インプレ|レイドジャパン「レベルバイブ」。カッ飛びのスレバスキラー! / 金森隆志氏が語る、54ミリのコンパクトバイブレーションの有効性

レイドジャパン「レベルバイブ」

いわずと知れた名作バイブレーションのひとつですが、購入してからかれこれ3年以上は経ちました。

ということで、実際に使ってみたインプレを紹介します。

インプレ|レイドジャパン「レベルバイブ」。ボトムで立つ&水平姿勢がウリの名作バイブレーション

レイドジャパン「レベルバイブ」

最近のバイブレーションではもっとも売れているといっても過言ではない、名作アイテム。

「よく飛ぶ・スレバスに効く・水平姿勢」の3拍子が揃ったスグレモノ!

ヘッド部が大きく、テールに向かうにつれて小さく…というデザインになっているのがわかります。

ヘッドに重心がありながらもヘッド下部がフラットになっており、ボトムでボディが寝にくい作り。

ヘッドの作りは、遠投性能と根がかりしにくさに貢献。

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インプレ|レイドジャパン「レベルバイブ」。遠投性◎なスタンダードバイブレーション

ここからは、実際にレイドジャパン「レベルバイブ」をフィールドで使ってみたインプレを紹介します。

遠投性◎

とにかくカッ飛びます。

自重そのものは10gと軽いのですが、ルアー重心がヘッドあるため、風を切り裂きながらぶっ飛んでいきます。

ML~MHパワークラスのベイトタックルで、遥か彼方まで飛んでいく…( ^ω^ )b

10gくらいのコンパクトバイブレーションは向かい風に悩まされがちですが、レベルバイブでは爽快感のあるキャストを楽しむことが可能です。

「ダブルフック×ボトムで水平姿勢」=根がかり超少ない

僕が通っている野池は根がかりがとても多いんですよね。

そのため、トレブルフック剥き出しだと辛いものがあります。

ということで、フロントフックのみをダブルフックにして使っているのですが、これが凄くイイ!

レベルバイブはボトムでボディが寝にくい作りなので、ノーマル状態でもそこそこ根がかりしにくい作り。

さらに、フロントをダブルフックにすると根がかりが激減します。

リフト&フォールでは根がかりに悩まされがちだけど、このスタイルだとほぼ無敵です。

とはいえ、たまに根がかりするので、やはり根がかり回収機は必須…

対ハイプレッシャー兵器。そこまで強いアピール力ではない。

巻いてくるとプルプルプル〜…と微振動しながら泳いできます。

アピール力はそれほど強い印象ではありません。

むしろ一般的なバイブレーションプラグと比較すると、そのコンパクトなサイズ感も相まって、やや弱めなカンジですね。

金森隆志氏が語る、54ミリのコンパクトバイブレーションの有効性

レベルバイブのコンパクトなサイズ感について、レイドジャパン代表の金森隆志氏は以下のように語っています。

以下、金森氏の著書「金森隆志の岸釣りQ&A50パート2」からの引用です↓

レベルバイブは50ミリ台(正確には54ミリ)で、60ミリ台と変わらないクオリティを目指したのが最大のキモです。

というのは、小さいと飛距離は出にくい。ファストリトリーブをすると浮き上がってくるし、スローリトリーブも小さくて軽い分極めて難しい(ただし、シャローをスローに巻くには適しています)。

レスピンスも同じく小さくて軽いから、跳ね上げはいいがフォールにスピード感がない。馬力もほぼないといっても過言ではない。

つまりきわどいボトム付近の攻めができません。

最後の姿勢だけは規格の問題なので、サイズはあまり関係ありませんが、そう考えると結論としてあるのが50ミリ台のバイブレーションはすごく使いにくいということ。

では、なぜそのサイズにしたかというと、やはりバイブレーションはスピード&リアクションのルアーだということ。

ハイピッチで横に速く動く性質上、シルエットが小さいほうが圧倒的に魚をだましやすいことと、レベルバイブで想定するベースのフィールドが野池だったので、大きいよりも当然コンパクトなほうが口を使ってもらいやすいこと。

この2点から50ミリ台前半にこだわりました。

小さいボディで、いかに標準サイズと同じパフォーマンスが出せるか。これが正直めちゃめちゃ難しかったです(苦笑)。

(引用元:「金森隆志の岸釣りQ&A50パート2-レベルバイブ 求められる条件-」105~106頁より

レベルバイブは50ミリというコンパクトボディでありながら、60ミリクラスさながらの使い心地。

それでいて、野池のスレバス対策としても使いやすいバイブレーションだ…と金森氏は語ります。

スレバスが多いフィールドや水がクリアアップした野池などでは、ハイアピールなルアーだと見切られがち。

とくに野池のオカッパリでは、強いルアーだと警戒心を与えてしまいやすいし、一般的な60ミリクラスのバイブレーションでは釣れないことも多いです。

レベルバイブは、タフな野池をはじめとするハイプレッシャーなシーンでも使いやすい作りになっているのがわかります。

スレバスが多い野池でのオカッパリには、レベルバイブは欠かせないルアーのひとつだといえるでしょう。

【インプレ】レイドジャパン「レベルバイブ」。金森隆志が語る、54mmのコンパクトサイズが生み出す最大のメリット|まとめ

レイドジャパン「レベルバイブ」をインプレしてみました。

レベルバイブは、遠投性能・ハイプレッシャー性能にすぐれた名作バイブレーション。

ちいさな野池から霞ヶ浦などの広いフィールドまで使いやすいので、常にボックスのなかに入れておきたい心強い味方です( ^ω^ )

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