【インプレ】レイドジャパン「マスタージグ」は今まで使った中で一番すり抜け能力が高いラバージグだ

「ラバージグってデカい魚釣れるけど、カバー回避能力が低いから微妙…」

上記のようなことで悩んでいたときに発売された、レイドジャパン「マスタージグ」。

実際に購入し使ってみたところ、障害物に対するスリ抜け能力に驚かされた。

たぶん僕がこれまで使ってきたラバージグの中で、もっともスリ抜け能力が高いと思う。

【インプレ】すり抜け能力に長けるジグ、レイドジャパン「マスタージグ」

”究極のスリ抜け”を謳うラバージグ

今回インプレする「マスタージグ」は、人気メーカーのレイドジャパン社から発売されたラバージグ。

ヘッド形状がややスリムになっており、障害物へのすり抜け能力が高いのが特徴。

また、ラバー自体もやや少なめに設定されているため、「テキサスリグのちょっと強いバージョン」的な感じで気軽に使えるのも魅力だと思う。

釣り歴20年以上、これまでに多くのラバージグを使ってきたけど、カバーに対するスリ抜け性能はもっとも高いと感じた。

「ラバージグってデカい魚が釣れるけど、引っ掛かりやすいから微妙」と思っていた僕にとって、マスタージグの存在はかなり助かる。

レイドジャパン「マスタージグ」のスペック

LURE SPEC

Quantity: 7g / 9g / 11g : ¥600 14g / 18g : ¥700

●JB・NBC 認定 Fecoアイテム

スペック引用:

「マスタージグ」は最上級のスリ抜け能力を誇るラバージグ

ボトムでの安定性・スイム性能など、トータルバランスに優れたヘッド形状が採用されている。

やや尖ったヘッド形状になっており、複雑なカバーもスルスルと抜けてくれる。

中層スイミング(ジグスト)での使用も安定しており、同一レンジを保ちやすい重心設定になっていると思う。

全国のフィールドに対応!適度なボリューム感

レイドジャパン「マスタージグ」には、質感だけでなく太さ・本数もこだわって作られたオリジナルシリコンラバーが採用されている。

このラバーの太さ・量が絶妙で、”強すぎず・弱すぎず”なアピール設定になっている印象だ。

全国どこのフィールドにもマッチするサイズ感だと言える。

トレーラーをセットするとこんな感じ。

シリコンラバーはややソフトで柔軟性があり、水中で綺麗にフレアしてくれる。

一般的なラバージグよりも、少し控えめなボリューム感。

●スカートがやや長め

多くの人のニーズに対応するためなのか、ラバーが少し長めに設定されている。

個人的に、長すぎるとトレーラーに干渉しすぎて好みでないので、とりあえずカットしてみた。

ちょいとスッキリ。

あえて長めのまま使用するのも良かったかもしれないなぁとちょっと後悔…。

根がかり回避&フッキング率アップに貢献するブラシガード量

スナッグレス性能とフッキング性能を両立したブラシガードが採用されている。

”多すぎず・少なすぎず”な絶妙な加減。

ラバーの量、ブラシガード量ともに、全国どんなフィールドでも使いやすい「次世代のスタンダードフルサイズジグ」な作りになっていると感じた。

【インプレ】レイドジャパン「マスタージグ」を実際に釣り場で使ってみた感想

実際にフィールドで使ってみたのでインプレしてみる。

大まかな印象は以下の通り。

●スリ抜け能力が抜群だが、テキサスリグには劣る

●ゴミを拾いにくいヘッド形状

●同一レンジで操作しやすい(スイミング、ジグストなど)

●程よいボリューム感

スリ抜け能力が高い

すでに冒頭から何度もお伝えしているが、レイドジャパン「マスタージグ」はスリ抜け能力に長けたジグである。

ややヘビーなカバーにブチ込んでみたが、太い幹であれば全く引っかからず、まるでテキサスリグを使っているかのように抜けてくる。

ヘッド形状がテキサスシンカーみたいに尖っているため、ちょっとやそっとのカバーには引っかからない。

ラバージグはアイとブラシガードが回避の障害になりがちだが、ヘッドの重心の関係もあるためなのか、とにかく”スリ抜け”が良いと感じた。

が、過信は禁物

調子に乗って、テキサスリグでギリギリ抜けられるボトムカバーに投げ込んでみたが、根掛かってロストしてしまった。

テキサスリグやチェリーリグで抜けられないヘビーなカバーはさすがに無理だと痛感。

ラバージグはヘッドアイやブラシガードがすり抜けの邪魔をするので、やっぱりテキサスリグよりは回避性能が落ちる。こればっかりはどうしても無理。

ライト〜ミドルカバーなら全く問題なくブチ込めるが、ヘビーカバーでは素直にテキサスリグを使ったほうが良さげだ。

また、「ヘッドの先端が細い」ということは、裏を返せば『狭い場所(細かい幹など)に入り込んでしまいやすい』とも取れる。

細い枝などが入り組んでいるスポットに投げ込んでいる際、枝と幹が交わる場所にスポっと入り込んで抜けない…みたいなアクシデントも起きやすかった。

O.S.P「ゼロワンジグ」やダイワ「カバージグSS」であれば抜けれると思うが、『マスタージグ』の鋭利なヘッド形状は使い方(とアングラーの腕)次第でデメリットになると感じる。

水中での使用には問題なかったけど、ピックアップ中に引っかかりやすいかな…?

●ゴミを拾いにくいヘッド形状

なぜかゴミを拾いにくいのが助かる。

ヘッドのボトムとラインアイが60度くらいになっており、良い感じでゴミ・苔類を回避してくれる。これはマジでありがたい。

一般的なラバージグだと結び目あたりがコケだらけになっているシーンでも、平気な顔しているのが頼もしい。

正直、この能力はマスタージグを選ぶ理由になる。

通っているフィールドに「アオミドロ・茶ゴケ」などモジャっとした苔が多いなら、マスタージグはおすすめ。

スイミング姿勢が良い

レイドジャパン「マスタージグ」は、スイミング姿勢が非常に良いのも魅力。

これまで数多くのラバージグを使ってきたが、スリ抜け能力だけでなく、スイミングの安定性に関しても最上位クラスだと感じた。

チャンクワーム、ホッグワームをセットして中層スイミングさせると安定したアクションを見せ、同一レンジを保って誘いやすい。

ヘッドの重心もしっかり計算されて作れており、最近流行りの”ジグスト”にも使いやすい。

春のジグスト、ラバージグの中層スイミングなどにもってこいなルアーだ。

やや水を切る。フォールスピードは速め?

尖ったヘッド形状と、少なめのラバーということもあって、フォールスピードはやや速めな印象。

水の抵抗を受けにくい仕様なので、他メーカーの同重量・同サイズのジグと比べると”水を切る”ようなイメージで動き、スムーズに落下する。

水の抵抗を受けにくい分、他のジグよりも垂直にフォールしやすいような印象があった。

感覚としては、テキサスリグにラバーをセットしたとき使用感に近いかも?

根がかり回避性能は「テキサスリグ+ラバー」が優れるが、スイミングの安定性に関しては『マスタージグ』が遥かに上回る。

程よいアピール力!スレたフィールドに合う

前述したが、水を押す力はそれほど強くない印象なので、アピール力自体はそれほど高くはない。

昨今のバスフィッシング事情に合わせて作り込んである感じ…とも言える。

ラバージグは強い水押しと存在感でアピールするルアーだが、スレた魚が多いメジャーフィールドでは使い所を選ぶルアーだ。

しかし「マスタージグ」はややボリュームを抑えて作ってあるため、小さな野池からメジャーフィールドまで、さまざまな釣り場で使いやすいと思う。

まとめ:レイドジャパン「マスタージグ」は、フルサイズラバージグで釣ったことがない人にもおすすめな”万人向け”なスタンダードジグ

「スリ抜け能力・スイム時の安定性・程よいボリューム感」の三拍子が揃ったラバージグ、レイドジャパン『マスタージグ』をインプレしてみた。

「ラバージグって苦手なんだよね」と感じる人は少なくないと思うが、バス釣り初心者の人でも扱いやすい作りになっているので、多くの人におすすめのラバージグだと言える。

ちなみに、「ラバージグの使い方を知りたい!」という場合は以下の記事が参考になるかと思うので、良かったらコチラもチェックしてみてほしい↓

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