【ボートでインプレ】津久井湖で グラディエーターマキシマム「ザ・マックス」一日使い込んできた。レイドジャパンの良作ロッド。

神奈川県のリザーバー 「津久井湖」のレンタルボートの釣りで、レイドジャパン のグラディエーターマキシマム「ザ・マックス」を1日使い込んできた。

津久井湖のレンタルボート の釣りで、グラディエーターマキシマム「ザ・マックス」を実際に使用してみて感じたことをインプレッションしていこうと思う。

■マキシマム「ザ・マックス」の良いところ
・どんな距離感でも投げやすいブランク
・汎用性が高いので使いまわせて便利
・食わせ系の釣り、とくに吊るしとシンカーを使ったソフトルアーの釣りに最高。
■マキシマム「ザ・マックス」の微妙なところ
・先重り感がある

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【関連記事】”吊るし”に使えるロッドをまとめた記事は、こちらから読むことができます↓

【ボートでインプレ】津久井湖で グラディエーターマキシマム「ザ・マックス」一日使い込んできた。レイドジャパンの良作ロッド。

今回のインプレで使用したタックルデータはこんな感じ。

ロッド:レイドジャパン グラディエーターマキシマム「ザ・マックス」
リール:シマノ16アルデバランbfs
ライン:フロロライン14lb
使用ルアー:5g程度のコンパクトジグ、5〜7gのテキサス・直リグ(4インチホッグワーム)

長めのソリッドティップがキャストを簡単にさせる

レイドジャパン のグラディエーターマキシマム「ザ・マックス」は、長めのソリッドティップが特徴のヘビーロッド。

長めのソリッドティップの恩恵なのか、短距離のピッチング、中〜遠距離のサイドキャストやオーバーヘッドキャストも決まりやすい。

テイクバック時にもしっかりとロッドが曲がってくれるのでリリースポイントも広くなり、キャスト精度が上がる。

グラディエーターアンチではこういった印象は見られず、むしろスイングスピードを速くしないとキャスト精度を保てなかった。

しかしグラディエーターマキシマム「ザ・マックス」は、アンチシリーズに見られた「硬さ、曲がらなさ」はなく、むしろそれとは正反対のロッドであると感じる(そもそものコンセプトが違うので比べるのも変かもしれないが…)。

汎用性も高い。「吊るし」の釣りには最高に合う。

最近は野池などのオカッパリではグラディエーターマキシマム「ザ・マックス」1本だけ持って釣りをすることが多くなってきたが、その汎用性の高さは今回のレンタルボートのインプレでも輝きを見せた。

重量級ルアーを除けばそこそこ汎用性を保てるので、軽量のルアーも投げられるオーソドックスなベイトリールを載せておけば、「困ったときの食わせ系何でもロッド」の1本としても使いやすい。

5g程度のコンパクトジグから7gくらいまでのテキサスリグやフリーリグ。
7g程度の小型ハードルアーから15gくらいまでのハードルアー。

軽量のルアーを投げられるベイトリールにフロロ12〜14ポンドをセットしておけば、こういったものをストレスなく使用できる。

さすがに10gを超えるようなジグやテキサスには(フックサイズにもよるが)キツいが、1/0くらいまでのフックを使用したライトルアーならどんなものでも扱いやすい。

レイドジャパンのグラディエーターマキシマム「ザ・マックス」は、陸っぱり・ボート問わずいろんなシーンで出番の多いロッドだと感じる。

このロッド1本と、もう一本ヘビー寄りのロッドの計2本あれば、様々な釣りに対応できると感じる。

津久井湖の上流域は写真のようなややヘビーなカバーが多いが、こういったフィールドでもこのロッドのコンセプトである「スモラバの吊るし」が活躍してくれた。

ヘビーカバーにラインを引っ掛けてスモラバを水中シェイクするのも、非常に心地よく行える。
ソリッドティップではあるがかなり強いティップになっているので、必要以上スタックしない絶妙な力加減になっているのも面白い。

とにかく「吊るし(スモラバやネコリグの中層シェイク)」が楽しいロッド

ロッド重量も軽いので、(バランスさえ整わせれば)疲労感も少なく済む。バランス感については後述します。

また、5〜7g程度の直リグ+4インチのホッグワームといった組み合わせのルアーも、余計なスタックもなくかなり扱いやすい。

全くスタックしないわけではなく、ほどほどにカバーに絡みながらも、スタックを意図的に外すときにはストレスなくスルッと抜けてくれる。

やや強めのソリッドティップのおかげで、スタックするけど外すのも簡単…みたいな絶妙なバランスを感じた。

僕個人としてはこういう特性のロッドは使ったことがないので、テキサスリグ 系のルアーの使いやすさに驚いている。

超ヘビーカバーではロッドパワーが足りないと感じるが、一般的なライト〜ややヘビーカバー周りの釣りであればマキシマム「ザ・マックス」はとても使いやすいと感じた。

感度は上々

こういった釣りにおいては「感度」も重要になってくるが、マキシマム「ザ・マックス」は程よい感度レベル。

同価格帯の他メーカーのフラッグシップモデルと比較すると、マキシマム「ザ・マックス」の感度レベルはやや控えめ。ノリーズのロードランナー LTTやシマノのゾディアス並…といったところだろうか。

実用性には全く問題ないレベルなので、気にするポイントではないと思った。

津久井湖はややヘビーなカバーが多いが、そういったフィールドでもマキシマム「ザ・マックス」は役に立つと感じた。

軽くてしなやかなので、コンパクトなスイングでもキャストを決めやすい。

インプレを行った津久井湖では、様々な角度からルアーをポイントに投げ込む必要があるタイプのフィールド。

サイドハンドを二回、バックハンドを一回、またサイドハンド…というようにキャストの状況が変化しやすいカバー周りの釣りでは、グラディエーターマキシマム「ザ・マックス」のしなやかさにとても助けられた。

ロッドティップがしなやかなので、コンパクトなスイングのロールキャストもやりやすく、多くのキャストを求められるカバー周りの釣りでも活躍した。

レングスが7フィートとやや長めではあるが、リリースポイントにが広いおかげでキャスト精度は高いロッドであると感じる。

パワー感も十分

根掛かりした際にそこそこ大きい木を引っ張り上げてみたが、トルク感も十分に感じられた。

ティップからブランク中盤まではミディアムクラスのパワー感なのだが、グッとバットの芯に残るトルク感はヘビーロッドそのもの。

僕がこのロッドを購入するときに欲していた「操作感の快適性は残しつつも、ライトリグをカバーに絡め、デカバスをカバーからブッコ抜いてくる…」といった要素をほぼ完璧に叶えてくれるロッドであると感じている。

グラディエーターマキシマム「ザ・マックス」のコンセプトであるカバーベイトフィネスの吊るしの釣りなどは全く問題なくできる。

先重り感がある

ここまでベタ褒めだが、不満は無いのかと言えば、ある。

グラディエーターマキシマム「ザ・マックス」には先重り感がある。

ヘビーロッドにありがちな先重り感がこのロッドにもあるので、長時間使用していると手首にややストレスを感じた。

ロッドバランスには好みがあるし、個人の握力や腕力によっても差を感じる部分ではあるが、7フィートのロングロッドでベイトフィネス の釣りを一日中するのはややストレスを感じた。

ロッド重量は軽い方だが、アルデバランbfs ような軽量ベイトフィネス リールを載せると、ロッドアクションをさせる際にロッド軸がブレてしまい、やや疲労感が溜まりやすいと感じた。

先重り感はグリップエンドに板オモリなどをつければ簡単に解消できるが、ロッドバランスに関してはもう少し研究しないといけない点である。

これを解消するためにやや重めのベイトフィネス リールを導入してみたが、また何か再発見があればインプレ記事にしたいと思う。

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【ボートでインプレ】津久井湖で グラディエーターマキシマム「ザ・マックス」一日使い込んできた。レイドジャパンの良作ロッド。|まとめ

今回は、神奈川県のリザーバー 、津久井湖のレンタルボートでレイドジャパンのグラディエーターマキシマム「ザ・マックス」で行ったインプレを紹介してみた。

■マキシマム「ザ・マックス」の良いところ
・どんな距離感でも投げやすいブランク
・汎用性が高いので使いまわせて便利
・食わせ系の釣り、とくに吊るしとシンカーを使ったソフトルアーの釣りに最高。
■マキシマム「ザ・マックス」の微妙なところ
・ロッドバランスが微妙

今回は野池ではなくレンタルボートの釣りでのインプレをしてみた。

レンタルボートの釣りはポイントまでの距離感が変化しやすい釣りだが、マキシマム「ザ・マックス」からは変化する状況にも即座に対応してくれる懐の深さを感じることができた。

今後も使い込んでいきたいと思わせてくれる良作ロッドであると感じた。

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