バス釣り用タックルの種類は実にさまざま。
そのため、それぞれのタックルの使い分けに悩まされるアングラーは少なくないはず。
そこで当記事では、タックルの使い分けのひとつである「使うルアーから逆算してタックルを構築する」テクニックを紹介します。
もくじ
バス釣り|タックル選び・使い分けは「使うルアー」から逆算するとわかりやすい
「使うルアー」から逆算するのが手っ取り早い
「どんなルアーを投げたいか」によって、タックル選びのベストは変わります。
逆にいうと、「使うルアー」がわかっていれば、タックルの使い分けはとても簡単になります。
たとえば、「1ozの羽根モノや大型ハードルアーをストレスなく扱いたい」という場合は、バーサタイルなM(ミディアム)パワータックルではなく、MH(ミディアムヘビー)からH(ヘビー)タックルを選ぶべきです。
1ozの羽根モノならMHとHどちらでも使えますが、ロッドの硬さは「アングラーの好み・シチュエーション(環境)」などのほかの要素も考えながらチョイスしていくといいでしょう。
デカくて重いルアーを使いたいなら、MH~H。
小さく軽くいルアーを使いたいなら、UL~ML…というように逆算して考えることで、おのずと選ぶべきタックルは絞られてきます。
適合ルアーウエイトを無視することでうまれるデメリット
それぞれのロッドには「適合ルアーウエイト」というものが設けられています。
適合ルアーウエイトとは、そのロッドがどれくらいの重さのルアーを快適にキャストできるのかを表した数値です。
これを無視して釣りをおこなうと、いくつかのデメリットがうまれやすくなります。
たとえば、以下のとおりです。
●キャストが決まりにくくなる
→ロッドが曲がらない・曲がりすぎてキャストしにくくなる
●ロッドが破損する
→適合ルアーウエイト上限を超えた使用はNG。メーカー保証も効かなくなる
適合ルアー上限を超えた使用は「リスク」がつきもの
たとえば、シマノ「ゾディアス166M(上写真)」は適合ルアーウエイトが1/4~3/4oz(7~21g)となっています。
これは7~21gまでのルアーなら快適に投げることができますよ〜というヒントなのですが、扱うルアーがこのゾーンから出てしまうと、トラブルを起こすリスクもあがります。
166Mは、かなり無理をすれば2ozクラスのビッグベイトまで背負えます。
しかし、お世辞にもキャストは快適だとはいえませんし、ルアーをしっかり扱うにはパワー不足。
パワー不足になるとキャストやフッキングが決まらなかったり、キャストしたときにロッドが破損するリスクまでも背負うことになるため、自己責任でおこなわなければなりません。
「適合ルアーウエイトから逆算する」という考えかたは、不要なトラブルを起こさないための防衛策でもあるのです。
「タックルの使い分け:使うルアー逆算法」のやりかた
ここまで、タックルの使い分けの基本は「使うルアーから逆算する」ということと、それを無視することでうまれるデメリットを紹介しました。
では、具体的なタックルの使い分けをするためのステップは、どんなものがあるのでしょうか。
具体的な例としては、以下のとおりです。
●「10g以下の小型ハードルアー・ワームの釣りをしたい!」
→ベイトフィネスタックル、Lパワーのスピニングタックルなどを選ぶ
●「7~20gくらいのハードルアーとワームを一通り扱いたい!」
→ベイトタックルMパワー
●「1~2ozの羽根モノ、ビッグベイト、大型ハードルアーを使いたい!」
→ベイトタックルMH~Hパワー
●「通うフィールドが超ハイプレッシャーだから、フィネス系リグを快適に扱うタックルを組みたい!」
→スピニングタックルULパワー
●「冬〜春にジャークベイト用タックルを使いたい!」
→6.3フィート以下のショートロッドML~Mパワー
上記のように、まずはじめに「使うルアー」を考えます。
次に、そのルアーを快適に扱うことができるタックルを考えます。
こうしたステップを踏むことで、選ぶべきタックルは絞られてきます。
【バス釣り】タックル選び・使い分けは「使うルアー」から逆算するとわかりやすい|まとめ
バス釣り用タックルの使い分けを紹介しました。
「どんなルアーを投げるのか」というシンプルな問いから逆算する…というのが使い分けの基本。
使うルアーから逆算してタックルを構築することで、どんなタックルを、どんなシチュエーションで投入するかがわかるようになります。
結果的に無駄遣いしなくなるため、コストパフォーマンスもGOODなのです。
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