドジャパン「ダッジ」や、ジャッカル「カワシマイキー」「チビタレル」などなど、1oz前後の重いルアーが注目を集めるシーンも増えてきた。

人気が高いルアーに1oz~2ozクラスのものが増えてきているので、ヘビーバーサタイルなタックルは必要不可欠な時代になりつつあります。

【関連記事】ヘビーバーサタイルにおすすめのロッドをまとめた記事は、コチラからチェックできます↓

ヘビーバーサタイルに向いているリールの選び方

この項目では、「ヘビーバーサタイル向けリール選びで失敗しないコツ」について解説していきます。

ヘビーバーサタイルに向いているリールを選ぶ際は、以下のポイントを把握しておくことが必要不可欠です。

●リール重量

●スプール径

●ラインキャパ

一方で、ヘビーバーサタイル用リールとして不向きなものは、以下のような要素が含まれているもの。

●軽すぎるもの(ロッド重量次第でもある)

●軽量ルアーが得意なリール

●ラインキャパが少ない

【関連記事】タックルバランスについて解説した記事↓

リール重量

ヘビーバーサタイルなロッドに載せるリールは、そこそこ重量があった方がバランスがとりやすいです。

1ozを超える重いルアーをしっかりとリトリーブするには、軽量リールだと手元がブレやすくなり、不安定になりがち。

また、重いルアーをキャストする際に軽量リールを使うと、”てこ”の原理が働きにくくなり、ロッドが曲がりにくくなる(曲げにくくなる)。

ロッドの自重次第でこうした傾向は変わってきますが、多くの場合、ヘビーバーサタイルな釣りにはそこそこ重いリールを載せたいほうが、タックルバランスは安定する傾向にあります。

タックルバランスの整え方や予備知識については、以下の記事で詳しく解説しているので、よかったらこちらもチェックしてみてください↓

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スプール径

ヘビーバーサタイル用リールを選ぶときは、リールのスプール径は必ずチェックしておきましょう。

加えて、ベイトリールのスプール径の違いによって得られる効果も知っておけば完璧です。

一般的に、ベイトリールのスプール径の大きさによる違いは、以下のようなものだと言われています。

●小口径になるほど軽量ルアーを投げやすい

●大口径になるほど重いルアーが投げやすい

●汎用性が高いのは、34mmスプール

ヘビーバーサタイルで扱うルアーは、主に重いルアーが中心。

そのため、ヘビーバーサタイル用リールを選ぶ際は、スプールの口径が34mm以上のものを選ぶのが基本となります。

補足:32〜33mmの小口径スプールを搭載したベイトリールは、ヘビーバーサタイルに使えるのか?

近年では33mmの小口径スプールを搭載したベイトリールも目立つようになりました。

33mm径のスプールでも2オンス程度のビッグベイトを扱うことはできますが、個人的にはあまりおすすめしません。

重いルアーを小口径スプールで扱うと、スプールレスポンスが良すぎるあまり、バックラッシュなどのトラブルも起きやすくなってしまうからです。

また、小口径スプールはラインキャパも少ないため、太いラインたくさん巻けないといった問題点もあります。

32〜33mmの小口径スプールを搭載したベイトリールは、ヘビーバーサタイルの釣りにはあまり向いていないと僕は考えています。

ただ、「~1ozくらいまでしか投げないよ」という人は、32~33mmといった小口径スプールを搭載したリールでも問題ないと思います。

ラインキャパ

重いルアーを扱うときはラインも太くなる傾向があるので、太いラインを使用できるスプールが搭載されたリールを選ぶのが基本です。

最低でもフロロ・ナイロン16lb~20lbを40~50mは巻けるリールでないと、扱うときにストレスを感じやすい。

琵琶湖や大型河川など、規模の大きなフィールドで重いルアーを遠投するには、最低でも16~20lbラインを50~70mは巻けるリールを選びましょう。

しかし、野池や霞ヶ浦、レンタルボートでは近距離〜中距離程度のディスタンスをとることが多いので、ラインキャパはそれほど必要ありません。

大体16lb~20lbラインを50mも巻いてあれば、問題にならないことが多いです。

僕個人の経験上においても、野池や霞ヶ浦のオカッパリやレンタルボートの釣りでは、40~50mも巻いておけば十分だと感じています。

レンタルボートに乗ってスピナーベイトを遠投して、深いレンジをスローロールするような使い方でも、50~60mも巻いてあれば十分釣りになります。

ヘビーバーサタイルに合うリールを選ぶ際は、太いラインをどのくらい巻くことができるリールなのか、事前にしっかりと確認しておきましょう。

ヘビーバーサタイル用リールのギア比はどれがおすすめ?

巻き抵抗が強いルアーをメインに使っていくなら、ローギア〜ノーマルギア。

巻物ルアーから打ち物(テキサスやジグなど)まで、幅広く使っていくなら、ハイギアがおすすめです。

個人的には、ヘビーバーサタイルな釣りには、ハイギアリールをおすすめします。

巻き取りスピード・感度にすぐれて汎用的!なハイギア

巻物ルアーからワーミングまで、幅広くヘビーバーサタイルな釣りを楽しみたいなら、リールはハイギアがおすすめです。

例えば、

●1/2~1ozクラスのスピナーベイトやトップウォーター、チャターベイト

●1~2ozクラスのスイムベイト・ジョイント型ビッグベイト

●3/8~5/8ozクラスのラバージグ、スイムジグ

●5g~14gシンカーを使用したテキサスリグ、フリーリグ、リーダーレスダウンショットリグ

上記のような釣りをするなら、リールはハイギアであるほうが快適。

ルアーの回収効率と汎用性の高さは、ハイギアリールが優れています。

1/2~3/4ozくらいのスピナーベイトなら、ハイギアリールでも巻き抵抗がキツすぎないため、巻物ルアーに対しても融通が利く。

ビッグベイト(写真上が、ガンクラフト「ジョインテッドクロー178」)

ガンクラフト「ジョインテッドクロー178」のようなビッグベイトを扱うにも、ハイギアが便利です。

ビッグベイトは余分なラインスラックが出やすい釣りなので、バイトがあった際にラインスラックを素早く回収するにはハイギアが有利。

まさに”バーサタイル”な釣りを可能にしてくれるのが、ハイギアリールなのです。

補足:さすがにXGギアだとムリだよね?

物によっては、XGギアでも巻き抵抗の強いルアーを使えるリールもあります。

例えば、シマノ「アンタレスDCMD」はXGギアですが、スピナベやクランクといった巻物系ルアーもしっかり扱うことが可能。

巻き取りパワーが高いリールなので、巻物系ルアーを使ってもストレスを感じにくい。

…が、さすがに中・大型クランクベイトにはキツい。

アンタレスDCMDの詳しいインプレは、以下の記事にまとめましたので、よかったらこちらもチェックしてみてください↓

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●巻き抵抗の強いルアーを快適に扱えるローギア・ノーマルギア

巻き抵抗がめちゃくちゃ強い、マグナムクランクやリップ付きビッグベイト、ディープクランクといったルアーをメインにするなら、ローギア〜ノーマルギアがおすすめです。

巻き抵抗の強いマグナムクランクやリップ付きビッグベイトを、ハイギアで長時間も巻き続けるのはかなり大変。

「オレはヘビータックルで巻き抵抗の強いルアーをガンガン巻くスタイルが好き!」という人には、ローギア〜ノーマルギアをおすすめします。

…が、ヘビーバーサタイルな釣りスタイルは、巻物だけでなく打ち物(テキサスやジグなどのワーミング)も使う場合もあるので、個人的にはハイギアがおすすめ。

【関連記事】リールのギア比の選び方について解説した記事↓

 

【安いベイトリール】コスパ重視ならコレ!ヘビーバーサタイル向けおすすめリール

ここからは、ヘビーバーサタイル向けリールを紹介・インプレしていきます。

この項目では、『コスパ(低価格)にすぐれた安いベイトリール』をピックアップ!

どれもヘビーバーサタイルに使いやすいリールばかりなので、気になるものがあれば要チェックです。

※中級・上級モデルは後述で紹介しています(クリックするとその項目をすぐに読むことができます)

 

シマノ「バスワンXT」

「重量210g、ラインキャパが16lb-100m、ハイギア」…という、ヘビーバーサタイルに向いた作りになっているのが、シマノ『バスワンXT』。

当機は汎用性の高い”バーサタイルモデル”として人気ですが、~2ozクラスのビッグベイトなどにも扱いやすかったです。

ややヘビーな自重、豊富なラインキャパ、剛性の高いスプール…という構成は、ヘビーバーサタイルにも使いやすい。

スプール径が34mmということで、どちらかというとルアーの重さ10g~30gくらいまでのバーサタイルな作り…かと思いきや、~2ozくらいまでのルアーならどんなものでも対応できてしまう、懐の深いリール。

2ozくらいの重いルアーも気持ちよくブン投げることが可能です。

スプールのレスポンスがやや重いので、むしろヘビーなルアーに向いているとすら感じさせます。

ただ、ハンドル長が84mmということもあって、やや巻き取りパワー感不足を感じることも…。

しかし、ハンドル長が短い分、打ち物・ワームを効率よく回収する釣りにはとても使いやすいです。
パワフルに巻きたいときは、90mmハンドルなどの長いものにカスタムすると◎

バスワンXTは、10g~28gくらいまでのハードルアーやワーミング(打ち物含む)、1oz~2ozくらいのデカ羽根モノやビッグベイトといった、ヘビーバーサタイルな釣りに使われるルアーなら、どんなものでも一通りこなせる優等生。

価格的にもリーズナブルなのがうれしいポイント。
ヘビーバーサタイルな釣りだけでなく、その他の釣りにも使いまわせるので、個人的にかなりおすすめです。

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「バスワンXTのインプレ記事」はこちらで読むことができます↓

 

ダイワ「バスX」

「ハンドル長が90mm、重量が195g、ハイギア」と、汎用性の高さが求められるヘビーバーサタイルなスタイルに向いた作りになっている、ダイワ『バスx』。

名目上は”バーサタイル”となっていますが、実際に使った印象としては、~2ozまでのヘビーバーサタイルにも使えるぞ!といったところでした。

当リールのおすすめポイントは、なんといっても「ハンドル長が90mm」という部分。

ベイトリールのハンドル長は、長くなるほど力強い巻きとりができるという傾向になっていきます。

そのため、バスXはマグナムクランクやリップ付きビッグベイト、デカめのスピナーベイトなど、巻き抵抗が強いルアーにも対応してくれるんですよね。ゴリゴリ巻けちゃいます。

個人的には、ハンドルノブの形状もおすすめポイントです。
ノブの形状が平たいため、巻き抵抗の強いルアーをグリグリ巻いてもストレスを感じにくいのだ。ゴリゴリ巻けちゃいます。

●さまざまなタックルに合わせやすい自重

バスXは重量も195g。
どのようなヘビーロッドに載せても違和感がない重さになっている…というところも見逃せないポイント。

どんなロッドに載せても違和感が出にくい重量なので、汎用性も高し!

ただ、ラインキャパが14lb-90mとやや少なめなのが気になります。

ヘビーバーサタイルタックルを使って、琵琶湖や中・大型河川でビッグベイトなどを超遠投したい人にはおすすめできません。

しかし、霞ヶ浦や野池など、キャスティングの飛距離をそこまで求められない釣り場での使用なら問題にならなかったです。

ダイワ『バスx』は、近距離〜中距離でデカいルアーを使っていきたい、という人におすすめのリールです。

 

ダイワ「17タトゥーラSVTW」

2017年に発売されたバーサタイル系リール、ダイワ『17タトゥーラSV TW』。

今となっては旧モデルですが、「ハンドル長80mm、ラインキャパ14lb-90m、自重200g」というベーシックな作りはヘビーバーサタイルに使いやすい!

1/4~1ozのワーミングや、~3oz級のビッグベイトまでしっかり対応してくれる優秀なリールです。

ブッ壊れない、ブン投げてもかすり傷で済む、ゴリ巻きしても歪まないスプールなどなど、剛性がめちゃくちゃ高くてお気に入り(^ ^)

●カスタム次第で化けるぞ

純正ハンドル長が80mmなので、マグナムクランクなどの巻き抵抗の強い釣りにはあまりおすすめできません。

なので、90mmハンドルに交換しています。

ロングハンドル化をほどこすことで、巻き・撃ちどちらも快適にこなすヘビーバーサタイルリールに変貌します。

純正ハンドルのままでも強めの巻物ルアーを扱えますが、パワフルに巻きとりたいならロングハンドル化は必須かなと。

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ラインキャパが14lb-90mとやや少なめなので、琵琶湖などでブン投げていくような釣りには合わないかと思います。

どちらかというと、霞ヶ浦や野池、レンタルボートなどで近距離〜中距離くらいのスポットに、大型ルアーを投げ込んでいくような使い方にマッチする感じです。

ヘビーカバーにテキサスやジグをブチ込んでいくような使い方もできるため、カスミや野池の陸っぱりに◎

ちなみに、旧型なのでメーカーに在庫が無くなると新品で購入できなくなります。
新品で購入したい方はお早めに…(^ ^;)
2022年3月 
追記※新品は値上がりが始まっているようです。レアモノになりつつあるのかもしれません。

 

アブガルシア「レボx」

個人的におすすめしたいコスパ最強のベイトリールが、アブガルシア「レボX」です。

ラインキャパが20lb-90m、自重224g、力強い巻き取りを可能にするギア&90mmハンドル…と、ヘビーバーサタイルな釣りに対応する作りになっています。

テキサスやラバージグといった撃ち物(ワーム)よりも、どちらかというとビッグベイトやマグナムクランク、1/2oz以上のハードルアーに向いている印象です。

フロロ14ポンドを目一杯巻くと、大体33g。
スプールがやや重いからなのか、軽めのルアーは得意ではありません。

また、スプール径が33mとやや小口径ではありますが、その分ラインキャパがめちゃくちゃ多いです。
そのため、ビッグベイトから打ち物系まで幅広く対応してくれます。

僕はギア比が6.6のレボxを所有しています。
ノーマルギアクラスなので、クランクベイトなどの巻き抵抗の強いルアーをパワフルに巻いていけるのでお気に入り(^ ^)

~1ozくらいのスピナーベイトのスローロール、3/8~3/4ozくらいのディープクランキングにも使いやすいです。

レボXには、大口径ギアと90mmハンドルが搭載されています。

一般的に、巻き抵抗のあるルアーは巻き取りにアラがうまれやすいのがネックですが、レボXはなめらかなハンドリング。

アンダー1万円のリールだとは感じさせない上質な巻き心地です。

マグナムクランクやマグナムスピナーベイト、デカいスイムベイトや羽根モノなど、巻物系の釣りに広く対応してくれます。

この純正ノブが地味に”イイ仕事”をしてくれるんですよね(笑)
やや大きめで握りやすく、握り心地もGoodです。力を入れやすい。

自重が224gとやや重め。
そのため、6.10フィート以上の長めのMH~XHパワーロッドに合わせるとバランスが◎

【必読】マグネットチューニングは必須です

アブガルシア「レボX」はヘビーバーサタイルに使いやすいリール。
その一方で、残念ながらデメリットもあります。それは「ブレーキ調整がややピーキー」という部分です。

純正状態のままだと、ブレーキが安定しなかったり、掛かりが弱かったりと不安定になりがち。飛距離を出そうとするとバックラッシュしたり…かなり扱いにくいんですよね(^ ^;)

しかし、ブレーキ調整の難しさはマグネットチューンをほどこすことでカンタンに解決できます。

マグネットチューニングの方法は、以下の記事にまとめておいたので、よかったらこちらもチェックしてみてください↓

 

【中・上位モデル】ヘビーバーサタイル向け、おすすめベイトリールまとめ

「本格的にヘビーバーサタイルをはじめたい!」
「わりと”ガチ”めのヘビーバーサタイル用タックルを組みたい」
「リールには所有感も大切にしたい」

この項目では、上記のような人におすすめしたい「中・上位モデルのヘビーバーサタイル向けベイトリール」を紹介します。

  

ミドルクラス(中級モデル)

シマノ「20メタニウム 」

シマノ「20メタニウム」は、同社においてロングセラーの定番シリーズ。

スプール径34mm、自重175g、剛性の高いボディ、極めてなめらかな巻き心地…などなど、上位モデルに迫るほどのハイクオリティな仕様です。

当機をヘビーバーサタイルタックルに載せるアングラーも多く、個人的にもやや強めの巻き・撃ち用タックルにセットして愛用中(^ ^)

MH~Hパワークラスのロッドに載せるとGOOD。
自重がやや軽いので、最近のシャープなバスロッドに合わせると気持ちよく扱えます。

スプールレスポンスがいいので、2ozクラスのビッグベイトだけでなく、テキサス・ジグなどのワーミングにも使いやすいです。

ヘビーバーサタイルはビッグベイトからカバー撃ちまで対応できるのが理想ですが、20メタニウムならしっかりと対応してくれるので助かっています。

剛性高い・巻き心地が超なめらか・所有感・汎用性◎…などなど、魅力がたくさん詰まっているベイトリールだと感じます。

 

シマノ「メタニウムDC」

シマノの中・上位モデルに位置する、「メタニウム DC」。

近年は、同社の「SLX DC」や「スコーピオンDC」の台頭により、影が薄くなった気がするものの、個人的に超お気に入りのベイトリールです^^

自重190g、ラインキャパ20lb-70m、スプール径34mmというバーサタイルな作り。
ラインキャパが豊富で、全体的にタフな作りなので、ヘビーバーサタイルに使いやすいんですよね。

ブレーキの調整をオートで行ってくれる「DCブレーキ」が搭載されている…というところも魅力的なポイント。

ヘビーバーサタイルの釣りでは、キャスト時に抵抗を受けやすいマグナムクランクやリップ付きビッグベイトを遠投することも多いですよね。

そういったシーンではバックラッシュのリスクも高くなりがちですが、DCブレーキ搭載モデルなら遠慮せずに逆風へフルキャストすることができます。

デカ羽根、ビッグベイト、マグナムクランクなど、キャスト時に空気抵抗を受けやすいルアーを扱うときは、DCブレーキの安定感に助けられています(^ ^;)

メタニウムDCは、3/8oz程度のハードルアーから打ち物系の釣りはもちろん、1oz~2oz程度のビッグプラグなど、ヘビーバーサタイルに使えるのがお気に入り!

 

ダイワ「21ジリオンSV TW」

ダイワの人気ベイトリール、「21ジリオンSV TW」もヘビーバーサタイルにおすすめです。

当機はグッドデザイン賞を受賞したことでも知られ、多くのアングラーに支持されています。

スプール径は34mm、自重175g、90mmハンドル…というスタンダードな作りはもちろん、特筆すべきは『SVブーストスプールを搭載している』というところにあります。

これまでのマグネットブレーキ搭載機は、キャスティング後半の伸びの悪さがネックだとされていました。
しかし、2段階のブレーキ調整をおこなうことを可能にした「SVブーストスプール」が搭載されることにより、キャスト後半がグングン伸びるように。

ヘビーバーサタイルでは、ハードルアーの遠投だけでなく、ジグ・テキサスなどのワームリグを低弾道でピッチングすることも求められます。
そういったシーンでも、低弾道ピッチングがスムーズに決まってくれるんですよね。

もちろん、2oz前後の大型ハードルアーにも◎
全体的にガッチリめに作られているようで、非常にタフな作りだという印象です。

SVブーストスプールが搭載されたことにより、ダイワ「21ジリオンSV TW」はよりヘビーバーサタイルな釣りに使いやすくなった…というわけです。

キャスト感がめちゃ気持ちいい!しかも巻き心地もなめらか。売れている理由がわかる気がします^^

 

ハイクラス(上位モデル)

シマノ「アンタレス DCMD」

アンタレスDC MDは、「自重235g、ラインキャパ20lb-100m、ハンドル長90mm、最大ドラグ力6.0g」という、ヘビー級ルアーの扱いに長けた作りになってるのが特徴。

もし使うルアーが20g以上であるなら、当機もおすすめしたい。

1oz以上のルアーが遥か彼方までカッ飛びます。

アンタレスDCMDはXGギアだが、ハンドルが90mmであるのに加え、巻き取りパワーが尋常じゃないため、巻き抵抗の強いルアーもこなしてくれます。
が、過信は禁物。

マグナムクランクやリップ付きビッグベイトを長時間も使っていると、非常にストレスを感じるため、やや使うルアーを選ぶような側面も…。


~2oz前後のスイムベイトやスイムジグ、中・大型のリップレスビッグベイト、アラバマリグといった、巻き抵抗がやや弱い系ルアーに対するポテンシャルが高いリール。

まとめ:ヘビーバーサタイル用リールは、リールの特性と個性をしっかりチェックして選ぼう

ヘビーバーサタイル向けのベイトリールの選び方と、個人的におすすめしたいリールを紹介しました。

当記事に書いたことを参考にしていただければ、リール購入でおおきな失敗はしないはず…!

気になるリールがあったらチェックしてみてはいかがでしょうか。

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