冬はバスの食い気が低下するので、ライトリグの出番が多い季節。
中でも『スモラバ』は、冬場のバス釣りにおいて有効なルアーとなり得ます。
ラバーの存在もあって、移動距離を少なく保ちながら誘い続けることができ、それでいて食わせ能力も高い。
そこで今回は、個人的に大好きなレイドジャパン「エグダマ タイプ極(キワミ)」について、個人的な体験談を含めた「冬の野池におけるスモラバの使い方」について書いていきます。
【関連記事】”吊るし”に使えるロッドをまとめた記事は、こちらから読むことができます↓
もくじ
- 1 【冬の野池対策】レイドジャパン「エグダマ タイプ極(キワミ)」の使い方と、向いているトレーラー
- 2 冬の繊細な釣りにはスモラバが向いている
- 3 冬の野池バスをスモラバで攻略する方法、使い方とトレーラーについて
- 4 冬の野池攻略における、スモラバ(エグダマ極)の使い方
- 5 「ボトムシェイク」には様々なメリットがある
- 6 ズル引きは基本中の基本
- 7 ピンポイントで、吊るし・中層シェイクを加える
- 8 冬の野池は、とにかくスローに
- 9 エグダマタイプキワミ(スモラバ)に向いているトレーラー
- 10 小型エビ系ワームのトレーラー
- 11 小型シャッドワームのトレーラー
- 12 晩秋〜初冬に相模湖で50オーバーを釣った金森氏のスモラバセッティング
- 13 冬場の唯一の1バイトを確実に手にするには、適切なロッド選びが大事
- 14 【冬の野池対策】冬はスモラバが効果的。レイドジャパン「エグダマ タイプ極(キワミ)」の使い方と、向いているトレーラー|まとめ
【冬の野池対策】レイドジャパン「エグダマ タイプ極(キワミ)」の使い方と、向いているトレーラー
冬の繊細な釣りにはスモラバが向いている
冬になり水がクリアになってくると、バスをルアーで騙しにくくなりがち。
春〜秋にあった濁りが薄らぎはじめ、ベイト達は冬眠に入ったりするなどで活動力も落ちるため、繊細な釣りが必要不可欠です。
細かなアプローチを行うときのメインウエポンとなるのが”ライトリグ”。
●スモラバは冬の野池のマストアイテム
中でも「スモラバ(スモールラバージグ)」のようなフワフワ系ルアーは、冬の野池バスを狙うのに適しています。
シャッドの高速巻きでは反応しないような、シビアな魚を狙って釣る。
冬場の繊細でナーバスな状態の魚には、スモラバを使ったボトムの釣りが有効になるのです。
レイドジャパン 「エグダマタイプキワミ」のようなスモラバをボトムで使うと、ラバーが水の抵抗を受けるストッパーの役割を果たしてくれるため、移動距離を抑えて誘い続けることができます。
ですから冬場においてのバス釣りでは、スモラバがスローダウンのメインウエポンとなってくれます。
●僕の体験談
これは僕個人の体験談ですが、冬場や春先、あるいはバスが全然釣れないときに、僕はスモラバに何度も助けられたことがあります。
魚の動きがスローになる時期は、スモラバのような「一箇所でフワフワ誘い続ける系」のルアーは非常に効果的だと感じます。
また、スモラバはラバーの存在も影響しているのか、同じ場所で長時間、誘い続けていてもスレにくいルアー。
スモラバはカバーに引っ掛けて”吊るし”状態で使うことも多いルアーですが、そのような使い方で長時間誘っていても、バスをスレさせにくい。
長く誘っていてもバスに警戒心を与えにくいルアーは、冬の野池を攻略する上では大切な要素。
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冬の野池バスをスモラバで攻略する方法、使い方とトレーラーについて
<画像:金森氏インスタ>
ここからは、レイドジャパン「エグダマ タイプ極(キワミ)」などの小型スモラバの使い方とについて、僕個人の体験談を交えつつ解説していきます。
冬場のバス(特に野池)をどうしても釣りたい!という方の参考になれば幸いです。
冬の野池攻略における、スモラバ(エグダマ極)の使い方
冬のスモラバを使った釣りとして最もオーソドックスなのが「ボトムシェイクとズル引き」です。
「ボトムシェイク」には様々なメリットがある
ロッドの先を細かくシェイクさせつつ、少しずつ移動させていくボトムシェイクは、季節問わずよく釣れるテクニック。
特に野池の場合、ボトムマテリアルが泥底のことであることが多いため、ボトムシェイクは必須テクだと言えます。
泥底のボトムでシェイクする砂煙・砂塵が巻き起こるため、バスからの発見率が上がる。
また、砂塵が巻き上がることでバスからルアーを見切られにくくする、といった相乗効果も生まれます。
冬場の野池は水が透明になりがちですが、そういった状況ではボトムシェイクはぜひマスターしたいテクニック。
ズル引きは基本中の基本
ただ底をゆっくりズルズルと引いてくる「ズル引き」は、スモラバを使うなら必ず抑えておきたいテクニック。
ボトムシェイク時にも発生した”砂煙”は、ズル引き時にも発生します。
ロッドティップを10cm1秒くらいの速度で、ゆっくりズルズルと動かしていくようなイメージ。
途中、何かしらの変化にスモラバが引っ掛かったら、そこでシェイクを加える。
最低でも10秒はピンポイントでシェイクさせたいところです。
ピンポイントで、吊るし・中層シェイクを加える
冬場だけでなく年中有効なテクニックの1つに「吊るし、中層シェイク」があります。
カバーにちょうちん状態に吊るして、一箇所で30秒〜1分ほどシェイクし続ける「吊るし・中層シェイク」の釣りも、冬場のバスには効果的。
やり方は至ってカンタン。
●表層でロングシェイク→中層でロングシェイク→ボトムでロングシェイク
●回収
これだけです。
水深が3m以上あるような場所では、1m刻みくらいに「シェイク…1m落としてシェイク…また1m落としてシェイク…」みたいな方法をとっていきます。
以下の動画で金森隆志氏がスモラバちょうちんを実践しているので、参考にしてみてください↓※再生すると「スモラバの吊るし」のシーンから観ることができます。
カバーが入っている場所は、バスが冬場に身を隠しやすいポイントの1つ。
時間をかけてじっくり攻めるのがコツです。
冬の野池は、とにかくスローに
冬のバスは低活性なので、最低でもハイシーズンの倍くらいは時間をかけて誘いたいです。
バスの活性が高い時期はルアーの移動スピードは速くてもよいのですが、魚の活性が低くなる冬には、出来る限り移動距離を少なくアクションさせるのがコツになります。
・ボトムのズル引き
冬の野池でバス釣りを行うときは、こんな感じでエグダマタイプ極(KIWAMI)のようなスモラバを使っていくのが効果的です。
秋〜冬、冬〜春の季節の移り変わりのタイミングは、落ち葉が積もっている場所にエビなどの甲殻類がひそんでいます。
落ち葉が溜まるであろうスポットでボトムシェイクを行うことで、水温が下がって元気がなくなった小さいエビを演出していくイメージです。
あるいは、水底に溜まった落ち葉の中で、甲殻類がモゾモゾと動いている光景を演出していく。
「冬眠に向けて準備中ですよ〜今が狙いどきですよ〜今なら捕食できますよ〜」という接待をバスにしてあげるイメージを持つと、より効果的だと言えます。
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エグダマタイプキワミ(スモラバ)に向いているトレーラー
ボトムを利用した冬の釣りにおいて、エグダマタイプ極のトレーラーとしてベストなのは、バトルホッグ2.6インチのような小型のホッグワームです。
小型エビ系ワームのトレーラー
エグバグでもいいとは思いますが、個人的にはエグバグはカバーを利用した「吊るし」の釣りで使うことが多いです。
2~3インチ程度の甲殻類系ワームは、季節問わずどんなフィールドでも使いやすい。
そのため、バトルホッグやエグバグといった小型エビ系ワームは、必ず用意しておきたいところです。
●補足:ホッグワームとクローワームの使い分け
監修者である金森隆志氏は、著書「金森隆志の岸釣りQ&Aパート2」にで、ホッグワームを使用するにあたっての注意点として、以下のように語っています。
“ホッグワームは、僕の中の捉え方として、ボトムをズルズルと引いてくるための形状やパーツを持ったルアーです。
撃ち込んでフォールで獲っていくのがクローワームで、ズルズルと引いて誘うのがホッグワーム。”
ということで、金森流的にはボトムを利用する使い方に一番マッチしているバトルホッグ2.6インチを使うのがベストであると言えるでしょう。
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小型シャッドワームのトレーラー
エビ系ワーム以外のトレーラーにおすすめなのが、小型シャッド系ワームです。
相模湖や津久井湖といったクリアレイク・ワカサギレイクでは、写真のような小型シャッド系ワームがトレーラーとして使いやすいです。
テールがピリピリ動くタイプのものは、吊るし・中層シェイク時にも艶かしく誘ってくれるのでおすすめ。
晩秋〜初冬に相模湖で50オーバーを釣った金森氏のスモラバセッティング
2020年の11月に開催された「艇王」で、金森隆志氏が優勝しました。
エグダマタイプレベルを使用し、見事に50アップを仕留めていたテクニックが「吊るし・中層シェイク」です。
相模湖のローカルテクとしても「吊るし・中層シェイク、カバーシェイク」は有名です。
●トレーラーは小型シャッドワーム
小型のシャッド系ワームをトレーラーにセットし、吊るし状態での中層シェイクで優勝!
トレーラーの詳細はまだ発表されていませんが、写真をみる限りだとO.S.P「HPミノー3.1」かなと。
レイドの方でも小型シャッドワームを開発中のようなので、もしかしたらソッチかも。
相模湖のローカルベイトもしっかり使っているあたり、金森隆志氏の実力の高さが伺えます。
それと、金森氏が使用したスモラバは「キワミ」ではなく「レベル」ですが、吊るしの釣りはどのフィールドでも効果絶大なテクニック。
冬の野池をスモラバで攻略するなら、レイドジャパン「エグダマ タイプ極」と「エグダマ タイプレベル」はマストで用意しておきたいところです。
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【関連記事】”吊るし”に使えるロッドをまとめた記事は、こちらから読むことができます↓
冬場の唯一の1バイトを確実に手にするには、適切なロッド選びが大事
冬場のバス釣りでは、「たった1つのバイト、唯一の1チャンスをいかに掛けるかが全て」だと言っても過言ではありません。
しかし、スモラバに合わないロッドを使っている場合、奇跡的な1バイトを逃してしまう可能性も。
冬場の1バイトをしっかりと拾うためにも、スモラバに合うタックルは必ず用意しておきたいところです。
以下の記事にスモラバに合うロッドをまとめておいたので、よかったらコチラもチェックしてみてください↓
”吊るし”に使えるロッドをまとめた記事↓
【冬の野池対策】冬はスモラバが効果的。レイドジャパン「エグダマ タイプ極(キワミ)」の使い方と、向いているトレーラー|まとめ
<画像:レイドジャパン公式>
レイドジャパンの「エグダマ タイプキワミ極(KIWAMI)」と、そのトレーラーとして扱う「バトルホッグ2.6インチ」についての解説でした。
このルアーを使って、極めてナーバスなバスを、エグダマキワミを使って、極めてナイスなバスを釣っちゃってください!
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●冬場の奇跡の1バイトを逃さないためのコツ
先述しましたが、スモラバを使いやすいロッドを使うことで、冬場の奇跡の1チャンスをしっかりと拾うことが出来ます。
以下の記事にまとめておいたので、よかったらコチラもチェックしてみてください↓
”吊るし”に使えるロッドをまとめた記事は、こちらから読むことができます↓
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