【4ヶ月使用インプレ】シマノ「166MH」は、近・中距離戦で輝くヘビーバーサタイルなロッド

フットボールジグのトレーニングのために購入した、シマノ「ゾディアス166MH」。
4ヶ月ほど使っており、巻物からワームの釣りまで幅広く使えるのがお気に入りです。

ということで、当記事ではシマノ「ゾディアス166MH」のインプレを紹介します。

ちょいヘビーバーサタイルに便利なロッド、シマノ「ゾディアス166MH」のインプレ 

「ゾディアス166MH」とは

これが今回インプレする、シマノ「ゾディアス166MH」。
6.6フィートという取り回しやすい長さと、しなやかでパワフルなロッドブランクスが魅力的。
用途としては、おもに1/2~3/4ozのスピナベやチャター、~1ozの中・大型ハードルアー、~3/8ozのテキサス・ジグなどに合うロッドです

シマノ「ゾディアス166MH」のスペック

シマノ「ゾディアス166MH」のおもなスペックは、以下のとおりです。

【ゾディアス166MHのスペック】

●全長:1.98m  
●継数:1本  
●自重:115g  
●適合ルアーウエイト:10-30g  
●適合ライン:10lb-25lb  
●グリップ長:239mm  
●テーパー:F  

【フィールドレビュー】シマノ「ゾディアス 166MH」を使った感想・インプレ 

この項目では、シマノ「ゾディアス166MH」を釣り場で使ってみたインプレを紹介します。

実際にフィールドで使い込んだ感想は、以下のとおりです。

「ゾディアス166MH」を使ったインプレ

●基本は”近・中距離”用ヘビーバーサタイルロッド
●汎用性◎
●やや短いため、ピッチング用としては微妙かも?
●キャストを決めやすく、曲がりやすいブランクスが気持ちいい
●個人的には1/2~5/8ozスピナベ・チャター、3/8ozフットボールジグ専用
●50cmオーバーを強引に引き寄せるパワーがある

近・中距離用、ちょいヘビーバーサタイルなロッド

ゾディアス166MHは、長さが6.6フィート(1.98m)、ファーストテーパーのミディアムヘビーという構成。
6.6フィートは、近年のバスフィッシング業界においてはやや短め〜中間くらいの長さです。
そのため、おもな用途としては、『近・中距離へのピンスポットに10~20gのルアーを投げ込むスタイルに向く』といった使い方にマッチしました。

●房総リザーバーに◎

たとえば、亀山ダムなどをはじめとする房総リザーバーでは、ポイントから近・中距離にディスタンスをとってボートを流すことが多いですが、そういったシーンで使い勝手がよかったです。

●1/2~3/4ozのスピナベ・バズ・チャターをピンスポットへ撃ち込んでいく
●3/8~1/2ozのテキサス・ジグで地形変化を探る
…などなど、房総リザーバーで使用頻度の高いルアーが使いやすいです。

ちょいヘビーバーサタイルにマッチ!汎用性が高い

シマノ「ゾディアス166MH」は、やや重めのルアーを幅広く扱えて便利です。

たとえば、以下のルアーが使いやすいです。

「ゾディアス166MH」で使いやすいルアー

●1/2~1ozの中・大型トップウォーターやビッグベイト
●1/2~3/4ozのスピナベ・バズ・チャター
●3/8~1/2ozのフットボールジグ
●3/16~1/2ozのテキサスリグ・直リグ・フリーリグ

だいたい1/2~1ozくらいのルアーを幅広く扱えます。
近年では、やや重いルアーを扱う”ヘビーバーサタイル”が流行りになってきており、そういう用途にも使いやすかったです。

また、一応は2oz級のビッグベイト(ジョイクロなど)も頑張れば投げられます。
が、過信は禁物。あくまで適合ルアーウエイト上限外なので、使用は自己責任で…(^ ^;)

取り回し◎近・中距離へのカバー撃ちにGOOD

シマノ「ゾディアス166MH」は、6.6フィートという取り回しにすぐれたレングスです。
そのため、近・中距離へのピッチングを繰り返すスタイルには持っていこい!といった感じで、とても使いやすかったです。

また野池など、アングラーの周りに木々が生い茂っているような環境では、6.6フィートというやや短めの長さが役に立ちました。
そういった環境ではロングロッドを使ってのキャストにストレスがうまれやすいですが、ゾディアス166MHならストレスフリーです。
ロッドを振りにくい場所においても、非常に扱いやすいロッドですね。

ゾディアス166MHは、「山間部にあるちいさな野池でヘビーバーサタイルな釣りを楽しみたい!」という用途にピッタリでした。

やや短いため、ピッチング用としては微妙かも?

取り回しのしやすさと汎用性にすぐれたゾディアス166MH。
しかし、ときには6.6フィートというショート・ミドルレングスが仇となることも…。

●クリアレイクでのカバー撃ちロッドには微妙…

たとえば、クリア〜ステインレイクではバスの潜むポイントに対し距離をとってアプローチすることが求められます。
そういったシーンでは、ピッチングの距離を出しやすいロングレングスが有利ですが、ゾディアス166MHはピッチングロッドとしてはやや短めともいえる6.6フィートレングス。
そのため、ピッチング距離の伸びにくさに悩まされることも多かったです。

相模湖、津久井湖など、水質がクリアなフィールドでジグ・テキサスなどをピッチングしていくなら、ゾディアス166MHではなく、1610MHや172MHのほうがマッチするかと思います。

●遠距離ピッチング×カバー越しフッキングは決まりにくい

また、遠くのカバー中でバイトがあったときにフッキングが決まりにくく、遠距離戦でのカバー撃ち・ワーミングにはやや使いにくさを感じることも…。

ゾディアス166MHは、ショートディスタンスで効率よくピッチングを繰り返したり、フットボールジグを快適に操作するには最高です。
しかし、やや遠いポイントへのカバー撃ち用ロッドとしては、正直微妙でした。

50cmオーバーを強引に引き寄せるパワーがある

個人的に、ゾディアス166MHの気に入っている面としてあげられるのが、「トルクフルな作り」という部分です。
本場アメリカでテストを繰り返されたということもあり、ムッチリとしたトルク感がたまりません。

上記は、1/4ozラバージグを使ってライトカバーまわりで釣った魚です。
ややカバーがあったため強引に引き寄せるファイトをおこなったのですが、ウエイトのある魚もしっかりと手元に寄せることができました。

上写真の魚を、足場が1.5mくらいあるポイントから50オーバーを抜きあげてみたのですが、さすがに無理でした(笑)
1mくらいまではリフトできるものの、それ以上はキツい…。

【インプレ】シマノ「166MH」は、近・中距離戦で輝くヘビーバーサタイルなロッド|まとめ

シマノ「ゾディアス166MH」のインプレを紹介しました。

当ロッドは1/4~1ozくらいまでのルアーを幅広く扱えるので、ちょいヘビーバーサタイルな釣りに重宝しています。
また、6.6フィートという取り回しやすい長さもあり、近・中距離戦がメインとなるフィールドにて適正を発揮するロッドです。

ゾディアス166MHが気になった人はチェックしてみてはいかがでしょうか。

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