スピナーベイトは季節問わず、よく釣れるルアーです。
高いアピール力が長所のスピナーベイトですが、使い方を間違えると途端に”釣れないルアー”になる可能性もあります。
今回は、僕個人の失敗体験からきている「スピナーべイトで釣れない人がやりがちな行動&対処法5つ」を紹介していこうと思います。
もくじ
スピナーベイトで釣れない人がやりがちな行動&対処法
僕は過去に1~2年ほど、スピナーベイト縛りの釣行を年間300日ほど行ったことがあります。
その体験からきている「スピナベで釣れないときの原因」は、以下のようなものになります。
1:使うタイミングを間違えている
2:場所選びを間違えている
3:アピール力調整が意識できていない
4:カラーセレクトの意識が薄い
5:キャスティング精度が甘い
上記5点の対処法を書いていきます。
1:使うタイミングを間違えている
スピナーベイトはアピール力が高いのが特徴ですが、使うタイミングを間違えてしまうとバスにとって「アピール過多」にもなりがちなルアー。
バスにヤル気・食い気があるタイミングならバイトを望めますが、バスの活性が低いタイミングで使用してもなかなかバイトに持ち込めないことも。
なので、例えば以下のようなタイミングでスピナーベイトを投入したいです。
→風が当たる面(ウィンディサイド)など
●雨が降っているとき
●濁りが入ったタイミング
●朝・夕マズメ時
●捕食エリア(シャローフラットなど)で、バスが餌を追っているとき
→ボイルがあるようなタイミングなど
上記はあくまで僕個人の体験からきている「このタイミングならスピナーベイトで釣れやすいよ!」というタイミングではありますが…
上記のようなタイミングを意識できるようになると、スピナーベイトで釣れる魚は増やせると僕は考えます。
2:場所選びを間違えている
スピナーベイトで釣るなら、活性のあるバスがいる可能性が高いエリアを選ぶことを心がけましょう。
近年ではポイントマップなどで実績ポイントが簡単に調べられるので、そういった有望エリアを事前に下調べしておくのもおすすめです。
特に「過去にデカいバスが釣れた」というポイントは、バスにとっての好条件が整いやすい場所なので、実績ポイントは欠かさずチェックしましょう。
スピナーベイトはアピール力が高いため、バスに対するアピール力も強め。
そのため、活性の低いバスしかいないような場所で使っても、バイトに持ち込むのが難しいのです。
近年では「スピナベサイト」などのリアクション・反射・威嚇を誘発するテクニックも広まりつつありますが、マッディな水質の釣り場では意図的に目の前に通すのは困難。
スピナベサイトは、「バスが目の前に必ず居ること。バスの動きを目視できること」という条件が揃って、初めて効果を発揮するテクニックなのです。
3:アピール力調整が意識できていない
スピナーべイトはアピールが強いルアーなので、バスのコンディションに合わせたアピール力の調整を行わないと、バスを”引かせて”しまいがち。
僕個人の体験も含め、アピール力の調整を意識できるようになると、スピナーベイトで釣れる魚はグンと増えていきます。
例えば、以下のようなイメージで調整していく。
→ダブルウィローのブレードを選ぶ
→コンパクトなシルエットのスピナーベイトを選ぶ
●水質がマッディなら…
→ゴールドブレード、コロラドブレード(丸型)やダブルコロラドを選ぶ
→バスのやる気が低かったり、ハイプレッシャーな釣り場なら、ブレードが小さめのダブルウィロー(カラーはゴールド、あるいはゴールド&シルバー)を選ぶ
→カラーはブラック、チャートなど派手めなものにチェンジ
●水質がクリアーなら…
→シルバーやガンメタカラーのブレードをメインに。
→バスの活性が低いならシルバーのダブルウィロー。活性がわからないなら、タンデムウィロー(シルバー、シルバー&ゴールド)
→スカートはシルバー系、ワカサギ系などのナチュラル系に。
上記のような感じで、スピナーベイトのアピール力調整を意識していきます。
バス自体の活性、水質、天候などによって、スピナーベイトのアピール力を調整できるようになると、釣れる魚も増えていく。
4:カラーセレクトの意識が薄い
スピナーベイトのカラーセレクトについてはほとんど先述してしまいましたが…
ここでもう一度、おさらいとして書いてみます。
→ゴールドブレード、コロラドブレード(丸型)やダブルコロラドを選ぶ
→バスのやる気が低かったり、ハイプレッシャーな釣り場なら、ブレードが小さめのダブルウィロー(カラーはゴールド、あるいはゴールド&シルバー)を選ぶ
→カラーはブラック、チャートなど派手めなものにチェンジ
●水質がクリアーなら…
→シルバーやガンメタカラーのブレードをメインに。
→バスの活性が低いならシルバーのダブルウィロー。活性がわからないなら、タンデムウィロー(シルバー、シルバー&ゴールド)
→スカートはシルバー系、ワカサギ系などのナチュラル系に。
水質がステインの場合は、マッディとクリアーで選んだカラーセレクトの”中間”的なイメージで選びます。
例えば、ブレードがシルバー&ゴールド、タンデムウィロー、スカートはブラウン系…といった感じです。
上記はあくまで僕個人のカラーセレクトの基準ですが、スピナーベイトだけでなく他のルアーにおいても言えることでもあるので、色選びがわからないという方は参考にしてみてください。
ちなみに、ハードルアーの色選び・カラーセレクトについては、以下の記事でも解説しているので、よかったらコチラもチェックしてみてください↓
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5:キャスティング精度が甘い
スピナーベイトは、ワームのように食性に訴えかけるような食わせ能力が高くないので、バイトに持ち込むにはキャスティングの精度が必要になります。
特に水質が濁っているようなフィールドで釣りをする場合、バスは障害物に寄り添う傾向が高くなるため、より精度の高いキャストが求められることも。
僕が思う「精度の高いキャスティング」とは、以下のようなことを指します。
●着水音を意図的にコントロール出来る。
●障害物に”どう当てるか”のコース取りを意識したキャストが行える。
こんな感じです。
なかなか難しいですが…僕も完璧には出来ないので、楽しみつつ技術を上げて行きましょう。
●ワームに釣り勝つには、キャスト精度を上げるのが手っ取り早い
近年ではワームの釣り(フィネスの釣り)が主流になり始めているため、スピナーベイトを適当に投げて巻いているだけでは、釣れる魚が減ってきました。
他のアングラーと差をつけるという意味でも、精度の高いキャストをしっかり決めていく技術は必要なのです。
野池やクリークのような小規模のフィールドほど、アバウトなキャストだと釣れにくかったり。
釣り人が有望なポイントを叩きまくっているハイプレッシャーな釣り場ほど、高いキャスト精度が求められます。
●キャスト精度を上げやすいロッドがあります
精度の高いキャスト技術を身につけるのは大変ですが、キャストしやすいロッドを使うことで速く上達することも可能です。
例えば、ノリーズ「ロードランナー」シリーズは、”キャストが決まるロッド”として有名。
僕自身、このロッドを使用することでキャストが一気に上達しました。
他のアングラーと差をつけるスピナーベイティングをしていくなら、「キャストを決めやすいロッド」を選ぶのも1つの方法と言えます。
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まとめ:スピナーベイトで釣るには、有望なポイントに適切なタイミングで入り、アピール力調整を意識して”神キャスト”を決めていく
僕個人の体験談からきている、「スピナーベイトで釣れない人がやりがちな行動&対処法」について書いてみました。
「まだスピナーベイトで釣ったことがない」という人や、「スピナベが苦手なんだよね」という人は、参考にしてみてください。
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