シマノ「ネッサBB S1002M」。
サーフフィッシングに復帰するために購入したのですが、使いやすくてお気に入り(^^)
ということで当記事では、「ネッサBB S1002M」の初回インプレを紹介します。
●シマノ「ネッサBB S1002M」
もくじ
- 1 【インプレ】シマノ「ネッサBB S1002M」はバランスの取れたスタンダードロッド
- 2 シマノ「ネッサBB S1002M」のスペック
- 3 糸絡みを防ぐ「Kガイド」が搭載
- 4 キャストが決まる!ハイパワーXが搭載
- 5 【フィールドレビュー】シマノ「ネッサBB S1002M」を実際に使ってみた感想・インプレ
- 6 1本でさまざまなルアーを扱えてめっちゃ便利
- 7 メタルジグで背負える重さは?
- 8 キャストが下手でも遠投しやすい作り
- 9 グリップがやや長いかも?
- 10 先重り感が強くて手首が疲れやすい
- 11 「シマノのロッド」というステータスを得られる
- 12 シマノ「ネッサBB S1002M」はどんな人におすすめ?
- 13 まとめ|シマノ「ネッサBB S1002M」の初回インプレ・使った感想
【インプレ】シマノ「ネッサBB S1002M」はバランスの取れたスタンダードロッド
「ネッサBB 1002M」は、シマノから発売されているサーフ釣り用ルアーロッド。
パワーはM(ミディアム)、長さは10.2フィートという構成になっており、サーフロッドとしてはスタンダードな作りです。
僕は「ほとんどルアーも持っていない」「知識もほとんど忘れている」…というビギナーな状態での復帰購入でしたが、使いやすくて助かっています(^ ^)
シマノ「ネッサBB S1002M」のスペック
以下、シマノ公式サイトより、ネッサBB S1002Mのスペック引用です。
※横にスライドするとすべて見ることができます
品番
品番
全長(ft.)
全長(m)
継ぎ方式
継数(本)
仕舞寸法(cm)
自重(g)
先径(mm)
ジグウェイト(g)
プラグウェイト(g)
適合ラインPE(号)
グリップタイプ
リールシート位置(mm)
リールシートタイプ
カーボン含有率(%)
本体価格(円)
商品コード
S1002M 10’2″ 3.1 並継 3 110 185 2.2 MAX42 8~35 0.8~2 セパレート 455 UPLOCK 95.6 26,000円
378743 (引用:シマノ公式「ネッサBB」より)
糸絡みを防ぐ「Kガイド」が搭載
ガイドには糸絡みしにくい「Kガイド」が採用されています。
ステンレスフレームKガイド
トラブルレスのKガイド仕様。摩擦抵抗の大きいトップガイドはSiCリング、その他はアルコナイトリングを採用。
(引用:シマノ公式「ネッサBB」より)
写真上から、シマノのルアーロッドガイド、ネッサBBに搭載されているKガイド。
一般的なルアーロッドガイドに比べ、Kガイドは上向きに作られているため、PEラインの糸絡みを解消してくれます。
キャストが決まる!ハイパワーXが搭載
ネッサBBシリーズには、シマノ独自の製法「ハイパワーX」が採用されています。
キャストするときにロッドブランクスの捻れを抑え、ルアーをより遠くに、より精度の高いキャスティングを可能にしてくれる…という作り。
以下、シマノのプロスタッフ・堀田光哉氏による、ネッサBBシリーズの特徴の解説です↓
ロッドアクションとしては「NESSA CI4+」に比べると少し軟調子、というのが、「NESSA BB」シリーズ全体の特徴です。
強いロッドに慣れない人、これからヒラメ釣りを始める人には、とても使いやすいし、キャストしやすいと思います。軟らかいので手首を痛めにくく疲れにくい。
誰でも扱いやすい調子なので、彼女と一緒に、夫婦や親子一緒に、ヒラメ釣りを始めたいという方にもおすすめできますね。
(引用:シマノ公式「ネッサBB」より)
ネッサBBシリーズは、「ネッサCi4+」シリーズよりも柔らかめに作られています。
そのため、ビギナーでも手を痛めにくい作りになっているのが特徴。
初心者の場合、硬くてシャキッとしたロッドを使い続けると手を痛めることもありますが、ネッサBBシリーズは初心者にもマッチする作りになっていることがわかります。
実際、使ってみると、全体的にソフトでマイルドな使用感。くわしくは後述するインプレにて!
●シマノ「ネッサBB S1002M」
【フィールドレビュー】シマノ「ネッサBB S1002M」を実際に使ってみた感想・インプレ
シマノ「ネッサBB 1002M」をフィールドで使ってみました。
まだデカい魚を掛けていないので、当記事ではルアーの使用感インプレッションを紹介します。
実際に釣り場で使ってみた印象は、以下のとおりです。
●1本でさまざまなルアーを扱えてめっちゃ便利
●キャストが下手でも遠投しやすい作り
●先重り感が強くて手首が疲れやすい
●「シマノのロッド」というステータスを得られる
1本でさまざまなルアーを扱えてめっちゃ便利
シマノ「ネッサBB 1002M」は、『遠投性と操作性を兼備した、ザ・ヒラメオールラウンダー!』がコンセプトとのこと。
実際、汎用性にすぐれているため使い勝手がいいと感じます。
適合ルアーウエイトは8~35g、適合ジグウエイトはMAX42gとなっています。
1本でさまざまなルアーを扱うことができるので、とても便利ですね。
たとえば、ミノーやシンキングペンシル、ワーム、メタルジグなどなど、サーフの釣りで使用頻度が高いルアーを一通り扱うことができます。
下限としては、だいたい15gくらいかなと。
上限はプラグなら35g、ジグなら40gほどです。適合表記は信頼できる数値だと思います。
癖のある調子(テーパー)ではないようですし、ロッドそのものも軽い作りであるため、サーフだけでなくシーバスなどにも使いまわせそう!
メタルジグで背負える重さは?
サーフ用ロッド選びで気になるのは「メタルジグのウエイトをどれだけ背負えるか」という部分。
「ネッサBB 1002M」でメタルジグを投げ込んでみたところ、20~40gが快適ゾーンといった印象です。表記通りですね。
もっとも気持ちよく投げることができたのは30gです。
30gならキャストするときにロッド中間(ベリー)が曲がりすぎることもなく、ジグを大遠投することが可能でした。
30gならシャクリを入れてもロッドにダルさはなく、ジグをクイックに動かすことができます。
PE1号(リーダーはフロロ20ポンド)で60~80mくらいは遠投できました。超キモチイイ。
もちろん、40gも問題なく扱えます。
が、シャクりを入れると穂先(ティップ)にややダルさを感じることも…。
とはいえ、ストレスになるほどのダルさではありません。一般使用なら、40gくらいまでが妥当かと思います。
40gジグをメインにするなら、ネッサBB 1002MHのほうがマッチ。
20~30gジグをメインにするなら、1002Mで間違いありません。
キャストが下手でも遠投しやすい作り
やや先調子です。1継ぎ目あたりからソフトに曲がるような作りになっています。
テーパー的にはレギュラーファースト~ファーストくらいでしょうか。
ピース(継数)の関係もあると思いますが、中間くらいまでしっかり曲がる作りのようです。
キャスティングするときにはティップからベリー下部(ロッドの上から中間くらい/2継ぎ目)までしっかりと曲がってくれます。
そのため、キャストに不慣れでもルアーを投げやすい作りといった印象です。
僕は遠投がうまくないのですが、ネッサBB1002Mなら遠投しやすいのでありがたいです(^ ^)
グリップがやや長いかも?
遠投するとき、グリップがやや長すぎるかな?とも思いました。
一般的に、遠投するときはグリップエンド(グリップ下)を引くことが大切だといわれます。
僕は身長175cmの中肉中背で、遠投するときにグリップエンドを”引く”ときに、グリップ全体がやや長いかなと感じます。
あと5cmくらい短いとロッドを振りやすくなるかもしれません。
先重り感が強くて手首が疲れやすい
汎用性とキャストのしやすさが頼もしい、ネッサBB S1002M。
扱いやすくて便利なつくりではあるものの、個人的に気になったのが「先重り感」です。
先重り感が強いため、ロッドを45度に構えてルアーを巻き続けていると、右手首に疲労を感じやすいのがネック。
た僕は手首が強いほうではないので、僕自身の問題でもあるかもしれません。
とはいえ、一般的には、ある程度の先重り(っぽい)バランスになっていたほうが遠投性がよく、フッキングロスも少ない…ともいわれています。
ロッドの先重り感はあとからでも調整できる部分です。
当ロッドのバランスは、人によっては気にならない部分かもしれません。
ロッドの先重りの調整法は、以下の記事で紹介しています。
「シマノのロッド」というステータスを得られる
「ネッサBB S1002M」は、世界的に有名なシマノ社のルアーロッドということで、所有していると心が満たされるのもお気に入りポイントです( ^ω^ )/
当ロッドはグレード的にはエントリー〜ミドルクラス。
あくまで体感ではありますが、所有しているときのステータス感や満足感がうれしいポイントですね。
「ネッサBB×ナスキー4000XG」のコーディネート
たとえば、当ロッドに¥10,000台くらいの下〜中級モデルリールを組み合わせておけば、とりあえず全体的に安物っぽいムードはありません。
試しにナスキー4000XG(シマノのエントリーモデル)をセットしましたが、この組み合わせでも結構イケてるんですよね。
「安物タックルを使っていてナメられなくない」という人や、「釣り経験者だから、さすがに激安コスパロッドを使うのは気が引ける…」という人には、グレード的にネッサBBシリーズがピッタリだといえるでしょう。
●シマノ「ネッサBB S1002M」
シマノ「ネッサBB S1002M」はどんな人におすすめ?
シマノ「ネッサBB S1002M」
当ロッドは、以下のような人におすすめできるロッドだと感じます。
●1本でなんでも投げられる便利なロッドを探している人
●これからサーフ釣りをはじめたいと考える人
●ソルトルアー初心者の人
●釣りの経験値はあるが、サーフは初!という人
●「安物はイヤ!でも、高いロッドには手が出ない」と考えている人
一方で、以下のような人にはおすすめできません。
●ハイグレードタックル(上位モデル)を使いたい人
●40g以上のメタルジグ(ショアジギング)をメインにしたい人
●ロッドは硬め・シャッキリ目が好き!という人
●アンダー1万円のリーズナブルなロッドを探している人
●シマノ「ネッサBB S1002M」
まとめ|シマノ「ネッサBB S1002M」の初回インプレ・使った感想
シマノ「ネッサBB S1002M」を購入したので、初回インプレを紹介しました。
『汎用性・投げやすさ・ステータス』の3拍子が揃っているスグレモノ。
先重り感などのデメリットをほかにすると、とくにネックになるような部分は見当たりません。
”サーフ用のとりあえずの1本”を探している人や、サブタックルをお探しならチェックしてみてはいかがでしょうか。
●シマノ「ネッサBB S1002M」