僕の言っていることをすべて信用してはなりません。
どこぞの馬の骨ともわからない人間の言っていることを鵜呑みにするのは、あなたのためにならないこともあるからです。
昨今、ネット上にはさまざまな情報が溢れかえっています。
そのため、信用できる情報と、そうでない情報をしっかりと取捨選択することがもとめられる時代になったといえるでしょう。
しかし、数ある情報にふりまわされてしまい、悩みを抱えるアングラーは少なくないはず…。
そこで当記事では、「バスプロ・メディアプロ、ユーチューバー、ブロガーの言っていることはアテにならない?」をテーマに、情報に振り回されないための3つのマインドを紹介してみます。
もくじ
- 1 ネット上の情報に振り回されない3つのマインド
- 2 カモられないためのマインド3つ
- 3 1:「鵜呑みにしない」
- 4 ブロガー・ユーチューバーは「口コミのひとつ」だと知っておく
- 5 2:わからないなら実際に体験しよう
- 6 3:まずは自分で考えるべし!
- 7 「自分自身の答え」がネット上に転がっているわけではない
- 8 カモられないためには、”見極め”と”自身の価値観”を見失わないこと
- 9 ●ネット上のコンテンツは”捏造”し放題でもある
- 10 僕の言っていることをすべて信用してはなりません
- 11 「釣り業界・ネットメディアに腹が立ったときの対処法」
- 12 まずは冷静に判断する。「レッテル貼り」「一般化」をやめる
- 13 カウンセラーが教える「情報を合理的にジャッジしていく」テク
- 14 偶像崇拝をやめる(〇〇信者からの脱出)
- 15 忘れてはならないのは”感謝”
- 16 僕たちが”アングラー”でいられるのは、業界あってこそ
- 17 バスプロ、ユーチューバー、ブロガー言っていることはアテにならない?情報に振り回されないための3つのマインド|まとめ
ネット上の情報に振り回されない3つのマインド
たまに、ネット上で「バスプロ、ユーチューバー、ブロガーの言っていることはアテにならない」だとか、「どいつもコイツも金と数字集めのクズばかり」なんていうような意見を目にします。
果たしてその通りなのでしょうか。あるいは信用できるのか。それとも、半分くらいは信用できて、もう半分くらいは信用できないないものなのでしょうか。
結論からさきにお伝えすると、僕はネット上に山ほどころがっている情報は「半分くらい信用できる」と思っています。「参考になる部分」と「そうでない部分」がある。
ただ、情報を取捨選択するスキルを持っておかないと、業界のカモにされやすいので注意したいところではあります。
お金と時間をムダに消費しないためにも、自衛手段はしっかりと身につけておきたいところです。
カモられないためのマインド3つ
情報を得るうえで役立ったマインドは、以下の3つでした。
1:他人の意見を鵜呑みにしない
2:わからないなら実際に体験しよう
3:まずは自分で考えるべし!
以前まで、釣り情報を見ることができるのは雑誌やテレビだけでした。
しかし、今ではインターネット上にあるブログやユーチューブ、SNSなど、さまざまな情報をいつでもどこでも大量に得ることができます。
それゆえに、他人の意見を鵜呑みにしてしまい、振り回されやすい世の中になったといえるでしょう。
僕自身、数ある情報に振り回されたうちのひとりでした。
膨大な時間とお金を消費していしまい、メンタルを消耗してしまったこともあります。お金に換算すると、だいたい1000万円は消費したはずです。
しかし、上記3つをしっかり意識することで、業界やメディアなどに”カモ”られることは大分減ったように思います。
確信犯でメディアの作り出す流行に乗って遊ぶことと、業界にコントロールされているのを知らずに流行に乗る(振り回される)のは、一見同じようでいて、ずいぶん違う。
1:「鵜呑みにしない」
まず心構えとして、『情報を鵜呑みにしない』というマインドを持っておきたいところです。
情報を発する人が権威者であろうが、有名人、素人であろうが、彼らを無差別に全肯定して受けいれてしまうのはリスキーです。
前述しましたが、ほかの人が発する情報は「参考になる部分」と「そうでない部分」があります。
他人の成功理論が自分の人生にも応用できるかというと、かならずしもそうとはいえない。
まずは、ネット上にころがっている情報は半分くらい信用して、もう半分は疑う。こんなスタンスで常に冷静に処理していきたいところです。
いずれにせよ、実体験に勝るものはありません。
鵜呑みにせず、自分で考えて、やってみる。これが”カモ”られないメンタリティを積み上げるベースになっていく。
ブロガー・ユーチューバーは「口コミのひとつ」だと知っておく
ネット上にはたくさんの素人が作ったコンテンツが存在しています。
情報には信用できるものからそうでないものまでさまざまですが、情報を取捨選択するうえで大切しにしておきたいマインドがあります。
それは、「他人の情報はあくまで口コミのひとつでしかない」という考えかたです。
たとえば、僕はネット上で記事を書かせてもらっている、いわゆる”ブロガー”と呼ばれる立場にいます。
そんな僕の書く記事は信用に値するのかというと、前述した「参考になる部分」と「そうでない部分」がある…が真実かなと。
僕はビギナー向けの記事やインプレ記事などを書いてはいるものの、僕のいうことがすべての人に100%再現性があるとは思っていません。
書き手と読み手では、釣りをする環境、アングラーの性格、体格、価値観など、なにもかもすべてが違うからです。
ときとして僕のいうことが間違っている場合もありますし、ときとして正しいときもあり、正しくも間違っているともいえないときもある。
僕は素人アングラーなので、僕の書く情報はたんなる一つの口コミや体験談にすぎません。
信用しすぎてはいけませんし、信用しなさすぎてもよろしくない。
これは当ブログのみならず、ネット上にある動画や記事、雑誌、メディアにも通ずることでもあります。
たとえ情報元が有名人のものであっても、疑いもせずに彼らの話を鵜呑みにしすぎてしまうと痛い目にあうこともあるので注意しましょう。
外部の情報をインプットするときは、得た情報を自分の頭のなかでふるいにかけ、「この情報は胡散臭いからナシ。この情報は良さげだから参考にしてみよう」というような感じで、上手に取捨選択したいところです。
ネット上に転がっている情報は、あくまで他人の口コミにすぎません。
他人の意見を信用しすぎるよりも、まずは自分の判断を信じたい。
僕の言っていることをすべて鵜呑みにしてはなりません。
2:わからないなら実際に体験しよう
情報を取捨選択するときに一番効果があったのは、「実際に自分でやってみること」でした。
わかりやすい例としてあげられるのは、釣り糸の素材選びについてでしょうか。
たとえば、フィッシングアドバイザーとして有名な村田基氏は、ナイロンラインを推すことで知られています。
しかし、実際の釣りにおいてはフロロカーボンが向いている状況もあるため、一概にもナイロンが100%正しいとはいえません。アングラーの好みもあります。
※実際に、村田氏自身も「状況やシチュエーションにあわせてライン素材を使いわけよう」といっています
実体験に勝るものはありません。わからないなら実際にやってみること。これが一番確実です。
シンプルすぎて昭和っぽいと思われるかもしれませんが、「実際にやってみたら有名人と自分の考え方が真逆だった」なんていうことは珍しくありません。
情報発信者が超有名な人物で、もっともらしい意見を発していたとしても、自分の人生に本当に役立つのは、あなたのことをよく理解している”隣にいる人・友人・家族”の意見だったりします。
ネット上は権威やカネ、私欲にまみれている場所です。
自分の判断と、本当に信頼できる人の意見を見失わないようにしたいですね。
3:まずは自分で考えるべし!
情報のチョイスに迷ったときは、いったん落ち着いて「自分で考えてみる」というのも有効でした。
一見、地味なプロセスのように感じられるかもしれませんが、なにかを選ぶときにもっとも役立つのは「自分で考えよう」というシンプルな問いかけだったりします。
しかし、「自分で考えよう!」などと言うと、以下のように思う人も少なくないはず…。
「いやいや、それ、すげーダルいんだけど」
「いちいち考えたくないから検索して答えを見つけているんだけど」
「時間をかけてゼロから考えるとか効率悪すぎてアホすぎ」
「昭和脳すぎて合理性に欠ける。はい論破w」
上記は、以前の僕が思っていたことでもあります。
しかし、ネット上に自分の人生にとっての”正解”が転がっているとはかぎりません。
ネットサーチは一見効率がいいと思われがちですが、かならずしもあなたを幸福にする選択肢ではないかもしれないのです。
思考停止して外部に答えをもとめすぎると、権威者たちにとって”良いカモ”にもなりやすいので注意したいところです。
「自分自身の答え」がネット上に転がっているわけではない
ネット上にある情報を見るときは、まず一旦冷静になって自分で考え、結論を出してみることも大事でした。
「情報を取捨選択するスキル=カモられ率をさげるスキル」です。
外部に正解をもとめすぎると、自分のチカラで情報を取捨選択する能力が育たちにくくなってしまうので注意しましょう。
たとえば、問題集を解くときに答えを見ながら回答し続けるのと、答えを見ずに自力で解くのでは、得られるものが大きく変わります。
問題集の回答(ネットサーチでヒットした情報)だけを見て問題を解き続けていると、解決力そのものが養われず、あらたな問題にブチ当たったときに自分を信じて行動を選択することができなくなります。
しかし、最低限のルールや基本をしっかりふまえつつ自分の頭で答えをさがしていくことで問題解決力が高くなっていき、あらたな難しい問題にぶつかったときにも対処できるようになるのです。
いくつもの答えが漂うネット社会の現在において、上記のプロセスはすげぇ面倒だと感じられますが、わからないときはまず自分で考えてみることが大切。
どうしてもわからないなら、そこではじめてネットで答えを探す。これが思考停止してカモられない秘訣かなと。
自分の人生にとっての正解や回答が、かならずしもネット上に落ちているわけではありません。
むしろ、自分自身の回答がすべてネットに転がっていたら、なんだか怖い気もします。
答えが見つからければ、自分で回答を考え続けながら行動を起こし、フィードバックし、修正し、リベンジし続ける…という地道なプロセスを歩むしかないのです。
情報に触れるときは、”彼ら”の意見と「自分の考え」がどれくらい違うのかをすり合わせることも大切です。
思考停止に陥らず、ゆっくりマイペースに考えるだけでもカモられ率は下がるはず。
カモられないためには、”見極め”と”自身の価値観”を見失わないこと
ネット上にある口コミや情報を参考にするときは、その情報元の見極めをしなければなりません。
しかし、コンテンツ作成者の権威性やステータス、有名度合いなどに左右されすぎてしまい、”カモ”られることもしばしば…(体験済み)。
情報を読みとるときは、権威性の有無にかかわらずその情報を本当に信用していいのか、まずは冷静に検討することが大切です。
とくに、フィッシングビジネス業界にはたくさんの”罠”が潜んでいます。
そのため、彼らの言うことがルアープロモーションなのか、単なるアドバイスなのかを見極めるスキルがなければ手のひらでまわされてしまいやすく、延々と搾取され続けてしまうでしょう(体験済み)。
たとえば、以下のように、なかば疑いつつコンテンツを見ていきます。
●マジで信用できる話なのか
●どのアングラーにとっても共通する、絶対的な知識なのか(たとえば、巻物ルアーの種類の解説など)
●単なる視聴率・話題集めなのか
●誰がなにを投げても釣れるフィールドで調子に乗っているだけなのか
情報に触れるときは、上記を冷静に見極めなければなりません。
●ネット上のコンテンツは”捏造”し放題でもある
ネット上にあるコンテンツは、編集者のさじ加減で作品の印象がガラっと変わります。
たとえば、某動画コンテンツでは同じルアーを使い続けていたりしますが、それは間違いなくルアーのプロモーションです。
「さっさといつもみたいにワーム投げればいいやんけ!」というシーンでもハードルアーにこだわるトーナメンターとか…。
プロモーション作品は上達の参考にはなりにくいので、観覧するときはルアーの効果的な使い方にのみ注目したいところ。
僕が幼いころは、「〇〇プロが動画で釣りまくっていたルアーを買ったのに、全然釣れない…」なんていうトリックにハマったものでした(^^;)
SNS、YouTube、雑誌、ブログはいくらでも捏造できてしまいます。釣れているシーンだけ使えばいいので。
また、某インフルエンサーは「ユーザーのためにコンテンツを作っています!役に立ちたいから行動しています」などと言いつつも、裏では自分自身の権威性を高めるだけの行動を起こしているだけにすぎない…なんてことは珍しくありません。
ちなみに、僕はこれまでにさまざまなコンテンツを参考にしましたが、そりゃもう大金をドブに捨てました。最低でも1000万円は捨てました、間違いなく。さぞ、いいカモだったでしょう。涙。
僕の言っていることをすべて信用してはなりません
さて、ここまで長々と文章を書いてきましたが、僕の言っていることは果たして本当に信用できるものなのでしょうか。
もしかしたら、この記事を書いた目的は単なる客寄せの一環だったり、金儲けの手段のひとつにすぎないかもしれません。
いくつかの真実をお伝えすると、当記事で得られる収益はかぎりなくゼロであり、観覧数も「この記事は伸びないだろうなぁ」という確信がありながらも書いている、ということです(自動で広告が貼られていますが、クリック数はたかが知れています)。
では、なぜ僕はこんな記事を長々と書いているのでしょうか。
コンテンツ作成者の意図や真意を読みとることができるのは、あなた自身のみです。
「釣り業界・ネットメディアに腹が立ったときの対処法」
この項目では、一応メンタルケアカウンセラー®︎の有資格者である僕が、「釣りメディアに対する合理的な考え方」「メンタルが楽になる考えかたのコツ」を紹介します。
「どいつもコイツも嘘ばかり言いやがって!イライラする!」
「ネット上のやつらは誰も信用できねぇ!クソが!」
「バスプロとかユーチューバーなんでみんなクソ!」
「お前ら結局”カネ”が欲しいだけやんけ!ほんまにクソやわ」
…とイライラしている人は参考にしてみてください。
まずは冷静に判断する。「レッテル貼り」「一般化」をやめる
イライラしているときほど、ネット上にいる自分よりキラキラした人たちに嫌悪感を感じてしまいますよね。
以前まで僕自身も同じようなことでイライラしていましたが、合理的な考え方をおこなうことで大分楽になりました。
たとえば、僕の考え方が偏っていたときは、以下のようなマインドを持っていました。
「バスプロはルアーを売ることしか考えていない」
「素人ユーチューバー・ブロガーは嘘ばかりいうから信用しちゃいけない」
「ブロガー・ユーチューバーなんて金と数字を集めることしか考えていないクズばかり」
「みんな数字がとれりゃあいいと思っている」
実際には、信用できる部分とそうでない部分があるのですが、思考が偏っていると上記のような考えに陥りやすいんですよね。
自分の劣等感が強かったり、自己肯定感がさがっているときほど上記のように考えてしまいがちです。
考え方がゆがんでしまったときは、他人のやることにたいして攻撃的になりやすいので注意したいところ。
メンタルが辛いときほど、合理的な思考をおこなっていきましょう。
ちなみに、上記のような思考は、メンタルの認知療法では「レッテルの貼りすぎ」と「一般化のしすぎ」として扱われます。
情報に振り回されているときや、メンタルが苦しいときほど、情報にたいする合理的な判断ができなくなってしまいます。
物事にたいする決めつけや、特定の人物への憧れ・傾向・依存・信者化は、ときとして自分のメンタルを破壊し、歪ませてしまうというリスクも…。
有名人のファンになることは問題ありませんが、あまりにも思考が偏りすぎてしまうと危険です。
カウンセラーが教える「情報を合理的にジャッジしていく」テク
たとえば、メンタルの認知療法としては、以下のように考えていくと”思考のゆがみ”が落ち着くといわれています。
※「論破」ではなく、「事実に基づいた合理的な判断」をしていきます
●「バスプロはルアーを売ることしか考えていない!信用できない!」
→バスプロ・メディアプロたち全員が嘘をいっている、というわけではありません。
ときとして彼らはアイテムを売るための嘘はつくかもしれませんが、彼らの発言の100%すべてが間違っているかというと、そんなことはありません。
バスプロ・メディアプロたちはプロモーションをしなければならない立場ではあるものの、嘘ばかり言っていては信用を失ってしまいます。
バスプロ全員が「嘘をつくクソ野郎ども、まったく信用できない奴ら」と決めつけてしまうのは、レッテル貼りであり一般化のしすぎだといえるでしょう。
彼らの発言はすべて嘘で塗り固められているかというと、かならずしもそうだとは言えません。
信用できる部分と、普通の部分と、そうでない部分があるだけです。
参考になる部分はありがたく利用させていただき、どうでもいい部分はバッサリ切り捨てる!くらいのスタンスでいたほうがお得だといえるでしょう。
●「素人ユーチューバー・ブロガーは嘘ばかり!信用しちゃいけない」
●「ブロガー・ユーチューバーなんて金と数字を集めることしか考えていないクズ」
→僕はいちおうブロガーとして活動していますが、かならずしも金と数字集めのことだけを考えているわけではありません。
もちろん、営利目的のときもありますが、当記事のような収益と無関係のものを書くことだってあります。記事を書くのは楽しいですし、貢献心も強いほうなので。
「ブロガー・ユーチューバーなんて金と数字を集めることしか考えていないクズ」という考え方はたんなる決めつけであり、合理的な判断とはいえません。
もちろん、集客とカネと権威をもとめるだけのブロガー・ユーチューバーもいます。
しかし、「半分くらいクズで、もう半分は善意」というブロガーや、「収益無視で好きなことを書いている」という人だっているはずです。
ブロガーやユーチューバー全員を「あいつらは金儲けだけが目的のクソ野郎ども!」と判断するのは、ネガティブな一般化でありレッテル貼りだといえるでしょう。
このような考え方をしてしまうと、有益な情報を見逃してむしろ損をすることもあります。
利用できる部分は上手に利用し、不要な部分は適当にスルーしよ♪…くらいの考え方ができると、ブロガーもユーチューバーも案外”使える”やつらかもしれませんぜ。
コンテンツを提供してくれる人たちを、無闇やたらに『クソ野郎め!』と決めつけてしまうのは損。
上手に利用してやるか〜くらいのスタンスでいたほうがメンタル楽になるはずです。
偶像崇拝をやめる(〇〇信者からの脱出)
特定の人物への偶像崇拝(依存)をやめることで、自立した考え方ができるようになります。
たとえば、ネットスラング(ネット用語)に「〇〇信者」というフレーズがあります。
”〇〇信者”とは、特定の有名アングラーに傾向しすぎる人のことを揶揄する言葉です。
特定の人物を信用しすぎたり、依存しすぎてしまうと、その人物の考え方こそが100%正しくて、ほかの意見はすべてNG!…なんていうふうに考えが偏るので注意したいところ。
これは僕の体験談ですが、僕は以前、某バスプロの熱烈な信者でした。
当時は「セコ釣りはカッコ悪い、ハードルアーを使って自分の力でストライクを作り出すことこそがバスフィッシングの本質!それ以外は間違っているからクソ」などと考えが偏っていたため、他人にたいして批判的になりがちだったんですよね。
自分ルール(固定観念)が強くなりすぎると、他人にたいしてマウントをとりがちになったり、批判的なスタンスになりやすかった。
実際は、ほかのアングラーが”間違っている”なんていうことはありません。
誰にだって魚に触りたいときもあるし、ライトリグだからカッコ悪いと考えるのは番人に共通する考え方ではありませんし、ワームというルアーはバス釣りを楽しむうえでの手段のひとつにすぎません。
バス釣りの楽しみ方は人それぞれですし、趣味はもっと自由に・柔軟に取り組んだって構わないはずです。
特定の有名人を盲信しすぎてしまうことで、自分の価値観や思考が偏ってしまうことがあるので注意したい。
これは認知療法では”認知のゆがみ”として扱われます。
忘れてはならないのは”感謝”
営利目的であるにせよ、そうでないにせよ、情報を発する側はみな大変な思いをしています。
僕たちはインターネット代だけ払えばほとんどのコンテンツを無料で観覧できるため、情報をあって当然のものだと思い込んでいますが、コンテンツは”彼ら”あってのものです。
クリエイターなくして情報を得ることは難しいので、コンテンツを見るときはミクロサイズでもいいから感謝の気持ちを持ってあげたい。
すべての情報がグーグルから消え失せたとしたら、相当厄介なことになるはず。
僕たちユーザーは、彼らの善意(と利益)のもとにコンテンツを利用させてもらっているのだ…という気持ちを忘れないでおきたいところです。
僕たちが”アングラー”でいられるのは、業界あってこそ
アングラーは、釣り業界に支えられながら生きていると僕は考えます。
たとえば、ルアーメーカーは膨大な時間と労力をかけて新製品を作ってくれています。
彼らがいなければ、僕たち一般人は新製品を楽しむことができなくなってしまう。
新製品なんて買わねーよ!という人には関係ないかもしれませんが、フックやラインなどの消耗品を売る釣具屋がなくなってしまっては、そもそも釣りをすることすらできなくなってしまいます。
ルアーのフックすら交換できない状況になると、僕たちは釣りそのものを楽しめなくなります。
さらに、各フィールドが全面的に釣り禁止になってしまったら、僕たちアングラーはどこで釣りを楽しめばいいのでしょうか。
僕たちアングラーは、誰かの苦労のうえに支えられているのだということを忘れてはならない、と僕は考えています。
釣具屋、ネットショップ、漁業組合、レンタルボート店、フィッシングメーカー、グーグル社…などなど、彼らの存在があって、僕たち一般人はバスフィッシングを続けさせてもらえる立場にいます。
僕たちアングラーが”アングラー”として居られるのは、業界が続いてくれているからです。
ほんのちょっとでもいいので、彼らへの感謝の気持ちを持ってあげられると、メンタルは楽にになるはずです。
バス釣りは、自分独りでできるものではありません。
たとえ地方の秘境の野池で釣りをしていたとしても、それは変わらないのではないでしょうか。
バスプロ、ユーチューバー、ブロガー言っていることはアテにならない?情報に振り回されないための3つのマインド|まとめ
昨今はネット上にさまざまな情報が出回っているため、なにを信じればいいのか迷ってしまいがち。
僕も以前まではカモられまくりましたが、以下の3つを意識するだけで情報に振りまわされにくくなりました。
1:鵜呑みにしない
→権威性に飲まれないようにする
2:わからないなら実際に体験しよう
→迷ったときは、”エライ人”の意見よりも、自分の体験・感想を信用する
→他人の成功体験が自分の人生に適用できるかどうかは、やってみなければわからない部分でもある
3:まずは自分で考える
→「〇〇さんはこう言っていた!でも実際はどうなんだろう」と冷静に判断する
→「情報を取捨選択するスキル=カモられ率をさげるスキル」
僕の言っていることを鵜呑みにしてはなりません。
信用してもらうための努力はしているつもりですが、それでも僕の言葉のすべてを無条件に受け入れるのはやめたほうが賢明です。取捨選択したほうがいい。
本当に信用できるのは、アナタ自身の気持ちと判断のみ。
自分を信じてください。あなたはそれができる人間です。