三島ダム釣行で落水。そのときの状況と、落水した原因・理由。

昨日、千葉県の三島ダムでバス釣りをしていた際に落水した。

まぁまぁヤバかったので、当時の状況や反省などを書いておこうと思う。

レンタルボートに乗っている人は反面教師として活用してみてほしい。

三島ダム釣行で落水。そのときの状況と、落水した原因・理由。

この日は朝から何となく目眩というか、頭のふらつき感があったのだが、特に気にしないで釣りをすることにした。

睡眠は十分に取れていたので眠気はなかったし、栄養バランスの整った食事も摂ったし、まぁ大丈夫だろ…といった感じで釣り場に。

午前中、釣りをしている際に「何か今日はボートが凄くフラつくなぁ。落水しないように気をつけよう」などと思っていたが、昼過ぎ頃に落水

雨水の排水を忘れていたのが原因?

実はこの日、結構な雨量の雨が降っており、ボートに溜まった雨水の排水をする必要があったのだが、僕はつい釣りに夢中になってしまい、排水することをうっかり忘れてしまっていた

頭がフラつく感覚を引きずったまま釣りをしていたのも、落水した原因だと思う。

一応、昼ごろにボート店に係留したときにボートに溜まった雨水を排水したが、それだけでは足りなかったようだ。

落水した瞬間は、下流から上流に向かってボートをUターンさせようとしたときだった。

最近、僕はミドルデッキに三脚を使用して釣りをしていたのだが、「ミドルデッキ+三脚」という組み合わせはボートのバランス的によろしくなかったのかもしれない。

もしかしたらボートの重心が上になりすぎる「トップヘビー」になっていたのかもしれないと、落水後に思った。

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落水したときはこんな感じ

落水するまでの流れはかなり鮮明に覚えている。

ボートをUターンさせようとしたとき、ボートに溜まった雨水が片方側に偏ってバランスを崩し、真横に転がるようにしてゆっくりとボートが回転した。

僕はボートが真横に回転するのに逆えず、そのままゆっくりズルズルと引きずられるように水中に落水。

水中に転げ落ちてゆくタックル達を横目にしながら、ボートの横を掴んで頭まで水中に浸からないように必死に抵抗した。が、その行動がいけなかったようで、ボートはさらに横転。

180度くらいボートが横転したと思う。

ボートから落水した後、腰巻型の救命胴衣のプルレバーを引くが、なかなか膨張しない。「クソッタレが!」と思いつつ、ボン!と何とか救命胴衣を膨張させるが、ソレはほとんど救命胴衣としての機能を果たしていなかった。

クソみたいな浮力と、完全に膨張していない激安の救命胴衣。ライフジャケットはちゃんとした品を使ったほうが絶対に良い。

安物なんてあてにならないと痛感。もう2度と安物なんて買わないと誓った瞬間。ケチったら死ぬ。

使い物にならない救命胴衣を膨張させた後は、「いのちだいじに」という思考のもと、水面に投げ出されたタックルを何とかボートに乗せた。

その後、立ち泳ぎをしながらボートの後ろから乗り込もうとした。

もし落水したら、ボートの真横からではなく、絶対に後ろから乗ること!」とどこかで目にしたことがあったので、必死に後ろから乗り込む。

このとき、不運なことに防寒用の長靴を履いており、長靴に水が入り込んでしまったせいで足が異常なほど重くなっていることに気が付く。

写真は、北海道民が除雪時に履くという売り文句に惹かれて購入した、防寒用の長靴。クッソ重い長靴が、水の進入でさらに重くなる。

気合で何とかボートの後ろから乗り込むことに成功したが、ボートには雨水に加えてダムの水が入り込んでおり、ボート上でバランスをとることはほとんど不可能なレベルだった。

落水した際、ボートの横側を掴んでしまったため、ダムの水がボートに進入。

これだけ水が入ってしまうと、もう「ボートに座ってエレキを踏む」なんてことはできないレベル。

こんな状態の中、何とかバランスを取りながら手でエレキを操作し、近くの岸へタックル達を投げ込んだ後、ボートを着岸させることができた。

ダムの下流域の岸。底質が泥だったのでまともに立つことができず、片腕だけ泥に突っ込んで、空いた手でボートを無理やり着岸させた。

筋トレやっててよかったと思った。筋肉は命を救う。

連絡手段(スマホ等)は防水対策が必須

その後「どうすんべ…」と途方にくれる。

ボートの排水口が真下にあるタイプだったので一人では上手に排水できなかった。

時期的にオフシーズンなので、周囲に釣り人も皆無。

「とりあえずブログ用の写真を撮っておくか」と思えるくらいには冷静さを保てていたので、生きていたスマホで落水後の光景を撮っておいた。

スマホが水で死んだかなと思ったが、一応防水だったからボート屋に救助の連絡をすることができたので一安心。携帯・スマホはマジで防水対策しておいたほうがいいと実感。

スタッフさん達が到着した後は、助けてもらいながらボートにたまった水を排水させ、再びボートに乗った。

その後ボート屋に戻り、スタッフさん達に謝罪と感謝を述べる。

そのときの時間は15時ごろ。

防寒着を着込んでいたおかげなのか、不思議なくらい身体が冷えていなかったので、釣りを続行することにした。

釣果はワンバイトノーフィッシュだった。

落水した原因・理由

落水した原因は、たぶんこんな感じ。

■落水した原因
・ボートに溜まった雨水の排水を怠った。
・体調不良を無視した。
・ボートがトップヘビーになっていた。
・体幹(バランス感覚)が落ちていた。

片付けるとき、助けて頂いたスタッフの方と落水のことについてお話した。

「ダムで落水する人っているんですか?」と尋ねたが、そんな人はあまりいない、とのこと。

ボートの片付けをするときに落水する人は結構いる」とスタッフさんが言っていた。

実際、僕自身もエレキの着脱の際に落水した人を見たことがある。油断大敵。

バッテリーの運搬をするときにバランスを崩して落水…というパターンは結構あるようなので、今後気をつけようと思う。

上級者・エキスパートアングラーでも落水するときはする

釣りをしている最中、身体とボートがフラついたりすることが多々あったので、「まさかこの時期に落水とかしないよな…」とか考えていたとき、フと人気釣りブロガー・エキスパートアングラーであるイカヒメさんの落水記事を思い出した。

→イカヒメさんの落水記事

この記事内で、イカヒメさんは「上を向いたのでその関係で三半規管が錯覚を起こし、ぐらっとしてバランスを崩した」とコメントしている。

僕自身もこの日、何となく意識というか頭がフラついていたのでバランス感覚が著しく悪化していたと感じる。

「まぁ身体はフラつくけど多分気のせいだろうし…」という気の緩みが落水というトラブルを引き起こしてしまったのかな?と。

イカヒメさんの他にも、有名アングラーの菊本俊文氏や有名ブロガー(アングラー)のMr.ノーバイトさんなど、エキスパートアングラーでさえも落水したことがあることを知り、落水・レンタルボートのトラブルに震えた。

ボートフィッシング初心者である僕は、なおさら気をつけなければいけないと学んだ。

→菊本さんの落水記事

昨日は人生初のボートからの落水を体験しました。   笑っていますが、まあまあやばかった。 助かって良かったの万歳です。 ライフジャケット着けていて良かったです。   魚探を掛けていて、いい感じのスポッ…

→ノーバイトさんの落水記事

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