夏のバックスライド系(高比重)ワームで人気の、レイドジャパン「バギークロー」。
バギークローのようなバックスライドワーム・高比重ワームは様々な使い方がある。
今回は、レイドジャパン「バギークロー」の一般的な使い方や、セッティングなどを書いていく。
もくじ
夏のバックスライド系(高比重)ワームにおすすめの、レイドジャパン「バギークロー」。
レイドジャパン「バギークロー」。
バルキーなボディにいくつかの細かなパーツが搭載されているのが特徴。
安定したバックスライド幅と遠投性能は、初心者からベテランまで扱いやすい作りだ。
かなり飛ぶので、陸っぱりアングラーから絶大な支持を得ている夏の定番ワームである。
バギークローのカラーラインナップ
カラーは全部で14種。
(画像引用:レイドジャパン公式)
かなり豊富。
霞ヶ浦のようなマッディフィールドから、クリアなリザーバーなどにも幅広く対応できるのが嬉しい。
バギークローの重さ
レイドジャパン「バギークロー」の重さは、約12g。
ゲーリーヤマモト「ファットイカ」(写真左)や、ジャッカル「RVドリフトクロー」(写真右)なども12g前後であることを考えると、この重さはバックスライドワームとして一般的なものだと言える。
12gあれば、MH~Hパワークラスのロッドでも快適に扱える。
ピッチングからロングキャストまで、幅広いキャスティングに対応してくれる重量なのがありがたい。
バギークローのセッティング
●フックサイズ
レイドジャパン「バギークロー」のフックサイズは、#4/0~#5/0。
根掛かりが多い場所では#4/0、フッキングを重視するときは#5/0…といった感じで使い分けるのがベスト。
参考資料:岡友成のブログ記事「BUGGY CRAW Hook Setting!!」
●リグ
レイドジャパン「バギークロー」で主に使われるリグは、ノーシンカーリグ。
ノーシンカーにすることで、フワーっとスローに落とすことができる。
また、フックを刺す方向の違いによっても、動き方が変わる点にも注目したい。
●バックスライドさせる場合は、逆付け。頭からフックを装着。
フックを刺す場所によって、まっすぐフォールさせたり、バックスライドフォールをさせたり…といった2通りの使い方も可能になる。
●ネイルシンカーもアリ
(写真はファットイカです)
ボディにネイルシンカーを挿入して、更に自重をアップさせると、超遠投が可能になる。
また、バックスライドセッティング時は、お尻側にネイルシンカーを入れることで、よりバックスライド幅が大きくなる。
フォール速度やバックスライド幅は、ネイルシンカーの重さによっても変わる。
素早く落としたいならネイルシンカー1.3~1.8g、ゆっくり落としたいなら1.3g以下…といった感じで、目的によってネイルシンカーの重さを使い分けていきたい。
バギークローの主な使い方
レイドジャパン「バギークロー」のようなバックスライド系(高比重)ワームは、ノーシンカーリグでバックスライドフォールさせるのが人気。
美味しそうなスポットに投入して、カバーの奥の奥にバックスライドさせてワームを送り込む。
そうすることで、他のアングラーが攻めきれなかったポイントまでルアーを届けることが可能。
水温が上昇するような梅雨〜初秋頃までは、バギークローのようなスローフォールする物体にバイトが多発する。
●ズル引き
ノーシンカーリグや、ネイルシンカーを挿入した状態で、ボトム付近をズル引きする使い方も面白い。
他のアングラーが皆バックスライドワームを使っていると、同じようなパターンではスレたバスに口を使わせることが難しくなる。
そういったシーンなどは、シンプルにボトムをズルズルと引いてくる”ズル引き”も有効になってくる。
有名どころでは、奥田学氏などがバックスライドワームであるゲーリーヤマモト「ファットイカ」で、『ボトコン(ボトムコンタクト)』というテクニックを使って、有名フィールドを攻略している。
ハイプレッシャーなフィールドほど、超シンプルで単純な”ズル引き”が効くこともあるので、ズル引きは覚えておいて損はないテクニックだ。
●テキサスリグなどの打ち物系リグ
意外と思われるかもしれないが、バックスライドワームのようなファットなワームは、テキサスリグとも相性が良い。
レイドジャパン「バギークロー」は、カバーに入れ込む際に邪魔となるような余計なパーツがない。
そのため、テキサスリグなど、打ち物系リグを使ったカバー打ちとも相性が良い。
同系統のワームである、ガンクラフト「ボムスライド」を使ったチェリーリグに関する考察を以下の記事でお話しているので、よかったらコチラもチェックしてみて欲しい↓↓
他のバックスライドワームとの比較
(写真上から、ジャッカル「RVドリフトくろー」、ゲーリーヤマモト「ファットイカ」、レイドジャパン「バギークロー」)
人気のバックスライド系ワームと比較すると、バギークローはアーム・触手などのパーツが少なめであることがわかる。
ファットイカとバギークロー。
ファットイカよりボディが少しだけ太い印象で、全体的なボリューム感はバギークローの方がある。
素材もわりとしっかりしていて、針持ちも良い。
インプレ|レイドジャパン「バギークロー」を使ってみて感じたこと
実際に使ってみて思ったことは、以下のとおり。
●安定したバックスライド性能
●よく飛ぶ
ぶっちゃけ、上記2点だけだった。
そこそこ使い込んでみたのだが、いまだに1本も釣れていない。
僕自身のウデのせいもあるとは思うのだが、個人的にはゲーリーヤマモト「ファットイカ」やケイテック「ソルティコアチューブ」のほうがよく釣れると感じる。
バックスライド性能は、ジャッカル「RVドリフトクロー」や「ソルティコアチューブ」よりもやや弱い。
が、不満に感じるほどでもなく、ほとんどのカバーに対応するような印象だ。
全体的には、ごくごくスタンダードな高比重バックスライド系ワーム…という感じで、アングラーの力量とわず使いやすい作りだと思う。
レイドジャパン好きならファンアイテムとして買ってみてもいいんじゃないだろうか。
おこがましくも100点満点で評価させてもらうとするなら、だいたい75点くらいのイメージ。
可もなく不可もなく。ごく一般的なバックスライド系ワームだと感じた。
夏のバックスライド系(高比重)ワームにおすすめの、レイドジャパン「バギークロー」|まとめ
人気のメーカー、レイドジャパンのバックスライド系ワーム「バギークロー」をインプレしてみた。
個人的にはあまりいい思いをさせてもらったことがないワームだが、アクションの質や使い勝手そのものはごくスタンダードな作り。
レイドジャパンのファンアイテムとしてなら買ってみてもいいんじゃなかろうか。
おすすめのバックスライド系ワームまとめ記事は「野池で高実績|バックスライド系ワームおすすめランキング10選」で読むことができます。