【初心者向け】「朝イチの魚・早い者勝ちの魚」は捨てる。他人と競争しなくて良い。

「早起きしてポイントに入ったものの、すでに先行者が…」

「朝イチのボートレースで上流に入り、1匹釣ったものの後が続かない…」

バス釣りにおいて、上記の体験はよくあるパターンかと思う。

朝イチ、ポイント争奪戦に必死になって一本釣らなくてもよい。

朝イチに釣れた魚は、その後の魚に繋がる情報を持っていない可能性もあるからだ。

早い者勝ちの魚は捨て、”偶然の魚”ではなく「必然の魚」を狙いたい。

【初心者向け】朝イチ・早い者勝ちで釣る魚は捨てる

”交通事故(運要素)”で釣った魚からは得られるモノが少ない

朝イチの魚・朝マズメの魚は捨てる。

早い者勝ちで釣った魚からは、実は学べることが少ない。

朝マズメのポイント争奪戦に勝ったとしても、そこで釣れた魚はたまたま活性が上がっていた魚と交通事故的に出会ったのが釣れた理由かもしれないからだ。

交通事故で出会った魚からは学べることが少なく、得られる情報も少なめ。

朝イチに他人と競争して釣った魚は運ゲー要素が強いため、朝に釣った魚からパターンを読み取ろうとしても後が続かないことも多いのだ。

●朝にこだわらない有名アングラーもいる

朝イチの魚にこだわらない釣り人は多い。

例えば、デプスやアブガルシアのプロスタッフでありアメリカのトーナメントでも活躍する木村建太(キムケン)氏は「朝釣るのは好きじゃない」と語っており、しっかりと朝食を食べてから釣りをするアングラーとして知られている。

8時30分過ぎにマリーナから湖面へと出た。

昨日の別記事取材の疲れもないことはなかったが、これが木村の朝の現実。

モーニングフィッシュをがんばって獲りにいくことはあまりしない。

ホテルの朝ごはんをしっかりと食べてからいざ行くのだ。

(引用:木村建太「僕たちにはストロングしかない」16頁より

朝イチのポイント争奪戦はしなくても良い。

まずは状況判断をつける癖をつけ、臨機応変に立ち回れる能力を身につけることが大事である。

難しい魚・競争率が高い魚は無視してよい

また、他人と同じ魚をシェアしてると生まれる問題もある。

1匹の魚に対する競争率が高くなってしまい、難易度も上がるといったデメリットが生じやすいのだ。

バス釣り初心者(レンタルボート初心者)の場合、できるだけ簡単に釣れる魚を狙うことが大事だと僕は考える。

そのためには、「食い気があるけど、狙われていない魚はどこにいるのか」を理解しようとしながら釣りをすることが大事。

他人と競争しなくても良いし、釣れるルアーを探そうともしなくて良い。

まずは立ち回りや状況判断に意識を割く。

釣れるルアー探しは、その日の状況がわかってきた後から決めるのでも遅くはない。

●今自分が積み上げるべき情報は何なのか

●どこで何をするのがベストなのか

●天候や水温、地形は意識できているか

上記のようなことを意識しながら釣りをしていけば、必ずしも朝イチの魚にこだわらなくても釣れるようになる。

エキスパートアングラーが朝マズメ後から釣りをすることが多いのは、「朝マズメ以外のタイミングで釣る方法」を知っているからだ。

まとめ:朝イチのポイント争奪戦に巻き込まれないこと。朝マズメの魚は捨ててよい。

バス釣りを上達させるコツは、なにも”魚を釣ること”に限ったものではない。

天候や水質、状況を把握する能力などなど、魚を釣る前にやっておかなければならないことは沢山ある。

朝イチのボートレースで上流に入って釣った魚からは、学べるモノが少ない。

朝マズメ、入ろうとしていたポイントに先行者がいたとしても気を落とす必要はないのだ。

あなたが相手にするべきは、他のアングラーの存在ではなく「釣りたい!釣らなければ負ける!悔しい!」という欲望・雑念に飲み込まれてしまう自分自身の心である。

朝イチ・朝マズメの魚は捨てて良い。

無駄な競争に巻き込まれているなら、まずは自分のペースを取り戻そう。

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