比較インプレ|シマノ「バスワンXT」とダイワ「バスX」を比較。どっちが買い?低価格帯の超人気リール!

低価格ベイトリールで人気の、シマノ「バスワンxt 」ダイワ 「バスx」

ハイコストパフォーマンスなベイトリールですが、価格帯がおなじであるため購入に迷ってしまう人も少なくないはず…。

そこで当記事では、シマノ「バスワンxt 」と、ダイワ 「バスx」を比較インプレしていきます。

シマノ「バスワンxt 」とダイワ 「バスx」を比較してみる。どっちが買い?

シマノ「バスワンxt 」とダイワ 「バスx」
どっちも低価格でお得なリールです

間違った選択を避けるという意味でも、色々と比較していきましょう

スペック比較

まずは、バスワンxt とバスxのスペックを比較していきます。

比較するとこんな感じです。

品名ギア比最大ドラグ力自重スプール径ラインキャパ最大巻上長ハンドル長ベアリング数本体価格
バスワンXT150/1517.25.0kg210g34mm12lb-130m,14lb-110m,16lb-10077cm84mm4¥9,500
バスX7.55.0kg195g32mm12lb-100m,14lb-90m75cm90mm4¥9,000

両機のおもな違い

上記したスペックを比較すると、おもな違いは以下のとおり。

「バスx」と「バスワンxt」のおもな違い

●自重はダイワ「バスX」のほうが軽い

●スプール径は「バスx」のほうが小さい

●ハンドルは「バスワンXT」のほうが短い

●ラインキャパシティ(糸巻き量)はシマノ「バスワンXT」のほうが多い

価格はどちらも¥9,000台となっていますが、アマゾンだと両機ともに¥5,000~6,000台。

そのため、どちらがいいのか迷ったときは、「メーカー・デザイン・自重・ハンドル・糸巻き量」をヒントにするといいでしょう。

比較インプレ|「バスx」と「バスワンxt」の外観・デザイン比較

この項目では、バスワンXTとバスXのデザインを比較していきます。

画像左がバスワンXT、右がバスXです。

ボディ上部から見た比較

上から見た姿。

ボディ上部から見た印象としては、「ボディ形状」と「メタルパーツ」がおもな違いとしてあげられます。

バスワンXTがやや尖った形状なのに対し、バスXは丸みを帯びたデザイン。

バスワンXTのボディ上部には凹みがあり、握ったときに親指がピタっとはまります。

バスxのボディ上部はフラットですが、握り心地はスムーズです。

また、メタルパーツの有無も気になるポイント。

ダイワ「バスx」には、ボディ上部とクラッチ部にメタルパーツが使われています。

たして、シマノ「バスワンxt」はブラックカラーの樹脂が使われています。

ボディ横からの比較

ドラグ側から見た姿。

ハンドルノブ形状、ハンドルの長さにも違いが見られます。

バスxには90mm、バスワンxtには84mmのハンドルが採用。

ハンドルが長いほど巻きとりパワーにすぐれ、短いほど回収スピードがあがる…という特性があります。

巻物ルアーを力強く巻く釣りには、バスxがマッチしやすいです。

※補足:ハンドル長はカスタムで変えられる要素でもあります

サイドプレート付近。

遠心力ブレーキのバスワンXTは、ブレーキ調整ダイヤルが設けられていません。

対してバスXは、ブレーキ調整ダイヤルが設けられています。

ボディ全面

ボディ前面。

どちらにも丸型のレベルワインダーが搭載されています。

開口部は「バスx」のほうが広め。

【関連記事】

「バスx」と「バスワンxt」のインプレはこちらで読むことができます↓

↓人気のおすすめベイトリールを紹介した記事はこちらで読むことができます↓

もっと詳しく!バスワンXTとバスXのおもな違いをチェック!

この項目では、シマノ「バスワンXT」とダイワ「バスX」の2機種について、よりくわしく比較していきます。

両者のおもな違いは、以下のところにあります。

1:スプールの重さ、スプール径

2:ラインキャパシティ

3:自重(重さ)

4:ブレーキシステム

5:ハンドル長

価格的にはそれほど違いがありませんが、そのほかの仕様にはやや違いがあります。

1:スプールの重さ・スプール径

「バスワンXT」と「バスX」のもっとも大きな違いとしてあげられるのが、『スプールの重さ・スプール径』です。

スプールが違うことでルアーの投げごこちが変わります。

スプール周りの情報は、購入前にチェックしておきたい要素のひとつ!

「スプール重量」がちがう

スプール重量は、ベイトリールを比較するときの重要なポイントになります。

一般的には、スプール重量が重いほど重いルアーの扱いに長け、軽いほど軽量ルアーの扱いに長ける…という傾向があります。

ベイトリールの購入で迷ったときは、「スプールの重さ」もヒントになります。

シマノ「バスワンxt 」のスプール重量は14g(ブレーキユニット含む)。

ダイワ 「バスx」は18g。

●シマノ「バスワンxt 」のスプール重量は14g(ブレーキユニット含む)

●ダイワ 「バスx」は18g。

スプールの重さは「バスワンXT」のほうが軽め。

一般的には、スプール重量が軽いほど軽いルアーを投げやすくなるという特性があります。

実際に、バスワンXTのほうがスプールの立ちあがりが良いように思います。

とはいえ、その差はほんのわずかなものでもあります。

10g以下の軽いルアーの使用感は、どちらもおおきな違いはありません。

「スプール径」がちがう

スプール径にも違いがあります。

●バスワンXT:34mm

●バスX:32mm

一般的に、スプール径は小さくなるほど軽量ルアーの扱いに長け、大径になるほど重いルアーの扱いに長ける…という傾向があります。

数値で見るとかなりの違いがあるものの、実際の使用感としてはバスXは軽量ルアーはそれほど得意ではありません。

むしろ苦手な部類だと感じるほどです。

たとえば、ワームを使ったベイトフィネスのような釣りは、ほぼ不可能だという印象。

むしろ、バスワンXTのほうが軽量ルアーの扱いに長けているのではと感じたほどです。

「バスワンxt」と「バスx」、スペック表記上には違いがありますが、実際の使用感についてはおおきな違いがない…というのが個人的な意見です。

両機の実釣インプレは以下の記事にまとめてあるので、よかったらコチラも参考にしてみてください。

2:ラインキャパシティがちがう

ベイトリールを選択するときは、「ラインキャパシティ」の比較も大事になります。

両機のラインキャパを見ていきましょう。

【ラインキャパ比較】

●バスワンxt:14lb-110m

●バスx:14lb-90m

バスワンxtは、14ポンドラインが110m巻けます。

それに対しバスxは、14ポンドラインを90m巻くことができます。

「糸巻き量のちがい」による得られる効果の差はなに?

ラインをたくさんスプールに巻くと、その分スプール重量が増えてしまいます。

ベイトリールには、スプールが重くなるにつれて立ちあがり(スプールレスポンス)が悪くなる…という特性があります。

そのため、太いラインをたくさん巻けるラインキャパを持つリールは、軽量ルアーよりもヘビー級ルアーの扱いに長ける傾向があるのです。

ラインキャパで比較した場合、どちらかというとバスxの方が軽量ルアーに対する相性が良い。

たいして、バスワンxtは14ポンドを110m巻けるため、やや重めのルアーの扱いに長ける…と見るのがスペック上においての判断かなと。

●「スペック判断」と「実際のフィーリング」はやや違う

とはいえ、これらはあくまでも「スペック上において」の判断。

実際にはバスワンxtのほうが軽いルアーを扱いやすい…などの違いがあるため、あくまでも目安として考えたほうがいいでしょう。

実際に両機を使ってみると、以下のような違いがあります。

●バスx→大体12g〜35gくらいのルアーが扱いやすい

●バスワンxt→大体9〜30gくらいのルアーが扱いやすい

こんな感じで、使用感にはやや違いがあります。

3:「自重」がちがう

バスワンxtとバスxは、リール全体の重量にも違いがあります。

●バスワンxt :210g

●バスx:195g

約15gもの違いがあります。

疲労感を少なくしたい場合は、バスxを選ぶのがベストだといえるでしょう。

補足:必ずしも「軽いのが最高!」というわけでもない

しかし、ここで気をつけたいのが「タックルバランス」

タックルバランスとは、「リールとロッド、ラインとルアーの釣り合いがとれているか?」の具合のことです。

合わせるロッド次第ではリールの軽さが、逆にデメリットとなることもあるので注意。

●軽ければ良い、というわけでもありません

リール重量による使用感の違いは、例えば以下のようなものになります。

●リール重量が軽いものは、ロッド操作を使った釣りの疲労感を軽減する。

●リール重量が軽いほど、軽量なロッドとの相性が良い

●リール重量が重いほど、重量があるロッドや長いロッドとの相性が良い。

長いロッドと合わせた場合、リール重量がある方が、遠投しやすくなる(てこの原理が働くため)。

リール重量は、一概にも「軽ければ軽いほど良い」とも言い切れず、合わせるロッド次第でメリット・デメリットも出てきます。

軽いロッドなら軽量リール、重い(長い)ロッドなら重いリール

バスワンxtとバスxは、自重にも違いが見られます。

なので、どっちを購入するかで迷った場合は、「どんなロッドに合わせるか?」も考慮していきたいポイントとなります。

「ロッドも決まっていない」という人の場合は、以下の要素を目安にするとわかりやすいかと思います。

●遠投することが多い
→バスワンxt

●疲労軽減を重視したい
→バスx

●広大なフィールドで釣りをする(ラインキャパ優先)
→バスワンxt

こんな感じで、必然的に、使うフィールドによってロッド選択も決まってきます。

なので、迷ったときは上記のような部分を意識するとわかりやすいかと思います。

4:「ブレーキシステム」がちがう

シマノ「バスワンxt 」と、ダイワ 「バスx」。

もっとも大きな違いとしてあげられるのは、「ブレーキ システム」です。

●バスワンxt:遠心力ブレーキ

●バスx:マグネットブレーキ


2つのブレーキ システムの違いは、ブレーキの掛かりかたです。

なにが違う?ブレーキシステムの違い

ベイトリールのブレーキには、おおきくわけて「遠心力ブレーキ」と「マグネットブレーキ」2つの種類があります。

シマノ「バスワンxt」には遠心力ブレーキが搭載されています。

遠心力ブレーキは、スプールが高回転になるほどブレーキが掛かり、低回転になるにつれてブレーキが緩む…というシステムです。

たいして、ダイワ「バスx」にはマグネットブレーキが搭載。

マグネットブレーキは、スプールの回転数に関わらず、マグネットの磁気によって常に一定のブレーキが掛かり続ける…というシステムです。

ブレーキの掛かり方が違うだけで、ルアーを投げる感覚(キャストフィール)にも大きな違いが出てきます。

●キャストフィールもかなり違う

遠心力ブレーキは、キャスト後半の伸びがよく、「ススーッ」という伸びていくような感覚。

たいして、マグネットブレーキはキャスト後半の伸びには欠けるものの、常に一定のブレーキが掛かり続けるため、安定したキャストが可能です。

遠心力ブレーキはスプールの回転数にブレーキ力が依存するため、逆風に向かって投げるのが苦手。

その一方でマグネットブレーキ は、急な突風などにも強くトラブルが少ないのが強み。

ブレーキの印象を車で例えるなら、遠心力ブレーキはMT車、マグネットブレーキはAT車…といったところでしょうか。

バスワンxtとバスxは、価格自体にはそこまで差がありませんが、ブレーキシステムには大きな違いがあります。

どっちのリールを選べばいいのか迷ったときは、ブレーキシステムの違いを意識してみるいいでしょう。

5:「ハンドル長」がちがう

ハンドルの長さも、ベイトリールを比較検討するときの目安になります。

●バスワンxt:85mm。

●バスx:90mm。

バスワンxtのほうが短く、バスxのほうが長め。

ハンドルが長ければ、巻き抵抗の強いルアーを力強く巻き上げることができます。

ハンドルが短くなると、巻き取り速度は上がりますが、巻き取りパワーは出せません。

ハンドルが長いと、巻き取りパワーに優れる

一般的には、バス釣りにおいて最も使いやすいと言われているのが、85mmハンドル。

バスワンxtには、やや短めの84mmハンドルが搭載されています。

バスワンxtはハイギアであるため、巻き取りパワー自体はそこまで高くありません。

しかし、ルアーを速く回収する能力に優れているため、テキサスリグやジグなどの”打ち物”と呼ばれるタイプのルアーの扱いに長けています。

もし大きなルアーを力強くガンガン巻いていきたいのであれば、バスxがおすすめです。

バスxもハイギアではありますが、90mmというやや長めのハンドルのおかげで、力強くルアーを巻き上げることができます。

どっちのリールを選べばいいのか迷ったときは、ハンドルの長さを目安にしてみるのも良いでしょう。

個人的には、クランクベイトやスピナーベイトなどの巻物を中心に釣りをしたいなら、バスxを勧めます。

逆に、テキサスリグやラバージグなど、打ち物を使った釣りをするならバスワンxtを勧めます。

バスワンxtの方がハンドルが短い分、ルアー回収速度が速め。

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「バスx」と「バスワンxt」のインプレはこちらで読むことができます↓

【比較インプレ】シマノ「バスワンxt 」とダイワ 「バスx」を比較!どっちが買い?|まとめ

シマノ「バスワンxt 」と、ダイワ 「バスx」を比較インプレしてみました。

価格的には大体同じくらいの両機ですが、使い心地やスペックには違いが見られます。

あらかじめ両機の違いや使いわけを知っておくことで、失敗しない選択ができるはず…!

インプレ記事を以下にまとめておいたので、よかったらコチラもチェックしてみてはいかがでしょうか。

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