1年のなかで、もっともデカバスを釣りやすい時期は初春から春にかけてだと僕は思います。
スポーニング前に腹をすかせたメスバスは、わりと簡単に口を使ったりするからです。
彼女たちは、冬にルアーと人的プレッシャーの猛威から離れていたから、いまから1ヶ月くらいは通年のなかでもっともイージーに釣りやすいといえるでしょう。
とはいえ、誰でもカンタンに釣れるかというと、そうでもありません。
しかし、適切なアプローチを知っていれば、より高確率でデカバスにめぐりあえるはず。
ということで当記事では、個人的にデカバスを釣ったときの体験談をもとにした「初春のバス釣り攻略」なるものを紹介してます。
もくじ
【初春のバス釣り攻略】1年のなかでもっともデカい魚を釣ることができるのは、今から1ヶ月くらい
初春にデカバスが釣れやすいワケ
前述したが、1年のなかでもっともデカバスを釣りやすい季節は、初春から春(3~4月)だと僕は思っています。
アフター(5月)から秋になるとデカバスを狙って釣るのが難しくなりがち。
さまざまなレンジにいるし、人的プレッシャーも強くなるので、1匹あたりにたいする競争率も高いんですよね。
しかし、初春のデカバスはリフレッシュされた個体も多く、ときとして「えっ?こんなあっけなくデカバスが釣れちゃうの?」と感じられるほどイージーに釣れることも…。
初春というタイミングは、冬にルアーと人的プレッシャーから回復した個体がシャローに入ってくるし、なおかつスポーニング(産卵)にむけてお腹も空かせている…というゴージャスな時期です。
まだ50アップを釣ったことがないというアングラーは、3月のフィールドにより多く足を運んでもらえると、ビッグバスを手にする確率が高くなるはずです。
個人的には、1年の釣行エネルギーをここ(3月)に集中してもいいと思っています。
バス釣りはなにかとお金がかかるアソビですが、時間とカネは初春から春にすべて注ぐ!くらいの意気込みで。
少なくとも、「私はフィネスの釣りが苦手…強い釣りが好き!」というストロング系(オールドスクール系含む)アングラーは、春がご褒美シーズンだといえるでしょう。
もっともベーシックな釣りかたは「ボリューム感」
では、春のデカバスを狙うために大切にしたいことがあります。
それは、「ルアーのボリューム感」です。
産卵を控えたデカバスは、1回の捕食で高カロリーを摂取したいと考えるようで、ルアーにもそれ相応のアピール力をもとめられます。
たとえば、以下のようなルアーを中心に持っていきたい。
●フルサイズジグ×ポーク(4インチ以上のホッグワームなど)
●シャッドテールワームをトレーラーにしたスピナーベイト
●5インチクラスのスイムベイト・シャッドテールワーム
●5インチ前後のギル型ワーム
●1/2ozクラスのクランクベイト
スモラバよりもフルサイズジグのほうがいいし、シャッドよりもスピナーベイトやクランクベイトのほうが良さげ。
とはいえ、上記したルアーを活用するうえで、「スピード感」にも注意したいです。
春バスのストライクゾーンはやや狭い
春のバスたちはそれほど俊敏には動けないようで、ストライクゾーンはやや狭い印象です。
カバークランキングで魚の目の前を通すならまだしも、素早いテンポでサーチしているときにヒットに持ち込むのは難しめ。
いずれにせよ、ルアーの巻きとり速度は、やや遅めくらいがちょうど良いといえるでしょう。
ボリューム感のあるベイト(ルアー)を、ゆっくり巻いてくる…というのが春のデカバスを狙うためのキーワード。
さらに、スポーニングエリアやそれに隣接するエリアで行えたら、より釣れる確率もアップするでしょう。
初春のデカバスを狙うときは、「ボリューム感」と「スピード感」には気をつけたいところです。
【初春のバス釣り攻略】1年のなかでもっともデカい魚を釣ることができるのは、今から1ヶ月くらい|まとめ
日頃からストロングマインドを信条とするアングラーにとって、3~4月は『オレのシーズン』といった感じでボーナスタイムになりやすい。
『地形・ベイト・タイミング・アプローチ』をしっかりと意識することで、デカバスに出会える確率はグンとあがるはず。
「お金がかかるから釣行回数を増やせない」という人や、「まだデカバスを釣ったことがない」というアングラーは、釣行への全エネルギーを3~4月に降り注いでみてはいかがでしょうか。