「スピナーベイトで魚を釣るのが苦手」
こんなことでお悩みなら、ぜひこのルアーを使ってみていただきたい。
ノリーズ『ディーパーレンジ』はハイプレッシャーな状況や、スレた魚に強い。
かれこれ3年以上ほど使い込んでいるノリーズ『ディーパーレンジ』について、僕の体験談を元にしつつインプレしていく。
もくじ
程よいアピール力がスレた魚を惹きつけるおすすめスピナーベイト、ノリーズ『ディーパーレンジ』
ノリーズ『ディーパーレンジ』は、大きく曲がったベンディングワイヤーとコンパクトなブレード&シルエットが特徴のスピナーベイト。
大きく曲がった上部のワイヤー(ベンディングワイヤー)の効果で、深い水深を攻めているときに浮き上がりが抑えられることから『ディーパー』と名付けられた。
魚に対してアピールしすぎず、それでいて弱すぎない…という絶妙なアピール力も魅力の1つで、価格も最近売られているモノより少し安め。
ノリーズのスピナベはアマゾンで1,100円前後で取り扱われていることがあるので、格安・手軽に入手しやすいのがGOOD。
ラインナップ
●3/8oz (35-35)
●1/2oz (35-40)
●3/4oz (40-40)
※ブレードは全てダブルウィローリーフ
『ダブルウィローリーフ』とは、スピナーベイトのブレード形状の組み合わせのこと。
写真上から、丸いブレード(コロラド)が二つの『ダブルコロラド』、丸いブレード1つとウィローリーフブレードの組み合わせの『タンデムコロラド』、そしてディーパーレンジに採用されている『ダブルウィローリーフ』。
スピナーベイトのブレードの組み合わせの種類は基本的にはこの3つである。
ノリーズ『ディーパーレンジ』の外観・デザインのインプレ
波動が弱めのブレードが搭載
ディーパーレンジには、オリジナルクリスタルSよりも小さくて薄いブレードが搭載されている。
アピール力が控えめであり浮き上がりにくく、深い水深を狙うこと可能。
副次的な効果として「波動が弱い→スレた魚に効く」というものも。
●ヘッド周りのデザインのインプレ
ノリーズ『ディーパーレンジ』のヘッド周りはこんな感じ。
上部のワイヤーが曲がっているのが特徴で、深い場所を引いても浮き上がりにくく、速巻きしても飛び出しにくい構造になっている。
●オリジナル「クリスタルS」と比較してみた
ノリーズのオリジナル「クリスタルS」(写真上)と比べるとこんな感じ。
ブレード・シルエット共にディーパーレンジの方が小さめであるのがわかる。
アピールが欲しいときはクリスタルS、アピールを弱めたいときはディーパーレンジ…と使い分けるのが最もわかりやすい。
適度な重さがあって投げやすい
ディーパーレンジ3/8ozは、ブレードとスカート込みで約16g。
一般的なバーサタイル系M(ミディアム)パワーロッドでも扱いやすい重量となっている。
針が強いM~MHロッドだとやや投げ辛いこともあるので、その際はウエイトアップ用トレーラーワームなどを載せて対処したい。
1/2ozは約21g。
3/8オンス、1/2オンス共にM〜MHパワーのロッドなら普通に投げられる。
3/8オンスならベイトフィネスでもギリギリ扱えるが、フック軸の太さの関係でフッキングミスしやすいので注意。
インプレ★ノリーズ「ディーパーレンジ」は無人島に持って行くべき名作スピナーベイト
ここからは、実際に3年以上ほど使い込んでみた僕の体験談・インプレについて書いていく。
使い込んでみて感じた印象は、以下の通り。
●魚のサイズを選ばない。
●同じ水深を維持しやすい。
●フッキング性能に優れる
ハイプレッシャーに強く、とにかくバイト数が多い印象。
無人島に1つだけ持って行くスピナーベイトを選ぶとしたら、僕は真っ先にこのルアーを選ぶ。
程よいアピールがスレた魚に効果あり
ディーパーレンジはスレた魚に効く。
アピール力がそこまで強くないため、ハイプレッシャーな状況でも使いやすいのだ。
亀山ダムや相模湖など、人が多くてハードルアーで釣れないようなシーンでも釣果を出してくれることも。
ディーパーレンジは、ブレードのサイズや全体のシルエット、波動そのものがコンパクト。
ハイプレッシャーな釣り場において、スレた魚に口を使わせやすいのが特徴である。
水の透明度が高いフィールドでもアピール過多になりすぎないため、使う状況を選ばないマルチプレイヤーである…というところも人気の秘密だと思う。
2018年に、霞ヶ浦でディーパーレンジを使ってバスを連発したことがある。
その時の状況としては、
・適度な風があった。
・雨が降っていた。
・水はステイン〜クリア気味。
・岸際に小魚が寄っていた。
・その岸際に風が当たっていた。
など、このような要素が重なっていたシーンだった。
上記のような状況はスピナーベイトが活きやすい時なので、スピナベで釣ったことがない人は参考にしてみてほしい。
魚のサイズを選ばない
ディーパーレンジはボディサイズ・アピール力が控えめなので、デカいバスだけでなく小型のバスも平気で食ってくるのが特徴。
「私はデカバスだけを狙いたいんだ!」というデカバスハンターにはおすすめできるルアーではないが、魚を数多く釣りたい人や、通っているフィールドが小規模である人にはオススメできるルアーだ。
インプレ★スレた魚&ハイプレッシャー対策に!ノリーズ『ディーパーレンジ』|まとめ
今回はノリーズの名作スピナーベイト 『ディーパーレンジ』をインプレしてみた。
程よいアピール力、入手のしやすさ、スレたバスもよく釣れるのが魅力。
ディーパーレンジは、まだこのルアーを使ったことがない人や、スピナベが苦手な人に使ってもらいたいルアーだ。
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