関東の激スレ野池で、クランクベイトを使って57cmを釣ったときに意識した&学んだ4つのこと。

いきなり自慢で申し訳ないのですが、関東の某野池で、クランクベイトを使って57cmを釣ってきました。釣り友達がいないので、ここでしか自慢できないのです。許してチョンマゲ。

人的なプレッシャーが高い関東のスレまくり野池で、デカい魚が釣れたのは満足度が高いです。

どれだけ人的なプレッシャーがかかったスレまくりの野池でも、いろいろと”噛み合えば”必ず結果を出せるのだと改めて実感しました。

今回は、この魚を釣ったときに学んだことや、意識したことを4つほど書いていこうかと思います。

この記事が、スレまくった野池を攻略したい人の役に立つと幸いです。

【釣行記】スレた野池で、クランクベイトを使って57cm釣ったときに学んだ4つのこと。

今回、クランクベイトを使って57cmを釣ってきたのですが、この魚を釣ったときに学んだこと・意識したことは以下の4つでした。

☆学んだ・意識したこと4つ

●「水がクリア=〇〇」と決めつけない。
●ビックフィッシュほど、食うタイミングの時間が短い。
●巻き取り速度は、臨機応変に。
●リトリーブコースを意識する。

「水がクリア(濁っている)=〇〇」と決めつけない

昨今はメディアの影響で、「水がクリア=アピール力の弱いルアー」だとか、「この濁りだとクランクとかスピナベを巻く感じじゃないな」みたいな感じで、ルアー選択を決めつけてしまう人もいるかと思います。

僕自身もその1人でした。

しかし、こういった固定観念をブっ壊していくにつれて、なぜか釣果が伸びていきました。まるで呪いが解けたかのように。

それもそのはず。「〇〇の条件だと、このルアーが釣れる」と決めつけているのは、僕たち人間の(あるいはメディアが作り出す)固定観念・幻想によるものだからです。

●水質がクリア=小さなルアー、アピール力が低いルアー
●水がクリア&晴れていたら巻物はキツい。

…などなど、ついつい過去の体験やメディア情報などに影響を受けて、自分の行動を決めてしまいがち。

そうではなく、固定観念や情報を1度ブッ壊しつつ、とにかく色々と自分で試して新たな発見を積み重ねていくのが大事だと感じます。

ちなみに今回の釣行では、池の水が澄んでいました。「クランクベイトは濁っていなければ食わない」などという情報は、全くの嘘です。

ビックフィッシュほど、食うタイミングの時間が短い

デカい魚ほど、捕食するタイミングが短いと感じます。

体感、スレた野池なら、だいたい日の出から1時間以内、日の入り前後30分くらいにかけて、バイトが集中するような印象です。いわゆる「マズメ時」というやつです。

デカくてヤル気のある魚を狙うなら、この時間帯に出かけるのがおすすめです。




●チャンスタイムはマズメ時だけ?

必ずしもマズメ時だけが釣れる時間、とは言い切れません。

例えば、風や雨が降り始めたタイミングだとか、台風が来る前日だとか、雨上がり直後だとか。

スレた野池においては、このような「環境変化が起きる瞬間」は、バイトが多発するタイミングだと言えます。

「何やっても釣れない」という人は、天候が変わるタイミングを見計らって釣りに出かけてみると、良い結果に繋がるかと思います。

巻き取り速度は臨機応変に

よく「このルアーは、ゆっくり(あるいは速く)巻くのが正しい使い方!」みたいな意見を目にしますが、巻き取り速度は必ずしも決めつけなくても良いです。

高速巻きが効きそうな時間なら高速を。

スローな速度が効きそうなら、ゆっくり巻く。

こんな感じで、臨機応変・柔軟にリトリーブスピードを変化させていくのが、激スレ野池を攻略するコツだと思っています。

特にスレた野池の場合、一般的な巻き取り速度に対してめちゃくちゃスレているので、「超デッドスローor超高速巻き」など、極端なアプローチが有効になることもあります。今回の魚がその好例とも言えます。

●クランクベイトは、サーチルアーではない?

それと、これはあくまで僕個人の意見ですが、クランクベイトはサーチルアーというよりも、どちらかといと「ワークルアー」の側面の方が強いルアーなのではないかと感じています。

クランクベイトは、遠くから魚を引っ張るようなアピール力が、それほど高くない印象。

補足:ワークルアーとは?
「ワークルアー」とは、バスの居場所がある程度わかっている状態のときに、『バイトを得るために働きかける』といった感じの使い方。
「サーチルアー」が、バスがどのような場所に居るのかを大まかに探っていくのに対し、ワークルアーはどちらかというと『ピンポイント、食わせ』的な感じ。
【参考著作】

今回は、クランクベイトを「ルアーを回収するときの速度感」で使いました。まぁまぁ速いです。ミスキャストしたルアーを回収するときくらいの速さです。

どのような野池にも、バスが捕食活動を行う「フィーディングスポット」というものが存在するので、そこに居た(入ってきた)魚を、クランクで食わせる…といったイメージで食わせました。

「引っ張る、アピール力で引き寄せる」ではなく、『目の前に居るであろう(入ってくるであろう)魚に口を使わせる』的な意識です。

クランクベイトを”サーチルアー”としてではなく、”ワークルアー(食わせより)”として活用したのが功を奏した感じです。

クランクベイトなどのハードルアーを使って激スレ野池で釣りをするときは、バスの食性を刺激するような意識でルアーを使うのではなく、「反射食い・威嚇・競争心」を煽るような使い方をするのも効果的だと実感しました。

リトリーブコースを意識する

もしルアーを泳がせるコースを選べるのなら、コース取りを意識するが重要だと考えます。

バスは餌を捕食するとき、捕食対象となるエサを壁際に追い詰めて食べようとする傾向があります。

(絵が下手ですみませんw)

バスからすると、ベイトを沖側に追うよりも、壁際やカバーなどに追い込んだほうが、捕食する効率が良いのだと思います。

または、上(水面)やボトムなど、餌となるベイトが逃げきれない方向に対して捕食する習性があるようなイメージです。沖の表層でボイルが多発するのは、ベイトを水面に追い込んでいるのが関係しています。

なので、野池の釣りにおいては、クランクベイトなどのハードルアーを使うときは、ポイントに対して垂直に投げるのではなく、出来たら平行に巻いていくのが基本だと僕は考えます。

絵が下手くそで申し訳ないのですがw、闇雲に遠投するよりも、岸際(壁際など)に沿ってルアーを泳がせてくるほうが、バイト率は高いです(ただし、沖のストラクチャーを探る場合などは別です)。

なぜかというと、それは先述した「バスの捕食の方向」が関係しているからです。

こんな感じで、クランクベイトのようなハードルアーを使うときは、自分が操作しているルアーを、バスがどのように捕食するのか(追い詰めるのか?)を意識すると、バイトを得られやすくなるでしょう。

これを意識していくと、必然的にルアーを泳がせるコース取りも変わってくるはずです。


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