「プロのファンだったけど、幻滅したからタックルを手放そう」
「推しのプロがスポンサー契約を解除した…せっかく買ったタックルだけが手元に残った…」
「〇〇さんに影響を受けてタックルを買ったけど、なんかフィーリングが合わない…」
「目新しさで買ってみたけど、使っていてつまらない…」
上記のように考えるアングラーは少なくないはず…。
そこで個人的におすすめしたいのが「タックルの断捨離」です。
タックルの断捨離をおこなうと、メンタリティをニュートラルに戻すことができるため、心身のリフレッシュにつながる…というお話をします。
もくじ
- 1 タックル断捨離のリフレッシュ効果
- 2 「タックルの断捨離」は気持ちをニュートラルに戻すことができる
- 3 「断捨離」は過去の自分と折り合いをつける効果も
- 4 釣りにおける「断捨離」のコツ
- 5 「思い出の品」は後回し
- 6 「使えるか、使えないか?」の二択で考える
- 7 「好きか、微妙か?」の二択で考える
- 8 1年以上使ってないなら手放しても可
- 9 「そのメーカーや契約プロが消滅しても、手元に残しておきたいか?」と問う
- 10 使っていてグッドフィーリングを得られるか?
- 11 「この道具を使うことで釣りの集中をさまたげていないか?」と自問する
- 12 【断捨離】バス釣り用タックルの”リセット”をするとメンタルをニュートラルに戻せる|まとめ
タックル断捨離のリフレッシュ効果
「タックルの断捨離」は気持ちをニュートラルに戻すことができる
「タックルの断捨離」をすると精神をニュートラルに戻すことができ、気持ちをリフレッシュしやすくなります。
インターネット時代の昨今、著名なアングラーの売り文句に影響をうけ、タックルを買ってしまったというパターンは珍しくありません。
とくに、某動画サイトなどでは「このルアーだから釣れる!」だとか「このタックルこそ至高であり最強!買うべき!」「〇〇は詐欺師!〇〇こそ本物!」というような過激な表現がはびこっています。
情報が多すぎて、メンタルを消耗しやすい世の中になっている。
そのため、自分がなにをしたいのかわからなくなる人も少なくないでしょう。
また、自分の気持ちと行動がアンマッチになる感覚がうまれやすく、息苦しさを感じてしまう人もいるのではないでしょうか。
僕自身、さまざまな情報に振りまわされた経験があり、メンタルを病んだという経験があります。
バス釣り歴は20年ほどですが、これまでの消費額はざっと1000万円以上はいっているはず…(^ ^;)
”そういう買い方(ミーハー・洗脳的な買い方)”をしていると自分を見失いやすいので注意しなければならないと学んだ失敗談です。
数多くのコンテンツによって、心を消耗してしまう人もいるでしょう。
そんなときは、「タックルの断捨離」をすると気持ちをリセットすることができます。
「断捨離」は過去の自分と折り合いをつける効果も
自分を見失ったとき、メンタリティをニュートラルに戻すという意味でも「断捨離」を活用したい。
タックル断捨離のおもな目的は、自分にとって本当に必要なものだけを残し、自分のメンタリティを崩す要因を排除しようではないか、というものです。
道具(タックル)というものは、ある意味では”過去の自分”でもあります。
過去の自分が選択した結果が、物質としてそのまま目の前に残っているわけですから、嫌でもソレと向き合い続けなければならず、メンタルを消耗しやすいんですよね。
過去の自分をいつまでも背負っていると、そこに引きずられてしまう。
自分を「自分らしくさせてくれるタックル」のみを手元に残しておくと、心が落ち着きやすくなり、自分らしい釣りを楽しめるようになる…というわけです。
釣りにおける「断捨離」のコツ
ここまで、「タックル断捨離にはメンタルのリフレッシュ効果がある」とお伝えしました。
この項目では、実際にどうやってタックルの断捨離をおこなえばいいのか、いくつかの方法を紹介します。
タックル断捨離のコツは、以下のとおりです。
●「思い出の品」は後回し
●「使えるか、使えないか?」の二択で考える
●「好きか、微妙か?」の二択で考える
●1年使ってないなら手放しても可
●「そのメーカーや契約プロが消滅しても、手元に残しておきたいか?」と問う
●使っていてグッドフィーリングを得られるか?
●「この道具を使うことで釣りの集中をさまたげていないか?」と自問する
「思い出の品」は後回し
手放すかどうかの判断に時間がかかるアイテムは、後回しにするとスムーズです。
個人的なうれしい思い出があるときは、そのタックルを手放すかどうかを後回しにしたい。
ポジティブな記憶を感じさせるアイテムは、手放すかどうかの判断が遅くなりがち。
数十年前に買った大切なタックルや、デカバスを釣らせてくれた思い出のタックルは後回しにすると、断捨離をスムーズに進ませることができます。
優先順位としては、思い出の品に手を掛けるのは一番後でOK。
「使えるか、使えないか?」の二択で考える
シンプルかつ合理的に「この道具は使えるヤツなのか、そうでないのか」の二択で考えるとわかりやすいです。
話題性や口コミ、一時の目新しさで手に入れたタックル。
さて、そのタックルは実際に使えるタックルだったのか、そうでなかったのか。ここを考えてみましょう。
噂ほどではなかった、確かにいい品だったけどフィーリングが合わない、シンプルに”微妙な使用感”…などなど、自分の実体験をベースに手放すかどうかを考えていく。
使えるなら残しておく。
使えないなら手放す。
まるで敏腕ビジネスマンのごとく、冷徹なジャッジをすることで感情と切り離してタックルを見ることができるというわけです。
「好きか、微妙か?」の二択で考える
合理的なジャッジをすることに違和感があるときは、自分の感情も考慮してみるといいでしょう。
そのタックルは自分を気持ちよくしてくれるかどうか、好きか嫌いか、楽しい気持ちになるかどうか…など、おもに感情論で断捨離をおこなっていきます。
断捨離で世界的に有名なこんまり氏は、「ときめくか、ときめかないか」という気持ち主体の断捨離メソッドで進めます。
こんまりメソッドは感情に敏感な人にはピッタリです。
しかし、なかには「”ときめき”なんてわからない!」という人もいるでしょう。
タックルはあくまでただの道具!と考える合理的なアングラーは、感情論をベースに断捨離を進めるとわかりにくいかもしれません。
タックルに夢やロマン、所有するよろこびなどの娯楽感をもとめているアングラーは、「好きか、微妙か」という気持ちをはっきりさせるとスムーズに断捨離できるはず。
1年以上使ってないなら手放しても可
1ヶ月、3ヶ月、半年ならまだしも、1年使っていないようなタックルは今後使われる可能性は低いです。
僕の場合、1年以上まったく使っていないタックルは手放しても問題ないと判断します。
自分にとって本当に必要なタックルは、使う頻度も多い。
「一時の目新しさで買ったけど、実はそんなに使っていない」「当時はたくさん使っていたけど、自然と使わなくなった」なんていうときは、そのタックルを手放すタイミングかもしれません。
1年以上、あるいは数年以上、ずっと使われないまま埃をかぶっているような放置されたままのタックルは、断捨離を検討してもいいでしょう。
※思い出のタックルはまた別です。超思い入れのあるタックルは最後に考えよう
「そのメーカーや契約プロが消滅しても、手元に残しておきたいか?」と問う
「〇〇プロに影響されて買ったけど、なんか気持ちが萎えた…」
「〇〇さんにおすすめされて買ったけど、〇〇さんがメーカー契約を解除した…萎えた…」
バス釣り業界が激震の最中、上記のような気持ちになっている人は少なくないのでは。
誰かに影響をうけること自体は問題ではありませんが、盲目的に著名人を追いかけていると、ときには裏切られることも…。
目の前には有名人にうながされて買った高額なタックルのみが残った…なんてことも珍しくありません。
タックルを手放そうか迷ったときは、「そのメーカーや契約プロがこの世から消滅しても、手元に残したいと感じるか?」と考えることで、自分のなかにある鬱屈した感情を整えながら断捨離することができます。
使っていてグッドフィーリングを得られるか?
実際にタックルを使ってみて、グッドフィーリングを得られるかどうか。
気持ちや感覚もベースにしながら断捨離を進めたいところです。
頭のなかで考えていることと、実際の体感は違うこともあります。
たとえば、頭では「このタックルは最高の素材が使われている!最高のタックルだ!〇〇の部分が至高!」と考えていても、体感としてはなんだかアンマッチを感じることは珍しくないです。
5万円以上もする高額なタックルよりも、リーズナブルなタックルを使っていたほうが心地いい。
むしろ1万円台のタックルを使っていたほうが自分らしさも感じられ、背伸びをしていない感覚があってメンタルが楽になる…というようなパターンもあります。
断捨離をするときはそのタックルの価格うんぬんはひとまず置いておきつつ、「実際に使っていてどんな感覚を得られるか」というフィーリングを基準にすることも大切だったりします。
「この道具を使うことで釣りの集中をさまたげていないか?」と自問する
これはあくまで個人的な体験談ですが、道具のなかには「釣りの集中をさまたげるもの」もあると気づきました。
たとえば、某人気メーカーの超高級タックルを使っていたとき、なんだか釣りに集中できないような感覚があったんですよね。
一方、エントリーモデルや1万円クラスのタックルを使っているときは、釣りに集中でき、それでいて「等身大な自分で在る」という感覚があった。
結果として、後者のほうが釣果も伸びやすく、タックルにかけるコストが少なくなった…という経験がありました。
タックルの断捨離をおこなうときは、「釣りのさまたげになっている思考がうまれているかどうか」も目安になるんだなぁと感じた体験談です。
釣りをしているときに、「この道具は〇〇ガイドがうんぬん…」だとか「ブランクスの弾性が…素材が…感度がうんぬん…」というような、実釣にはそれほど関係のない思考で頭がいっぱいになったら、一旦手放してもいいかもしれません。
釣具の場合、1万円台のやや安価なモデルのほうが釣りに集中できたりするという不思議(^ ^;)
【断捨離】バス釣り用タックルの”リセット”をするとメンタルをニュートラルに戻せる|まとめ
釣りでは実に多くのタックルを使います。
そのため、手元にさまざまな道具が残ってしまいやすいですが、断捨離を上手に活用することでメンタルをリフレッシュすることができます。
「最近、釣りがマンネリになっている」という人や、「タックルを追い求めすぎて疲れてしまった…」という人は、タックル断捨離を行なってみてはいかがでしょうか(^ ^)