ハイプレッシャーなときや、スレバスを相手にしなければならないときに役立つのが「虫系ワーム」。
虫ルアーは、「投げて落とせばパックンチョ!スレバスにも見切られにくい!」ってな感じのカンタン便利ルアー。
しかし、間違った使い方やセッティングをしてしまうと、豚に真珠状態にもなってしまいやすいので注意したいところです。
そこで今回は、「虫系ワームのノーシンカーリグの基本・使い方、タックルセッティング」について、実体験をもとにしつつ紹介してみようと思います。
記事後半では、「おすすめの虫ワーム」をピックアップ!
※上記をクリックすると「おすすめ虫ワーム7選」までジャンプします※
もくじ
- 1 虫ワームのノーシンカーリグの使い方|基本は4つ
- 2 1:フォールさせる(沈ませるだけ)
- 3 2:ズル引き
- 4 3:トゥイッチング
- 5 4:リフト&フォール
- 6 虫系ワームのノーシンカー用タックルの選び方(おすすめロッド、おすすめライン)
- 7 虫系ワームのノーシンカーにおすすめのロッド
- 8 虫ワームを使うのにおすすめなライン
- 9 虫ワームのノーシンカーリグの使い方|まとめ
- 10 【人気の虫系ワーム7選】2021年ハイシーズンに外せない!おすすめの虫ワームはコレ!
- 11 レイドジャパン「2WAY」
- 12 レイドジャパン「BIG 2WAY」
- 13 レイドジャパン「AVI35」
- 14 レイドジャパン「AVI 50」
- 15 ディスタイル「SVSB(スーパーバイブ シンキングバグ)」
- 16 ディスタイル「SVSB BIG」
- 17 イッセイ「沈み蟲」
- 18 まとめ:スレバスもイチコロ!!人気の虫系ワーム
虫ワームのノーシンカーリグの使い方|基本は4つ
虫系ワームのノーシンカーリグの主な使い方は、以下の4つです。
2:ズル引き
3:トゥイッチ
4:リフト&フォール
1:フォールさせる(沈ませるだけ)
虫系ワームは「フォールして食わせる」のが基本です。
虫ワームには触手などの細かなパーツがたくさんついているため、フォール中にもピリピリと微振動してくれるのが強み。
もちろん、トゥイッチなどで誘ってやるのもOKです(後述にて)。
バス釣り初心者であるなら「投げて、底まで落として、回収」というルーティンから始めるとわかりやすいかと思います。
めぼしいポイントを見つけたら、ポイント付近に虫ワームを落とし、フォールさせて回収する。
これだけです。
虫系ワームは、「フォールさせてナンボ」くらいの意識でちょうどよかったりします。
とくの5月~9月くらいのハイシーズンにおいては、フォール中のバイトがかなり多いです。
2:ズル引き
フォールさせた後、すぐに回収してもいいですが、そのままボトムをズルズル…と「ズル引き」させてくるのも有効です。
虫系ワームには触手が設けられており、ズル引きするだけでパーツがピリピリと艶かしく動くように作られています。
もじゃっとしたパーツがうねうねとランダムに動くため、スレたバスにも見切られにくい!
フォールでバイトをとれないときは、「ズル引き」も取り入れたいところです。
スレているフィールドは、シェイクとかトゥイッチさせるよりも、棒引き・ズル引きが効きやすいこともあります。
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3:トゥイッチング
「フォール」や「ズル引き」が効かないときは、『トゥイッチ(トゥイッチング)』を使ってみたいです。
ロッドティップで1~3回ほどワームを跳ね上げさせて、エビや虫などが焦って逃げ惑うような演出をしてあげるイメージで使います。
ズル引きは、ボトムを意識したバスにアプローチしやすい。
たいして、トゥイッチは、バスの目線が”上”に向かっているときに有効になりやすいです。。
「なんだか今日のバスは表層から中層をウロウロしているな」と感じたときは、トップ〜ミドルレンジをトゥイッチして誘いたい。
4:リフト&フォール
トゥイッチと合わせて、「リフト&フォール」というテクニックも取り入れたいです。
「リフト&フォール」とは、ロッド操作で虫ワームをポンポンと跳ねあげたあと、そのままフォールさせる…というテクニックです。
フォールには、食わせる間を与えてあげるという役割もあるため、タフったときに「ここで食べてね」という感じで誘ってあげるとイイカンジ。
「表層から中層でシェイクさせていても食わない」というときは、『リアクション気味にトゥイッチさせてちょいフォール』みたいなテクニカルな使い方が有効になることもあります。
虫系ワームのノーシンカー用タックルの選び方(おすすめロッド、おすすめライン)
虫系ワームのノーシンカーにおすすめのロッド
虫系ワームのノーシンカには、スピニングタックルがマッチします。
パワーはUL(ウルトラライト)からL(ライト)パワーがベスト。
たとえば、レイドジャパン「AVI 35」なら、UL(ウルトラライト)。
L(パワー)でも構いませんが、小さな虫系ワームをノーシンカーで使うなら、ULパワーのほうが投げやすいです。くわえて、ソリッドティップであると尚よし!
ワーム・リグの重量によって選ぶべきロッドパワーも変わるため、使う虫ワームによって合わせていきたいところです。
使うワームのサイズ、リグの総重量から逆算してえらぶと失敗しにくくなります。
【筆者おすすめの虫タックル用ロッドはコレ!】
●シマノ「ゾディアス 264UL-S」
■おすすめポイント
・コストパフォーマンスに優れる
・アメリカでテストされた本格派ロッド
・繊細なアタリを”オートマチック”にフッキングする穂先が搭載
・その他のライトリグ(ダウンショット、ホバストなど)に使いまわせる
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虫ワームを使うのにおすすめなライン
虫ワームのノーシンカーリグに合わせるラインは、フロロカーボンが理想的です。
アングラーの意図によってはナイロンでも構いませんが、「沈みやすい、感度にすぐれる」という特性のフロロは虫ワームにマッチしやすい。
ポンド数は、
ナイロン:5~6ポンド
このあたりがベースとなります。
●虫ワームを快適に使うなら「フロロ4ポンド」
基本はフロロ4ポンド。
「より飛ばしたい」だとか「もっと繊細に操作したい」というときは、フロロ3ポンドを使います。
ただ、フロロ3ポンドだと魚とのやり取りの難易度がめちゃくちゃ上がるため、よっぽどの場合でなければフロロ4ポンドが無難だといえます。
【筆者おすすめのラインはコレ!】
●シーガー「フロロマイスター」
■おすすめポイント
・コストパフォーマンスが良い!
・安いのに強い!
・某メーカープロテスターも愛用
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●ナイロンラインは”夏場”に活躍しやすい
ナイロンラインの場合、操作するときにワームが浮き上がりやすくなるため、表層を狙うとき以外はほとんど出番がありません。
ただ、夏場などにバスが浮いている時期は、ナイロンのほうが表層付近を狙いやすいため、真夏の野池などではナイロン5~6ポンドのほうが良かったりします。
夏場などの限定的なシーズンを除けば、ほとんどフロロ3~4ポンド一択だといえます。
虫ワームのノーシンカーリグの使い方|まとめ
ハイプレッシャーのときや、スレたバスにめっぽう強い、虫系ワームのノーシンカーリグについて、体験談をもとにしつつ紹介してみました。
虫系ワームは5~9月のハイシーズンに必須のルアー。
全然釣れないときに助けてくれる心強い味方なので、使ったことがない人はぜひ虫ワームでたくさん釣ってほしいと思います。
【人気の虫系ワーム7選】2021年ハイシーズンに外せない!おすすめの虫ワームはコレ!
2021年、これからのハイシーズンに外せない「虫系ワーム」をまとめました。
人気アイテムや、個人的に実績の高いアイテムをピックアップしたので、虫系ワームを探している人は参考にしてみてください。
レイドジャパン「2WAY」
コードネーム「サイト専用ワーム」として、長年の開発が続けられていたワーム。
コードネーム通り、サイトフィッシングにおいて優れた釣果を見せます。
触手が多く、もじゃもじゃっと細かくアクションするため、バスから見切られにくいのが特徴です。
また、サイトフィッシングだけでなく、ダウンショットリグやジグヘッドワッキーリグなどにも対応するので、汎用性もそこそこ高いワームです。
ただ、入手困難であるのがネック。見つけたらぜひ買っておきたい!
レイドジャパン「BIG 2WAY」
「2WAY」のサイズアップ版。
オリジナルサイズに比べ、全体的なボリューム感がアップしています。
こちらのサイズはサイト用ワームというよりも、さまざまなリグに対応してくれるマルチな使い方ができるワームですね。
自重があるのでベイトタックルでもOK!
テキサスリグやフリーリグ、ラバージグのトレーラーといった”底物系・撃ち物系”としても使えるので便利!しかもよく釣れる。
野池バスキラー!
レイドジャパン「AVI35」
「EBI(エビ)」ではなく「AVI(アビ)」。
エビっぽさもあり、虫っぽさもある…といった感じで、バスにとっては一口サイズのスナック感覚的なベイトとして使えます。
ノーシンカーリグでフォールさせると、高確率でバイトを得られるヤバイワームです。
5月以降、ハイプレッシャーなフィールドに出かけるなら1パックは持っておきたい!
レイドジャパン「AVI 50」
「AVI 35」のサイズアップ版。
ベイトタックルでも扱いやすく、バックスライドワームとして使うことも可能なマルチなワームです。
オリジナル版と同様に、コチラもフォール主体でのアプローチに向いています。
5月以降、カバーが作り出す影にバックスライド…といった釣りかたにおすすめ!
『AVI50』は、「オカッパリでベイトタックル1本で釣り歩く」みたいなスタイルをする人にもおすすめしたいです。
ディスタイル「SVSB(スーパーバイブ シンキングバグ)」
『SVSB(スーパーバイブ シンキングバグ)』は、「震えて沈む虫」がコンセプトの虫ワーム。
フォールさせると足がピリピリピリ…と細かく震えるのが特徴です。
よく飛ぶように設計されているので、オカッパリからレンタルボートまで使いやすいです。
また、スリット入りの構造になっているため、虫系ワームのネックでもあったフッキングの悪さが解消されている点も見逃せないポイント!
さらに、逆側からフックをセットすればバックスライド仕様になるため、さまざまな用途に使いやすいワームとなっています。
ディスタイル「SVSB BIG」
オリジナル「SVSB」のサイズアップ版。しかし、単なるサイズアップ版ではありません。
オリジナルよりも足の本数が増えており、「より強く、ハイアピールさせたい」というときはコチラが使いやすいです。
さらに、オリジナルサイズには無かった「ダブルテール」が追加されているため、撃ち物系ワームとして使うことも可能な作りになっています。
くわえて、「3.4インチ、10g」というスペックも見逃せないポイント。ベイトタックルでかっ飛ばせるため、さまざまな用途に対応してくれる便利なヤツ!
イッセイ「沈み蟲」
近年の定番中の定番、ベーシックな虫ワーム。
サイズラインナップが「1.8in 2.2in 2.6in」と豊富です。
安定したフォール姿勢であることはもちろん、高比重マテリアルと流線型ボディが採用されているため、よく飛んでくれます。
ハイシーズン、シェードに潜むバスにたいして「バックスライドで攻略したい!」といった用途にも向いています(2.2、2.6インチ)。
”オカッパリでもよく飛ぶように作られている”という点は、オカッパリの天才・村上晴彦氏らしい作りだといえます。浜の遠投にもおすすめ!(2.6インチ)
まとめ:スレバスもイチコロ!!人気の虫系ワーム
2021年のハイシーズンに使ってみたい、人気の虫系ワームを紹介してみました。
これからの時期はバックスライド系や虫ワームが活躍してくれるシーズンなので、虫ルアーは外せない!
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