(引用:ヘッジホッグスタジオ公式)
最初にお伝えしておくが、このベアリングにデメリットは存在しない。
挙げるとしたら、「お金がかかる」ということくらいか。
ヘッジホッグスタジオ「カッ飛びチューニングキットAIR HD」を15メタニウムDCに導入してから、2年8ヶ月ほど使い込んでみた。
今回は、ヘッジホッグスタジオ「カッ飛びチューニングキットAIR HD」のインプレをしていく。
もくじ
- 1 【2年8ヶ月使用インプレ】ヘッジホッグスタジオ「カッ飛びチューニングキットAIR HD」を15メタニウム DCに導入したら、純正仕様に戻れなくなった。
- 2 ヘッジホッグスタジオ「カッ飛びチューニングキット」とは
- 3 「カッ飛びチューニングキットAIR HD セラミックベアリング」ってどんなベアリング?
- 4 実際にカッ飛びチューニングキットAIR HDを2年以上かけて使い込んでみたインプレ・感想
- 5 スプールの立ち上がりが向上
- 6 キャスト全体の快適さが向上
- 7 飛距離アップ
- 8 使えるルアーの幅が広くなった
- 9 アンタレスDC MDとかなりいい勝負をする…?
- 10 バックラッシュ減!トラブルが激減した
- 11 まとめ:ヘッジホッグスタジオ「カッ飛びチューニングキットAIR HD」を導入すると、スプールの立ち上がりが確実に向上され、ストレスが減る
【2年8ヶ月使用インプレ】ヘッジホッグスタジオ「カッ飛びチューニングキットAIR HD」を15メタニウム DCに導入したら、純正仕様に戻れなくなった。
ヘッジホッグスタジオ「カッ飛びチューニングキット」とは
(引用:ヘッジホッグスタジオ公式)
「かっ飛びチューニングキット」とは、ヘッジホッグスタジオが販売するカスタムパーツのこと。
「純正のベアリングを交換することで飛距離がアップ!」というコンセプトで、多くのアングラーから支持を受けている人気カスタムパーツだ。
間違ったサイズを購入してしまってもベアリングの交換が無料という神サービスも行っているため、カスタム初心者の人でも手軽に取り組めるのが嬉しい。
また、海水対応のベアリングもラインナップされており、シーバスタックルにも使えるのがありがたい。
「カッ飛びチューニングキットAIR HD セラミックベアリング」ってどんなベアリング?
(画像:ヘッジホッグスタジオ)
カッ飛びベアリングには様々な種類がラインナップされているが、中でも今回インプレする「カッ飛びチューニングキットAIR HD」は、全種の中で最も防錆性能が高く、最も汎用性が高いベアリング。
(画像:ヘッジホッグスタジオ)
バーサタイル性が高く、巻物から打ち物・ワーミング、ビッグベイトやソルトなどなど、実に幅広い使い方が可能なベアリングとなっている。
僕は当ベアリングを、シマノ「15メタニウムDC」に搭載してみた。
2年8ヶ月ほどじっくり使い込んでみたので、その体験談について書いていく。
実際にカッ飛びチューニングキットAIR HDを2年以上かけて使い込んでみたインプレ・感想
シマノのベイトリール「15メタニウム DC」に載せてから2年8ヶ月ほど使ってみた。
ヘッジホッグスタジオ「カッ飛びチューニングキットAIR HD」を導入することで体感できたメリットは、以下の通り。
●飛距離アップ
●使えるルアーの幅が広くなった
●トラブルが激減
明らかにスプールレスポンスが向上。
それはもうわかりやすいぐらい体感できる。
普段リールの飛距離には疎い僕ですら、「あっ!何かスゲー伸びる!ヒャッホウ!伸び〜る伸び〜る!」と感じることが出来てしまった。
スプールの立ち上がりが向上
純正ベアリングからヘッジホッグスタジオ「カッ飛びチューニングキットAIR HD」に交換することで、スプールの立ち上がりが明らかに向上した。
一般的に、DC(デジタルコントロール)ブレーキが搭載されたリールは、スプールレスポンスがDC非搭載のリールよりもやや悪いと言われている。
特に、テキサスリグやラバージグといった打ち物系ルアーと相性が悪い傾向にあり、そういったルアーを使う際にはDCブレーキの存在が足を引っ張ることもあった。
しかし、カッ飛びチューニングキットAIR HDを使用することで、ピッチング時の弾道が浮き上がりにくくなり、打ち物系の釣りが非常に快適になった。
弾道が浮き上がりにくくなることで着水音を抑えやすくなったり、ピッチングの”伸び”の悪さが改善される…といった恩恵を受けることができたのだ。
カバー打ちなどには不向きとされているDCブレーキ搭載リールが、ベアリングカスタムを施すことでほぼパーフェクトなバーサタイルリールとして仕上がった。
キャスト全体の快適さが向上
また、スプールレスポンスが向上することにより、ピッチングだけでなくその他のキャスティングにおいてもメリットを体感できた。
例えば、カバーの奥にスキッピングさせるような時の「もうひと伸び」が可能になったり、遠投性能そのものが向上される…といった多くのメリットを実感できる。
カッ飛びチューニングキットAIR HDを搭載していなかった時と比べると、その違いは月とスッポンである。
飛距離アップ
前述したが、ヘッジホッグスタジオ「カッ飛びチューニングキットAIR HD」を導入することによって、明らかにキャスト距離が伸びた。
さすがに何十メートルも伸びるわけではないが、体感的には3~8mくらいは飛ぶようになったと感じる。
あくまで個人的な体感なので参考にならない部分はあるかもしれないが、普段キャストの飛距離など気にしない僕ですら、飛距離アップを感じることができた。出来てしまったのだ。
飛距離がアップすることにより、射程距離も広がったのは嬉しいポイント。
ヘッジホッグスタジオ「カッ飛びチューニングキットAIR HD」は、ピッチング、サイドキャスト、オーバーヘッドといった様々なキャスティングで飛距離アップを実感しやすいベアリングだと思う。
さすがに「ウン十メートル飛ばすためにカッ飛びベアリングを導入したい!」という人にはおすすめできないけど、
「DCリールのスプールの立ち上がりの悪さが気になる…」
「ルアー弾道を低くしたい」
こんな人には間違いなくおすすめできるベアリングである。
使えるルアーの幅が広くなった
スプールレスポンスが向上することにより、使えるルアーの幅が広がった。
15メタニウムDCは、純正状態のままだと、お世辞にも「打ち物ルアーにもパーフェクトな作り!」とは言い難い。
DCブレーキが働きすぎてしまったり、逆に作動しなかったりと不安定なピッチングをしなければならないことも多々あった。
しかし、カッ飛びチューニングキットAIR HDを導入することにより、テキサスリグやラバージグ、リーダーレスダウンショットリグなネコリグといったワーミングの釣りが非常に快適になる。
体感としては、純正状態で快適に使えるのが8g~40g程度だったのに比べ、ベアリング導入後には6g~56g…といった感じだ。
これはあくまで個人的な使用感にすぎないが、スプールレスポンスが向上されたことにより、巻物から打ち物、ビッグベイトからソルトルアーまで、まさに”バーサタイル”な立ち回りが可能となった。
アンタレスDC MDとかなりいい勝負をする…?
特に20g~30gくらいのルアーの”伸び感”が向上したため、シーバスの釣りが非常に快適になったとも感じる。
20g程度のミノーを遠投した際、シマノ「アンタレスDC MD」の飛距離に匹敵するくらいの違いを感じることもあった。
僕自身、遠投はそれほど得意とする方ではないが、「あれ?アンタレスDCMDくらい飛んでないか?」と思ってしまうことも。
遠投距離は個人の技量やタックルセッティング次第で変わってくるけれど、僕のような素人アングラーでも、カッ飛びチューニングキットAIR HDを導入するだけで飛距離アップはしっかり体感できた。
バックラッシュ減!トラブルが激減した
ヘッジホッグスタジオ「カッ飛びチューニングキットAIR HD」を導入してからは、なぜかバックラッシュの頻度が激減した。
スプールレスポンスが向上されたのに、なぜバックラッシュが減ったのかは勉強不足のためわからないが…体感的に、バックラッシュの頻度が減ったのだ。
純正時だったらバックラッシュしていたであろうシーンにおいても、ベアリング搭載後にはラインが浮き上がりにくくなり、むしろ距離が伸びるような印象。
ヘッジホッグスタジオ「カッ飛びチューニングキットAIR HD」を使ったベアリングカスタムは、飛距離アップだけでなくバックラッシュなどのトラブルを防止する役目もあると感じた。
まとめ:ヘッジホッグスタジオ「カッ飛びチューニングキットAIR HD」を導入すると、スプールの立ち上がりが確実に向上され、ストレスが減る
ヘッジホッグスタジオ「カッ飛びチューニングキットAIR HD」を実際に使い込んでみて感じた体験談(インプレ、口コミ)について書いてみた。
今も相変わらず愛用中だが、一度このベアリングを使ってしまうと、純正ベアリングを使用する気が失せてしまうというのが本音である。
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