「実釣で使うと、滑らかな巻き心地が消えた…スプールも回転が悪い…」
リールの購入において、上記のような失敗・トラブルはよくある話。
釣具店に置かれてあるリールには、「素晴らしい性能」に感じさせるために”とある仕組み”が施されているので、購入する際には注意して触る必要がある。
もくじ
釣具屋でリールを触る前に気をつけるべき3つのこと
購入前のチェックポイント3点!釣具店でリールを触る前は、まず自分で最適な設定にしよう
ショーケースに飾られているリールは、いろんなトコロが緩くてガバガバだ。
釣具店でリールをチェックする際は、以下のポイントに注意してから触ろう。
1:ドラグは強く設定する。
→スプールがガタつくか、ガタつかないか…くらい。
3:ブレーキダイヤルは半分くらいで。
→だいたいゼロになっているので、自分が普段つかう程度の目盛りで。
補足:もし合わせるロッドが決まっているなら、ロッドを持ち込んで実際に載せてみよう。振り感、握り心地も確認するのが大切!
※全体的に「実釣時」に近い設定にするとギャップに悩まされにくい※
上記3点をしっかり設定した上でハンドルを回せば、実釣時に近い感覚でリールをチェックすることが可能になる。
●釣具屋の”カラクリ”に気をつけよう
釣具店のショーケースに置かれているリールを実際に巻いてみると、「おぉ、すげー巻き心地が良い!スプールの回転ヤバい!」などと感動することが多い。
それもそのはず。
”そう感じさせるように”設定されているからだ。
ショーケースに並ぶリールは「緩め」に設定されているので注意
釣具店に置かれているリールは、ドラグとメカニカルは緩めてあり、ブレーキ設定もゼロ…という仕様で設置してある。
知識がない人、初心者、情弱(情報弱者)の人が触ると、「この巻き心地ヤバいwスプール回転やばいっすww」みたいな錯覚に陥りやすい。
やたらスプールの回転が良いのなら、ブレーキ設定が緩くなっているのが理由だったり、滑らかな巻き心地はドラグが緩いのが理由だったり…。
ショーケースに並んであるリールは色んな部分が「緩くてガバガバ」なので、実際に触るときはリールの状態をあらかじめ自分で設定し直す必要がある。
「ユルユル設定」に悪意があるわけでもない。が、有る時もある。
ただ、釣具店側としては、必ずしも購買者を騙すためにやっているというわけでもなかったりする。
「なるべくリールにストレス・負荷をかけない状態で保管したい」などの理由もあるため、決めつけはできない。
しかし、悪どいショップだとドラグもブレーキもゆるゆるで「ヌメヌメでしょ!?回転良いでしょう?」とか言いやがるので注意(体験談)。
ドラグとメカニカル、ブレーキダイヤルなどをしっかり調整すると「あっ…(バレた…)」みたいなリアクションをとる店員もいやがるので、ぶっちゃけ信用できん(笑)
良心的なショップだと、ショーケースから取り出した際にドラグなどを締め込んでから渡してくれる。
目の前にいる店員さんの実力を見極める”洞察眼”スキルがないと、色んな人に騙されるので注意しよう。
ギア比のチェックは必ず行うこと。ギア比でも巻き感が変わる
ハイギアとローギアで巻き感が違う点にも注意したい。
ローギアはヌルヌル・シルキーで滑らかな巻き心地に感じやすく、ハイギアは巻き重り・ハンドルレスポンスの重さを体感しやすい。
どちらかというと、スピニングリールの方がギア比による巻き感の違いが出やすい。
ハイギアは巻き重りを感じやすく、ローギアは巻き感が緩いといった傾向があるため、両方あるならどちらも試したいところ。
まとめ:釣具店でリールを触るときは、「初期設定」と「ギア比」は必ず意識しよう
釣具店のショーケースに飾られているリールは、いろんなところが緩くてガバガバ。
触るときは「ドラグ、メカニカル、ブレーキダイヤル、ギア比」各部の設定をし直し、まずは自分仕様に最適化してからハンドルを回そう。
こうすることで、「あれ?釣具店では感動的な使用感だったのに、実際はそうでもないな…」みたいなギャップを埋められるハズだ。
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