【比較】どっちがおすすめ?シマノ「SLX MGL」とダイワ 「20タトゥーラsv tw」を比較してみる。

日本の人気ベイトリールメーカーといえば、シマノ&ダイワ。

実売価格が¥20,000円以下のエントリーモデルのベイトリールは数多く存在しますが、中でもシマノ「SLX MGL」と、ダイワ「 20タトゥーラSVTW」は多くの釣り人から支持されています。

有名メーカーの低価格帯ベイトリールということで、この2台の購入で迷われる方も多いと思うので、SLX MGLと20タトゥーラSVTWを比較をしていきます。

何が違うのか?買いなのはどちらか?

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【比較】どっちがおすすめ?シマノ「SLX MGL」とダイワ 「20タトゥーラsv tw」を比較してみる。

スペック比較

まずはメーカー公式ページに発表されているスペックを比較していきます。

ギア比自重スプール径糸巻き量(ナイロン)ハンドル長ベアリング数(BB/ローラー)ブレーキシステム価格
SLX MGL6.3 , 7.2 , 8.2195g32mm14lb-90m, 16lb-80m84mm4/1遠心力ブレーキ¥21,000
20タトゥーラSVTW6.3 , 7,1 , 8.1190g32mm14lb-45~90m,16lb-40~80m85mm7/1マグネットブレーキ¥25,900

こんな感じで、目立った違いは特にないような印象です。

が、細かい部分で違っているポイントがあるので、まずは共通している部分・違っている部分を比較していきしょう。

「SLX MGL」「20タトゥーラsvtw」共通しているところ

2台の共通しているところは、以下のような部分です。

☆共通しているところ

●ギア比ラインナップ(ほぼ同じ)

●スプール径

●糸巻き量

●ハンドル長(1mm違いだが)

ギア比スプール径糸巻き量ハンドル長
SLX MGL6.3 , 7.2 , 8.232mm14lb-90m,16lb-80m84mm
20タトゥーラsvtw6.3 , 7.1 , 8.132mm14lb-45~90m,16lb-40~80m85mm

細かく言うと、ハンドル長に1mmの差があったり、ギア比・巻き取り長にも若干の差があります。

が、ほとんど同じと言っても過言ではないくらいの違いなので、この記事では「共通している部分」に含めさせていただきます。

ギア比のラインナップ


(引用:イシグロ

シマノ「SLX MGL」と、ダイワ「20タトゥーラSV TW」は、両者ともに3種類のギア比ラインナップ。

6.3,7.1,8.1前後の3種類がラインナップされており、用途に合わせて選択しやすくなっているのが嬉しいポイント。

シマノ「SLX MGL」と、ダイワ「20タトゥーラSV TW」を比較すると、誤差が1cm程度のため、ギア比に関してはほぼ互角だと言えます。

軽量ルアーにも対応する32mmスプール径

(画像はシマノ「SLX MGL」のスプール)

シマノ「SLX MGL」と、ダイワ「20タトゥーラSV TW」は、どちらも共にスプールが32mm径となっています。

一般的に、スプール径は大きければ重たいルアーを投げやすく、径が小さければ軽いルアーが投げやすくなる傾向があると言われています。

ベイトリールで最もベーシックなスプール径は34mmというのが定説ですが、SLX MGLと20タトゥーラsvtwは32mm径。

そのため、10gを切るような軽量ルアーも投げやすい作りになっているのが特徴です。軽量ルアーに対するレスポンスの良さは、両者ともに”互角”と言えるでしょう。

糸巻き量

糸巻き量もほとんど互角。

ダイワ「20タトゥーラSVTW」は、ラインを半分だけ巻く”ハーフライン”の使い方で、45m前後といったキャパシティ。

MAX糸巻き量が両者とも同じなので、シマノ「SLX MGL」もハーフライン巻きで45m程度になるでしょう。

ベイトリールは、ハーフライン巻きにすることによって、より軽量ルアーの投げやすさがアップする傾向があります。ハーフライン巻きで45m確保できるのは、かなり好ポイントです。

糸巻き量に関しても、両者とも似通った印象だと感じます。

ハンドル長

ハンドル長もほぼ同じですが、1mmだけ違いがありますが、約85mmハンドルということでほぼほぼ同じと言えます。

バーサタイルに使いやすいハンドル長で人気なのが85mm長。

85mmハンドルは、人気メーカーを含め、多くのベイトリールに採用されている長さでもあるます。

巻物ルアーにも使いやすく、それでいて打ち物ルアーの回収効率にも優れている(約)85mmハンドルを採用している部分は、2台の共通点と言えるでしょう。

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「SLX MGL」「20タトゥーラsvtw」違っているところ

スペック表だけ見ると、2台とも似たような印象があるのですが、細かな部分で違いがあるところに注意したいです。

☆違っているところ

●デザイン

●価格

●ベアリング数

●ブレーキシステム

ブレーキシステムベアリング数(BB/ローラー)価格
SLX MGL遠心力ブレーキ4/1¥21,000
20タトゥーラsvtwマグネットブレーキ7/1¥25,900

デザイン性はもちろん、ベアリング数や価格、そして何よりブレーキシステムの違いがある点にも注目です。

外観、デザインの違い

ここからは、2台のデザイン性・外観の違いを比較していきます。

◾️シマノ「SLX MGL」

これがシマノ「SLX MGL」の外観。

全体的にブラックで統一されており、ポイントで青色が入っているのが印象的です。

四角っぽいので角ばっていてるのかと思いきや、実際に握ってみると手にフィットするような感じです。

◾️ダイワ「20タトゥーラSV TW」

こちらがダイワ「20タトゥーラSVTW」。

落ち着いたカラーリングで構成されていて、サイドプレート部に描かれている「クモ」のデザインが目を引きます。

ちなみに、”クモ”のデザインロゴはメカニカルブレーキ部分にも描かれています。

個人的にはカッコいいなと感じるデザインなのですが、好みがわかれるところでもあるかもしれませんね。

〜全体を比較〜

ここからは、シマノ「SLX MGL」と、ダイワ「20タトゥーラSV TW」の全体のデザインを比較していきます。もう少し全体的に見ていきましょう。

写真左がシマノ「SLX MGL」、右がダイワ「20タトゥーラSV TW」。

●ボディ上部から見た外観

上部から見た図です。

SLX MGLがやや角ばった印象なのに対し、20タトゥーラは曲線的なイメージ。

●ボディ横(サイドプレート)から見た外観


(引用:イシグロ

SLX MGLは「SLX」というネームがデカデカと書かれています。

20タトゥーラsvtwは、ロゴデザインの”クモ”柄が入っています。

20タトゥーラ発表時にはネット上で色々と賛否両論となったサイドプレート部のデザインですが、個人的には結構好きです。

●ハンドル側から見た外観


(引用:イシグロ

ハンドル側から見た図。

SLX MGLはシンプルなデザインであるのに対し、20タトゥーラsvtwはロゴデザインの”クモ”が描かれているのがわかります。

メカニカルブレーキのデザインは、カスタムすることによっても変更できるので、「クモはちょっと派手だから嫌だなぁ…」という人も、ここはあまり気にするポイントでもないのかも…?

●ボディ前面から見た外観


(引用:イシグロ

ラインが通る「レベルワインダー」付近の図。

SLX MGLが一般的な丸型のレベルワインダーなのに対し、20タトゥーラsvtwはダイワ独自の技術特性である「Tウイングシステム」が採用されています。

●ハンドル部分の外観


(引用:イシグロ

ハンドルノブの形状にも違いがあります。

20タトゥーラのノブの方が、若干薄いかな…?という感じで、ノブの握り具合にも違いが見られます。

ブレーキシステムの比較

デザイン性にも違いがあるSLX MGLと20タトゥーラですが、両者を比較したときに、個人的に最も大きな違いだと感じるのは「ブレーキシステム」です。

シマノ「SLX MGL」が遠心力ブレーキであるのに対し、ダイワ「20タトゥーラSV TW」はマグネットブレーキ。

キャスト後半の伸び感が優れる遠心力ブレーキと、常に一定のブレーキがかかり続けるトラブルレスなマグネットブレーキ。

どちらを選べばいいのか迷ったときは、ブレーキシステムの違いによるキャストフィールも意識してみるといいと思います。

価格の比較

シマノ「SLX MGL」と、ダイワ「20タトゥーラSV TW」、その価格にも違いがあります。

価格
SLX MGL ¥21,000
20タトゥーラsvtw ¥25,900

通販サイトなどでは実売価格が¥15,000前後なので、どちらにするか迷ったときは価格の違いで決めるのも良いでしょう。

筆者の実体験からおすすめする、選ぶときに気にしたいポイント

ギア比自重スプール径糸巻き量(ナイロン)ハンドル長ベアリング数(BB/ローラー)ブレーキシステム価格
SLX MGL6.3 , 7.2 , 8.2195g32mm14lb-90m, 16lb-80m84mm4/1遠心力ブレーキ¥21,000
20タトゥーラSVTW6.3 , 7,1 , 8.1190g32mm14lb-45~90m,16lb-40~80m85mm7/1マグネットブレーキ¥25,900

実際にダイワ「20タトゥーラSV TW」とシマノ「SLX MGL」の2台を購入して使ってみたので、僕の体験談をもとに、選ぶべきポイントを紹介していきます。

スペックだけ見ると似ている部分が多い2台ですが、迷ったときは以下のポイントを目安に購入するのがおすすめです。

☆チェックポイント

●デザイン性で選ぶ。

●ブレーキシステムで選ぶ。

●価格で選ぶ。

どちらもバーサタイル性が超高いので、他の要素も重視しよう

実際に2台のリールを使ってみて思ったのは、どちらも「やや軽いルアーから重いルアーまで幅広く使える汎用機」ということ。

ルアー重量で言うと、どちらも共にだいたい7~56gまでが守備範囲。

ベイトフィネス専用機には敵わないですが、7g前後のベイトフィネス的ワーミング全般をこなせるリールです。

おかっぱりで使用頻度が高い10~28gのルアーはもちろん、56g(2oz)程度のビッグベイトまで扱える器用さがあります。

ダイワ「20タトゥーラSV TW」とシマノ「SLX MGL」、大まかな用途はほぼ同じです。

なので、迷ったときは「デザイン性・ブレーキシステム・価格」などの要素を目安に選んでみるのがおすすめ!

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どっちがおすすめ?シマノ「SLX MGL」とダイワ 「20タトゥーラsv tw」を比較|まとめ

シマノ「SLX MGL」と、ダイワ「20タトゥーラSVTW」。

価格も安く、それでいて軽量ルアーから重いルアーまで幅広いルアーを快適にキャストできるベイトリールとなっています。

低価格帯ベイトリールとしてはどちらも遜色ないくらい出来がいいリールと言えます。

自分の用途や好みに合わせて、最適な1台を見つけていきましょう!

ちなみに、アマゾンは価格変動があるため、運がいいときにはかなり安く購入することができますアマゾンはこまめにチェックしておいて損はないです。

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