バス釣りにおいて、スピナーベイトというルアーは非常によく釣れるルアーだ。
今回は個人的な体験談になるが、スピナーベイトの魅力について書いていこうと思う。
もくじ
【初心者向け】スピナーベイトを使うメリットとは?スピナベの魅力を解説。
2・3年くらい前からスピナーベイト中心のバス釣りを展開してきたが、スピナベって本当によく釣れるルアーだといつも感心させられる。
スピナーベイトに苦手意識を持つアングラーもいると思うが、この記事では「スピナーベイトの魅力」について、超個人的な熱い意見をつらつらと勝手に語ろうと思う。
スピナーベイトは万能ルアーです
とりあえず、まずはスピナベの良さをざっと挙げてみる。
●ただ巻きするだけで釣れる。
●障害物を回避しやすい。
●巻物ルアーの選択に迷ったら、「とりあえずスピナベ」でも釣れちゃう。
(ゲームの構築をする基準になりやすい)
・投げる際、回収時の「チャラン♪」という金属的なサウンドが官能的。
・ウエイトを変えるだけで、幅広い使い方が可能。
・風があったり、雨等で天候が荒れたときにも投げやすく、それでいて高確率で結果を望める。
・時期とかパターンとか関係なく釣れる。
すぐに思いつくだけでこれだけの魅力感。
「とりあえず小難しいこと考えずにスピナベ投げとこ」でも釣りが成立しちゃう。
それでいてキャスティングが楽しくて、重いウエイトと、引っかからないから強気に投げられるっていうのがスピナベの良いところ。
スピナーベイトが優れていると感じる理由
根掛かりしにくい
まず引っかからない。これはスピナベの超強みであり全て(…ではない)。
この長所を生かすためには、それなりの障害物にぶち当ててヒラを打たせてバイトを狙ったりすることが必要になってくる。
でも、オープンなエリアにぶん投げてただ巻きするだけでも全然オッケー。
活性の高い魚がいたら平気で食ってきちゃう。
幅広い使い方ができるスピナーベイト
「これといってセオリー的な使い方がない」っていうのも、スピナベが初心者に敬遠されちゃう要素だとも思うのだが、逆に言うと「人の数だけ使い方がある」ともとれる。
基本的には「ただ巻き」だけでゲームが成立しちゃうルアーなのだが、カーブフォールやジャークなど、テクニカルな使い方にも対応してくれるルアーである。
スピナベ、釣れる気しないんだけど…という場合は?
ちなみに、「魚っぽくないから、釣れる気がしない」という意見をよく耳にするが、スピナーベイトに慣れないうちは、「スピナベ=釣れない」という気持ちとの戦いだったりする。
そういう意識があるときは、「スピナーベイトは小魚の大群」だと思うのがおすすめだ。
ブレード1枚が1匹、スカートとヘッド部分で1匹…計3匹の小魚の群…みたいな意識。
「小さいアラバマリグ」だと思っちゃっても良い感じ。
「バスを威嚇させるために、”謎の物体”として扱う」
スピナベというルアーに対する解釈は千差万別。
ちなみに僕は、この両方を使い分けております。
反射食い、威嚇を狙ってピンに打ち込んだり、ベイトの群れだよ〜的な感じで遠くから魚を寄せていく…みたいな意識の使い分けをしている感じ。
その日のゲームの”基準”として使える
「今は何を投げるべきか全くわからない」
こういったときに、その日の自分の釣りの基準(中心)としても選びやすい。
●朝イチだからスピナベ。夕方だからスピナベ。
●風が吹いてるからスピナベ。雨が降ってるからスピナベ。
●リアクション狙いでスピナベ。食わせ意識でスピナベ。
●とりあえずスピナベ…とりあえず…スピナベ…スピナベ…。
バス釣りをしている最中、色々手を尽くしたけど全然釣れず、「パターンもクソもない!何やっても釣れない!」みたいに日和るときがある。
スピナーベイトは、気持ちを一度リセットするような感じで、「とりあえずスピナベを巻く」というメンタル安定剤としての効果も得られるルアーだ。
息抜きに遠投して気を紛らわせるのもいいし、リズミカルなキャスティングゲームに興じるのも良し。
スピナベに代表される”巻物”は、釣りのリズムが安定しやすいのもメリット。
スピナーベイトを黙々と投げ続けることで、一旦、自分の釣りをリセットさせることができるのだ。
パターンだのブレイクだの、ベイトだの水温だの…そういうのを考えるのがかったるくなってきた時は「スピナベ(好きな釣り)」で自分のリズムを取り戻す。
小難しいことを考えず、完全に釣果無視で好きなことやってるときのほうが、実は釣れたりしやすい。
根がかりしにくいから、コスパが良い
優秀なスピナーベイトの多くは、障害物を回避する能力に優れているのが特徴。
根掛かりしにくいので、障害物が多いスポットでも果敢に攻めることが可能。
積極的に釣りを行えるので、結果として釣果も伸びる。
しかも根掛かりしにくいので、コスパ的な面で見てもメリットがある。
オカッパリ、レンタルボート問わず、一般アングラーにとって「引っかからないルアー」というのは、それだけで大きなアドバンテージなのである。
時期に左右されにくい
さすがに真冬はキツいが、春から秋くらいであれば魚を連れてきてくれる。それがスピナーベイトというルアーの魅力だ。
時期に関係なく、魚自体にそこそこヤル気のあるのなら、どんなシーンでも食ってくるようなイメージ。
しかし逆を言えば、「魚にヤル気がないときはダメダメ」とも取れる。
出しどき・タイミングを見極めるのが大切なルアーなのだ。
スポーン前のガンガン食ってくるデカバスも釣れる。
夏、シェードにぶち込んでも釣れる。
朝、夕の活性が高い時間のときにも適当に投げてても釣れる。
秋、リアクションが必要になってきたときにもめちゃくちゃ効果アリ。
冬、スローリトリーブでも食わせられる。
時期に関係なく使いやすいので、スピナベは万能ともいえる優秀なルアーなのだ。
スピナベで釣れない人への処方箋
「釣れる釣れるっていうけど、全然釣れない」っていう人は、もしかしたら、そもそもスピナベを投げている時間そのものが、圧倒的に少ないのかもしれません。
また、とりあえず何もないスポットに投げ続けていたり、適当に遠投していたりといった感じで、ボヤけた使い方をしても釣れにくいルアーです。
スピナーベイトは、出しどき・タイミング・場所選び、そして使用する時間がとても大切になるルアー。
スピナーベイトで釣れない場合は、これらを意識するだけでもかなり違ってきます。
ハードルアーはすぐに結果が出にくいので、少なくともマズメ時の2〜3時間は巻き続けていきたいです。
【初心者向け】スピナーベイトを使うメリットとは?スピナベの魅力を解説。|まとめ
スピナベは一見すると全然釣れそうな印象がないルアーですが、よく釣れるルアー。
使いこなすまでは苦労するかもしれないが、「スピナベって釣れるルアーなんだ!」と確信すると、自分にとって強力な武器になってくれる。
初心者の方、スピナベでまだ釣ったことがないっていう方は、ぜひ投げまくってみてほしい。
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