ひさびさに釣具屋に行ったら愕然としてしまった。バス釣り業界の過疎化について思うこと

ひさびさに釣具屋に行ったら愕然としてしまった。人がいなさすぎて。

まぁオフシーズンだし当然といえば当然か。

しかし、数年前まではこの時期でも人がそこそこ入っていた気がするんですよね。

なんだか不安になりました。釣り業界ヤバくね?という具合に。

ひさびさに釣具屋に行ったら愕然としてしまった

「オフシーズン、寒い時期に釣りなんてやってられっか!」

こう考える人は少なくないはずですし、ガチ勢以外の方々は上記のように考えるのが普通だといえます。

しかし、年々その傾向が顕著になっている気がします。

娯楽の多様化。いうなれば、娯楽ジャンルでの「秋」が到来

バス釣りだけにこだわらない。もっというと、”釣り”にこだわる必要もない。

いまその瞬間、楽しめる趣味をする。こう考える人が多いのかもしれません。

この傾向は、バス釣りのシーズナルパターンで例えるなら「秋」に近いものがあります。

バス釣りの”秋”は、バスがさまざまな場所で過ごすシーズン。

広い範囲にエサが散ってしまうため、バスたちもそれを求めて動くようになる。

また、いろんな場所で快適に過ごせるため、サカナの居場所を絞りにくい。

人間の趣味ジャンルにおいても、これと同じような現象がおきているのではないでしょうか。

いろんな趣味にヒトが”散っている”。みんながいろんな趣味を掛け持ちするようになった。

要するに、「バス釣りは飽きられてしまった」と。

バス釣りつまんねーわ。いうほど釣れねーじゃん。結局セコ釣りじゃん。欲しいルアーは転売されるしさぁ。なんなん?

ほかの趣味のほうが楽しいんだけどwバス釣りやめてコッチやるわw

…なんていうふうに考える人が増えたのかもしれません。

【関連記事】

「釣れないバス釣り。あえて今はじめる意味はあるのか」について書いた記事はこちらで読むことができます↓

「厳しい修行なバス釣り」よりも『楽しいインドア系趣味』

バス釣り過疎化へ拍車をかけているのは、インドア系趣味の台頭でしょうか。

近年はインドア系趣味も多様化しており、ユーチューブ、ネットフリックス、ゲームなどに人が流れるようになりました。

バス釣り以外にもおもしろい趣味がたくさんあります。

そのため、わざわざ辛い思いまでしてサカナを追い求めなくてもいいのでは。そう考える人が増えたのかもしれません。

釣れないときにわざわざ”頑張って”食わないサカナを狙う必要などない、と。

●「釣れないならほかの趣味やるわ」と考える人が増えた

バス釣り関係のメディアは、冬にも企画やら宣伝やらをおこないます。

しかし、どうやら今の人たちにとってバス釣りという趣味は、スルーすべき存在となりつつあるのかもしれませんね。残念ながら。

とくに、11~3月の釣れない時期にガンバって魚を追いもとめる人はかなり減った印象があります。

多くのアングラーが、「釣れないならほかの趣味やるわ」と考えるようになった。

僕自身、冬に釣りをすることは少なくなりました。おい。

バス釣りにたいするモチベーションや情熱が下がったというのもあります。とにかくお金がかかる趣味なので。

最近、ふと気づいたことがあります。

それは、「ネット環境さえ整っていれば、カネのかからない趣味をいくらでも楽しめる時代になった」ということです。

ということもあり、自ずとバス釣りにたいする興味やモチベが下がっているような気がします。

近所にオカッパリができるフィールドがある人は別ですが、関東圏のレンタルボートアングラーにとって、バス釣りはお金がかかりすぎる趣味には違いない。

釣具屋、完全に過疎っているんだけど

昨今の釣具屋や釣り業界をみていると、さらなる過疎化が進むのではないかと心配しちゃいます。

ここ1年くらい前からでしょうか。もちろんコロナの影響もあるのかと思いますが、どの釣具屋もまぁまぁ過疎っている。

メディアプロたちのSNSなどを眺めていても、コメント数や観覧数が減りつつある。

ユーチューバーが増えたので、メディアプロの需要が減りつつあるのかもしれない。どうなんだろう。

おや、どこかからか「バス釣り業界はとっくに過疎ってるからwいまさら言うことでもないやんけw」なんていう声が…。

しかし、ガチで過疎っているならフィッシングショーのバススペースが減るはずですし、新たなフィールドも開かれることはないので、完全には過疎っていない…はず。

おそらくこのままいくと、バス釣りは”知る人ぞ知るニッチな趣味”と化するでしょう。もうそうなってるか。

将来的には、ヘラブナ釣りみたいなポジションになるのかもしれません。

なにか手を打たなければ、新規の人を増やすのはどんどん難しくなるでしょう。

まとめ:バス釣り業界が(さらに)過疎化しつつある

この記事は僕自身のことを書いたつもりです。

しかし、僕と同じように考えるバスアングラー(元バスアングラー含む)は少なくないはず…。

娯楽がめちゃくちゃ多様化している昨今、あえてバス釣りを追求する意味はあるのでしょうか。

僕はいまでもバス釣りが好きなので、やめる気はありません。ただ、以前まであった情熱の灯火はちいさくなった気がします。

あなたはバス釣りについて、どう考えていますか?