不満がないのが不満だった。
なんとも贅沢な話であるが、僕のような捻くれ者にとっては、16ジリオンsvtwの優秀さがアダとなってしまったのかもしれない。
今回はダイワの『16ジリオンSV TW』を手放した理由についてお話していく。
ギア比が7.3と6.2の2台を使っていたが、残念ながらどちらも僕には合わなかったので手放した。
タトゥーラSVTWは今も愛用しているが、なぜダイワの超万能型中級機のジリオンsvtwを手放してしまったのか?
もくじ
ダイワ『16ジリオンsv tw』を手放した理由。優秀さ・万能感に不満を感じたリール。
こちらが手放してしまった、ダイワの『16ジリオンsv tw』。
高い剛性感と安定したキャスト性能が特徴のベイトリールで、そこそこ軽量のルアーからビッグベイトまで対応する汎用性の高いリール。
そもそも、なぜ16ジリオンsv twを買ったのか?
ソルトルアーにハマっていたが久々にバスフィッシングをやりたくなり、タックルを新調した際に購入した。
購入時に17タトゥーラも検討していたが、プロショップの店員に「17タトゥーラsv twはあんまり飛ばないので、ジリオンsv twの方がオススメです」というアドバイスも参考にした。
ギア比が7.3のものと、6.3の2台を購入。
16ジリオンSVTWのここが良かった・残念だったトコロ
実際に2台を数年ほど使用してみたが、良い部分も残念な部分もあった。
大まかに挙げるとするなら、こんな感じ。
・どんな釣りにも使える。
・安定感抜群。
・ストレスフリー!
・やや無個性。
・巻き感が好みではなかった。
・キャストフィールが「ノーストレス」すぎて味気ない(無難すぎた?)。
まさに「ノートラブル!ノーストレス!」といった感じで、非常に快適な釣りを行うことが出来るリールだった。
しかし、なんとなくオートマ感というか、自身で操作しているような印象を得られず、使い心地に退屈さを感じてしまうようなことも。
汎用性に優れた超優秀なリールではあるが、僕のような捻くれ者にとっては少し普通すぎた…というのが正直な本音。完全に僕個人の問題である。
16ジリオンsvtwは、「不満がないのが不満」という言葉が合う、ほぼ完璧なリールだった。
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16ジリオンsvtwを手放した具体的な理由
合わずに手放してしまったダイワの『16ジリオンSV TW』。
その具体的な理由を挙げるとするなら、以下のようなものになる。
1:個性に欠ける
2:キャスト感が超快適・オートマチックすぎた
3:お得感が薄い…?
手放した理由その1:無個性(使用感がやや味気ない)
僕個人としては、少し特徴が薄いように感じたジリオンsv tw。
ジリオンsv twは剛性感が強みなリールなのだが、扱っていてそこまで強靭なリールだと思うこともなかった…というのが正直なところ。
世界のT.O.こと大森貴弘氏が愛用しているジリオンsv twだが、僕個人としては少々地味な印象が拭えなかった。
ダイワのバス用ベイトリールは『コスパのタトゥーラ、フラッグシップのスティーズ、そしてタフネスのジリオン』の3本柱があると思っているが、ミドルクラスのジリオンにはこれといって強い個性が見当たらないのも手放した理由の1つ。
ジリオンsv twは、実際に使ってみて特に感動したポイントなどはなく、至って普通(優秀)なベイトリールだと感じた。もちろん、そこが凄い部分なのだが…。
DCブレーキを搭載したシマノのベイトリール、超コスパのタトゥーラsvなどに比べてると、僕としては少々味気ないリールだと感じてしまった。
使用感にちょっと”癖”があるリールを好む僕には、ジリオンSVTWは優等生すぎた。
手放した理由その2:キャスト感が快適すぎた。オートマチックすぎた?
ジリオンSVTWのキャスト感が合わなかったのも、手放してしまった理由の1つ。
キャスト感は至って普通で、常にブレーキが効いているような感覚が残りつつも、スーっと飛んでいく印象。
トラブルもほぼ無い。とにかく”普通”なのである。
何から何までオートマチックで行ってくれるため、バックラッシュなどのトラブルはマジで起こらない。
「逆風?なにそれ美味しいの?」とでも言わんばかりに、とにかくトラブルレス。
良く言えば「弱点のない超優等生」
悪く言うと「個性が無い、無難なマシン」
タトゥーラのようにスコーンと突き抜けるようなキャストフィールもなく、かといってスティーズSVTWのように無重力空間にルアーが浮くような新次元的キャスト感も見当たらなかった。
購入当初は「普通が1番!やっぱ優等生だよね!」と納得して扱っていたジリオンSV TWだが、僕個人としてはキャスト感にちょっと刺激が薄いように感じてしまった。
ジリオンsv twをゲームの「マリオカート」で例えるなら、『どんなコースでもそこそこ走れるマリオ』みたいなマシン。
どの能力もそこそこ優秀すぎて、特に突き抜けた能力や個性があるわけでもないリールだと感じた。
クッパ(タトゥーラ)みたいに重量系の直線番長でもなければ、キノピオ(スティーズ)のように軽快に走れる能力が飛び抜けて高いわけでもない。
マリオはどのパラメーターも標準的でどんな人でも扱いやすい万能キャラだが、僕にとってのジリオンsv twの印象は「マリオカートにおけるマリオ」のような立ち位置にあるリールである。
ちなみに僕は、マリオカートではヨッシーかキノピオを好んで使う。
マリオは普通すぎて操作感が退屈だと感じてしまうからだ。
というわけで、ジリオンSV TWのキャスト感・操作感を残念に感じるのは完全に僕個人の問題である。
ただ単に僕が使いこなすことができなかった…というだけなので、「トラブルが少ないリールが欲しい!」という人にはめっちゃオススメ。
手放した理由その3:お得感が薄い
タトゥーラsv twが超コスパ、スティーズsvtwがベイトフィネスまで扱えるフラッグシップであるのに対し、ジリオンsv twは特徴・お得感が薄いと感じた。
実際に使ってみて感激したポイントもなく、まぁ中級機ならこんなもんだよね…という若干冷めた目で見ていたことを今でも覚えている。
しかし逆に考えると、「何でも使えて、不満も生まれないリール」というのは凄いことでもある。「ただ僕の性格には合わなかったというだけ」というだけで…。
それと重量に関して言えば、最近発売された20タトゥーラsv twの190gより重いし、値段も少々高い。
今このタイミングでジリオンsv twを買う必要もないと感じざるを得ない。大森さんファン、剛性重視、ジリオン愛があるなら別だが…。
※追記
その”タイミング”がやってきました。
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まとめ:ダイワ「ジリオンSVTW」は超優秀すぎたので、逆に僕には合いませんでした。
ダイワのベイトリール『16ジリオンsv tw』を手放した理由についてお話してみた。
ほとんどが僕の個人的な性格による理由だったのが残念だが、僕自身の技量や知識の低さもあって使いこなせなかったということもあると思う。
ジリオンsv twを愛用している人はたくさんいるので、いつか僕も彼らのようにジリオンSV TWを使いこなしてみたい。