【夏のバス釣り攻略】真夏(8月)の野池攻略法、釣り方

夏(8月)の野池バスの行動・釣り方を解説していきます。
8月の野池でバス釣りを楽しみたい人のお役に立つと嬉しいです。

8月の野池バスの動き・狙いべきポイント

夏のブラックバスの動き・傾向

夏の野池バスを狙うときは、「水温、影、酸素量」の3つを意識すると◎
野池の水温が20~25℃くらいになると、バスたちにとっていよいよ本格的な夏の到来となります。

●バスは「水温が低い場所→シェード(影)」に寄る

8月のバスは水温上昇を避けられるようなポイントに移っていく傾向があり、”涼”を求めて行動するようになっていきます。
人間たちが日差しを嫌って影にはいるのと同じように、魚たちも影(シェード)を中心に動くことが多くなるのです。

●酸素量(水通しがいい場所)に集まる

また、夏は野池の水が低酸素状態になりがちです。
そのため、少しでも水通しがよくて酸素があるスポットに集まる傾向も。

酸素不足に陥ったバスは、水深が30cmくらいの超ドシャローまで入り込んでくることもあります。
これは個人的な体験談ですが、背ビレを水面から出した状態で、必死に酸素を求めているバスを何度も見かけました。
水深が浅い野池のバスは深場(ディープ)に逃げることができないため、『涼しいシャロー』に集中する傾向が強まるのです。

8月の夏のスレた野池バスを狙うときは、酸素が多く、それでいて水温上昇を逃れられる場所を攻めるのが基本となります。

8月に狙うべきポイント・釣り方

8月の野池バスを攻略するにあたって大切になるキーワードは、涼しさ&酸素量です。
夏は水温が高くなり、バスたちにとって生活しにくい状況になります。
そのため狙うべきスポットは、涼しさと酸素量が豊富であることが絡んだスポットになる…というワケです。

具体的なポイント選びは、以下のような場所になります。

:木々が作り出す「陰(シェード)」

:流れ込み(インレット)

:風が当たる面(ウィンディサイド)

:岬(条件つき)

●陰(シェード)パターンは夏の絶対的な攻略法

夏の野池バスは、木々が作り出す陰(シェード)に潜むことが多くなります。
シェードの中で空から落ちてくる虫を待ち構えていたり、涼しさをもとめてシェードに寄るようになるため、『シェード(影)』の存在は見逃してはならないポイントです。
野池のバスは1年を通して”落下物”を意識していることが多いですが、夏場はその傾向が顕著になります。

●シェードの攻略法・釣り方

夏にシェードまわりで釣りをするときの有効なアプローチを紹介します。

具体的な例としては、以下のとおりです。

●ワームのノーシンカーリグ
→フォール中のバイトを狙う。着底後の1アクション目も注意

●ストレートワームのジグヘッドワッキーでミミズを演出する

●虫系ワーム
→木や枝などを利用して、ちょうちん釣り

●トップ系ハードルアー
→ポッパーでネチネチと時間をかけて誘う
→羽モノルアー、ペンシルベイトなども有効

●シェードを作り出す”カバー”も狙おう!

カバー(障害物)はシェードを形成するポイントであるため、真夏に釣りをするときはかならず狙いたいところです。

カバー撃ちでは、以下のようなルアーを投げ込みましょう。

●5g~7g程度のシンカーを使ったテキサスリグ(ワームは4インチストレートワーム、3~3.5インチホッグワームなど)


●7g~10g程度のラバージグ(トレーラーは3~3.5インチくらいのものがおすすめです)


●1.3g~2.2gシンカーをセットした、4~5.5インチストレートワームのネコリグ(ベイトフィネスタックル含む)

●高比重バックスライドワームのノーシンカー

カバーが多い野池で釣りをする場合、上記したルアーが活躍してくれます。

カバーの釣りをチェックしてみたい人は、以下の記事にカバー打ちに関する情報をまとめたページを用意しておいたので、よかったらこちらもチェックしてみてください↓

2:流れ込み(インレット)

真夏に釣りをするときに外してはならないのは、「流れ込み(インレット)」です。
インレットには新鮮な水が流れこむため、豊富な酸素をもとめてブラックバスたちが集まります。
流れ込み(インレット)は、夏にバス釣りをするならかならず狙いたいポイントです。

●流れ込み(インレット)へのアプローチ例

インレットへの具体的なアプローチをあげると、たとえば以下のようなものになります。

●ノーシンカーワームを流れに乗せる

●ジグヘッドワッキーを中層でシェイクさせる

●流れ込み付近を「1.3g~1.8gシンカー+4~5インチストレートワーム」のネコリグで誘う(カバーが絡んでいるなら尚よし)

●流れ込み周辺をトップ系ルアー、1/4~3/8ozスピナーベイト、10g前後のクランクベイト、1/4~3/8ozチャターベイト、バスベイトなどで流す

●3~3.5インチホッグワームをセットした、3.5g~5gシンカーのテキサスリグでボトムをズル引き(流れに集まる甲殻類を演出)

3:風が当たる面(ウィンディサイド)

夏にバス釣りをするときは、「も見逃せないポイントです。
風が当たるポイントは酸素量が多く、虫や小魚などが集まるスポット。
風が当たって流れがうまれ、酸素量がおおくなると、風が当たる面(ウィンディサイド)にバスが集まるようになります。

とくに夏の野池の場合、雨が降らないと水が動かないことが多いため、”風”の影響はシチュエーションを読むうえでかならずチェックしたいポイントのひとつ。
夏は野池の水が動きにくくなるため、「風」が吹いて水が動いたときは狙い目です。

●風が吹いたときに試したアプローチ例

夏のバス釣りにおいて「風」は心強い味方となります。
風がふいているときの具体的なアプローチ例としては、以下のような感じです。

●風が当たっている面に沿うように、スピナーベイトやクランクベイト、チャターベイトを巻いてくる。

●1/4~3/8ozラバージグ、3.5g~5g程度のスモラバをスイミングさせる

●5g~7gシンカー+3.5~4インチホッグワームをセットしたテキサスリグをスイミング・ボトムバンプさせる

強風で水が動くと、水面下1mくらいまで”水流”が発生します。
風が吹いたときは、まるで川で釣りをしているかのような感覚で狙うと良い結果につながりやすくなります。

風が当たって水面が揺れ動いているときは、普段より1〜2段階ほどルアーのアピール力を上げると、バスにルアーを発見させやすくなります。
強風などで水が動き始めたとき限定で生きるスポットも多々あります。

4:岬(条件つき)

夏の釣りにおいて、「岬まわり」はかならずチェックしておきたいポイントです。
ただし、野池においては『風があるとき』のみに限定されます。

止まっていた野池の水が強風で動きはじめると、水面下0.5~1mくらいまで水流が発生します。
強風中は今まで死んでいたエリアが急に生きはじめることも多いです。
野池のバスは風の影響をモロに受けるため、「風が吹いたら岬で待ち構えよう!」と意識を切りかえるといいでしょう。

●夏の野池、「岬」まわりで試したアプローチ

夏場の岬の狙い方としては、以下のような感じです。

●5g~7gのテキサスリグをフォールさせる

●1/4~3/8ozのジグ(フットボール含む)をフォールさせる

●3/8~1/2ozのスピナーベイトを通す

→コースは風上側にキャストして、風下に向かって泳がせると効果的

夏のバス釣り!8月のスレた野池攻略法|まとめ

「8月(真夏)の野池バスを攻略するために基礎知識とアプローチ」について書いてみました。
夏の野池は、ポイントの見極めと天候変化、そして”涼”がキー。
ある意味、狙うべきポイントや釣り方は絞られるため、ほかのシーズンよりも釣れる確率は高くなります。
夏はバス釣りをはじめるにも最高のシーズンなので、「いつも釣れなくて辛い」というアングラーは夏に釣りをしてみてはいかがでしょうか。

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