バス釣りにはさまざまなタックルがあります。
タックルをどう使い分けるかが釣果を伸ばすコツでもありますが、そのときのポイントになるのが「釣り場のシチュエーションから逆算してセッティングを組む」というものです。
もくじ
バス釣り用タックルの使い分け|「釣り場のシチュエーション・環境」から逆算するとNOトラブル
「釣り場のシチュエーション」から逆算してセッティングを組む
選ぶべきタックルは、釣りをするフィールド環境から逆算することで絞られてきます。
「どんな場所で釣りをするか」を先に考えることで、実はえらぶべきタックルは複雑ではないということに気づくはず。
「カバー無」なフィールドでは『弱め』でもOK
たとえば、霞ヶ浦などの障害物(カバー)が少ないフィールドでは、タックルにはそれほどパワーがもとめられません。
ポイントの周囲にカバーが少ないため、バスとのファイト中に巻かれるリスクが少ないからです。
上記のようなフィールドで釣りをするなら、タックルパワーは強くなくても構いません。
「カバー多し」のフィールドでは『強め・硬め』をえらぶ
たいして、複雑なカバーが生い茂っている野池やリザーバーでは、バスとのやり取りにリスクがうまれます。
ファイトしているときにカバーの中に潜られたり、ラインがカバーに擦れてラインブレイクしたり…などなど、カバーが多いタイプのフィールドではタックルにも力が求められます。
このように、釣りをするフィールドの環境・シチュエーションを見極めることで、選ぶべきタックルが見えてきます。
「今度〇〇のフィールドに行くんだけど、タックルの使い分けで迷う…」というときは、『どこで・どんな釣りをするのか』を考えて、そこから逆算するだけでOKです。
シチュエーションを無視することでうまれるデメリット・トラブル
釣り場のシチュエーションを無視することで、いくつかのデメリットが発生します。
たとえば、環境を無視したタックルの使い分けをしてしまうと、以下のようなトラブルがうまれやすくなります。
●バスとのファイトに安定感がなくなる
→カバーに巻かれやすくなる
→ラインブレイクを起こしやすくなる
●狙うべきスポットにルアーを投入できない
→カバーの中を攻略できない
→掛けれたとしても獲ることができない
→釣れる魚が減る
●キャストが決まらない
→ロッドが長すぎる(短すぎる)ため、狙ったポイントに届かない・決まらない
●フッキングが決まらない
「せっかくフッキングしたのに、なぜかバラしてしまう」
「せっかくのデカい魚だったのに、カバーに巻かれた…」
「キャストが決まらない…」
上記のようなトラブルは、シチュエーションを無視したタックル選びをおこなっているのが原因だったりします。
「バス用タックル:シチュエーション逆算法」のやりかた
では、シチュエーションから逆算してタックルを使い分けるには、どんなステップを踏めばいいのでしょうか。
おおまかな使い分けとしては、以下のとおりです。
1:カバーの量を目安にする
●カバーが少ないフィールドで釣りをする
→タックルパワーは”弱め”でOK
ロッドパワーでいうならウルトラライト〜ミディアムライトくらい
●カバーが中くらいのフィールドで釣りをする
→タックルパワーは”強すぎず・弱すぎず”。
ロッドパワーでいうならミディアム~ミディアムヘビーくらい
●カバーが多い(濃い)フィールドで釣りをする
→タックルパワーは”強め”で。
ロッドパワーでいうなら、最低でもミディアムヘビー。理想はヘビー。
●カバーがまったく無いポイントと、ヘビーカバーのポイント両方で釣りをする
→タックルを2本持っていく(オープンエリア用とヘビーカバー撃ち用)
→タックル1本でどちらも攻略するなら、MH(ただし、ヘビーカバーの奥の奥は撃てない。撃つなら手前から真ん中くらいまで)
2:ポイントへの距離はどれくらいか?
●近距離戦がメインなら、短めのロッドでOK
→キャスト精度重視
→近距離ならショートロッドでもフッキングは決まりやすい
●近〜中距離戦なら、6.5フィート前後が安定
→6.10フィートでもOK。キャスト精度は6.5フィート以下が安定しやすい
→中距離なら6.5フィート前後でもフッキングが決まる
●遠距離戦がメインなら、タックルは「長め・強め・硬め」をえらぶ
→遠投性重視
→遠い場所でのフッキングを決めるなら、タックルは「長め・硬め」が有利
●カバーの有無・濃さ(ロッドとラインは強いほうがいい?弱くてもOK?)
●ポイントへの距離感(遠投が必要?どうでもない?)
上記2つをベースに、シチュエーションから逆算しながらタックルを使い分けるとGOOD。
【バス釣り用タックルの使い分け】「釣り場のシチュエーション・環境」から逆算するとNOトラブル|まとめ
バス釣りにはさまざまなタックルがあるため、使い分けで悩みがち。
そんなときは「釣り場のシチュエーションから逆算してセッティングを組む」というマインドを持つことで、トラブルはガクンと減ります。
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