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クランクベイトやバイブレーションなど、スプリットリングを使ってラインを結ぶルアーには、スナップは有効。
ルアーの動きがスムーズになるし、何よりルアーチェンジの手間が省けるのがメリット。
しかし、スピナーベイトやバズベイトなどの「ワイヤーベイト」にスナップは…ぶっちゃけどうなのか?
今回は、「スピナーベイトにスナップってありなの?」について書いてみる。
結論から言ってしまうと、「お好みで」ということになる。
スピナーベイトにスナップを使うのは有りか無しか?
●スピナベにスナップ使うと、釣果は落ちる?
スピナーベイトにスナップをつけて使用することはできる。そして普通に釣ることも可能だ。
スピナーベイトのアイ部につけるための「Oリング」的なアイテムも販売されているため、スピナベなどのワイヤーベイトにスナップを使う人もいる。
個人的にも、昔はアイの部分にゴム管を通してスナップを使用していたこともあり、本当に面倒くさい時は(ラインを結ぶのすら面倒に感じるときは)、ゴム菅など使用せず、スナップをそのまま使うときもあった。
それでも普通に、釣れるときは釣れる。「え?波動とかアクションの質って…」と感じる瞬間である。
知り合いにも「ラインを結ぶのがめんどくせぇから」という理由で、スピナーベイトにスナップを使う人もいる。
著名人で言えば、村上晴彦氏などもワイヤーベイトにスナップを使っている(最近の村上氏はどうなのかわからないが)。
村上氏はワームの釣りでもスナップを使ったりする釣り人なので、スナップの有効性について学びたい人は村上氏の動画などをチェックしてみるのも面白いだろう。
ただ、注意したいのは、糸絡みなどのトラブル。
着水時にこの辺までズレてしまうと、糸絡みして”エビ”の状態になってしまったりするので、もはやブレードすら回らない状況に陥ることもある。こういった事態を防ぐためには、別売りのOリングを使用したり、ウキ止めゴムなどを使ってスナップズレを防止したい。
スピナーベイトにスナップを使っても、釣れるときは釣れる。
ただ、アクションの質が変わってしまうので、そこは意識していきたい。
●スピナーベイトにスナップをつけると、どうなる?
スプリットリングが使用されていないスピナーベイトなどのワイヤーベイトルアーに、スナップを使用するとどうなるのだろうか?
その答えは「めちゃくちゃ暴れます」になる。
それはもうフラフラと落ち着きがなく、まるで大好きな女の子に告白して「返事は明日、学校でね…」と先延ばしされた男子高校生のように、落ち着きがなくドキドキフラフラと泳いでしまう。
スピナーベイトにラインを直結したときには、ルアーが左右にフラついたり回転したりすることなく、まっすぐこちらに泳いでくる。
しかしスナップを使うと、左右にフラフラと傾きながら泳いできたり、グルっと回りかけたりというような感じで、めちゃくちゃ暴れるようになる。
今この文章を書いていて「…あれ?これ、アリなんじゃね?意図的に使うなら良いんじゃね?」と思ってしまったが、もしスピナーベイトを綺麗に泳がせたいのであれば、スナップを使うのではなく、直結させたほうが良い。
そういえばちょっと前に、スナップスピナーベイトを使用して、芦ノ湖で釣ってきた。
上記で「バタついているから〜」などとウンチクを撒き散らしておいてなんだが、ある程度ヤル気のある魚なら、どんなものでも口を使ってしまうというのが現実である。
何というか、実際はそこまで「波動ウンヌンとかアクションの質が〜」とかは釣果に関係なさそうなのが、『バス業界の七不思議』である。
…ということで、スピナーベイトにスナップを使用しても普通に釣れるため、スナップの使用は「お好みで」というのが僕個人の意見だ。
ただ、フラつきやすいということは「障害物に対しての回避能力も弱い」ということでもあるため、根がかりが増えるのが嫌な人は、素直にライン直結するのがおすすめ。
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