小規模の野池でバス釣りをする際は、巻物ルアーを使って”サーチ”しなくてもOK。
目の前に広がる風景の中に、必ずバスが居ることがわかっているからだ。
小規模の野池でバス釣りを行う際は、そもそも「サーチする必要がない」ということを前提に取り組んでいかないと、『巻物の秋』というメディアの売り文句に惑わされてしまうだろう。
規模の大きなフィールドや、メジャーフィールドにおいては、広く探っていける巻き物ルアーを使った釣りは、効果を得られやすいテクニックと言える。
しかし、
小規模の野池では、”巻物ルアーでサーチ”は、しなくても良い。
もくじ
小規模の野池では、「巻物ルアーを使ってサーチ」をしなくてもいい
ごく当たり前のことだが、小規模の野池はメジャーフィールドとは違い、とても狭い。
そのため、例えばメジャーフィールドで効果的な「秋の巻物」が効果を発揮しにくいのも1つの特徴だったりする。
【関連記事】「秋に巻物ルアーが釣れる」と言われるワケは、以下の記事が参考になると思います↓
●メジャーフィールドと小規模の野池では、釣りの条件が違いすぎる
数十分、数時間で全体を一周できてしまうような小規模の野池は、バスに逃げ場もなく(深場、ルアーが届かない場所など)、常にプレッシャーがかかっているといった特徴もある。
メジャーフィールドのように、バスの捕食対象となるベイトフィッシュも少なかったり、バスの個体数も少なかったりと、メジャーフィールドで通用するような「セオリー」が通用しにくい。
小規模の野池でバス釣りをする際は、「目の前にある風景のどこかには、必ずバスが潜んでいる」というのが前提になるため、「バスを探す(サーチの釣り)」をしなくても良い。
巻き物ルアーを使って(巻物でなくても)、バスを探す必要がない。
だって、絶対目の前の風景のどこかには、バスが”居る”から。
小規模の野池は、サーチルアーを使った「バス探し」をしなくても良い。
小さな野池でスレたバスを狙うなら、「どう出会うか」よりも、「どう食わすか」の意識の方が重要だと僕は思ってる。
【関連記事】「野池とメジャーフィールドでは、釣り方を変える必要がある」ということについて語っている記事は、コチラから読むことができます↓
「管理釣り場」では、魚をサーチする必要がない
僕としては、小規模の野池は、ある意味「管理釣り場」のようなものだと思ってる。
【放流もない、餌の時間もない、完全に放置されている管理釣り場】
これが野池のバス釣りの大前提。
野池でバス釣りを行う際は、上記の要素を意識しておかないと、「雑誌やネットでは、〇〇すれば釣れるって書いてあったのに、全然釣れないんだけど…」みたいなトラップにハマりやすい。
なので、小規模の野池で「秋はサーチ!巻物を巻くぜ!」といったことをやってしまうと、なかなか釣れない。
「秋は巻物!セオリーを貫くぜ!」を徹底するのは、結構バクチ的要素が強い。
たまに釣れるけど、運要素が高い。楽しいけど。
野池の秋は、他の時期と同じように「いかに食わすか」の方向性
小規模の野池で巻き物ルアーを使って釣るなら、
「広い範囲からバスを引っ張って食わせる。サーチする」
といった意識よりも、
「そこに居るであろう魚に、どう口を使わせるか?(威嚇、反射、競争心、食性か?など)」
といった意識を持つと、秋だけでなく、オールシーズンで”狙って釣る”ということが可能になると僕は思っている。
野池の釣りにおいて、メディアなどで人気のアングラー・金森隆志氏は、以下のように語っている。
「小規模のフィールド、特に野池などでは、秋だからといって巻き物がメチャクチャ釣れるわけではありません。
規模が小規模になるほど、魚は居着き型になっていくのが理由です。」(引用:金森隆志の岸釣りQ&A 50」)
秋だからといって、安易に「秋は巻物!バスにとって適水温だから、いろんな場所にいる!とにかく手早くサーチ!」をやってしまうと、小規模の野池だとNGになりやすいのだ。
小規模の野池のバスも回遊するけど、体感的には居着き型のバスの方が多いと思う。
水質がクリア〜ステインなら動くし、濁っていたら居着く。まちまち。
まとめ:小規模の野池では「巻き物の秋!たくさん巻いてサーチ!」が効きにくい
巻物が全く釣れないわけではないが、小規模の野池でひたすら巻物を投げ続けてしまうと、バスに対して余計なプレッシャーを与えてしまいかねない。
小規模の野池で、スピナベやクランクといった巻物の釣りを行うなら、天候や時間、水質などを考慮しつつ、適材適所にルアーを選んでいくことを心がけたい。
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