バス釣りに使うバスロッドを選ぶときのポイントを、僕の体験談を元にしながらまとめてみた。
これからバス釣りを始めたい人や、バスロッド選びで迷走してしまっている人は参考にしてみてほしい。
もくじ
バス釣りのバスロッドを選ぶときの基本・コツ
・身長に合わせる。
・通うフィールドに合わせる。
・足場の高さに合わせる。
・使うルアーに合わせる。
・持ち運びを考慮する。
身長に合わせる
バスロッドの長さを決めるときは、自分の身長を基準に決めるのも一つのポイント。
たとえば、同じ6.5フィート(約198cm)のロッドでも、身長が180cmの大柄な男性と、155cmの女性では取り扱いの快適さが違う。
同じレングスのロッドでも、個人の体格や筋肉量によっては、扱いやすくもストレスにもなるのだ。
ルアーを投げる行為(キャスティング)に慣れていない場合、ロッドの振り方を学ぶ必要があるため、「自分が快適にロッドを振れる長さ」はどのくらいのものなのかを把握することが大切である。
ちなみに、僕は175cmの中肉中背という体型だが、7フィートを超えるロッドを使うとキャスティング精度が落ちる。
7フィートよりは6.5フィートの方がキャスティングしやすいと感じるし、5.8フィートだとなお良し。
キャストの技術レベルにもよるが、もしロッド選びに迷ったら、「出来るだけ自分の身長に近いものを選ぶ」と失敗しにくくなる。
バスロッドの長さは使うフィールドに合わせる
ロッド選びは、通うフィールド(釣り場)によってもベストな選択が変わってくる。
たとえば、
→取り回し重視のショート・ミドルレングスが使いやすい。
●周りに何もなく、ロッドを振るのに障害が何もない開けたフィールド。
→7フィート前後のロングロッドが有利。遠投性重視。
…など、どんな場所で釣りをするのかによっても、ロッドの選択肢は変わってくる。
取り回し重視なら短めのロッドを選び、遠投性を重視したいなら長いロッドを…と区別して考えるのが手っ取り早い。
いずれにせよ、「バスロッドの長さ選びは通うフィールドによってもベストな選択が変わる」ということを覚えておきたい。
特にこだわりもなく、周囲に障害物がないようなフィールド(霞ヶ浦など)で釣りをするなら、6〜6.5フィートくらいを選ぶのも良い。
6〜6.5フィートのロッドは慣れてしまえば野池などの狭いフィールドでも使いやすいのでおすすめ。
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足場の高さに合わせる
この要素も「通うフィールドに合わせる」に含まれているポイントだが、もし通うフィールドの足場が高いのなら、やや長いロッドを選ぶのも良い。
足場が高いと、魚がかかったときのファイトは長いロッドの方が行いやすい。
また、トップ系ルアーなどの操作も長いほうが行いやすいので、足場の高さはロッド選びの際に意識したいポイントである。
もし通うフィールドが足場の高い位置から釣りをしなければならないのなら、やや長めのロッド(6.5〜7フィート)を選ぶと良いだろう。
使うルアーに合わせる
使うルアーによってもバスロッド選びは変わってくる。
バスロッドは、軽いルアーを投げるのなら柔らかいモデルが良く、重いルアーを投げるのなら硬いモデルの方が適している。
そのためロッド選びは、よく投げるルアーの重量に合わせた選択をとるのが良い。
一般的に、バス釣りのオカッパリにおいて使用頻度が高いとされるルアー重量は、だいたい10~20g程度だと言われている。
ただ近年では、軽量ルアー・ワーミングなどにも対応した便利なロッドも増えてきているため、背負える幅も広くなってきた。
バス釣り初心者であるなら、10~20g程度のルアーを快適に扱える「6.5~6.10フィート・M(ミディアム)パワー」のバスロッドを選ぶと失敗しにくくなる。
スピニングの場合、だいたい4〜7gが投げやすい「6.0~6.4フィートのL(ライト)パワー」を選ぶのが基本だ。
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持ち運びの便利さを考える
自分がどういった手段で釣り場に通うのかを考えるのも、バスロッド選びで大切になるポイント。
バスロッドには、分割できるツーピースロッドと、分割できないワンピースロッドの2種類があるため、選ぶ際はどちらにするか決めておきたい。
車で通うなら分割できないワンピースロッドで良し、電車や自転車で釣り場に行くのならツーピースを検討してみるのも良いだろう。
近年では優秀な2ピースロッドが増えているため、迷ったときは以下の要素を考慮するのがおすすめだ。
・車で通うことを検討している→ワンピース
・電車や自転車など、持ち運びの邪魔にならないものがいい→ツーピース
・とにかく高性能がいい→ワンピース
特にこだわりがないのであれば、僕個人としてはワンピースロッドをオススメする。
ツーピースロッドは接続が甘いとキャストの際に先っちょだけブッ飛んでいったり、接続が抜けないといったアクシデントもあるからだ。
昔は「ツーピースロッドはワンピースに比べて性能が劣る」などと言われていたが、近年では技術の発達によりツーピースでも完成度が高いアイテムが増えてきた。
ワンピースロッドによっぽどこだわりがあるなら別だが、「とりあえず持ち運びしやすいやつが良い」というのなら、ツーピースロッドが良い。
シマノ社からは「ワンアンドハーフ」と呼ばれる特殊なツーピースモデルもある。
●経験者向けの補足
「ツーピースロッド特有の、もっちりしててダルい投げ感が好き」と、意図的にツーピースロッドを選ぶ人もいるため、一概にも「バスロッドはワンピースが最高」とも言い難い。
ロッドの形態選びは、ロッド運搬のしやすさと、投げ心地で選ぶのも良い。
もしワンピースもツーピースもあるロッドを検討しているなら、実際に両モデルを店頭でブンブンと振ってみることをオススメする。
若干だが、感覚の違いがあるので好みで選んでみるのも面白い。
バス釣りのバスロッドを選ぶときの基本・コツ|まとめ
今回は、バスロッドを選ぶときの基本をまとめてみた。
●身長に合わせる
→基本は自分の身長より少し長いくらい。
あなたにとって振り回しやすい長さを選ぼう。
●通うフィールドに合わせる
→広い釣り場がメインなら長いロッドを。
狭い場所ならやや短めでOK。
足場が高いならロングロッドが使いやすい。
●使うルアーに合わせる
→迷ったら、10~20g程度を快適に扱えるM(ミディアム)パワーのロッドを選ぼう。
ロッドパワーは、使用頻度が高いルアーに合わせていく。
●携帯性を考慮する
→1ピースか2ピースか、4.5ピース(パックロッド)という選択肢もある。
釣行スタイルによって選んでいく。
初めてバスロッドを選ぶときは、上記したポイントを意識すれば大きな失敗はしないハズ。
とりあえず、初めてのバスロッド選びで迷ったら「6.5フィート・ミディアムパワー(女性なら6フィート)」を選ぶのがおすすめだ。
●信頼のおける人気バスロッドを選ぶと失敗しにくい
バスロッド選びは、メーカーやスペックなどを適当に決めてしまうと失敗するリスクも高くなる。
迷ったときは、以下の記事で紹介しているロッドを選べば失敗する確率もグンと減るハズ。
何を買えばいいのかわからないという人は、以下の記事も参考にしてみてほしい↓
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